中山七里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ化されているのを知り2巻目を手に取りました
相変わらず面白いです
猟奇ものとしても楽しめますしミステリー要素もあります
描写は少しだけグロシーンもありますが優しい範囲です
ホラー作品を普段から嗜む人であれば春風くらいにしか感じないと思います
ストーリーはとてもわかりやすく単純明快です
難しいことを何も考えなくてよい作品なのでエンタメ作品として満足できます
女性に対する解像度がやや低め(というか時代遅れ?)という感じは否めませんがストーリーが面白いので大きなノイズにはなりません
3巻目も近いうちに読みたいと思います
どんな結末を迎えるのか今から楽しみにしています -
Posted by ブクログ
中山七里さん最新刊!
「有罪、とAIは告げた」の続編かな。
(この時、裸の子のAIの名前が、Pちゃんから、1Qくんに!)
それとも高円寺円ちゃんのシリーズになる?
今回は、判事側 高円寺円、警察側 犬養隼人って、犬養さんも出てる。
AI裁判官から、今度は、AI被告になるのか…
介護ロボットと一緒のお父ちゃんは、亡くなった。それに、介護ロボットの害虫撃退機能が作動した記録はある。
この機能は、ロボットの動作と関係なく発動し、ペースメーカーには誤作動を起こす可能性が…
ここで、検察側は、悩みながらも、介護ロボットを起訴する。
介護ロボットを訴える?人として?
ロボット工学三原則で訴えると、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校生のときに突発性難聴を患って以来、音楽との関わりを断ってきた岬。
父親の希望通り、法曹の世界の登竜門となる司法試験を首席で突破し、司法修習先で出会ってしまったのは、かつてピアニストを目指していたクラシック大好き天生高春。
岬をクラシックアレルギーと勘違いした天生は、無理やり岬をコンサートに連れ出すが、そこで岬は覚醒してしまう。
日々スタジオに通い詰め、コンクールに出演し……優勝して司法修習の専念義務違反となり、ピアノの世界へと戻るため、司法修習の場を去ることになる。
一方、ミステリーとして、司法修習先で関わった事件では、意外な方向に話が展開。
というか、なんとなく犯人は根拠なくあの人っ -
Posted by ブクログ
『いじめ』をテーマにした中山七里さんの作品。
中学教師の穂刈は、クラス内のいじめ問題にも、余り関与せず、全て事なかれ主義。
ところが、娘がいじめを苦にして自殺未遂を図り、被害者の親となってしまう。
隠蔽主義の学校、加害者の児童への復讐を誓う妻、穂刈を責める息子。四面楚歌のなか、マスコミの誘いにのり、加害児童の名前を伝えてしまう。
そんななか、なんと加害児童が遺体で発見される。
加害者は一体誰なのか、自分の家族の誰かなのか?
二転三転する展開に、ハラハラドキドキが止まりません。真犯人が分かっても、刈穂たち家族は、元の家族に戻れるのか。
いろいろ考えされる内容ですね。
-
Posted by ブクログ
今回はミステリーというよりは、国境をこえた人間ドラマ。
チャイコフスキー=バレエ音楽の印象しかなかったのですが
チャイコフスキーについてはじめて知ることも多かったです。
島国の日本人には決して分からない感覚が
きっと大陸の方にはあるんだと思うし、それぞれに正義がある。また、ある国の行動が全ての国民の総意の行動でもないんでしょう。
ただ、いまの状況をチャイコフスキーがみたらどう思うのかを思うと切なくなります⋯
コンサート部分の描写もとても素敵でした。
第一楽章を辻井伸行さんのピアノ協奏曲ききながら再読しました。
個人的には第三楽章が好き。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ前作のAI裁判官から、今作は被告人がAIという設定。
AIが学習し続け、知識だけでなく感情までも習得してしまうのであれば、とんでもないことになるのだと恐怖を覚えた。近年はChatGPTなど、AIの進化を実感する場面は多い。正確で、深い知識量を持ち、幅広い選択肢を提示し、人を傷つけることはない。それは、確かに人間の良きパートナーになる。
だが、もしAIが自我を持つのであれば、それは人間が利用できるものではなく、その範疇を超えてしまうと思う。人間はAIの暴走を止められないし、誰が責任を取るのかという問題もある。
被告人がAIという今作もとても面白かった。なんといっても、リタに振り回される人間のみな -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作のショパンコンクールの結果と、パキスタンの大統領が発した緊急声明のニュースを見た主人公が、かつての級友岬洋介との出会いを回想するところから物語は始まる。
今回の主人公は、岬の友達、鷹村亮。
音楽科のある高校に通う高校生。
岬は、ぬるま湯に浸かっているような音楽科の級友たちに、圧倒的な才能の差を見せつけたことでクラスから浮いてしまう。
音楽が好きだからといって、才能のない者が無理やり音楽で身を立てることが果たして幸せなのか?
天才と凡人の差が、主題。
そして最後の1行まで至って、この小説が私小説に類するものなのか?ということと、主人公なのに一貫して話者にならないこのシリーズの描き方にも