【感想・ネタバレ】追憶の夜想曲のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年04月16日

中山七里さんの御子柴礼司シリーズ第2弾!
『追憶の夜想曲(ノクターン)』

いやぁ〜、今回も安定の面白さで頁を捲る手が止まりません。
御子柴礼司が今回の事件の弁護をかって出た理由とは?最後の最後に怒涛の種明かしがある。贖罪とは何なのか・・・またしても考えさせられた。

真犯人は予想が出来ていたものの...続きを読む、その裏に隠された新事実が鬼畜で非道で激しい憤りを感じた。また御子柴がそれに気付いたキッカケというのが、ゴミ箱の中身の生々しい残骸。この設定がもの凄いリアリティ!

リーガルミステリーの疾走感と緊迫感に溢れた物語の中で、唯一の癒しが被告人である津田亜季子の次女 倫子ちゃんの存在。
検事と弁護士の3度に亘る公判の見事な心理戦に相反する場面切替が効果的で、緩急自在な中山七里さんワールドに酔いしれる作品だった。
いやぁお見事!!
未読の方には、ぜひ刊行順で読むことをオススメしたい。

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Posted by ブクログ 2024年01月25日

御子柴シリーズ第2作。

御子柴の弁護士としての原動力が描かれていた1作でもある。最後の話の展開がどんどん進み、読んでいて胸糞悪い様な、でも読み進めたい様なそんな感覚で読み進めた。
率直面白かった!

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Posted by ブクログ 2023年12月01日

御子柴シリーズを読んだのはこれが初。主人公の悪辣なところがダークヒーロー感が出てていいし、裁判が始まってからのテンポ、次々に解明される謎に読むのが止められませんでした。

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Posted by ブクログ 2023年11月10日

前作が面白かったので引き続き読みました。
今回も最後怒涛の展開で面白かったです!
自分が予想していた犯人&怪しくて事件にかかわってそうな人物は予想通りだったのですが(結構ヒントが出ていたので今回はわかりやすかったです)
御子柴がなぜこの人の弁護をわざわざ引き受けたのか、そしてなぜ殺したのかの動機が予...続きを読む想外でした。
前作を読んだとき、最初のほうは御子柴自体を好きになれるか怪しかったのですが、今回でもうだいぶ好きになりました。
弁護を引き受けた理由の時に、加害者母が声を上げたのはちょっとやりすぎというか、そのタイミングで・・・?うまい話過ぎないか?と思いましたがそれ以外は全く気になりませんでした。
いっつもラスト、どうなるのかわからない展開なので次回を読むのが楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年11月11日

出た。身震いするほど法廷ミステリーとアウトサイダーが融合している。抜群の完成度。想像の一枚も二枚も上手をいく最悪の結末。余韻を残す主人公の後ろ姿には、やっぱりブラックジャックの面影を見てしまう。
うー好きすぎる。この世界観。
一作目全てが伏線だったかのように上書きされ、連続して読んで良かったと思った...続きを読む

作中では「体裁」というキーワードに引っかかった。
他人の目をはばかって本音を隠す。都合の悪い事実に蓋をする。それは人の性分かもしれない。最近読んだ『トッカン』で、納税滞納者が陥りやすい落とし穴として体裁が挙げられていたことを思い出す。
私は考えた。この場合の他人とは一体誰を指すのだろう。身内か。ご近所だろうか。それとも世間一般?妥当なのは生活圏内にいる人全員なのかなと思う。では、全員って誰だろう。言い方を変えると全員の中に入らないのは誰なのか。

ふと人間関係の断捨離をしろという金言が思い出された。
体裁を気にしなくていい人。それが心理的安全性を高めてくれる。体裁で付き合う人に囲まれていることが、もしかしたら不幸の始まりなのかとさえ思ってしまう。

