人面瘡探偵

人面瘡探偵

836円 (税込)

4pt

名探偵は肩にいる!? 不可解連続殺人の謎。

三津木六兵には秘密がある。子供の頃に負った右肩の怪我、その傷痕がある日突然しゃべりだしたのだ。人面瘡という怪異であるそれを三津木は「ジンさん」と呼び、いつしか頼れる友人となっていった。
そして現在、相続鑑定人となった三津木に調査依頼が入る。信州随一の山林王である本城家の当主・蔵之助の死に際し遺産分割協議を行うという。相続人は尊大な態度の長男・武一郎、享楽主義者の次男・孝次、本城家の良心と目される三男・悦三、知的障害のある息子と出戻ってきた長女・沙夜子の四人。さらに家政婦の久瑠実、料理人の沢崎、顧問弁護士の柊など一癖ある人々が待ち構える。
家父長制度が色濃く残る本城家で分割協議がすんなり進むはずがない。財産の多くを占める山林に希少な鉱物資源が眠ることが判明した夜、蔵が火事に遭う。翌日、焼け跡から武一郎夫婦の焼死体が発見された。さらに孝次は水車小屋で不可解な死を遂げ……。一連の経緯を追う三津木。そんな宿主にジンさんは言う。
「俺の趣味にぴったりだ。好きなんだよ、こういう横溝的展開」
さまざまな感情渦巻く本城家で起きる事件の真相とは……!?
解説は金田一俳優でもある片岡鶴太郎氏。

※この作品は単行本版として配信されていた『人面瘡探偵』の文庫本版です。

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人面瘡探偵 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 人面瘡探偵
    836円 (税込)
    名探偵は肩にいる!? 不可解連続殺人の謎。 三津木六兵には秘密がある。子供の頃に負った右肩の怪我、その傷痕がある日突然しゃべりだしたのだ。人面瘡という怪異であるそれを三津木は「ジンさん」と呼び、いつしか頼れる友人となっていった。 そして現在、相続鑑定人となった三津木に調査依頼が入る。信州随一の山林王である本城家の当主・蔵之助の死に際し遺産分割協議を行うという。相続人は尊大な態度の長男・武一郎、享楽主義者の次男・孝次、本城家の良心と目される三男・悦三、知的障害のある息子と出戻ってきた長女・沙夜子の四人。さらに家政婦の久瑠実、料理人の沢崎、顧問弁護士の柊など一癖ある人々が待ち構える。 家父長制度が色濃く残る本城家で分割協議がすんなり進むはずがない。財産の多くを占める山林に希少な鉱物資源が眠ることが判明した夜、蔵が火事に遭う。翌日、焼け跡から武一郎夫婦の焼死体が発見された。さらに孝次は水車小屋で不可解な死を遂げ……。一連の経緯を追う三津木。そんな宿主にジンさんは言う。 「俺の趣味にぴったりだ。好きなんだよ、こういう横溝的展開」 さまざまな感情渦巻く本城家で起きる事件の真相とは……!? 解説は金田一俳優でもある片岡鶴太郎氏。 ※この作品は単行本版として配信されていた『人面瘡探偵』の文庫本版です。
  • 人面島
    847円 (税込)
    隠れキリシタンの島で起きた、密室殺人! 相続鑑定士の三津木六兵の肩には人面瘡が寄生している。毒舌ながら頭脳明晰なその怪異を、六兵は「ジンさん」と呼び、頼れる友人としてきた。 今回、六兵が派遣されたのは長崎にある島、通称「人面島」。村長の鴇川行平が死亡したため財産の鑑定を行うのだ。道中、島の歴史を聞いた六兵は驚く。ここには今も隠れキリシタンが住み、さらには平戸藩が隠した財宝が眠っているらしい。 一方、鴇川家にも複雑な事情があった。行平には前妻との間に長男・匠太郎、後妻との間に次男・範次郎がいる。だが二人には女性をめぐる因縁があり、今もいがみ合う仲。さらに前妻の父は島民が帰依する神社の宮司、後妻の父は主要産業を統べる漁業組合長という実力者だ。 そんななか、宮司は孫の匠太郎に職を継ぐべく儀式を行う。深夜、祝詞を上げる声が途切れたと思いきや、密室となった祈祷所で死んでいる匠太郎が発見された。ジンさんは言う。「家族間の争いは醜ければ醜いほど、派手なら派手なほど面白い。ああ、わくわくするなあ」戸惑いながらも六兵は調査を進めるが、第二の殺人事件が起きて――。 毒舌人面瘡のジンさん&ポンコツ相続鑑定士ヒョーロク、今度は孤島の密室殺人に挑む! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『人面島』の文庫版となります。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

