人面島
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人面島

847円 (税込)

4pt

隠れキリシタンの島で起きた、密室殺人!

相続鑑定士の三津木六兵の肩には人面瘡が寄生している。毒舌ながら頭脳明晰なその怪異を、六兵は「ジンさん」と呼び、頼れる友人としてきた。
今回、六兵が派遣されたのは長崎にある島、通称「人面島」。村長の鴇川行平が死亡したため財産の鑑定を行うのだ。道中、島の歴史を聞いた六兵は驚く。ここには今も隠れキリシタンが住み、さらには平戸藩が隠した財宝が眠っているらしい。
一方、鴇川家にも複雑な事情があった。行平には前妻との間に長男・匠太郎、後妻との間に次男・範次郎がいる。だが二人には女性をめぐる因縁があり、今もいがみ合う仲。さらに前妻の父は島民が帰依する神社の宮司、後妻の父は主要産業を統べる漁業組合長という実力者だ。
そんななか、宮司は孫の匠太郎に職を継ぐべく儀式を行う。深夜、祝詞を上げる声が途切れたと思いきや、密室となった祈祷所で死んでいる匠太郎が発見された。ジンさんは言う。「家族間の争いは醜ければ醜いほど、派手なら派手なほど面白い。ああ、わくわくするなあ」戸惑いながらも六兵は調査を進めるが、第二の殺人事件が起きて――。
毒舌人面瘡のジンさん&ポンコツ相続鑑定士ヒョーロク、今度は孤島の密室殺人に挑む!

※この作品は過去に単行本として配信されていた『人面島』の文庫版となります。

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人面瘡探偵 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 人面瘡探偵
    836円 (税込)
    名探偵は肩にいる!? 不可解連続殺人の謎。 三津木六兵には秘密がある。子供の頃に負った右肩の怪我、その傷痕がある日突然しゃべりだしたのだ。人面瘡という怪異であるそれを三津木は「ジンさん」と呼び、いつしか頼れる友人となっていった。 そして現在、相続鑑定人となった三津木に調査依頼が入る。信州随一の山林王である本城家の当主・蔵之助の死に際し遺産分割協議を行うという。相続人は尊大な態度の長男・武一郎、享楽主義者の次男・孝次、本城家の良心と目される三男・悦三、知的障害のある息子と出戻ってきた長女・沙夜子の四人。さらに家政婦の久瑠実、料理人の沢崎、顧問弁護士の柊など一癖ある人々が待ち構える。 家父長制度が色濃く残る本城家で分割協議がすんなり進むはずがない。財産の多くを占める山林に希少な鉱物資源が眠ることが判明した夜、蔵が火事に遭う。翌日、焼け跡から武一郎夫婦の焼死体が発見された。さらに孝次は水車小屋で不可解な死を遂げ……。一連の経緯を追う三津木。そんな宿主にジンさんは言う。 「俺の趣味にぴったりだ。好きなんだよ、こういう横溝的展開」 さまざまな感情渦巻く本城家で起きる事件の真相とは……!? 解説は金田一俳優でもある片岡鶴太郎氏。 ※この作品は単行本版として配信されていた『人面瘡探偵』の文庫本版です。
  • 人面島
    847円 (税込)
    隠れキリシタンの島で起きた、密室殺人! 相続鑑定士の三津木六兵の肩には人面瘡が寄生している。毒舌ながら頭脳明晰なその怪異を、六兵は「ジンさん」と呼び、頼れる友人としてきた。 今回、六兵が派遣されたのは長崎にある島、通称「人面島」。村長の鴇川行平が死亡したため財産の鑑定を行うのだ。道中、島の歴史を聞いた六兵は驚く。ここには今も隠れキリシタンが住み、さらには平戸藩が隠した財宝が眠っているらしい。 一方、鴇川家にも複雑な事情があった。行平には前妻との間に長男・匠太郎、後妻との間に次男・範次郎がいる。だが二人には女性をめぐる因縁があり、今もいがみ合う仲。さらに前妻の父は島民が帰依する神社の宮司、後妻の父は主要産業を統べる漁業組合長という実力者だ。 そんななか、宮司は孫の匠太郎に職を継ぐべく儀式を行う。深夜、祝詞を上げる声が途切れたと思いきや、密室となった祈祷所で死んでいる匠太郎が発見された。ジンさんは言う。「家族間の争いは醜ければ醜いほど、派手なら派手なほど面白い。ああ、わくわくするなあ」戸惑いながらも六兵は調査を進めるが、第二の殺人事件が起きて――。 毒舌人面瘡のジンさん&ポンコツ相続鑑定士ヒョーロク、今度は孤島の密室殺人に挑む! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『人面島』の文庫版となります。

