中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの困惑

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    シリーズ第6弾。コロナ禍の混乱期、人々の不安に乗じた卑劣な殺人を描く。世の中が正常性を失う中、人々は溜まった鬱屈の吐出口として他者を、行き過ぎた正義で攻撃する。今思えば何もかもが異常で、誰も通常通りではいられなかったのだとわかる。渦中では自分もまともではなかったのだろう。人間には身体的、精神的、経済的休息がすべて必要というのはその通りと思う。

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    2025年08月06日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    タイトル通り、短編やエッセイや本の解説文がつまってる本です。554ページあり、みっちり感強め。
    エッセイは初めて読んだので、本人の思想や趣味を少し伺い知ることができました。
    短編の中でも、かなり短めでどんでん返し起こると、ちょっと星新一っぽいな、と思いました。娘は5分後に意外な結末って言ってたな。
    中山七里さんの作品でエログロ(いつもより弱め)ありなので、中学校以上。以下掲載短編。
    ●オシフィェンチム駅へ
    幼い2人を殺した犯人が列車内で暴かれていくも、とんでもない結末が。
    ●ふたり、いつまでも
    移植手術しかないほどの事故に遭った妹を案ずる姉。しかし…。
    ●『馬および他の動物』の冒険
    古本屋の本

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    2025年08月05日
  • 翼がなくても

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    ネタバレ

    中山七里さんの本は個人的に最近ちょっとハズレが多かったので、「犬養刑事と御子柴弁護士の夢の競演(!)」と評判の本書を読んでみることにした。<犬養+御子柴>とくれば、中山さんが生み出した二大キャラクターだし、ファンにはもうそれだけで垂涎ものまちがいなし、だから。

    ただこの二人、メインではない。あくまで「友情出演」的な。それでもこの二人が出てくると私の安心感はやばかった。(→語彙力!)

    表紙でなんとなくわかるが、テーマは陸上競技。それも障碍者スポーツとしてのもの。
    パラリンピックなどで障碍者競技のことは知っていたけれど、競技を続けるうえでの金銭のことや器具(義足)、サポート仲間のことなどとても

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    2025年08月05日
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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    サイバー犯罪か…
    フェイク・ニュースなぁ…
    もう、一旦、出てしまったら、真実であろうとなかろうと広まって行く〜
    どうしたものか…
    匿名性に胡座をかいて、ジャンジャンとリツイートとか、ツイートするのは、ええけど、特性されるからね。普通に!
    なんか、自分の名前を名乗らんから、大丈夫って思ってたら、とんでもない。

    今回は、サイバー犯罪専門部署が活躍する。でも、人数少ないし大丈夫なんかな?
    今後も含めて。

    インフルエンサー「市民調査室」。
    はじめは、良心的な情報を配信して、フォロワーを増やす。
    そのうち、たまにフェイクニュースを。
    そのお陰で、自殺者まで出した!
    これには、フォロワーも意図してる?

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    2025年08月05日
  • ネメシスの使者

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    ネタバレ

    負はこうやって連鎖していくのかと複雑な感情になった。憎しみが突き動かす力は、誰かの人生を簡単に壊してしまうほど絶大で脆い。
    死刑と無期懲役の捉え方、日本の司法制度の加害者への甘さ、被害者と加害者家族への必要以上の負の影響、被害者や関係者のやり切れない感情の吐き所など、考えさせられることが多かった。

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    2025年08月05日
  • ネメシスの使者

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    裁判所が下した刑を不服に重い鉄砕を下ろすメネシス、復習を司る女神。
    その犯人を追いこんでいく刑事達の物語。
    加害者の家族、被害者の家族が巧妙に描かれた作品でした。

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    2025年08月05日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    相変わらず毒島さんの毒舌と相手の追い詰め方は容赦ないです。事件一筋の犬養さんが当たり前のように明日香に毒島さんを振っていく様子が定番過ぎて楽しめます。

