【感想・ネタバレ】七色の毒 刑事犬養隼人のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

短編のミステリーがあまり好きではないのですが、これは秀逸でした。短編集ながら一つのエンタメになっているなー、すごいな七里作品。

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Posted by ブクログ 2023年09月19日

1作目のように、1作品まるっと1つの事件を扱うのも好きだけど、今作のような短編も読みやすくて面白かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月04日

色にまつわる短編小説。
この事件の犯人たちに共通するのは、他者の目を欺くことに長けているということ。その犯人たちを捕まえると言うよりも狩るかの如く追い詰めていくのが主人公の刑事犬養隼人。
読み終えた後に何度も「ううむ」と唸らずにはいられない1作。

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購入済み

おもしろかった

2022年12月12日

短編集ですごくポンポン進んで読めた。いつもながらとてもおもしろく驚かされるものばかりで飽きずに読めた。本当に中山七里先生は天才だなと思う。続きもあるようなので購入してよんでみたい。今はそれが楽しみだ。

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Posted by ブクログ 2022年09月13日

刑事犬養隼人シリーズ短編7話

物理的な毒から心理的な毒までたっぷり
犬養刑事が語るところがかっこいい(好き)

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Posted by ブクログ 2024年02月27日

何だかバタバタ慌ただしい日が続いてしまって全く本が読めない時期が続いていたのですが、やっと読めたー!やったー!
やっぱり活字はいいものです。

前回初めて犬養刑事の長編を読んだのですが、今回は七つの事件が収録された短編集。とはいえ一つ一つの話の内容がとても濃いのでこんなに沢山読ませてもらっていいんで...続きを読むすか!?贅沢すぎでは!?と思いつつ一気読みしてしまいました。
犬養刑事が俳優養成所に通ってた、とかとにかくめちゃくちゃにイケメン、とかの設定はこの頃から生き始めた感じなんですかね?
あと話が七つなのは虹色だけじゃなくて七つの大罪もかけてるのかなぁとか思ったり。

私は犬養刑事の話はイヤミスものだと勝手に思っているのですが(定義に当てはまってるかは分からない)、今回の話も何と言うか……人間の悪意めちゃくちゃに煮詰めた感じの話が多くてうわぁ、となるものもかなりありまして。
個人的に「黒いハト」、「青い魚」、「緑園の主」あたりはちょっときつかったですね……短編でよかったこれ長編だったら途中で挫折してたかもしれないと思う。

犬養刑事の話、とはなっているけれどほんの少しだけしか登場しなかったりとか別の刑事との絡みなんかもあったりするので話が一辺倒という訳でもなく、やっぱり中山七里さんは話の組み立てが上手いなぁと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年12月31日

赤色の回で伏線を張り巡らして、紫色の回でキッチリ伏線回収かい。
お見事、もう達人としか言いようが無い。
これからもずっとついて行きます笑

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Posted by ブクログ 2023年10月31日

「切り裂きジャックの告白」を読み、「ドクター・デスの遺産」を見ていたけど犬養刑事のシリーズがあることを知らなかった。笑
シリーズあるなら読むよ!楽しみが出来た~わーい!(アホであるがゆえに小さな幸せ見つかりがち)

珍しく短編集。きれいにどんでん返しするのでそれが面白くてサクサク読める。同じパターン...続きを読むだから先読める部分もあるけど、それで終わらないよだって中山七里だもん。
短編だけど実は繋がりがある話もあり、どんでん返しがさらにどんでん返る。
人間の二面性とか、善人・悪人とは?みたいなミステリーを最近ちょくちょく見かけるけど、本作はそれをシンプルにまとめている。
善人・悪人というか、復讐をした後の本当の終わりっていう感じかな?
ある1篇だけそこまで描かれているけど、それを読んでから他の短編を思い出すとまた違ったエンディングが見えてくる、味わい深い作品。

犬養刑事って、こんなにイケメンキャラだったっけ??(映画は綾野剛だけど)私ずっと50代くらいのゴリゴリのおじさんだと思って読んでたな…今まで読んでた作品と時間軸が違うのかな。何でこんな勘違いしてたんだろう。

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Posted by ブクログ 2023年10月08日

短編はあまり好きじゃないけど、犬養隼人というキャラクターもあってか、ストーリーが繋がってることもあってか読みやすく、短編ありがちな物足りなさはなかった。全体的に善人の中の悪がテーマなのかと思うほど、意外なところに真実があり、悪を身近に感じる作品だった。

