中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作家と刑事技能指導員と言う職業が両立できるのかは不明だけれど、毒島と言う刑事技能指導員と言う立場を巧みに使い、目の前に生じた事件の解決を次々に行って行く。今回は公安一課の淡海がいつの間にかバディのように事件の近くに毒島がやってくる。淡海は毒島の捉えどころのない思考に振り回されながら、事件に向き合っていき、毒島の人となりを考察して行く。毒島の話す言葉は作家中山七里氏がそう考えているのではないかと思わせるようなことをいろいろ言う。新人賞を受賞してから、作品を世に出していない人間が作家と呼ばれるのかと厳しい言葉を毒島は言うのだ。
政治思想とかを見張るのが公安第一課なんだろうなぁと思いながら読み進めて -
Posted by ブクログ
ページをめくり
刑事の名前が出てきたとき
別の作品のページをめくり確認した…
こういう繋がりがあるところも中山先生の作品を読んでいて
楽しいところ
物語は十数年間の一人の刑事が関わった事件についてのお話で冤罪がテーマ
結構重いテーマだけど
読んでいるとあっという間に時間が過ぎていく
冤罪事件に関わった司法を守る判事の
心の中での色んな葛藤を経ての潔さ
冤罪を掛けられた人の残された家族の気持ち
明るいお話ではないはずなのに
読みにくさとか疲れとかもほぼなく
お話の中に一気に引き込まれ
最後の最後の
どんでん返し
ここそう来るのかぁ
と読んだ後の満足感
とっても考えさせられる内容ではある -
Posted by ブクログ
2026.7.4再読。
前に読んだ「能面刑事」も中山七里さんの作品だったけど、全く畑違いの職業を
どれも専門職のように詳しく描写できるのは素晴らしいと思った。
この本は、音楽家とその作品について、言葉がよくこれだけ出てくるなぁと感心するほど、多彩な言葉で描写していて、私なんか「すごい」「素晴らしい」「素敵」くらいしか出てこないのが恥ずかしくなった。
ミステリーはまぁ、話の流れに必要くらいの感じだったし、途中で入る晶くん暴行事件もあれだけの怪我をして、すぐに治るものなのだろうか?と必要性をあまり感じなかったし、最後に怒涛の如く明らかにされる晶くんと初音さんの繋がりや初音さんと学長が同じ病気のなっ -
Posted by ブクログ
近未来に起こり得る内容で、そもそもミステリーの題材として新鮮で面白かったし、終盤の驚きと共に風呂敷の畳み方も秀逸。また作家さん自身がしっかりと各テクノロジーについて勉強された努力も垣間見れて楽しめました。
生成AIやスマホ、自動運転などのテクノロジーの目をみはる発展スピードは多くの人々を驚かせており、私たちの生活を便利にしてくれています。
このような背景もあって、近年の日本での教育では理系分野の人財拡大に力が注がれる一方、文系分野を軽視する風潮があります。労働者に対する社会的要請なのだから、このような動きもやむを得ないのかもしれないと、納得していた節が自分の中でありました。
ただ、この作 -
Posted by ブクログ
中山七里氏の『嗤う淑女二人』を読んで、有働さゆりという人物の背景をもっと知りたくなり、『連続殺人鬼カエル男』を手に取った。
物語は冒頭から凄惨な連続殺人事件が続き、その衝撃的な幕開けに一気に物語へ引き込まれる。その中で、有働さゆりはピアノ講師として登場する。穏やかで親しみやすく、とても雰囲気の良い女性という印象を受けたが、読み進めるうちに、それこそが巧妙なミスリードだったことに気づかされる。
事件は被害者が五十音順に選ばれていることが判明し、飯能市の市民は極度の恐怖と混乱に陥る。警察への不信感はやがて怒りへと変わり、市民が暴徒化して警察署を襲撃する場面は圧巻だった。猟奇的な殺人事件だけでな