中山七里のレビュー一覧

  • 作家刑事毒島

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    元捜査一課の刑事でありながら人気作家となった毒島真理が、出版業界を舞台に起きる事件を、鋭い観察眼と容赦ない毒舌で解き明かしていく連作短編集。
    編集者や作家、ドラマ業界など、出版を取り巻く人間模様の中で次々と事件が展開する。
    事件の謎解き以上に、夢や憧れに取り憑かれた人間の脆さを暴き出すのが痛快だった。毒島は「アイドルやスポーツ選手は素養があるが、作家志望者の9割は根拠も才能もない」と言い切り、編集者の苦労を代弁する。さらに「被害者意識は金言を雑音に変える」「夢は人生を拗らせる重荷になる」といった言葉で、人間の自己正当化や承認欲求を容赦なく断罪する。
    『作家刑事毒島』は、推理小説の体裁を取りなが

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    2025年08月17日
  • 鬼の哭(な)く里

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    物語の舞台は、岡山県・津山市に存在する山深い村─姫野村。そこに残るのは、戦後まもなく村人6人を惨殺した元地主・巌尾利兵衛の呪い。70年以上にわたり、鬼哭山(おになきやま)からの咆哮とともに“祟り”が襲いかかるという伝承がある。
    令和の新型コロナ禍におけるマスク着用の同調圧力や情勢不安の鬱積─その中で東京から移住してきた麻宮をきっかけに、不穏な空気が村を覆い、次々に不審死が起きる話。
    姫野村での閉鎖的な環境で日々の不満が蓄積すると余所者への攻撃が正当化されてしまう。陰性証明書のような証明があったとしても陰謀論に飛びつき、話を聞こうともしない。私自身の地元も多少田舎なので心当たりのある話だった。

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    2025年08月17日
  • おやすみラフマニノフ

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    前作が面白かったのですぐに2作目を読み始めた。
    前作からの続きだと分かるシーンもあり、そして音楽の演奏シーンの描写の細かさがすごい!
    ほんの少し音楽をかじっただけの私では理解するのが少し難しいが、それでもその曲を今すぐ聴いてみたくなる。
    音楽とミステリーのコラボレーションは珍しく前作からワクワクしながら読んでいる。
    次作も早速読書を開始したいと思う。

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    2025年08月17日
  • 魔女は甦る

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    オーディブルにて

    途中まではおもしろかったけれど、
    vsカラスになってからはちょっとしんどかった。
    クジョウさんがいなくなってしまったのがショック。
    ほかの研究員は結局どうなったのかは分からないまま。
    いくら凶暴化したカラスでも、
    赤子を家から15分で連れ去れるもんかなぁ?

    コテガワ刑事のひよっこ時代が見れたのは良かった。

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    2025年08月17日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    ヒポクラテス・シリーズ第5弾

    今度は、ミイラか!
    エアコンずっと付けたまま、孤独死とかすると、腐る前に乾燥して、上手い具合に!

    引き篭もりか…
    タイトルは、8050とか数字。
    8050問題というのがあって、80代の親が50代の引きこもりの子供を経済的に支えるという社会問題。
    まぁ、どんな理由があるにしても、もう寿命なるから、子供、どうするんやろな…
    短編なんで、他のタイトルも、
     7040
     8050
     8070
     9060
     6030
    親の年金で暮らす為に…とか
    自分が正社員に就けないのは社会のせいなので、革命起こす(無差別殺人)…とか
    介護も…

    ニュースで、見たようなものが、続々と…

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    2025年08月16日
  • 帝都地下迷宮

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    面白かったけど、ちょっと非現実的な内容(夢オチかと思ったくらい)と、伏線回収が甘かった感じがする。
    犯人もわかってしまった。

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    2025年08月16日
  • 七つの大罪

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    好きな作者が含まれいたので。

    7つの大罪の中で、最後に配されていたし、
    好きな作者だったのでかなり期待度が高かったが、
    いや、高すぎたのか、
    ミステリーというかホラーに傾きすぎていて、
    せっかくの葉村晶の登場も楽しめなかった。
    肉の正体に早々に気がついてしまったのも、敗因かも。

    ホラーだと思っているのは個人的理由なのかもしれない。
    祖師ヶ谷大蔵とか笹塚とか聖蹟桜ヶ丘とか府中とか、
    知っている地名が出てきて、
    野猿街道の先に闇の仕事を家業とする一族が住む「千倉地区」がある、
    というのが怖いのかもしれない。

    とはいえ、七つの大罪をめぐるアンソロジーで、
    親子関係のほのぼのミステリーや、
    突撃

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    2025年08月16日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    カエル男の続編。衝撃度でいえば最初の方が強かった。
    変わらずのシリアスキラーとグロい描写は読んでいてテンションが下がる(褒めてる)が、飽きない展開、終盤のどんでん返しはさすがでした。

