あらすじ
中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり……。(「赤い水」)
人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ7編!
※本書は二〇一三年七月に小社より刊行された単行本『七色の毒』を改題し文庫化したものが底本です。
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Posted by ブクログ
*中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり…。(「赤い水」)人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ集! *
さすが中山ワールド!
癖になる毒がじわじわ回ってきます。小題の付け方もセンス抜群。
犬養刑事シリーズですが、他の作品が未読でも全く影響なし。
むしろ長編よりも読みやすく、こちらの方が好きかも。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
今回は連作短編集?
バス事故を起こした運転手、いじめで自殺した中学生、殺された小説家、新婚の中年、認知症のおばあちゃん、性同一性障害の男子、殺された老人。
法律は行動しか裁けず、殺意の立証は難しい とあり、なるほどなと。今回は殺人教唆とはいかなくても犯人の身近に殺意があり、それが焦点に。
面白かった。
Posted by ブクログ
沙耶香
犬養の娘。入院中。
犬養隼人
警視庁刑事部捜査一課。警官の採用試験を受ける寸前まで俳優養成所に通っていた。女に騙されてばかり。見過ごした女のホンボシを他の刑事が挙げたって事件が山ほどあり、〈無駄に男前の犬養〉で通っている。
赤い水
小平真治
名濃バス株式会社。高速バスの運転手。二十九歳。独身。岐阜県龍川村で高校まで過ごし、他県の大学を出てから岐阜に戻って現在の名濃バスに就職。
蓬田晃一
警視庁交通捜査課に配属されて五年。犬養とは警察学校で同期だった。
多々良淳造
高速バスの事故で亡くなった男。六十歳。十年前、都内の帝京金属部式会社に中途入社したが、六十歳で定年を迎えて嘱託扱いとなり、収入が半減した。週に一度、岐阜の自宅に高速バスを使って帰っていたを
錦野
警視庁交通捜査課の新人。
高瀬昭文
名濃バスの運行管理をしている社員。
田所
警部。蓬田の直属上司。
黒いハト
保富雅也
日沢中学校の屋上から飛び降り自殺。
東良春樹
雅也の親友。二年A組。
希美
岩隈信夫
校長。
八神
雅也の担任。
影山健斗
クラスで一番上背があり口よりも手が早い。父は都議会議員。いじめの首謀者。
PTA会長
保富雅子
雅也の母親。
影山真須美
健斗の母親。
白い原稿
篠島タク
桜庭巧己。遺体で発見された。二十代半ばのロック歌手。ビブレ大賞という新人文学賞を受賞して一躍時の人となった。ヤラセで新人賞を獲った。直接の死因は凍死。
御厨
検視官。
嵐馬シュウト
三十四歳。無職。荒島秀人。作家のタマゴ。桜庭巧己を殺したと出頭した。
桜庭香澄
篠島タクの妻。大学生の時、篠島のファンクラブの会長になって、個人的な付き合いが始まり卒業して結婚した。
日下康介
ビブレ社の篠島タクの担当編集者。
青い魚
帆村亮
両親は他界している。釣具屋。四十五歳。
本橋恵美
亮の恋人。
由紀夫
恵美の兄。亮より十歳年下。恵美と住み始めた一カ月後、挨拶がてらにやってきたがいつの間にか居ついてしまった。ケータイ一本で何でも屋で事務所も不要。
照之
五歳年下の亮の弟。中学の頃から素行が悪くなり、夜の商売を転々とするうちに暴力団員になった。
緑園の主
小栗拓真
十四歳。終業後、都営グラウンドで部活動をし、その帰りに変調を訴えた直後に悶死した。体内から劇薬のタリウムが検出された。
純也
黒沢公人
ホームレス。塒に火が放たれ、なんとか救出されたものの、全身火傷で救急病院に搬送された。昔は造園業をしていた。
成瀬
麻生
班長。
御厨
検視官。
佐田啓造
都営グラウンドの近くの一軒家に住んでいる。
佐田祥子
啓造の妻。認知症。男性であれば誰が来ても息子と勘違いする。
佐田啓介
佐田祥子の一人息子。四十年前に交通事故で亡くなった。
黄色いリボン
戸塚
担任。
吉田
男子生徒。
桑島翔
目が大きい、鼻筋が通ってる。口小さい、おまけに眉毛が整ってる。女の子の格好をしてミチルに変身する。一日に一度だけミチルに変身する代わりに一生懸命勉強すると両親との間に約束を交わさしている。
直也
翔の友達。姉が翔を気に入っている。
健治
柴崎
区の子育て支援課に勤める公務員。犬養とは大学の同期。
紫の供花
榊間明彦
強行犯係になって三年。
高瀬昭文
左脇腹に包丁を突き立てた死んでいた。平屋の一戸建てに独り暮らし。六十七歳。織部タクシーの配車係。名濃バスの運行管理をしていた。
日坂
榊間の後輩。
礼島
織部タクシーの社長。
菅谷豪志
名濃バスの元社長。民事訴訟で訴えられていたが、廃業して逃げた。弟が代表取締役をしている菅谷ツアーズという会社に入社。
橋本詠美
女子二百メートルのオリンピック強化選手。
樫山有希
橋本詠美は一年下の後輩。中学高校は陸上部でスプリンターを目指していた。東京の体育大学に進学。名濃バスの事故によりスプリンターの樫山有希は死んだ。地元の多治見市へ戻り、ハローワークで就職活動中。
泉美
有希の母。