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Posted by ブクログ 2023年09月24日

ラストが想像できた物語としてやられた物語と。
個人的には
「黄色いリボン」
が好き。
子供視点の話。
その後上手くいっててほしい。

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Posted by ブクログ 2023年03月10日

刑事犬養隼人シリーズ第2弾
第1弾とは構成が異なり、今作は短編集となっている。
各話ごとに主人公と事件が異なり、いろいろと社会派な事件が
7話収録されている。

読み込めば、各話の良さが見えてくるのかもしれないですが、
1話の赤い水から始まってだんだんとうーん、
悪くないけど前作(切り裂きジャックの...続きを読む告白)と比べてどうなんだろうって、
思って読み進めました。
最後の7話を読み始めてもうーんな感じが拭えない、
そんな感じで読み進めると、そこは、どんでん返しの帝王こと、
中山七里さんですねって関係ないかもですが、
がっつりではないですが、うるっとしてしまいました。

3話の白い原稿と言う話を読んで思ったのは、
著者の刑事作家毒島シリーズを彷彿とさせ、
ここに出てくる新人賞がこの○○大賞のような感じを
ブラックユーモアにしたようにも感じました(笑)。

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Posted by ブクログ 2023年02月12日

犬飼隼人シリーズ第二弾(短編集)。各ストーリーにに繋がりがなくつまんないなーと思いながら読んでましたが、途中でテーマに気付くとなかなか深いと思った。さすが。

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Posted by ブクログ 2022年11月20日

犬養隼人シリーズ
今回は短編集

どちらかと言うと長編作品の方が好みなのでそこまで期待はしていなかったが、想像以上に面白かった

その要因としてはどの短編もラスト2、3ページで「お前かい❗️」というどんでん返し要素が盛り込まれており驚きが多い

また最後の作品があれと繋がっていたとは...
このシリ...続きを読むーズは読まなくては❗️

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Posted by ブクログ 2022年08月01日

短篇集だけど物足りないということもなく、七篇全て面白く読ませてもらった。
いつものことながら作者の用意する意外な真相には感心させられるし、隠れていた悪意があらわになった瞬間には「そうきたか」と思わず口角が上がってしまう。
こうやってすんなり終わらせないところが、また良いんだよねえ。

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Posted by ブクログ 2022年07月28日

犬養シリーズ第2弾。
タイトル通り、7つの毒のありそうな話の短編集。

どんでん返しなのは、ええけど、何か人の心を弄んで、殺人に至らすみたいな後味の凄く良い?話の連チャン。
裁けない悪みたいな感じなんやけど、そんな悪人でもない。
人は、ある瞬間に、善人から悪人に変わるって事かな?
しかし、この短編集...続きを読むで、どんでん返しばかりは、小説作るの大変な気が…

犬養さんは、カッコ良いけど、それだけに女心は、分からんのか女性にはサッパリ。なのに、男性の嘘は、バッチリという個性的というか何というか…というキャラクター設定は面白い。

まだ、シリーズ既に手元にあるので、楽しませて下さい〜(^_^)v

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Posted by ブクログ 2022年05月10日

著者の本は除いてこれが初めてって思って調べたら、さよならドビュッシーの人か!
名前も読み心地もてっきり女性かと思っていたので、こちらもびっくり。

どんでん返しの短編集といいながらも、犯人の目星はだいたいついちゃう。それでも目線が変わりながらテンポ良く話が進んでいくから楽しめた。
テレビの連続ドラマ...続きを読むみたいだった。
善悪の二元論ではなくて、人には多面性があるんだよっていうお話。

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Posted by ブクログ 2024年03月23日

これも犬養シリーズだったのか、
短編でさくっと、でもぞわっと読めます。
お互いが加害者、そして始まりは
終わりに。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月05日

短編集なのにどんでん返しもあってサクサク読めた
ただ、急に犯人の過去の出来事が話に出てきてその出来事が動機になっている
もっと丁寧に書いてほしかった
短編集だからしょうがないのかな

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Posted by ブクログ 2023年07月11日

人間はいろんな顔を持っている
男には騙されないという犬飼がどんどん事件を解決していくけれど、動機がおかしな犯人もいて、、

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Posted by ブクログ 2023年02月16日

犬養刑事シリーズ第二弾、色をテーマとした社会ミステリー短編集。
現実味のある社会問題を7つのテーマとして、分類としては社会ミステリーなんだけど本格派ミステリーぽさのある作品。
中山七里さんらしいどんでん返し系のミステリーで個々の短編としても面白く単なる短編集ではなく最終的には横に繋がってくるお話でし...続きを読むた。