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    2025年08月16日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    過去に殺人を犯した訳ありの人が弁護士を務めて
    人を弁護する事にはどうかなと思った。
    しかし、読み進めるうちに更生されるべき場所で
    更生するとより人のことを理解できるのではないか!?
    人それぞれのため難しい問題である。
    裁判の件は、読み慣れなかったが、
    御子柴の切り返しは、面白い。
    すぐに次作を読みたい。

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    2025年08月16日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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     中山七里さんの作品は、「岬洋介」シリーズと「御子柴礼司」シリーズを読み進めていますが、「切り裂きジャックの告白」で登場した「犬養隼人刑事」を思い出し、とりあえずシリーズ2作目以降となる「七色の毒」、「ハーメルンの誘拐魔」、「ドクター・デスの遺産」の三冊を本棚に登録しました。
     「七色の毒」はタイトル通り七つの色にまつわる七つの短編になっています。それぞれの物語は、過去にニュースとして報道された事故や社会問題が織り込まれていて、人間が持つ毒という形で表現しています。
     中山作品といえば「大どんでん返し」ですが、短編でも遺憾なく発揮されています。さすがというか、中山七里さん自身が七つの毒を全て持

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    2025年08月15日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    静おばあちゃんと玄太郎おじいちゃんの中山ワールドゴールデンコンビが大活躍

    自分に厳しく他人にも厳しい静おばあちゃん、玄太郎おじいちゃんと相性抜群かと思いきや、わがままじいさんと見なしてて面白い笑

    ところどころ入る静おばあちゃん(またはみち子さん)の冷静なツッコミが結構ツボ

    自分たちが同期であることを説明しようとする刑事さんに「お前らのなれそめなんぞ聞きとうない。そういうのは結婚式場でやれ」って玄太郎おじいちゃんが言うところが好きwワードセンスが天才すぎる

    そんな中でも高齢者犯罪の増加、高齢者相手の詐欺、外国人労働者問題などの社会問題もしっかり扱われていてよかった。
    第4話はテイストが少

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    2025年08月15日
  • 祝祭のハングマン

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    悪くない。
    相変わらず面白いが、最後の追い込みまでが長いw
    犯人はやっぱりなぁ、だし、最後も予想通りだった。

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    2025年08月15日
  • 鬼の哭(な)く里

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    こういう「ミステリー」もあるのか。いつもの中山さんと少しタッチの違う作品で、楽しめました!
    こういう閉鎖的な空気の漂う「田舎」、戦後だけの話でなく、濃淡あれど日本各地にあるんだろうなぁ。

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    2025年08月14日
  • おやすみラフマニノフ

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    岬洋介シリーズの2作目。
    なかなかに面白かった。そして、音楽演奏の描写が素晴らしい。
    1作目とストーリーにうっすらと重なりがあるところも面白さを引き出していた。
    巻末の仲道郁代さんのあとがきも、本当の音楽家にも響く作品であることが伝わってきて好もしかった。

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    2025年08月14日
  • 能面検事

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    ドラマの原作だったので読んでみた。
    上川隆也の再現度がすごい。能面だけど、実はとても人間味ある人というのが伝わってくる。
    原作はもっと冷淡な印象。事務官が鬱陶しく感じるが、読者を代弁してるって事なのかと忖度してみた。
    内容はこんな事あるの?と思うような事件で警察が本当にこうだったら残念すぎる…。
    読みやすくて3作まで一気読みした。

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    2025年08月14日
  • 七つの大罪

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    ・短編集で読みやすい。
    ・それぞれ物語が他にないような内容で、
     飽きない。
    ・短編なのに、結末に行くまでが単調で
     長く感じる物もあった。

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    2025年08月14日
  • 追憶の夜想曲

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    御子柴弁護士シリーズの第2弾。
    前作同様、緊張感あって、いっきに聞き終えた。前作の記憶も結構残ってるもんだな。

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    2025年08月14日
  • 棘の家

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    面白いし読みやすかった!なんとなーく犯人は予想出来たものの、登場人物それぞれの心情が交錯し絡み合っていて、そこも含め読み応えがあった。毎日生活を共にする家族でも、心の内までは分からないし秘密もある。

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    2025年08月13日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    臓器移植と言う重いテーマを絡めた連続殺人事件。そして二重、三重のどんでん返し。話の運び方の切れ味が素晴らしい。

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    2025年08月12日
  • 帝都地下迷宮

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    久しぶりに中山七里。一気読み。帰省時に母に献上する本を早く読まねば。
    地下鉄の廃駅が舞台のミステリー。楽しい。

    ベルリンでのミニツアーを思い出す。大戦中に地上と地下鉄の間に作られた巨大防空壕を案内するミニツアーを見つけて行ったことがある。ただの(地上の)何でもない交差点にある小さな倉庫のようなところの扉を開けて中に入っていくと、そこは地下への入り口だった。地下にたどり着くと銀行の分厚い扉(巨大な円環のぐるぐる回すやつがついてる)にそっくりな扉。よく銀行破りが映画とかで挑戦するやつね。そこから中に入ると立派な居住空間。いくつかの部屋に、医務室、トイレ、途中で地下鉄を下に除き見る小窓など、ワクワ

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    2025年08月12日