あらすじ
志賀倫成は、大手出版社の雑誌『週刊春潮』の副編集長。スキャンダル記事に自負を持ち、充実した編集者生活を送ってきた。しかし、大学生の息子・健輔にストーカー殺人を犯して自殺したという疑いがかかる。彼の幸福は崩れ去り、取材対象からも罵倒される日々に精神がすり潰されていく。だが被害者遺族である奈々美と出会い……。圧倒的筆致で真実と愛を描く、傑作ミステリー(解説・西原理恵子)。
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Posted by ブクログ
さすが中山七里先生、伏線回収が見事。
どうでも良いようなエピソードが真相に繋がるのだからさすがです。
それにしても主人公、いろんな意味で熱い(内容を読めば分かります)。
最後まで聴ききれば、タイトルの意味が分かります。
みんな幸せになって欲しいです
Posted by ブクログ
audible 。さすがの中山七里というほかない。
近ごろ、ドラマ「能面検事」をみているが、笑わない上川隆也の評判がいいらしい。北川景子の「ヒポクラテスの誓い」も見た。うーん、ピタリとは来ないもんだ。
比べてaudible での緊張からどんでん返しの感じの方が優っていると思う。中山七里とaudible は相性がいい。
追加。忘れるところだった。作中の春潮社って新潮社のことだよね。7年前ヘイト議員に誌面を与え、猛烈な反撃にあって廃刊に追い込まれた「新潮45」の出版社。
主人公はその社の編集者だということをわかって読むとひと味違うと思う。
中山七里あっぱれだね。文学が分断社会に対し何ができるかを示している。
あら、週刊新潮コラム終了だって(8/20朝日)。
またヘイトだ。桐野夏生さんや柚木麻子さんら40人が抗議メッセージを出していた。懲りない出版社だな。
排外主義の伸長に慎重に対処しなさいよ新潮社さん。
三題噺だ。
Posted by ブクログ
良かったです。とても良かったです。ハードスケジュールの国内出張中に読んでいたのですが、頑張れ!と思う気持ちが、自分の励みにもなりました。やはり読書って、その時の自分の環境や精神状態で、受ける印象って変わりますよね。
Posted by ブクログ
【無関係の第三者の残酷さと、逆境で手を取り合うことのできる強さ】
主人公は雑誌『週刊春潮』の敏腕副編集長・志賀倫成。順調にキャリアを積み上げていた彼のもとに、ある日一本の電話が入る。大学生の息子がストーカー殺人を犯し、その直後に自殺したという警察からの連絡だった。
追い回す側から、追い回される側へ。
加害者家族となった倫成はマスコミに連日追われ、ネット上では正義の名を借りた憂さ晴らしの標的となる。妻とは別居状態となり、仕事も思うようにいかず、精神をすり減らす日々が続く。
そんな中、息子の事件の被害者遺族である奈々美と出会う。彼女もまた、妬みやあらぬ噂、心ない言葉にさらされ、友人を失い嫌がらせを受けながら生きていた。
無関係の第三者がここまで残酷になれるのかと思うほど、加害者家族と被害者遺族を追い詰めていく描写は、タイトルの「夜」を通り越して暗黒そのもの。犯人探しよりも、社会が人間を追い詰める構造がしっかり表現されている印象がある。
諦めずに生きる倫成と奈々美。そして水面下で真相解明に奔走する刑事・宮藤と葛城。追い詰める側も、光を求めて足掻く側も同じ人間である。人間の残酷さと、それでも互いに支え合おうとする強さの両方を描いた一冊。
Posted by ブクログ
同作者の「災疫の季節」を読んで手にした本。本作を読んでからの方が、主人公に対しての感情移入の深みが違ったかもな。続けて読む事が出来たのであれば、なおさら、、、。どちらの作品も良かったので後悔があるのが少し残念(T . T)
Posted by ブクログ
ありそうな、あったような事件から始まるストーリー。
主人公の父親の感情が、伝わってくる
職場での立場、夫 父 一人のひと と
テンポよく読み進められるのは、流石の中山七里
あとがきに笑った。
Posted by ブクログ
前半は主人公の置かれた現状に少しの救いもなく、読んでいて暗くなるばかりですが、後半に被害者遺族の女の子と出会ってから少しづつ様子が変わっていきます
あり得ない出会い(笑)からの結末は前半の暗さが嘘のようでした
Posted by ブクログ
マスコミの怖さがしっかり伝わった。
急展開ではあったが、真犯人がいてよかった。
被害者の娘と加害者の父が最後一緒になったのもよかった
葛城さんの言葉ママだけど奇跡だなと思った。
Posted by ブクログ
被害者と加害者の交わり、現実にはあり得ない展開でグイグイとストーリーに引き込まれていく。
その立場になってみないと分からない心情が繊細に描かれている。最後まで面白かった。
Posted by ブクログ
読みやすくて一気読みしてしまった。
息子を突然亡くしたショックで抜け殻のようになってしまった妻も、小さかった時の息子を時折思い出して突然涙が出てくる主人公も、読んでいて辛くなるくらい痛々しかった。
最後なんだかほっこりする終わり方でほっとした。
Posted by ブクログ
audible103冊目。
さすが中山七里さん。
とても引き込まれる題材と人物設定。
追う側が追われる側になる、絶妙な心理描写。
被害者側と加害者側の交流。
なかなかに危うく苦しい、でも、現実世界にも存在している、見えにくい関係性。
そのへんがしっかり描かれていて、考えさせられました。
最後のどんでん返し?はなくても良かった気はするけれど…
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
マスコミという職業でありながら加害者遺族となった主人公と、被害者遺族の少女との話。
被害者遺族にも誹謗中傷があるとは。
ミステリーとしても楽しめた。
評価外だが、ナレーターの方は色々な声を演じ分けててすごいが、女性の声や話し方がバーのおばさんのようで私には合わなかった。
Posted by ブクログ
息子が大学の先生にストーカーをし、先生とその夫も殺し自分も亡くなったと警察から連絡を受けた父親
週刊誌の副編集長をしていた父親が加害者家族になり、妻にも出て行かれ仕事もうまくいかず、そんな時出会ったのは被害者の14歳の娘だった
ラストはよかった!
