中山七里のレビュー一覧
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今回の語り部。鷹村亮。
岬洋介の高校生時代の話で、彼は唯一と言ってもいい友達だ。音楽科に転校してきた天才と田舎ならではの癒着疑惑。学生の学校という社会の中で描き出される人間の未熟さと醜さと青さ。それでいて子供にも大人にもなりきれない高校生という存在にとっての岬洋介が描かれている。突発性難聴を発症したくだりも、同級生にからかわれた下りもこの巻にある。
天災に見舞われた町と、それを救った英雄が同級生の死体発見と同時に手のひらを返される。そんな場面などが多く読んでいて苦しくなることもあるが、鷹村の存在が大きい。鷹村のセリフが、心情が、ただただ胸に刺さる。きっと大人になった今ならあそこまでは出来ない -
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最後の最後まで考えが及ばなかった真実
今回は二転三転
御子柴が前作よりもかなり追い込まれていて
二転三転する法廷でのやりとり
法廷でのやりとりは
そういうことには疎い私から見てみると
難しさとか読んでいての言葉の理解度とか
読みにくさを感じてもおかしくないと思っていたけど
そんなことはなく
言葉もスッと入ってくるし
なぜか映像となって頭の中で再生されるから
いつの間にやら引き込まれていた
御子柴と倫子とのやり取りは
御子柴が少し振り回されている感じもあって
クスっと笑える
御子柴がなぜ今回の事件に関わったのか…
御子柴がどういう風に生きていこうとしているのかが4
現れているような気も -
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カエル男いよいよ完結編
途中まで‥
刑法39条がテーマ社会の教科書を読んでる様で少し退屈だった。
悪辣弁護士・御子柴礼司が出演してから
面白くなって来た。有働さゆりも登場するので『贖罪の奏鳴曲』(御子柴礼司弁護士のシリーズ第一弾を読んでからの方が多分面白い。
私はまだ読んで無いが『嗤う淑女』シリーズを読んで完結編を読んでからも面白いと言う説を今頃みつけた。
他のシリーズも又読む
渡瀬刑事と御子柴弁護士の会話は読み応えあった!最後は涙ポロリでした。
中山七里さんの作品(シリーズ)はそれぞれの主人公が詳細に描かれていてチラッと他のシリーズの人が登場するので嬉しく楽しい。 -
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崩れかけた家族が抱える「心の棘」。一度刺さった棘は抜けるのか、それとも残り続けるのか。そんな問いが静かに残る物語だった。
いじめを苦に小学生の娘が自殺未遂を図り、その加害者とされる女児が殺される。娘の父であり中学教師の穂刈は、この出来事をきっかけに、これまで目を背けてきたいじめと向き合うことになる。
被害者と加害者は、決して遠い存在ではなく、ふとしたきっかけで入れ替わってしまう。その怖さと、人の中にある悪意がじわじわと浮かび上がってくる展開が印象的だった。また、極限の状況の中で、家族がどこまで互いを理解できているのかも問いかけられる。
物語はテンポよく進み、ミステリとして楽しめた一方で、 -
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AIシリーズ。
AI裁判官に続いて最新AIを搭載した介護ロボットが、利用者を殺害した罪で起訴される。
被疑者が、介護ロボットなどと言われても理解し難い。どんなふうにどの程度の介護力なのかと思っていたが、そこはあっさりしていて重視するのは、そのロボットに感情はあるのか…だ。
製品名N365型であるこのロボットは、心臓疾患を患っていた被害者からは、リタと呼ばれていた。
裁判を担当するのが高遠寺であり、AI裁判官に引き続き、AIソフト開発に携わっている萬田美智佳まで登場し、この裁判の行末に昂奮していることに驚く。
リタと接するうちにこのロボットには意思があるというのが感じられて恐ろしくもなる