中山七里のレビュー一覧

  • いまこそガーシュウィン

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    今までの<岬洋介>シリーズとは、少し様相を異にしている。
    舞台は2016年のニューヨークで、<愛国者>というテロリストは出てくるが、殺人事件は起こらない。ガーシュインの作曲した曲をコンサートで弾きたいとひたすら願うエドワードに岬が協力し、競演を行う。
    当時のアメリカの状況がリアルに描かれ、著者の思いもこもった政治小説の趣も。
    名前は直接語られないが、誰でも想像できる大統領も登場し、クライマックスを迎える。ある人物の正体に、やはり著者の代名詞とも言える「どんでん返し」があり、楽しめる作品となっている。

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    2026年03月21日
  • いまこそガーシュウィン

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    ネタバレ

    舞台は、2016年のアメリカ。
    トランプ大統領の誕生と、それに伴うアメリカの分断を縦軸に、岬と、彼とショパンコンクールで競ったエドワードの競演を横軸に、大統領暗殺計画が描かれる。
    10年前で、時事的な記憶も新しく、リアリティを持って、「隣の話」のように感じた。

    この登場人物たちに、8年後に民主党政権を挟んでトランプが再選すると伝えたらさぞかし驚くだろう。

    ちょっと気になっのは、コンサートが開かれた大晦日は、まだトランプは大統領ではないのでは?ということ。
    11月の選挙で当選して、大統領になるのは翌年1月からだった。

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    2026年03月21日
  • さよならドビュッシー

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     カエル男の中山七里の作品。

     火災に巻き込まれ重度のやけどを負ったピアニスト志望の少女。周囲に巻き起こる不穏な出来事。そしてまた死者が出て…

     カエル男ではベートーベンのピアノソナタが小道具として出てくるが、本作ではショパンとドビュッシーが使われる。

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    2026年03月21日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    設定がとても面白かった、教誨師という自分と真実を知りたいという自分がせめぎ合いながら物語が進んでいく展開がとても良かった

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    2026年03月21日
  • さよならドビュッシー

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    面白かった、さすが中山七里さん!
    読後、心の中でガッツポーズしました。中山七里さんは他のシリーズから読み始めたため、著作の多さゆえ、なかなかこの作品まで辿り着けませんでした。もっと早く読めば良かったと思わせてくれた作品でした。
    ストーリーの面白さはもちろんのこと、ピアノ曲の描写の迫力に圧倒され、最後の大どんでん返しまでミステリーという事を忘れていました。いじめ、障害の問題の盛り込まれ、厚みのあるストーリーでした。
    ドビュッシーの楽譜と作品内の照らし合わせながら、曲を聴きたいと思います。

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    2026年03月21日
  • 隣はシリアルキラー

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    ネタバレ

    一 寺の隣に鬼が棲む
    二 隣の疝気を頭痛に病む
    三 隣の餅も食ってみよ
    四 隣の貧乏鴨の味
    五 汝の隣人を愛せよ


    〈ニシムラ加工〉の従業員

    ・神足友哉(こうたりともや)
    主人公 本名は五條美樹久ごじょうみきひさ
    ストーカー規制法違反と傷害罪で5年服役していた
    会社に入ってきた新入社員にストーカー

    ・矢口正樹(やぐちまさき)
    同僚 一年先輩 トレーナーでもある

    ・別宮紗穂里(べつみやさほり)
    最終検査員 友哉と恋仲

    ・徐浩然(スーハオラン)
    中国から来た技能実習生

    ・宮藤くどう
    捜査一課

    ・葛城かつらぎ
    宮藤の部下

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    2026年03月21日
  • もういちどベートーヴェン

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    前半では、前作でピアノを諦め、司法修習生となった岬洋介の姿が見ていてつらかった。
    「これが本当に、いつもの岬洋介なのだろうか」と、どこか他人を見ているような気分にさえなった。
    しかし、再びピアノと向き合った洋介は、水を得た魚のように本来の自分を取り戻していく。
    その姿に、ようやく安堵することができた。
    よかったね。

    ──人は自分を変えることができると僕は信じたいのですよ。
    洋介が自分の弱さに立ち向かう姿勢に感銘を受けた。やると決めたらとことん貫く、昔はできていたような気がするって思ったり。今はできないと嘆くだけ恥ずかしい。

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    2026年03月20日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    ネタバレ

    前作の続きくらどうなるんだろう?と思いながら読み始め御前崎がいきなり退場。そんな分けないよねって思ってたらやっぱりでした、これで完結編にどうつながるの?って期待もふくらむ

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    2026年03月20日
  • どこかでベートーヴェン

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    中山七里さんの本初めて読みました。解説というか複雑な表現や難しい言葉が多すぎてなかなか読み進められなかったけど、後半に行くにつれて事件が起きたり謎解きをしたりで、気づいたら読み終わってた。もっと読みやすい本の方がいいかなぁと前半で思ったけど、岬洋介という人物に魅せられてもう虜です♡長い長い解説があっての物語だなぁと読み終わって感じました!大満足みかん