    事件発覚までのストーリーがそれなりにあるので、捜査が開始されるとすぐに解決する感じでした。その分以前ほどのねちっこさは感じませんでした。作家かぶれに非常に厳しいところも相変わらずですね。

    書評に関してのネット論争など、現代ならではです。個人的にもあまり書評など気にしていないので、確かにそれで仕事が減っていくとなると気が気ではないのでしょう。

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    2025年08月04日
  • 殺戮の狂詩曲

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    御子柴礼司シリーズ第6作。多作で知られる中山七里は様々なキャラクターを作り出しシリーズ化している。岬洋介、犬養隼人、光崎教授、作家刑事毒島、能面検事不破、高頭冴子などなど。その中でも御子柴礼司は中山七里が生み出した最強キャラクターではなかろうか。痛快なほどのヒール(悪役)でありながら、辣腕をふるって裁判で勝つ。
    本作はこれまでの5作と違って、前半部分は弁護対象の被告に対する嫌悪感が強く、読んでいてあまり気分の良いものではなかった。結局、御子柴は何故弁護を申し出て、最終的にはどうするつもりなの?と思いながら読み進めていくうちに、何となく御子柴の作戦が想像できてくる。最後はもちろんどんでん返しで、

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    2025年08月04日
  • 越境刑事

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    シリーズ第2弾

    しかし、相手が中国で、ウイグル問題。
    こんなん描いたら、中山七里さん、中国旅行なんか行ったら、拉致られそう。

    日本はスパイ天国って言われてるけど、当然、中国の公安もおるんやろな。日本にいて、ウイグル問題をSNSで発信しても…
    一人は、殺されれ、一人は、誘拐&拉致され、そのまま、中国へ!

    その人を救いに、部下の郡山と2人で日本を飛び出す高頭…
    ここからは、激しいバトルが!って思ってたけど…
    痛い〜!
    激しく痛い〜!
    恥ずかしめられるは、痛めつけられるは…こら、心折れるで、普通。
    こんなん闘ってるというより、耐えるだけやん!
    それもキツい…
    如何に隙をついて、人質取り戻して、

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    2025年08月04日
  • 武闘刑事

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     千葉県警のアマゾネス高頭冴子シリーズ第3弾。

     高頭冴子さんに属す、部下の郡山が親しくしていた小湊親子が射殺遺体となって発見される。在日米軍スチュアート・ヒギンス曹長が容疑者として浮上するも、その母で権力を持つリタ・ヒギンス中将を筆頭にした米軍や国内の自衛隊の圧力により、捜査はすすまない…。高頭冴子はどう立ち向かうか?

     リタ・ヒギンス中将VS高頭冴子の構図は面白かったです。もうちょっと楽しみたかったかな!前作の「越境刑事」よりは全然よかったし、ラストにもいい感じを残してくれました。ただ、郡山刑事がね立ち直れるかな…。

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    2025年08月04日
  • 能面検事の死闘

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    無差別殺人事件の犯人は逮捕された
    担当は不破検事
    爆発物を盾に犯人を釈放しろと迫るのは
    ロスト・ルサンチマン
    不破検事も爆発に巻き込まれてしまう

    彼は復帰できるのか??

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    2025年08月03日
  • 悪徳の輪舞曲

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    報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。梓の依頼は、旦那殺しの容疑で逮捕されたという母・郁美の弁護だ。悪名高き〈死体配達人〉が実母を担当すると聞き動揺する検察側。母子二代に渡る殺人の系譜は存在するのか? 「御子柴弁護士」シリーズの最高傑作。

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    2025年08月03日
  • 復讐の協奏曲

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    事務員の洋子に殺人容疑。
    洋子の過去にも、過去の繋がりにも驚いた。

    許すことがこの先を生きていく上で大切なのはわかる。わかるけど、心や気持ちはそう割り切れるものでもない。それこそ、頭と心が乖離してしまいそうになる。人を傷つけるというのは傷つけられた側の念を一生背負う覚悟が必要。

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    2025年08月03日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    文量もテーマも様々で多少面白さの差はあるが、全体的な言葉選びや展開のどんでん返しなど見所は多く、手軽に読める部分もあいまってよかった。