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人面島 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    肩に、ジンさんという人面瘡がいる相続鑑定士。主人公はちょっとポンコツな男性だが、ジンさんは毒舌かつ頭脳派。
    島で起こる事件は横溝正史のような世界観。排他的な島民、遺産をめぐるいざこざ、過去の因縁、次々に起こる事件。
    面白かった。最後だけ少しもやもやしたが、読者の想像に任せる、といった感じなんだろうか

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二弾。
    今回は人の顔のように見えることから通称人面島と呼ばれる島での相続鑑定に出かける。
    そこでまた次々と相続人が死んでゆくのだが、主人公ヒョーロクと人面瘡のジンさんがまたその謎に巻き込まれていく。
    隠れキリシタンというのが物語の根底にあり、また今回か陸の孤島。閉鎖的な環境で閉鎖的な人達と

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    ジンさんとヒョーロクの会話にドキドキ
    人面島の住人と閉ざされた環境にドキンドキン
    犯人はこの二人か?と何となく思いながら読んで
    地下の情景に素敵なイメージを持って読んで
    途中でヤッタと思ったのに、
    またまた最後で ええっ?ホント?と がっくり で 本を閉じた

    0
    2025年02月13日

    Posted by ブクログ

    物語としては複雑な人間関係やら
    岩明均の「寄生獣」を彷彿させるジンさんの存在などユニークな内容。
    しかし相続税の申告どうしたんだろう?
    鴇川行平は不動産収入あったなら所得税の準確定申告もあるだろうし
    普通申告が絡む不動産評価は税理士がするでしょと
    島民と同じように主人公に対し疑問を持ちながら読み進め

    0
    2025年02月12日

    Posted by ブクログ

    やっぱり、今年の締めは、中山七里さんで!
    間に合ったわ〜!(^◇^;)
    しかし、これ読んだら、1冊しか手元にない。
    しかも、いつも読んでる文庫は、世の中には後数冊や(多分、「静おばあちゃんと要介護探偵」関連ぐらいか…)

    シリーズ第2弾!
    人面瘡か…
    安楽椅子探偵でもないな。付いてる人の方が動くから

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    土地家屋調査士の三津木と肩に宿るジンさんが閉鎖的な因習漂う孤島での相続ドロドロ争いに纏わる連続殺人に巻き込まれる。
    密室殺人とかもあるが、そこまでミステリではない。
    横溝正史的世界観があると思ったけど、軽めな読み口なのであんまりドロドロしてはない。
    池の下に現れた島の真実を三津木が暴くと思いきや!真

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目 ヒョーロクとジンさんの会話が完全にコメディーなので、おどろおどろしさはない。 でもジンさんの人格否定にも等しい毒舌は癖になりそう。ただクローズドサークルの緊迫感はなく、ミステリーとして物足りないかな エンターテイメント小説として楽しめた。

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    三津木とジンさんのやり取りは変わらず面白い。
    …が、やっぱり解離性同一性障害なのだなー。

    ラストで少し肝冷えて終わるシリーズ。


    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    会話できる人面瘡を持つ土地家屋調査士の男が相続問題解決の為、因習深い島「人面島」に。巻き起こる連続殺人事件。頭脳明晰な人面瘡の指示のもと無事解決にこぎつけるのか――!?



    シリーズもの。前作が面白かったので読んでみた。

    登場するキャラクターが好きな方にはおすすめだが、事件の序盤で犯人がわかって

    0
    2025年07月18日

    Posted by ブクログ

    中山作品は「さよならドビュッシー」ともう一作以降追ってなかったので、10年ぶりに手に取りました。面白くないわけじゃなかったのに、何となく追わなくなっちゃう作家さんってミステリに限らず時々いるよね。まあ単純に私のアンテナの問題なんだけど…。

    だけど今作は!
    久しぶりの想定外の装丁買いです!(嬉

    0
    2025年05月21日

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