中山七里のレビュー一覧

  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

    Posted by ブクログ

    刑事犬養隼人シリーズ。
    今回のテーマは臓器移植。これを読むと確かに重いテーマですね。人身売買など臓器は金になりますし。
    ドナーについても死の境界線、色々と考えさせる内容でした。

    相棒に埼玉県警の古手川刑事。他の作品にも登場して愛着のあるキャラで嬉しい限りです。

    最後のどんでん返しは予想外でしたがちょっとイマイチ。しかしながら物語的にはとても良かったです。

    0
    2026年03月12日
  • 夜がどれほど暗くても

    Posted by ブクログ

    【無関係の第三者の残酷さと、逆境で手を取り合うことのできる強さ】

    主人公は雑誌『週刊春潮』の敏腕副編集長・志賀倫成。順調にキャリアを積み上げていた彼のもとに、ある日一本の電話が入る。大学生の息子がストーカー殺人を犯し、その直後に自殺したという警察からの連絡だった。

    追い回す側から、追い回される側へ。
    加害者家族となった倫成はマスコミに連日追われ、ネット上では正義の名を借りた憂さ晴らしの標的となる。妻とは別居状態となり、仕事も思うようにいかず、精神をすり減らす日々が続く。
    そんな中、息子の事件の被害者遺族である奈々美と出会う。彼女もまた、妬みやあらぬ噂、心ない言葉にさらされ、友人を失い嫌がら

    0
    2026年03月12日
  • スタート!

    Posted by ブクログ

    「連続殺人鬼カエル男を映画化」しようとするスピンオフ的な話です。中山七里ワールドなので同じ世界線だし、他作品の登場人物も出てきます。
    本編を読んだからこそフラッシュバックする場面や、世間ではそう報道されていたんだと分かる場面もあり、ミステリーとは別の部分でも楽しんで読みました。
    映画製作の熱さも感じました。

    0
    2026年03月11日
  • とどけチャイコフスキー

    Posted by ブクログ

    読みはじめは、ソ連冷戦時代の古い話かと思いきや、時間が一気に飛んで、世情の不透明不安定な現代に。
    登場人物とほぼ同じ時を生きているだろうと思うと、平和ボケした自分が恥ずかしくなった。

    それにしても、自分もホールで聴いている錯覚に陥るような、終盤のチャイコフスキーのオーケストラ演奏の描写、情景が目の前に浮かぶようで、感覚を麻痺させてくれた。

    衝撃的なエピローグが、早く現実になってほしいと願う。

    ったく、国というコミュニティ、国民主権であれ、そうで無かろうと、どんなに人類が進歩しても、治める為政者たちの大義に勝る倫理は何処?。

    心がささくれてザラついた一文
    ▪大いなる不安や恐怖と対峙したと

    0
    2026年03月09日
  • テロリストの家

    Posted by ブクログ

    読み終わった今も、胸のざわつきが収まりません。テロリストとなった息子に対し、父親としての情愛と警察官としての正義の狭間で引き裂かれる幣原の姿は、正視するのが辛いほど残酷でした。
    常に批判と責任の矢面に立たされ、救いのない状況で戦い続ける彼の孤独に、心が折れそうになります。一言で「面白い」と言うにはあまりに重く、深い傷跡を残すような読書体験でした。

    0
    2026年03月09日
  • 祝祭のハングマン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【法で裁けぬ悪に、裁きの鉄槌を下すには】

    能力は平凡ながら犯罪を憎み、悪を許さない真っ当な正義感を持つ刑事・春原瑠衣。
    建設会社のサラリーマンがトラックに轢かれる事件を追ううちに、同じ会社の社員が被害者となる第二の事件が発生する。
    捜査の過程で、瑠衣は同社に勤める父にも疑惑の目を向けることになる。さらに、法では裁けない巨悪と、どこか胡散臭い私立探偵との出会いが彼女の運命を大きく変えていく。

    本作は、中山七里作品の代名詞とも言える強烈などんでん返しや緻密なトリックは比較的控えめ。その代わり、法の限界を前に揺れる刑事の心理が丁寧に描かれている。
    正義を守るべきか、それとも法を越えて悪を裁くべき

    0
    2026年03月09日
  • 作家刑事毒島

    Posted by ブクログ

    作家刑事毒島シリーズでは、一番面白いと思う。ほかの話では、毒島刑事の嫌なところが出過ぎているからかもしれない。新米刑事とのコンビが、いい調和がとれているのかも。

    0
    2026年03月09日
  • ふたたび嗤う淑女

    Posted by ブクログ

    あの稀代の悪女がふたたび人々の人生を狂わせ嗤う、お話(?)。
    NPO法人、FX、新興宗教、政治と宗教、地面師たち、議員秘書、ヤリサー、など、とある大物政治家の周りでなんやかんや起こる。

    最後のどんでん返しは読めてしまったぜぇ。

    またしてもいろいろと相談に乗りつつ、人々が騙されていく。
    しっかりと裏どりというか確認していたらそうはならなかったのでは?と思ってまったり。
    すべてがうまくいきすぎぃ。

    どんでん返しは前作のことを考えれば、そういう真相だということは割と早めに予想がついてしまいましたな。

    0
    2026年03月08日
  • 連続殺人鬼カエル男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    所々飛ばして読むところがありましたが何とか読み終わりました。最終的に誰が真犯人なのかは読者自身の解釈に委ねるという所がおもしろかったです。ふたたびもまた買って読もうと思いました。

    0
    2026年03月08日
  • 作家 超サバイバル術!