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    2025年08月03日
  • 能面検事の死闘

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     また会えました不破さん。人相は装丁からしか想像できませんが、ゴルゴ13の眉を薄めにしたお顔ならいいなぁと勝手ながら決めつけている。
     不特定の人々が行き交う中に暴走する車両。無差別に人を跳ね、直後には罪も面識も怨みもない他人に刃を向ける。秋葉原の事件を思い出さざるをえない。文字情報だけでも戦慄を覚えた。取り押さえられた犯人の映像からは残虐さとのギャップが大きな"普通の人"だった。
     アンホ爆弾という言葉には馴染みがなく初めて触れた。簡単に材料が揃い、破壊力はビルを吹き飛ばすことも可能とは恐るべし。性能を弱めても能面の顔を歪める
    程の威力がある。それを武器にする卑劣さは理性

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    2025年08月03日
  • 能面検事の死闘

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    中山七里『能面検事』シリーズ第3弾。

    南海電車岸和田駅前で、無差別殺人事件が発生。7人を殺害した、笹清政市が現行犯逮捕された。
    笹清は、リーマンショック後の新就職氷河期世代であり、世間への復讐のために、幸せそうな人たちを狙ったと。

    そんな中、大阪地検で爆破事件が起こる。犯人『ロスト・ルサンチマン』の要求は、『笹清政市を釈放すること』…

    『ロスト・ルサンチマン』の目的は…
    担当検事となった、不破は変わらず、天上天下唯我独尊で奮闘するが…

    『ロスト・ルサンチマン』の狙いは何なのか⁇
    警察か検察の内部の人間では⁇と疑っていたが…
    世間が、ロスジェネ世代の復讐だ、と騒ぐ中、不破も最初から疑って

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    2025年08月02日
  • 復讐の協奏曲

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    私の仕事は無罪にすることで、
    真相を明らかにすることではない。

    30年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。
    事務所に〈この国のジャスティス〉と名乗る者の呼びかけに応じた800人以上からの懲戒請求書が届く。
    処理に忙殺されるなか、事務員の洋子は、外資系コンサルタント・知原と夕食をともにした。がしかし、
    翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕された。
    洋子の弁護を引き受けた御子柴は、洋子がみずからと同じ地域出身であることを知り…….。

    一度心に巣くった獣は、簡単に消えはしない――
    めぐる因縁そして〈復讐〉の結末は!?

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    2025年08月01日
  • 笑え、シャイロック

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    入行3年目の結城真悟の活躍は驚くことばかりでした。ミステリーだけど、巨大銀行の闇が描かれてて面白く読めました。

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    2025年08月01日
  • 逃亡刑事

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     8月に入りましたっ!ということで、中山七里先生ただいま戻りました(・ω・)ノ

     千葉県警のアマゾネス高頭冴子、彼女は他の作品にも出てきたなぁ~!でもちゃんとシリーズ化もされてるんですね!まずはその第1弾である「逃亡刑事」を読みましたよ。

     麻薬密売ルートについて捜査していた刑事が銃殺されたことを発端に捜査に介入した高頭冴子…。事件現場での目撃証言から犯人が判明するも、目撃者である8歳の少年、猛が命を狙われることに…。そしてこともあろうか、高頭冴子が犯人であるかのような捏造もされ…高頭冴子は猛を伴いヤクザの山崎の手配の元逃亡を図ることに…。

     高頭冴子は身長180cmあって武闘派、正義感

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    2025年08月01日
  • 能面検事

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    中山七里さんの本は何冊か読んだことは、あるが非常に個性的な主人公が周囲の批判や誹謗を気にすることなくただ自分の信じた道を進む姿が羨ましくも思う。この本の登場人物もそうだが感情は表に出さないまでも全体を通したら少しずつ見えてくるような気がするところも作者の意図と思うととても面白く感じた。新人事務官との掛け合いも面白い。続編を読みたい。

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    2025年08月01日