そんな相手に笑いかけるくらいなら、悪辣弁護士のごとくポーカーフェイスでもいい。本作のように助けが必要な時に手も上げられない。そうならないよう反応しないことを普段から心がけたいと思った。
いやー面白かった。
もっとブラックジャックを見たい。もう欲しがりさん。
さらに続編があるようなので嬉しいことこの上ない。

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Posted by ブクログ 2023年10月03日

なんでこんなに面白いんだろう。
御子柴弁護士と岬検事との裁判での攻防。唸るほど面白かったです。
あきらかに殺人犯で有罪の被告人を無罪にどうもっていくのか?御子柴の手腕に脱帽でありました。
終盤には御子柴の過去が露わになってしまって、これからどうしていくのか。
続編に期待が高まります。

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Posted by ブクログ 2023年08月10日

いやー面白かった。夫殺しの妻の裁判。何故弁護をするのか?最後は全く予想出来なかった。さあ3作目を読もう!

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Posted by ブクログ 2023年07月19日

御子柴礼司シリーズ第二段。
刺された後、復帰してからの事件。
今回は岬検事との対決。
事件の真相は、大体想像ついてしまったけども、御子柴が何故にこの案件を担当しようとしたのか?が、ギリギリまでわからず、あ、やられたーっなるほどーという感じ。
関係各位、衝撃だったろうな、、、
それにしても被害者親子の...続きを読む卑劣愚劣さよ。
言葉は悪いが 殺されても文句言えんだろ、って思ってしまったよ。
特にじいさんの方な。最初から気持ち悪いな、とは思ってたけど。

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Posted by ブクログ 2023年02月23日

初っ端から、子供が子供を解体し、あちこちに置いて歩くというショッキングな展開。なぜ解体したのか、どうして弁護士になれたのか、シリーズ2作目から読み始めたので疑問が残ってしまった。
そんな異常性を持った弁護士が、なぜ金にもならない負け戦のような主婦の弁護をすることになったのか。法廷闘争の相手は、あの岬...続きを読む検事。相手から追い詰めながらも着々と証拠を集めて行く。
色々な伏線が張られていて、何となく本当の犯人像が分かってしまうが、中山七里氏の小説は簡単には終わらない。驚愕の展開と、警察や検察も見逃した犯人像を明示した。
重く暗い内容ながら、6歳の少女倫子が物怖じせずに悪徳弁護士に纏わりつく情景が心和む。
シリーズを追って読みたくなる。

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Posted by ブクログ 2023年02月09日

まず第一に、シリーズを通して、1日に読み終わる分量なのが良い。

今回もしてやられた。最後の最後まで、謎が謎のまま。

そんなことってある?

真犯人については、薄々感づいていたが。

少年期に猟奇殺人を犯している弁護士という、異色の設定上、贖罪がテーマになっていますね。普通はここまではできないよ。...続きを読む

続きが楽しみ。

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ネタバレ購入済み

おもしろい

2022年10月23日

本当にこの御子柴シリーズは大好きで一気に読めてしまう。寝不足続きになるがそれだけの価値がある。予測はつくが最後には気持ちよく終わってくれるのでまた次回作も読みたいと思う。次回も楽しみだ。中山七里先生は本当に天才だと思う。

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

夫殺しの罪で妻の亜希子が逮捕された。証拠は揃っていて自供もしているにも関わらずその事件を無理矢理担当する御子柴礼司。
誰もが亜希子の犯罪と疑わなかったが、驚きの真相が…というよくある展開ではあるが、法廷での名検事との戦いや、意表を突きひっくり返る場面は痛快だ。そして、痛快だけでなく、真実はこんなにも...続きを読むひどい出来事だったのかと、読む手が止められなかった。
ただのダークヒーローじゃないぞ。
次巻、どうなる??

