川瀬七緒の作品一覧
「川瀬七緒」の「18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官」「七つの大罪」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「川瀬七緒」の「18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官」「七つの大罪」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
東京、葛西のトランクルームから、女性の全裸腐乱死体が発見される。
屍体にたかったウジ、ハエから、手がかりを見つけ出す法医学昆虫学捜査官で大学准教授の赤堀涼子が活躍する。
腐乱死体に集まるウジの発生状況や成長段階を調べることで、死亡推定日時を高い精度で割り出す。
そして、その死体から、サギソウのタネも見つかる。
赤堀は、アリを見つけ、そのアリの巣を探索する。
アリが運んだ幼虫の抜け殻は、ハッチョウトンボだった、さらに、その幼虫は雌雄モザイクだった。
ハッチョウトンボの雌雄モザイクが、遺伝的に継承される。
そのハッチョウトンボの幼虫がいたところで、その死体は遺棄されていたはずだ。
赤堀の推理
Posted by ブクログ
みんみんさんとウルトラマンさんにお勧め頂いた。
現代ミステリーも最近読み始めた所なので何もかも目新しいと言えばそうなのだが、そんな中でもかなりニッチな内容であるのは分かる。
設定だけで既に面白い。
農業や林業では重宝されているようだが、昆虫学を使って犯罪を捜査するのは確かに日本では理解の得られ難い分野だろう。
何故、被害者の食堂や胃だけがウジの餌となったのか、そこから昆虫学博士の赤堀が読み解いて行く過程が非常に興味深い。
生態系のサイクルとは凄いものだ。
そこから死亡時刻や犯行現場まで割り出す事が可能となると、海外だけではなく日本でも取り入れる価値があるのではないか。
小難しくもなく、人