Posted by ブクログ
息子がストーカー殺人をした上に自殺したという疑いを雑誌の副編である父が翻弄する話。途中被害者の娘とのやりとりなどなんだかびっくりな展開なのだが、一気に読んでしまった。ページ数が減りまくった状態でまだ犯人が出てこずで、結論まで終わるのか?と不安になりながらも最後はあっという間に終わってしまった。
Posted by ブクログ
週刊文○・新○のようなスキャンダル雑誌とワイドショー的報道に辟易しているので、途中までは非常に暗い気持ちで読み進めて行った。雑誌の売上や視聴率を上げるために、どんどんメディアはエスカレートしているように思う。それに煽動されるように被害者や加害者を叩く大人や子供達。
主人公の週刊誌の副編集長は分かっていながら、反発する。犯罪者の父親として、ここまで叩かれると会社を辞めたり、引き篭もったりすると思う。被害者の子供と加害者の親として交わることの無い関係が、どんどん濃密に関わってくる。
殺人の原因に違和感が出てくると、先の展開も読めて来てしまう。ドンデン返しも軽いもので、二人の関係も想像の範囲だった。
Posted by ブクログ
現在の社会を象徴しているような小説。
情報化社会の便利さに隠れた負の部分を、とても表現していたと思う。前日まで、自分の正義を、振りかざしていた普通の人たちが、何か一つでも踏み外すと、瞬く間に糾弾される立場になるということ。一瞬に情報は広がり、もちろん殺人など重罪は論外だけど、会ったこともない顔も知らない数えきれない人たちからの非難で、命の危険さえも感じられる状況、本当に怖い。
ある日突然、大学生の息子が、ストーカー殺人を犯して自らも自殺した疑いがあると、警察が家へ訪ねて来た。そしてその直後から加害者家族という立場になり、出版社の週刊誌の副編集長であった志賀倫成は、逆に取材される立場となり、生活が一変した。加害者家族であるとはいえ、息子を失なってしまった悲しみに浸ること、反論さえも許されない、不特定多数の人たちから糾弾される立場になってしまったのだ。もちろん被害者家族に至っての苦しみはそれ以上の想像できないほどのものだろうが。
最初こそ、色々な周囲の人からの感情に飲み込まれ、自分を見失いかけていた志賀は、やがてその状況に甘んじるだけでなく、あまり面と向かってこなかった息子が本当に殺人を犯したのか、息子の本当の姿を知りたいと 独自に行動していく。
途中までの内容はとても辛かったけれど、結末まで読んで、良かったとホッとした。これは小説だしと言ってしまえば、それまでだけど、やはり、生身の人間どうし、ぶつかり合うことはしんどいけれども、血の通った付き合い方が大事なのだと思う。
Posted by ブクログ
ひたすらしんどい展開が、物語の3分の2程度まで続くので結構辛かった。
息子がストーカー殺人を犯し自殺したことで加害者遺族となった志賀。
彼を襲う第三者からの誹謗中傷や被害者遺族である奈々美に降り掛かる悪意には辟易した。
100%フィクションじゃないから余計に嫌になるよね。
ホントこれどうやって終結させるんだろう…と悶々しながら読んでいた。
まあ、タイトル的に何か希望があるに違いないとは思っていたけれども。
それでも苦しい話だったな。
Posted by ブクログ
この作品はシリーズ化はされていないけど、ドラマ化はされてるみたいですね〜帯に、上川隆也さんが主演だとあって…上川さん、結構好きな俳優さんなんです♪
このお話の主人公は大手出版社春潮社で、取材対象のスキャンダルを暴くことをモットーに「週刊春潮」の副編集長まで上り詰めた志賀倫成。元編集者で妻の鞠子と、親元を離れ大学生活を送る健輔との家庭も何ら不満もなかった。そんな中、健輔がストーカー殺人を犯した上で自殺したという容疑をかけられ、健輔の犯行が明らかであると判明する…。仕事は左遷され、鞠子とも衝突が絶えず、また加害者の親として自らが取材対象となったことで追い詰められる志賀倫成だったが、被害者遺族である中学生の奈々美のおかれている現状を知ることになり…。