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月01日

私は事件そのものは大きな驚きはなかったけれど(どんでん返しは健在!)御子柴礼司にとっては転機となる回になった。これを受けて次回作がどう展開するのか楽しみです。

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Posted by ブクログ 2024年03月22日

うわーめちゃくちゃいい話だった………いや全然感動ものとかではなく何なら事件内容的には胸糞案件ではあるんだけど、それでも読み終わった後のこの救われたような爽やかな感覚はめちゃくちゃいい話だったってことなんでしょう。

前回の御子柴礼司の話も好きだったんですけど今回は何と言うか、御子柴先生の人間的な感情...続きを読むの部分がより表現されている気がしました。
あんな態度だから完全にヒールみたいなポジションのキャラクターだしまぁ実際悪徳弁護士なので世間的にはヒールであることに間違いはないんだけど、でも御子柴先生ってちゃんと自分で進むべき道を確固たるものとして持っているし、その道からはブレないんですよね。
そこがめちゃくちゃカッコいいと思っていて。
やっぱり自分がちゃんとある人の生き様は見ていてカッコいいですよね……ちなみにダークヒーローものも大好きなのでそりゃあ御子柴先生を嫌いなわけないんだわ。

どんでん返しもさるものながら大団円で終わらないところも現実感があっていいですよね。
「みんなの願いは同時には叶わない」っていうのはこの世の真理だ。
あの女の子がこれからも真っ直ぐ育ってくれることを祈ります。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月08日

「贖罪の奏鳴曲」に続く、悪徳弁護士・御子柴礼司シリーズの2作目。

割とすぐ犯人は分かりましたし、犯行の動機もその背景もほぼ予想通りでした。でも、それを差し引いても面白かったです☆

生理的に嫌悪感を覚える描写がチラホラあるので万人にはおススメ出来ません

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月05日

この本単体でみるととても面白かった。

ただ、前作の終わりの辺りと比較すると御子柴名義の口座から毎月100万がみどりの母親の口座に送金されているのに、母親が御子柴の正体を知らないのが疑問な気もするし、さらにはそれだけの大金があるのに娘の生活がこの状態なのはとても変な気がする。
仮に娘が黙っていたとし...続きを読むても、今回の裁判の事を知れば大金積んで弁護士を雇うなりする気がするので、そこも疑問。
前作の記憶が新しいうちに読んだのでそこら辺がとても気になった。

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Posted by ブクログ 2023年11月25日

相変わらずテンポ良く、展開も読めずに楽しめた。
御子柴先生のキャラクターが魅力的過ぎて、このシリーズへの期待が上がる中、きちんと期待に毎度応えてくれる展開が嬉しい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月06日

Audibleにて。

裁判シーンに引き込まれた。真実を明らかにするのが裁判であり、御子柴弁護士が有能なのはわかるけれど。。何だかとっても複雑な感情が残る。

幼い頃のトラウマを一生懸命克服しようとしてる亜季子さんの前に再び現れるなんて。しかも事件の真相も酷いもので、その後が心配でしかない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月25日

どうして、利益になるかも分からない
裁判を引き受けたのか分かったときの
衝撃が凄かった。

御子柴は償うことで生きているのかもしれない。

はっきり言ってしまうと
胸糞悪い結末で、こんな話
よく思いついたなと感心すらした。

わりと先の展開を読むのが得意だと
思っていたけど、
このお話はまったく読め...続きを読むなかったな・・・。

ミステリーが好きな人は
とても楽しめる本だと思います!
結末はちょっと衝撃的だけど
読みごたえは抜群にある!
さすが御子柴シリーズ裏切らない。

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Posted by ブクログ 2023年10月08日

御子柴弁護士と岬検事の対決がスリリングでした。そして、まさかの展開。御子柴弁護士について事件の容疑者の舅である津田要蔵もこんなことを言っています。「あの御子柴という先生はとんでもなく有能だよ。人間性はともかくとして弁護士としての手腕は信じるに足ると思う。」

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Posted by ブクログ 2023年09月30日

弁護士御子柴シリーズ第2弾

悪徳弁護士、御子柴礼司が蘇る。
金にならない夫殺しの主婦の弁護を無理矢理横取りした真相とは?