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Posted by ブクログ 2023年01月04日

中山七里さんの作品を再び刊行順に読み始め
たー(^o^)
イケメン犬養刑事シリーズ第2作目
7つの事件をそれぞれ色に例えて描いた短編集
最初と最後の事件は繋がりあり、7つのどの事件もやっぱりどんでん返しはいつもながらで、中山さんらしさが出ている
岬洋介シリーズや御子柴礼司シリーズの様な派手さはないの...続きを読むだけれど、短編集なのでサクッと気軽に読むのにはいいと思う
一見普通にその辺にいる人が、何かのきっかけで犯罪者になりうる
そのあたりがちょっと怖い。。。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月15日

どれも短編なのにはっとさせられる展開が多く、読みやすくて満足感もあり
『黄色いリボン』は子ども視点で現実と非現実が入り交じり不思議、でも結末は…親の身勝手ひど過ぎやしませんか…
ホームレスや介護問題を絡めた『緑園の主』、正すべき根源はどこか考えてしまう
長編の続編も読むのが楽しみ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月11日

"善人は、たちまち悪人になりえる。"
よく、ミステリーで極悪人に見えた犯人が毎日野良犬に餌をあげていたり老いた隣人を気にかけていたりと善の部分にスポットが当てられることがある。
反対に普段品行方正で真面目に生きてているようにみえて裏の顔がある犯人の話もある。
この話は後者でどの犯...続きを読む人もサイコパスだった。。。
個人的に本で読むならこのパターン好き。

短編集だが、最初と最後の話がつながっていたのとどの話もタイトルに色が使われておりまとまりがあって読みやすかった。

犬飼刑事ってこんなに熱いっけ??そんな犬飼刑事も好きです笑

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Posted by ブクログ 2022年10月23日

刑事犬養隼人シリーズ2

色に因んだ犯罪を犬養刑事が、解決していく七つの短編集。

犬養刑事は、どんな女性でも騙せそうな容姿を持ちながら、逆に騙されてばかりで「無駄に男前の犬養」と揶揄されているが、男の嘘は、俳優養成所仕込みの嘘を見抜く方法で、百発百中見逃さない。

《赤い水》
中央自動車道を、岐阜...続きを読む県可児市から、新宿に向かっていた高速バスが、防護壁に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となったが。

《黒いハト》
中学生の男子が、学校の屋上から、飛び降りた。
彼は、学校内でイジメに遭っていた。
校長は、不慮の事故として欲しいと、両親に申し入れたが。

《白い原稿》
新人文学賞を受賞した、ロック歌手が、殺された。
彼の受賞作の出来は、最悪で、受賞は、出来レースだったのではないかと、噂されていたが。

《青い魚》
釣具屋の男の自宅に、婚約者と、その兄が、転がり込んできた。
ある日、3人は、船釣りに出かけるが。

《緑園の主》
ホームレス狩りをしていた中学生グループのリーダー格の男子が、毒殺された。

《黄色いリボン》
性同一性障害の桑島翔は、誰にも見つからないように、ミチルに変身して、日に一度だけ、公園に出かける。
ある日、その架空の桑島ミチル宛に、ダイレクトメールが届いた。

《紫の供花》
中央自動車道で事故を起こした、高速バスの会社で勤めていた、男が、殺された。
全員が、彼を褒め、殺される原因は、見当たらないと思われたが。

短編とは言え、流石「どんでん返しの帝王」
意外な犯人に「えーっ」と思わされる。
が、
やっぱり、ワタシは、長編派なので、長いのが読みたい。

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Posted by ブクログ 2022年09月27日

重い本を読んだ後だったのでサクサク読める本を、と借りた一冊。
期待通り、サクサクと読み進められました。

中山氏の別の作品にも登場した犬養刑事が解き明かす、7つの色に因んだ7つの短編集。

中山氏はグロテスクな描写が多いのですがこちらはそういったタイプではありませんでした。

殺人教唆、自殺教唆とい...続きを読むうケースが比較的多く出てきますが、人の心を操ることって現実にどの程度可能なのかなと、ふと思いました。

総合的には可もなく不可もなく。
楽しんで読めました。

2014年11冊目。

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Posted by ブクログ 2022年09月04日

短編集だけど、ストーリーに関連性があり、短編集というより刑事の日々の事件集、といった趣きがある。それでいて各編でまったく違う印象、色合いを描きだす筆者のうまさにただ脱帽です