一気読みしました!でもでも、少々こんなに上手くいくものなのか??とも思ったりもしました(性格歪んでますよね^^;)。もしも…息子が健輔のような犯罪を犯したなら、今の仕事は続けられないだろうし、被害者遺族のことまで考えられるかなぁ…とか思うと…う〜ん…となりますし、こんなに中学生は残酷なのか??とも感じたりしました。色々と考えなければ、その後の展開が気になって夢中になって読めたし、まぁ、ヨシ!!かな!ということで、評価は優しくつけて☆4としました。あと、宮藤刑事と葛城刑事が登場したのがよかったです。
Posted by ブクログ
とても良かった…
出版社で働く主人公が
普段、特ダネを求めて走り回る人が
息子の事件をきっかけにまさか、追われる側に
なろうとは…なかなか考えつかない設定で
面白いのに、さらに被害者 被疑者の会で
息子が殺した犯人の娘と鉢合わせ。
展開的には、これ以上の不幸がありますか?
ってくらい志賀さんの元に次から次に…
刑事さん達も、味方かな?敵かな?と
思わせておいて最後に、お前たち…最高。と
思ってしまう展開。そして本当の犯人が
まさか…私は意外すぎて真面目な学生だと
思っていた私の心を切り裂いた。笑
なにより、私はこの物語終わり方が
ハッピーエンドで好き。
志賀さんと息子さんの話に加えて
菜々美ちゃんと志賀さんの気持ちの変化
新たな親子愛が見れて満足でした。
Posted by ブクログ
著者の作品の中でも、ストレートな本格ミステリーだなといった印象でした。
息子の無罪を証明するために走り回るジャーナリストの話です。
結末はわかりやすかったですが、緊迫感はすごく伝わってきて面白かったです。
Posted by ブクログ
オーディブルで。雑誌記者がの息子が犯罪を犯し
逆取材される話。なんだろう。声優があんまりだし
話がイマイチなのでこの評価。中山七里は、護られなかつた者たちへ、や御子柴シリーズなど、素晴らしい作品もあるけど、ハズレもあるのね。
Posted by ブクログ
久しぶりの中山七里作品。相変わらず面白く、一気に読んでしまった。が、好みとしては最後に救いは残っていなくても良い気がする。ラスト、良い話になるために急展開した印象。
Posted by ブクログ
志賀倫成は、大手出版社の雑誌『週刊春潮』の副編集長。スキャンダル記事に自負を持ち、充実した編集者生活を送ってきた。しかし、大学生の息子・健輔にストーカー殺人を犯して自殺したという疑いがかかる。彼の幸福は崩れ去り、取材対象からも罵倒される日々に精神がすり潰されていく。だが被害者遺族である奈々美と出会い……。圧倒的筆致で真実と愛を描く、傑作ミステリー(解説・西原理恵子)。
Posted by ブクログ
報道する側が、殺人容疑者の親になり報道される側になって、いろんな社会問題が絡み合うミステリーかと期待したけど、違う展開でした。全体的に話が現実離れしていて、中山七里さんの他の作品ほど、ぐいぐい引き込まれませんでした。
Posted by ブクログ
大手出版社の『週刊春潮』の副編集長を務めていた志賀倫成は順風満帆にマスコミ界で君臨していたが、ある日、息子の健輔に、ストーカー殺人を犯して自殺したという疑いがかかり、一気に加害者遺族となり、マスコミの餌食となる。
しかし、被害者遺族である奈々美と出会い、奈々美は2次被害にもあっており、お互いを知っていくとともに少しずつ変わっていく。
葬式にたったひとり現れた「ミチル」という女性は、まさか「嗤う淑女」の!?と読者だけに分かる不気味悪さが良かった。
Posted by ブクログ
いやいや、ありえないでしょと思う部分が多い。たしかに、過剰な報道とそれに疲弊する家族がいるというのは理解できて良かったが、フィクションな部分が多すぎるリアリティは少なめ。あと急展開すぎる。
Posted by ブクログ
報道してた主人公が、ある出来事から報道される対象になる話。社会派小説に分類されるのかな?
被害者遺族と加害者遺族の関わりがリアルに描かれてゾクゾクした。
展開はなんとなく読めたので、星3つ