御子柴 vs 岬検事も良きでした。
ラストはどうなる?と思いきや胸糞どんでん返し……
過去と現在が繋がり、辛い真実。
アッパレでした。

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Posted by ブクログ 2023年07月23日

少年時代に殺人を犯し少年院に入っていたことのある弁護士が主人公のシリーズ2作目。
今回弁護を引き継いだ(奪い取った)事件の真犯人やその背景は途中で想像がつく内容だった。が、弁護を奪い取った理由が、そう来たか〜、次の展開どうなる?と思わせる内容。
間違いなく次の作品も読んでしまう。

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Posted by ブクログ 2023年07月10日

岬洋介シリーズ等に度々ゲスト出演しており、その存在は知っていたものの、キャラクターやバックボーンがあまり好きになれず敬遠していた御子柴礼司シリーズ。食わず嫌いも良くないかなと思い一作目の「贖罪の奏鳴曲」を読んでみたところ面白かったので二作目にも手を出してみました。御子柴礼司という男が何故弁護士として...続きを読む依頼人の為に法廷という場所で戦い続けているのかがこの二作目でハッキリ分かりました。

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Posted by ブクログ 2023年04月03日

御子柴シリーズ二作目
中山七里さんのシリーズ物に間違いは無いなと思わせてくれるような作品

絶対的な物的証拠、動機がある被告人をどうひっくり返すかという点が見どころ

シリーズ恒例のどんでん返しからのどんでん返しもあり

印象的だったのは御子柴と倫子の掛け合い
無感情に近い御子柴も天真爛漫な倫子と触...続きを読むれ合って人間らしさを覗かせたのは見ていてニヤッとできた

真相は割と胸糞

ライバルの岬検事も登場
だが同作者の別シリーズを先に読んでしまい大失敗
時系列を気にする人は注意した方がいいかも

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Posted by ブクログ 2023年04月01日

岬検事登場!テミスよりミューズを選んだ息子の話が少し登場して嬉しい(岬洋介推し)

読むのと並行して推理したけど、最後の最後までわかりませんでした。

おそらくは鏡のない国から来たのだろうっていう悪口いいたい、、笑

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Posted by ブクログ 2023年03月07日

御子柴先生の信念が感じられた作品。そのためには手段を選ばす、犠牲も厭わない。結末は正しいとかそうでないとかではなく、信念の結果かなと。ともすれば暗くなるしかない世界をりんこちゃんが照らしてくれて、御子柴先生にも人間らしさを教えてくれるという大事な役割がよかったです。

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Posted by ブクログ 2023年02月28日

疾走感がすごいです。ちゃんと読解しなくても文章に目を乗せてるだけで読み終わりました。構成にインパクトもあって良い本でした。

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Posted by ブクログ 2023年02月12日

御子柴シリーズの第二弾!!!

主婦の夫殺しの裁判を譲り受け、岬恭平検事と対峙する。このやり取りが、実に手に汗握る展開!!!

まさに法廷ミステリーでありリーガルサスペンスの醍醐味を味わえる作品!!!

最後の最後に明かされる驚愕の真実!!!

どうなる、御子柴!!! って感じです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月01日

御子柴シリーズ2作目。
なぜ弁護をしたかったのか。
色々わからなかったことが終盤次々と明らかに。
スライサーがどんなに万能でも包丁はいるだろうに、と引っ掛かっていた部分も納得。

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Posted by ブクログ 2023年02月19日


SL 2023.2.17-2023.2.19
シリーズ2作目。途中で真犯人、真相はだいたいわかってしまうけど、それを上回る衝撃の事実が明かされて、いやー面白い!法廷シーンの逆元劇も鮮やか。

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Posted by ブクログ 2023年02月16日

御子柴シリーズを初めて読んでみた。
今回の本は最後が予想通りの展開で終わった。
また、次に期待して。

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