中山七里のレビュー一覧
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悪夢は終わらない。あの“稚拙な文字”が、再び理性を削りにくる。
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**続殺人鬼カエル男ふたたび**は、タイトル通り「カエル男連続猟奇殺人事件」の続編。前作を読んだ人であれば、あの異様な犯行描写と不気味な犯行声明文が、再びページを開いた瞬間から容赦なく襲ってくる感覚を味わうことになります。
今回も、首から下が溶けた死体や爆破、粉砕といった、目を背けたくなるほどグロテスクで大胆な犯行が連続します。もし現実で起きたら社会がパニックに陥るだろう、と思わず想像してしまうほどの異常性があり、それが物語に強烈な緊張感を与えています。
それでも不思議と読み進めてしまうのは、中山七里作品ならではの“安 -
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中山七里さんの登録50冊目。色々な作品の登場人物がここでも出てくるが、主人公の氏家氏は解説を読むまで、過去に2回登場していたことに気付かなかった。解剖の光崎教授や千葉県警のアマゾネス警部はキャラが強烈なので良く分かる。
警察の科捜研にいた氏家は組織に適合できず、退職して氏家鑑定センターを作る。そこに同じように科捜研の優秀なスタッフが退職して集まってくる。当然、退職された警察との関係が悪い。
今回は殺した女性を死姦し、はらわたと子宮を持ち去る連続犯。3人の死体が見つかるが、捕まった犯人は最後の死体は違うと否定。猟奇的殺人に気持ちが重くなる。
警察の出してきた調書に疑問を感じる氏家。一歩一歩証拠を -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!1本の映画が出来上がっていく様を現場で見てきたかのような臨場感が味わえる。原作はあの“カエル男”だ。情景を思い浮かべるだけで肌が粟立ち、身震いがする。人間がどこまで残虐になれるのか?を表現するのにこれほど的確な原作もない。
映画の撮影が進むごとに様々な問題が起こる。撮影中の事故は度重なり、予算のひっ迫、脚本の外部への流出、監督の病状の悪化、極めつけに助監督が刺殺されてしまう。ここまで最悪が重なってもなお、役者やスタッフたちの緊張感が保たれ、クランクアップまでたどり着いたのは執念としか言いようがないんじゃないか。
本気でやってるか?を問われてドキリとさせられた。 -
Posted by ブクログ
能面検事シリーズ 第三弾。
大阪・南海岸和田駅で32歳の男・笹清政市が車で突っ込み、さらに刃物で人々を襲撃。7名が死亡する大惨事になる。犯人は捕えられるも、第二の事件が。
大阪地検に爆発物が送り付けられ、職員が負傷。送り主は「ロスト・ルサンチマン」を名乗り、笹清の釈放を要求する。
今回は本を開いていきなり大事件ですから、前半が怒涛のようなスピード感でした。
事件の後は不破検事の調査が始まるわけですが、ここがいつもちょっぴり退屈(⌒-⌒; )
コツコツ地道な捜査です。
が、これがあるから最後に犯人に繋がるんですね♪不破検事、かっこいいです。
相変わらず惣領美晴は鬱陶しいですが、3冊目に来