中山七里のレビュー一覧

  • 作家刑事毒島の嘲笑

    Posted by ブクログ

    作家と刑事技能指導員と言う職業が両立できるのかは不明だけれど、毒島と言う刑事技能指導員と言う立場を巧みに使い、目の前に生じた事件の解決を次々に行って行く。今回は公安一課の淡海がいつの間にかバディのように事件の近くに毒島がやってくる。淡海は毒島の捉えどころのない思考に振り回されながら、事件に向き合っていき、毒島の人となりを考察して行く。毒島の話す言葉は作家中山七里氏がそう考えているのではないかと思わせるようなことをいろいろ言う。新人賞を受賞してから、作品を世に出していない人間が作家と呼ばれるのかと厳しい言葉を毒島は言うのだ。
    政治思想とかを見張るのが公安第一課なんだろうなぁと思いながら読み進めて

    0
    2026年07月07日
  • 特殊清掃人

    Posted by ブクログ

    何とも形容し難い、四つの連作短編集でした。
    取り上げられたのはどれも孤独死で、しかも発見されるまでに長い時間が経過したものばかりで、当然室内は大惨事に見舞われています。
    ただその有り様が想像していたものの何倍も上をいく強烈なものであることを知りました。
    せめて自分はあんな死に方はしたくない、後に遺された人たちのためにも、それはできないと思いました。

    夢に破れて一人で旅立った男の物語で、母親や過去の雇用主の言葉が語られるシーンがありましたが、そこはさすがに胸にくるものがありました。

    0
    2026年07月06日
  • 殺戮の狂詩曲

    Posted by ブクログ

    非道の被疑者/邪悪の弁護人/悲嘆の遺族/それぞれの十字架/エピローグ

    あの御子柴礼司が例の事件の犯人の国選弁護を引き受けた??!!
    腹の中が読めない弁護士の事件や犯人への対応や裁判の行方に惹き込まれる
    最後に出てくる真意になぜだかホッとした

    0
    2026年07月06日
  • バンクハザードにようこそ

    Posted by ブクログ

    復讐のために銀行を陥れる天才詐欺師の話。どの事件も狡猾で読んでいて爽快な気分になった。人間弱みに漬け込まれるとこうも脆いのかと考えさせられた。

    0
    2026年07月06日
  • テミスの剣

    Posted by ブクログ

    ページをめくり
    刑事の名前が出てきたとき
    別の作品のページをめくり確認した…
    こういう繋がりがあるところも中山先生の作品を読んでいて
    楽しいところ

    物語は十数年間の一人の刑事が関わった事件についてのお話で冤罪がテーマ

    結構重いテーマだけど
    読んでいるとあっという間に時間が過ぎていく
    冤罪事件に関わった司法を守る判事の
    心の中での色んな葛藤を経ての潔さ
    冤罪を掛けられた人の残された家族の気持ち

    明るいお話ではないはずなのに
    読みにくさとか疲れとかもほぼなく
    お話の中に一気に引き込まれ
    最後の最後の
    どんでん返し

    ここそう来るのかぁ
    と読んだ後の満足感

    とっても考えさせられる内容ではある

    0
    2026年07月05日
  • おやすみラフマニノフ

    Posted by ブクログ

    2026.7.4再読。
    前に読んだ「能面刑事」も中山七里さんの作品だったけど、全く畑違いの職業を
    どれも専門職のように詳しく描写できるのは素晴らしいと思った。
    この本は、音楽家とその作品について、言葉がよくこれだけ出てくるなぁと感心するほど、多彩な言葉で描写していて、私なんか「すごい」「素晴らしい」「素敵」くらいしか出てこないのが恥ずかしくなった。
    ミステリーはまぁ、話の流れに必要くらいの感じだったし、途中で入る晶くん暴行事件もあれだけの怪我をして、すぐに治るものなのだろうか?と必要性をあまり感じなかったし、最後に怒涛の如く明らかにされる晶くんと初音さんの繋がりや初音さんと学長が同じ病気のなっ

    0
    2026年07月05日
  • 被告人、AI

    Posted by ブクログ

    こんな時代がすぐそこまで来ていそう。そうなれば、頼りにしてしまうだろうな。どんな未来になるのだろうか。

    0
    2026年07月04日
  • 被告人、AI

    Posted by ブクログ

    近未来に起こり得る内容で、そもそもミステリーの題材として新鮮で面白かったし、終盤の驚きと共に風呂敷の畳み方も秀逸。また作家さん自身がしっかりと各テクノロジーについて勉強された努力も垣間見れて楽しめました。

    生成AIやスマホ、自動運転などのテクノロジーの目をみはる発展スピードは多くの人々を驚かせており、私たちの生活を便利にしてくれています。

    このような背景もあって、近年の日本での教育では理系分野の人財拡大に力が注がれる一方、文系分野を軽視する風潮があります。労働者に対する社会的要請なのだから、このような動きもやむを得ないのかもしれないと、納得していた節が自分の中でありました。

    ただ、この作

    0
    2026年07月04日
  • テロリストの家

    Posted by ブクログ

    シンプルに面白かった!につきます。
    中山七里さんは基本ミステリーだけど、最後はすごく人間味あふれるというか、登場人物も血の通った人間なんだよなあと思わされる描写があることが多い。スッキリ!で終わらないところもまた好き。

    0
    2026年07月03日
  • どこかでベートーヴェン

    Posted by ブクログ

    やっぱり岬シリーズは面白い!!
    「正しい努力」が今回は心に残った。
    あと、最後もそうきたか!っと、なれる感じで面白い!!

