中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレNHKBSでドラマ化されると聞いてオーディブルで聞き始める。
短い小説でありながら、考えさせられる点が非常に多い。AIソフトを導入することで、資料をまとめたり文章を書いたりする作業は確かに効率化される。しかし、最初は「自分の代わりにやってもらう」つもりで使っていたものが、次第に自分で考える力を弱めてしまうのではないかという危惧がある。もしそうなれば、その次の世代はさらに「考えない世代」になってしまうかもしれない。
また、AIにどのような情報が入力されているかによって、世論調査のような分析が知らないうちに行われてしまう可能性もある。その点には恐怖を感じる。(とはいっても日常生活で触れている情報も本質的には同じ側面(情報操作されている)を持っているようにも思う。)
自分で考える力を保っている限り、AIは「考えること」や「文章を書くこと」を効率化するための有効な道具になり得ると感じた。 -
Posted by ブクログ
南海電鉄岸和田駅で、無差別殺人事件が発生。
七人を殺害した笹清政市は、とある思いから犯行に及ぶ。
数日後、大阪地検で郵送物が爆発する事件が発生し、
<ロストルサンチマン>となる人物から犯行声明で、
笹清政市を釈放を要求してきたのだが・・・。
能面検事こと、不破検事は、<ロストルサンチマン>の捜査を始めるのだが、
果たしてどうなっていくのか!?
ドラマ化されている作品であり、ドラマを先に見ていたので、
大方知っていたつもりでも、さすがに全く同じわけもないので、
いろいろと違いが感じられ、別作品、岬洋介シリーズの
岬洋介の父親、岬次席検事が登場するのだが、ドラマほどには出てこないのは、
脚本で扱いを少し多めにしたのかなという感じがしました。
余談ですが、ドラマで知っているにもかかわらず、
なんか今作は読む意欲がいまいで時間かかったのは、
これの前に読んだ、町田そのこ の コンビニ兄弟 1巻が読みやすすぎた、
ってのがあるかもしれません(笑)。 -
Posted by ブクログ
大好きな「岬洋介シリーズ」の原点ともいえる
名作『さよならドビュッシー』の前日譚
主人公は不動産会社を一代で築き上げた
猛烈な実業家にして
現在は車椅子生活を送る香月玄太郎
彼をケアする介護士・みち子と共に
玄太郎が持ち前の鋭い洞察力と型破りな行動力で
身の回りに起こる不可解な事件を解決していく
連作短編集
「要介護探偵」という響きからは
想像もつかないほど
玄太郎の言動は毒舌で超パワフル!!
むしろパワーアップしてるかも〜!笑
持ち前の知性と精神を武器に
本質を突く言葉で欺瞞を暴いていく玄太郎と
その玄太郎に物おじせずに
ツッコミを言えるみち子さんとの
やり取りにクスッと笑わせてもらえる!
中山七里さんらしい緻密に練られたトリックや
意外な犯人像はもちろんだが…
大好きな岬先生の登場もあり…
原作に繋がるような予感を感じさせるラストは
岬洋介シリーズのファンとして
胸が熱くなる瞬間でした♡
シリーズ本編をもう一度最初から
読み直したくなる
そんな魅力に満ちた作品でした!!