中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの悔恨

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    解剖をしないことで事件が露見せず、犯人が新たな犠牲者を出すことは現実の解剖の少なさからありえるだろうと感じた。

    お金の問題もそうだが、遺族感情などから難しいことも想像できるので、せめて死後AIがもっと普及するといいなと。

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    2026年04月18日
  • 作家刑事毒島

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    面白かった。けど作家志望あるいは新人作家さんにはきつい小説だと思った。
    毒島の冷静な追い込みが好き。

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    2026年04月17日
  • 祝祭のハングマン

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    自分が担当する事件で父親が被害者となってしまい、親族であることから担当を外されてしまう警察官の主人公。自分の手で解決したいのに関わらせてもらえない悔しさの中、上からの圧力でさらに捜査縮小までされてしまう。

    犯人は分かっていても、正攻法で入手した証拠じゃないと立件できない。このまま父親を殺した犯人が人生を謳歌することなど許せない。警察官としての正義と、遺族としての復讐心の間でもがき苦しむ主人公に胸が痛くなる。

    他人事として見れば復讐は良くないことだと言えるが、当事者になったら綺麗事なんてきっと言えない。見えていないだけで現実でも同じような思いをしている人はきっと溢れているんだろう。

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    2026年04月16日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    キャラ的に犬養さんは、私にはそんなにピンとこなくて、大ファンってわけでもない感じ。能面検事と悪魔の御子柴が自分にとっては、ハマりすぎて、良すぎたせいかな?
    でも、さすがの中山七里さん。ストーリーはとても面白く、良い読書です。

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    2026年04月15日
  • ヒポクラテスの困惑

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    〜ヒポクラテスシリーズ第6弾〜

    コロナ禍が舞台となり、
    未承認ワクチンを手にしたセレブ達の死の謎を
    究明していくというストーリー。

    6年前のコロナ禍では日本中がパニックになり、
    国民が過度な不安に駆られていた記憶が蘇りました。

    そのときの不安定な社会が、
    この小説でもうまく描写されていました。

    まるで、ほんとにコロナ禍に起こった事件として
    ありそうなリアル感がありました。

    法医学的要素はシリーズを重ねるにつれて
    減ってきている気がします…笑

    でもミステリー大好き!今回も面白かったです♪

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    2026年04月14日
  • ふたたび嗤う淑女

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    ネタバレ

    蒲生美智留が誰なのかは予想できたけれどそこに至るまでの計画が相変わらず悪どい。
    今回は政治家の関係者がどんどん地獄に落とされていく。その過程が様々すぎて蒲生美智留はやっぱりなんでもこなしてしまうのだなともう関心するしかありませんでした。
    シリーズ第一作の方がグロかったです。
    続編も楽しみ。

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    2026年04月12日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    組織の無謬性は意識しないと取り込まれてしまうね。物語も面白かったけど、七里さんが描く氏家さんという人物がまた新しい感覚でよかった。

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    2026年04月12日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    カエル男ふたたび。
    続編ということで、登場人物も前作を踏襲しつつ、新キャラも。さっぱり読めました。
    考えるべきは刑法39条についてなんだろうな。答えは出ませんが。
    完結編が楽しみ!!

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    2026年04月12日
  • 警官の道

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    読む達成感を求めるとどうしても同じ作者を追ってしまう。近年はブック・オフの100円コーナーで題名のインスピレーションで手に取る事が増えた。短編ではあるが7人の作者の作品が綴られていて中山七里さん柚月裕子さん以外は初めて読む作者だったので期待が膨らんだ。中でも長浦京さんのシスター.レイは面白かった。長浦京さんの他の作品も読んでみようと思います。

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    2026年04月11日
  • アポロンの嘲笑

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    ネタバレ

    東日本大震災から2年後あたりから
    連載されていた本作は、その描写の生々しさと
    作者の怒りがヒシヒシいやヒリヒリするほどに
    読み解け(当時の国・政治家・東電に対して)
    映画「Fukushima」で描かれた世界と
    被らせながら読むと、殊更行き場のない感情で
    胸が締め付けられそうだった。

    フィクションでありながら「さもありなん」な
    かの国のことは、世界情勢が緊迫した昨今では
    よりリアリティを感じてしまい、
    事故や災害だと思ってきたあれやこれも
    もしかして?!なんて考え戦々恐々としてしまう。

    また人物の描き方が、もはや読者の涙腺を
    崩壊させんとしていて(知らんけどw)
    通勤中のバスの中、何度も本か

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    2026年04月11日
  • セイレーンの懺悔

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    ネタバレ

    社会派ミステリ。

    タイトルは洒落てる。
    サイレンは、ギリシャ神話に出てくるセイレーンとかいう妖精が語源。
    岩礁の上から美しい歌声で船員たちを惑わし、難破に誘う。俺に言わせれば君たちマスコミはまるでそのセイレーンだよ。視聴者を耳触りのいい言葉で誘い、不信と嘲笑を植え付ける。

    テレビの報道記者の主人公。
    スクープとるために、報道規制を破ったりあくどいことまでする。
    被害者生徒が、いじめられていたことを知り、容疑者女子生徒3人と、男が犯行自供のような話をしているのを録音。報道。容疑者のうちの一人は、かつて小学生のときに暴行を受けていた被害者だった。今回の件で、自殺。

    主人公、かつて妹を自殺で

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    2026年04月11日
  • 隣はシリアルキラー