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    2026年03月20日
  • さよならドビュッシー

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    内容は全然違うんだけど、赤川次郎の三毛猫ホームズを何故か思い出した。軽いんだけど、なんか読み進めちゃう感じ。エンタメですね。現実感をあまり気にしなければ、十分楽しめた。

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    2026年03月18日
  • さよならドビュッシー

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    以前、中山七里さんの本、昔、残虐なやつ、読んで、なんか私には合わないと思って、やめて、それから、食わず嫌いしてたけれど。「超合理的、ミステリーの書き方」での、小説家としてのあり方を読んで、中山七里さん、すごい人だなと思った。
    まずは有名どころから、読んでみます。読み始めています。ピアノ練習から、孫の様子から、静かに始まり、おじいちゃんが、孫2人に、説教というか、夢の話をするあたりなど、すでに、面白いです。そして、火事?事件がおきた?ワクワク。

    火傷の描写とか、すごいね〜痛そうで、飛ばし読み。笑。

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    2026年03月19日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    今作も出版業界の事件が満載。シリーズ4作目になってもネタが尽きないの闇が深すぎる。あとがきの「この物語が······」が、毒島に寄せた中山七里さんのリアルな言葉に思えてなお怖い。

    二章三章の事件は、自分もよく使うコンテンツ絡みとあって、ページを捲る手がよく進んだ。"承認欲求"の暴走って恐ろしい。自分にもその手の欲求がある自覚はあるからなー。ここまで極端でなくても気をつける意識は忘れないでいたい。毒島さんみたいに他評に揺るがない人間になれたらいいんだけどね。

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    2026年03月17日
  • 災疫の季節

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    前作『夜がどれほど暗くても』の志賀倫成が今作の主人公。「週刊春潮」副編集長・志賀はコロナ禍の渦中、医療現場で反ワクチン団体代表の殺人事件が発生。容疑者の中には旧友の伊達の名前も上がっており、出版人としての葛藤も抱えながら志賀は真相を追う展開になる。

    物語の中で、マスクもせず病院の前で反ワクチンキャンペーンを謳う面々が、コロナに罹患しバタバタ倒れ、病院でワクチン接種を懇願するシーンなんかは自業自得を絵に描いたような光景でした。偏向報道、陰謀論、医療崩壊などあの時の混乱が蘇るような一冊です。
    情報過多の世の中でどの情報を取捨選択して生きていくか、その責任も結局は自分自身でとらなければならないと訴

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    2026年03月17日
  • 有罪、とAIは告げた

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    機能だけなら現時点の技術でできる
    これが書かれた時期からはだいぶ世の中が進んでいるため、議論の内容も少し古く感じた

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    2026年03月16日
  • 能面検事の奮迅

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    ネタバレ

    加計森友問題をオマージュした話から時を越えた恋愛友情劇に能面検事が絡んでくる。一作目よりも話はスムーズに入ってきたし、扱い方?も慣れてきた

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    2026年03月16日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    御子柴シリーズで一番切なく、いしれぬ悲しみがある。
    誰が悪いかというと、やはり被害者だろう。それでも、殺したら犯人は相応の罰を受けないといけないのか。今回は御子柴の感情が市民感覚に近かったように思うが、稲見教官の矜持もまた素晴らしいものとうつる。稲見のぶれない優しさと、御子柴の稲見に関する感謝や、気持ちが溢れる一冊。

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    2026年03月15日
  • 嗤う淑女

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    相変わらずグロいシーンはとことんグロい。
    魅了される悪女は本当に不思議です。どこまで先を読んでいるのか。ここから美智留がどう生きるのか気になります。

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    2026年03月15日
  • 被告人、AI

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    感情や思考力を持つ介護ロボット、AIと人、法律との関わり方も含めそう遠くない近未来の話だと思う。楽しめました。

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    2026年03月14日
  • 殺戮の狂詩曲

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    今回の事件は最初から圧倒的な劣勢で、さすがに逆転することは難しいだろうと思っていました。
    事件の内容としても、自分たちとも近からずとも遠くないテーマであり、どこかで起きたことがあったかもしれないと思わせるものでした。
    そして、結末で初めてこの事件と御子柴弁護士との関係がわかり納得させられました。
    本作品も本当に素晴らしかったです。次回作はいつになるのか、待ち遠しいです。

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    2026年03月14日
  • 嗤う淑女 二人

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    蒲生美智留のファンになりつつあるので、シリーズ3弾を読んだ。
    有働さゆりって言葉をなんだか聞いた事ある…と思って読み終わったが、皆さんの感想を読んでカエル男のことを思い出した。
    最後がもっと血が流れる結末なのかと思っていたが、これから先も続きそうな雰囲気。
    蒲生美智留ファンとしては、続きも読みたい。

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    2026年03月14日