    0
    2026年07月03日
  • いつまでもショパン

    Posted by ブクログ

    ショパンコンクールと殺人?と思い、期待せずに読み始めたのですが、新しい視点からのストーリーで、面白かったです。『カエル男』シリーズと同じ作者だなんて、思えませんでした。両方とも好きな作品ですが、系統が違う気がします。

    0
    2026年07月02日
  • 連続殺人鬼カエル男

    Posted by ブクログ

    2点、3点ひっくり返されたとはこのことか!
    読者の思い込み心理を誘導する流れは良かったがグロい部分やいらない話も長々ある所が読むのを断念しそうであったが読んで良かった。

    0
    2026年07月02日
  • 翼がなくても

    Posted by ブクログ

    ヒューマン性ありミステリー性もあり違った視線で読み進められとても良かった!切なくもあるがもがいて生きる、走ることへの情熱は伝わる

    0
    2026年07月02日
  • こちら空港警察

    Posted by ブクログ

    成田空港警察の新署長・仁志村と空港で働く人々が様々なトラブルや事件に立ち向かうストーリー。
    普段空港を訪れる機会が全くないので、非日常な舞台にワクワク。空港警察はもちろん、管制官やグランドスタッフなど、あまり馴染みのない仕事の裏側を知れるのが楽しい。
    連作短編形式なので軽く読める分、重厚感はない。大きな事件もかなりコンパクトにまとまっているので少し物足りなさを感じた。
    主人公である仁志村の観察力や機転の利かせた方が秀逸で良かったので他にも読んでみたい。

    0
    2026年07月01日
  • ヒポクラテスの憂鬱

    Posted by ブクログ

    久しぶりにシリーズものでハマりそう。短編だけど、大筋は繋がっていて個人的には一番好きな構成。今作では特に「停まる」が切なくて愛も感じられて良作。事実が明らかになる瞬間のゾクゾクがたまらん!

    0
    2026年07月01日
  • 殺戮の狂詩曲

    Posted by ブクログ

    被害者の属性は変えているが現実に起こった大量殺人虐殺事件を
    下地にしているのは一目瞭然 序盤中の序盤 殺戮の場面はは眼を背けたくなり胃から何かがせりあがってきそうなほど
    そこからなぜ弁護にしゃしゃり出たのか、頑なに弁護を引き受けることにこだわるのか、勝機はどにあるのか、そこにいたるため戦略戦術は
    どんでん返しの種はあちらこちらに播かれている
    被害者家族の被害者へのおもい、被害者家族の人となりと思惑
    それらがひとつにまとまり怜悧で静かに乾いてみえる御子柴弁護士の真の思いを知ることとなるラスト甘く切なくは静かに抑えた しかし怒涛の展開

    0
    2026年06月30日
  • 連続殺人鬼カエル男

    Posted by ブクログ

    中山七里氏の『嗤う淑女二人』を読んで、有働さゆりという人物の背景をもっと知りたくなり、『連続殺人鬼カエル男』を手に取った。

    物語は冒頭から凄惨な連続殺人事件が続き、その衝撃的な幕開けに一気に物語へ引き込まれる。その中で、有働さゆりはピアノ講師として登場する。穏やかで親しみやすく、とても雰囲気の良い女性という印象を受けたが、読み進めるうちに、それこそが巧妙なミスリードだったことに気づかされる。

    事件は被害者が五十音順に選ばれていることが判明し、飯能市の市民は極度の恐怖と混乱に陥る。警察への不信感はやがて怒りへと変わり、市民が暴徒化して警察署を襲撃する場面は圧巻だった。猟奇的な殺人事件だけでな

    0
    2026年06月30日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

    Posted by ブクログ

    おもしろい。さよならドビュッシーにでてくる祖父と介護士が活躍するミステリー。玄太郎の人間性にやられます

    けど読めば読むほどさよドビュ(変な略仕方になってしまった)の2人に起こった出来事に違和感を持つんですよね
    玄太郎は絶対にそんなそそっかしくない、自分の行動で孫を危険にさらすなんてありえないし、みち子がいかに愛情をもっていたとしても、、、
    人間像への解釈が一致しなくて別のものとして読みました

    0
    2026年06月29日
  • 被告人、AI

    Posted by ブクログ

    「有罪、とAIは告げた」の続編。引き続き、高遠寺円判事が裁判に臨む。被告人は、介護ロボットN365、通称「リタ」。介護対象者の心臓に埋め込まれたペースメーカーを高周波により誤作動させ、死亡させた罪に問われる。事件の捜査に犬養刑事が登場し、円と犬養が葛城について話す場面があるのが嬉しい。事件の展開はなんとなく分かってしまったけれど、AIと共存する未来について考えさせられ、面白く読んだ。

    0
    2026年06月28日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

    Posted by ブクログ

    中山七里さんの小説の主人公の中でも特に強烈なキャラクターの毒島刑事。 今回も毒舌が冴えています。 「警察なんて楽な仕事だよ。犯人のしたことを後からなぞるだけ。」なんて警察関係者が聞いたらカチンとくることも言うから私達読者のほうがヒヤヒヤ。 ラストシーンのどんでん返しも見事でした。

    0
    2026年06月28日