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    ネタバレ

    ひたすらドキドキ…
    スーさんの生い立ちが悲しくて、世界にこんなひどい環境が実際にあるのかも知れないと思うとぞっとした。
    そもそも、無戸籍でも日本に出稼ぎに来られるの??
    なりすましだから可能だったのかな?その辺りの説明読み飛ばしたかも…

    ともあれ、中山七里さんの作品は他シリーズの登場人物が度々出てきてくれて嬉しい。凄惨な事件でも知ってる誰かのお蔭で安心感がある。今作は葛城さんが心の拠り所だったな。

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    2026年04月11日
  • もういちどベートーヴェン

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    ネタバレ

    ミステリーとみるか、読む音楽とみるか。それにより少し評価が変わるかもしれない。

    司法実習生となった岬洋介が、音楽と司法の道の分岐に立たされ何を選ぶかを描いた作品。今回も音楽と殺人事件要素も盛りだくさん。今回の語り部、天生高春は同じ実習生で検察を志す人。クラッシックを愛しながら諦め司法の道を強く志している人。最初は岬のこともあまり好きではなかったが、そのうち保護者のような役割もしつつ、前回の彼とは異なり、性格があまり良くない。人間味があると言ってもいい。だが彼の存在がなければ今の岬洋介はいない。そんな物語が語られている一冊。

    一方でミステリーとしては、実習中に与えられた資料から違和感を抱き、

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    2026年04月10日
  • 夜がどれほど暗くても

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    良かったです。とても良かったです。ハードスケジュールの国内出張中に読んでいたのですが、頑張れ!と思う気持ちが、自分の励みにもなりました。やはり読書って、その時の自分の環境や精神状態で、受ける印象って変わりますよね。

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    2026年04月10日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    タイトル通り、単行本未収録の短編、掌編、エッセイ、解説をまとめた一冊。一個一個は短くても読みごたえたっぷりです。
    やっぱり最高傑作は「オシフィエンチム駅へ」かなあ。このことを知識として知っていたら驚かないと思うけれど、知らない者には衝撃でしたもん。こんなホワイダニットの解き方があるとは。
    エッセイを読むと、いろいろ驚愕です。編集者からリクエスト……そんな書き方されてるんだ。そして書けてしまうんだ。凄すぎませんか?

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    2026年04月09日
  • 魔女は甦る

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    警察小説だと思っていたら最後、とんでもない事になり圧倒されました。

    冒頭からベテラン刑事が引くほどのグロさな死体。
    事件の被害者は元薬物研究員。その後同じ町では犬猫や幼児が行方不明に。
    今回のテーマは薬物。
    中山さん作品の描写はいつもグロいですが今回は一段上を行っています。
    被害者の幼少期のいじめなど環境も悲惨すぎて切なすぎます。

    また他のシリーズでお馴染みの古手川刑事が出ていますが新人だからなのか周りからの評価が低すぎるのもなんとも言えない感じがします。

    しかしながらストーリーは相変わらずの面白さでした。

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    2026年04月07日
  • どこかでベートーヴェン

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    今回の語り部。鷹村亮。
    岬洋介の高校生時代の話で、彼は唯一と言ってもいい友達だ。音楽科に転校してきた天才と田舎ならではの癒着疑惑。学生の学校という社会の中で描き出される人間の未熟さと醜さと青さ。それでいて子供にも大人にもなりきれない高校生という存在にとっての岬洋介が描かれている。突発性難聴を発症したくだりも、同級生にからかわれた下りもこの巻にある。

    天災に見舞われた町と、それを救った英雄が同級生の死体発見と同時に手のひらを返される。そんな場面などが多く読んでいて苦しくなることもあるが、鷹村の存在が大きい。鷹村のセリフが、心情が、ただただ胸に刺さる。きっと大人になった今ならあそこまでは出来ない

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    2026年04月07日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    ネタバレ

    んーやっぱり最後に持っていかれた!!
    お前かぁ?!ってなった(´._.`)
    それまでは政治関連の話しで、右翼左翼とか出てきて小難しいなぁ、あんまり楽しくないなぁ、いつもの毒舌も少なくてちょっと物足りないなぁと思っていたので、余計に最後に持っていかれた感がありました。
    次が刊行されてる最後の巻っぽい?ので、寂しいですが、最後の解説で斜線堂有紀先生も書いてましたが、中山七里先生ならバンバン書いてくれることを期待してw

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    2026年04月07日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    「ドクター・デスの遺産」以来の犬養刑事。
    しっかり綾野剛さんで脳内再生して映画を1本観た気分。

    藁にもすがる思いで怪しげな自由診療を頼ってしまう。自分もその立場だったら。実際にこういう事あるだろうなと思った。
    ラストの種明かしはあっさりしすぎな気もするけど、引き込まれて一気に読んだ。
    他の犬養シリーズも読んでみよう。

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    2026年04月05日
  • テミスの剣

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    ネタバレ

    冤罪ものって時々読むし、ニュースでも目にすることがあるけど、本当に許せないし、冤罪で捕まった人たちや関係者が何十年と翻弄されるなんて本当にありえないと思う。

    権力は正義と対でなければいけないってその通りだと思うし、この小説に出てくる渡瀬や高円寺静さんのように人として正しくあってほしいなと思う。

    ちなみにこの小説の話の繋がりや最後のどんでん返しは見事で面白い。とても読みやすかったのも個人的には良かった。

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    2026年04月05日