人面瘡探偵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルだけでおどろおどろしいイメージだったけど、そんなんじゃなくおもしろかった!
    仕事の依頼先で起こる殺人事件を解決するべく行動する主人公だけど、情けない頼りない感じもまたよかった!
    最後の一文には「わあああぁぁぁあ」ってなった!

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    犯人が誰か、という推理小説としての面白さもあるが、個人的には主人公とジンさんとの掛け合いが楽しかった。
    人面瘡が人語を話す、ということだけでも気持ち悪いが、最後まで読んだ時、その印象が変わった。
    これまで脳内でイメージしていたジンさんの姿がガラリと変わった。
    もし、この作品を映像化した

    0
    2023年03月07日

    Posted by ブクログ

    ー 『意味深なラストだと思わないか。五番目のタヌキが誰を指すのかで、解釈は大きく違ってくる。それこそ最後の犠牲者が行方不明になるのか、あるいは犯人が失踪してしまうのか。ふふふふーん』
    「何だよ、その薄気味悪い笑い方」
    『俺の趣味にぴったりだ。好きなんだよ、こういう横溝的展開』 ー

    テンポが良く面白

    0
    2023年02月04日

    Posted by ブクログ

    三津木と人面瘡との会話が、なんとなくわざとらしさを孕んでいる感じがしてたんだけど最後の章がこの先のヒント?と思わせる展開。ものすごい気持ち悪さで終了。
    これは続きを手に取らずにはいられない。

    0
    2023年01月22日

    Posted by ブクログ

    ミスターどんでん返しの本骨頂発揮
    本編もどんでん返し
    そしてタイトルの人面瘡も、どんでん返しなのかな⁈
    それは読む人の感じ方によるのでは
    主人公のヒョーロクくんと人面瘡の小気味良い掛け合いが面白かった

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    え、めっちゃ面白かった。
    もともとバディーものが好きな私にとって、人面瘡ジンさんと三津木六兵の掛け合いによる謎解きはとても心地よくサクサクと読み進めることが出来た。

    山奥の村におきた相続問題の手助けのために相続財産の鑑定に訪れた六兵だったが、相続人のひとりが死んだのを皮切りに次々と連続殺人がおこる

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    面白かった。話の先が見えやすかったって言ってる人もいるけど、私は全然犯人わからなくて読んでてすごく楽しかった

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    表紙のインパクトが強すぎて、読むのにかなり心の準備が必要でした笑
    内容はドロ沼の相続権争いでしたが、ジンさんのキャラと毒舌が面白すぎて!
    いやでもこんな人近くにいたら私は心が持ちません…
    最後の最後はさすが七里さん、裏切らない!

    0
    2025年02月07日

    Posted by ブクログ

    閉鎖された旧家のドロドロや絵本になぞられた殺人で、横溝正史だなーと思いながら読んでた。
    他の人も書いてるけど、横溝作品よりはかなり軽い。
    そのまま読み進めて、これは次はないなと思ってたら最後の1ページで「えーーーーー!」
    次の作品も楽しみ。

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    たまに来る読後感の悪い話って嫌いじゃない。
    作中の会話は軽妙、でもとことんシニカルなやりとりがたまらなかった。

    0
    2025年01月16日

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