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Posted by ブクログ 2022年08月19日

「君らの齢ではまだ分からないだろうが、普通に生きるってのもこれはこれで大変だし立派なことだ。それに普通だからこそ、その他大勢の人間と喜怒哀楽を分かち合うことができる。飯を美味しく食べられる。夜は安心して熟睡できる。毎日が平穏だ。だが犯罪者はそうならない。絶えず自分のした過ちを思い出し決し、決して他人...続きを読むに気を許せず、そして不安で眠れない日々が続く。それでが更正できなかった者に与えられる神の刑罰なのさ」

「 毎日同じ時間に起き、同じ電車に乗って1日を終える。給料が少ないと愚痴をこぼしながら、それでも家に帰って家族とテーブルを囲む。普通でいること、普通を維持することはお前が考えている以上に大変で毎日が戦いの連続だ。」

「 たとえばさ、種を蒔いて花が咲いて、綺麗だなっていうのは趣味でも何でもない。単なる作業さ。趣味っていうのは何年何月にこういう色でこのくらいの大きさの花を咲かせようと、色々と知恵を絞り経験を活かすことだ」

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Posted by ブクログ 2022年08月06日

刑事犬養隼人シリーズ第二弾
前作同様の長編かとおもいきや、7つの短編
しかし、どれも単に謎解きというわけではなく、人間の闇を描いた秀逸な物語です。

■赤い水
中央自動車道で発生した高速バスの事故。運転手の居眠り運転により、老人が死亡。しかし、この事故の裏側には..

■黒いハト
いじめで自殺した中...続きを読む学生。学校側はいじめを否定。自殺の引き金をなった事象は何か?
これは、闇を感じる作品

■白い原稿
芸能人が公園で死体となって発見。新人文学賞も受賞して、作家としてもデビューしながらも、やらせ疑惑。一方で、その文学賞を逃した小説家を目指す男の狂気もあり。
自殺か他殺か?
結局出てくる人、みんな悪意がある人たちでした。

■青い魚
若い女性と同棲始めた釣具店の中年店主。その女性の兄と名乗る男も一緒に暮らします。そして、3人で海釣りへ。
そこで起きた事件の真相が面白い。
これまた、それぞれの腹の中にある悪意、心の闇が良いですね。

■緑園の主
年老のホームレスを襲っていた中学生が毒殺。中学生には二つの顔が..
この事件の真相は奥深いです。
この物語は好きです。

■黄色いリボン
女装癖のある少年は「ミチル」を演じていたが、その「ミチル」が実在?二重人格?
家族の闇がありました。

■紫の供花
「赤い水」の高速バス会社の関係者が殺害。
さらに保険金の受取は意外な人物。
誰が殺したのか?
その真相がこれまた深い
この物語も好きです。

それぞれの作品で描かれる「毒」がジワリと効いてきます。人間の悪意や闇をえぐりだしている物語ばかり。
短編でしたが、とても楽しめました。

お勧めです

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Posted by ブクログ 2022年05月02日

内容(「BOOK」データベースより)
中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席...続きを読むに座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり…。(「赤い水」)人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ集!

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Posted by ブクログ 2022年03月06日

犬養隼人シリーズの第2作。7篇からなる短編集である。
短いながらそれぞれ最後にどんでん返しを持ってくる手腕は流石である。高速バスの事故は運転手の居眠りによる事故だったのかという作品,中学校での同級生のイジメに端を発する自殺の最後の一歩はイジメの首謀者によるものだったのか,新人文学賞で大賞を取った落ち...続きを読む目のミュージシャンが公園で死んでるのが見つかった事件は事故だったのか殺人なのか,釣具店の店主が,同居していた兄妹と海釣りに出掛けた先で船から突き落とされた事件,普段は優等生だった中学生の少年が,ホームレス襲撃の首謀者だったが,その直後何者かに毒殺された事件,性同一性障害の少年が密かに演じていた架空の妹「ミチル」が実在している?という謎めいたお話。高速バス事故の後日談的な話,とバラエティに富んでいる。それぞれ短くまとめてしまったために深みを削がれているかんはあるが,コンパクトに中山七里氏の作品世界をあれこれ堪能するには良いかもしれない。

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Posted by ブクログ 2022年11月25日

七色をタイトルに織り込んだ7話の短編集。

それぞれに社会問題を含んだ、ドロリとした『毒』の色。
毒は直接的に手を下す種類のものと、じわじわと蝕んで知らず知らずのうちに自ずから真っ黒な穴に落とし込まれていくものがある。
直接的に手を下すものには世間的な量刑が与えられるが、そうでないものは断罪できない...続きを読む
どす黒い毒が胸に残る作品集。

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