    Posted by ブクログ

    出版界の現状や、新人作家が生き残るための術を、3人の著名な作家陣がそれぞれの視点で描いた内容。
    作家としてのスタイルや、デビューからの経緯がバラバラな3人なので、独りよがりにならず、より立体的に作家論が組み上げられている。
    中山さんを筆頭に、ユーモアたっぷりに語られていくので読みものとしても秀逸だったと思う。

    0
    2026年03月08日
  • 彷徨う者たち

    Posted by ブクログ

    ちょうど3.11の前に東北に出張に行くお供に選んだ本が偶然震災をテーマにしていた。あ、そっち?という伏線回収がこの作家さんの面白さ。

    0
    2026年03月08日
  • 連続殺人鬼カエル男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これもあれかな?叙述トリック系になるのかな?
    ◯◯男ってそういうところあるよねー

    そして、そういうことだったのか!からのもう一段階の展開でさらにビックリ。

    0
    2026年03月07日
  • 嗤う淑女

    Posted by ブクログ

    中学時代に従姉妹の命を救った女性が次々と人々の人生を狂わせ嗤う、お話(?)。

    従姉妹同士で共に歩むのかと思いきや途中で、、、。
    最終的に追い詰められるもどんでん返しが起こり、そこからまた衝撃の真相へ。

    ちょい引っかかるところがあるも、見抜けず残念。

    稀代の悪女、そういう風に持っていかせるだけの話術と美貌、そううまくいくものかなとも思うけど、マインドコントロール的な教祖的なそういう風になってしまうものなのかなぁ、と。

    続編もあるようなので、さらなる悪女っぷりが期待されますな。

    0
    2026年03月08日
  • とどけチャイコフスキー

    Posted by ブクログ

    岬洋介シリーズの9作目。約2年振りに読んだが、相変わらず音楽の描写が素晴らしい。チャイコンの1番、久し振りに聞いてしまった。高校時代に、父のレコードでよく聞いたわ。話は悲しい。また、こんな時代が来るとは思わなかったなあ・・・

    0
    2026年03月06日
  • 嗤う淑女

    Posted by ブクログ

    読み終わると、蒲生美智留って文字を見ただけでなんだか落ち着かなくなるくらいだった。
    何よりもミステリアスに感じるのは、蒲生美智留自体の思っていることというのが最後ぐらいしか出てこないので、あくまで周りの人の蒲生美智留への気持ちしか書いてないからなんだと思う。

    別に確信に触れる発言をしているわけでもないし、暴力的なことがある訳でもないし、マインドコントロールというものは誰にでもという言い方はおかしいのかもしれないが、できなくは無いことなんだと思った。
    ちょっとサイコパスな部分が見え隠れするのも蒲生美智留の魅力になってしまって、自分もとらわれつつあるのが怖いと思う。

    0
    2026年03月06日
  • ヒポクラテスの誓い

    Posted by ブクログ

    面白かった〜
    短編ドラマを何話か見ているような感覚
    ラストのオチは少し拍子抜けだった


    2026年 13冊目

    0
    2026年03月05日
  • 連続殺人鬼カエル男

    Posted by ブクログ

    刑法39条について、改めて考えさせられる。いつだってトリガーは人の裏切りから。更生というか、育て直しをしてもらって、ようやく人に護られたのに、と思うと辛かった。
    いろんな本を読んで思うが、傷を負った人は平気なフリをしてはいけない。私が虐待を受けていたら、支援員にも精神科医にも、心理士にもなれないだろうと思った。それだけ、自分と向き合っていくということは難しい。
    胸が痛くなる話だった。

    0
    2026年03月05日
  • 氏家京太郎、奔る

    Posted by ブクログ

    このところちょっとご無沙汰だった中山七里さんの作品。
    やっぱりどんでん返しは見事でした。
    けど、犯行の動機がありきたりでちょっと物足りない、というか何というかっていうところで星を一つ減らしました。

    0
    2026年03月05日
  • 総理にされた男 第二次内閣

    Posted by ブクログ

    前作を読まないまま読み終わりましたが、様々な場面や会話を通じてすごく勉強になりました。あくまでフィクションですが、まるで実際にこの国で起こっていることのようであり、それに向き合う総理の勇気ある決断と行動に感銘を受けました。官房長官はまさにあの人がモデルですよね。壊し屋とか闇将軍とか散々言われて評判は最悪ですが、個人的には実際にこのような立場で剛腕を発揮してもらいたかったです。

    0
    2026年03月04日
  • 連続殺人鬼カエル男

    Posted by ブクログ

    久しぶりのフィクション。
    『さよならドビュッシー』でその音楽表現に魅了されたのだが、同時期にこんな作品も書いていたとは驚き。
    『さよなら…』とはまったく異質の話ではっきりいって胸クソ系の描写が多いのだが、先を読まずにはいられない展開と、どんでん返しの繰り返しに、なんとも満足な読後感でした。
    シリーズが2作も出ているらしいので、チェックしとこう。

    0
    2026年03月04日