あらすじ
志賀倫成は、大手出版社の雑誌『週刊春潮』の副編集長。スキャンダル記事に自負を持ち、充実した編集者生活を送ってきた。しかし、大学生の息子・健輔にストーカー殺人を犯して自殺したという疑いがかかる。彼の幸福は崩れ去り、取材対象からも罵倒される日々に精神がすり潰されていく。だが被害者遺族である奈々美と出会い……。圧倒的筆致で真実と愛を描く、傑作ミステリー(解説・西原理恵子)。
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Posted by ブクログ
マスコミの怖さがしっかり伝わった。
急展開ではあったが、真犯人がいてよかった。
被害者の娘と加害者の父が最後一緒になったのもよかった
葛城さんの言葉ママだけど奇跡だなと思った。
Posted by ブクログ
読みやすくて一気読みしてしまった。
息子を突然亡くしたショックで抜け殻のようになってしまった妻も、小さかった時の息子を時折思い出して突然涙が出てくる主人公も、読んでいて辛くなるくらい痛々しかった。
最後なんだかほっこりする終わり方でほっとした。
Posted by ブクログ
息子がストーカー殺人をした上に自殺したという疑いを雑誌の副編である父が翻弄する話。途中被害者の娘とのやりとりなどなんだかびっくりな展開なのだが、一気に読んでしまった。ページ数が減りまくった状態でまだ犯人が出てこずで、結論まで終わるのか?と不安になりながらも最後はあっという間に終わってしまった。
Posted by ブクログ
とても良かった…
出版社で働く主人公が
普段、特ダネを求めて走り回る人が
息子の事件をきっかけにまさか、追われる側に
なろうとは…なかなか考えつかない設定で
面白いのに、さらに被害者 被疑者の会で
息子が殺した犯人の娘と鉢合わせ。
展開的には、これ以上の不幸がありますか?
ってくらい志賀さんの元に次から次に…
刑事さん達も、味方かな?敵かな?と
思わせておいて最後に、お前たち…最高。と
思ってしまう展開。そして本当の犯人が
まさか…私は意外すぎて真面目な学生だと
思っていた私の心を切り裂いた。笑
なにより、私はこの物語終わり方が
ハッピーエンドで好き。
志賀さんと息子さんの話に加えて
菜々美ちゃんと志賀さんの気持ちの変化
新たな親子愛が見れて満足でした。
Posted by ブクログ
加害者家族への容赦ない仕打ちが現実的に書かれており、自分に置き換えながら読むと非常に辛い気持ちになってくる。
徐々に自分の中の複雑な思いを整理しながら前を向こうとする志賀を応援しつつ読み進めていくと後半で急に真犯人が判明する。
もう少しこの判明するまでの伏線が書かれているともっと良かったのではないだろうか
Posted by ブクログ
オーディブルで。雑誌記者がの息子が犯罪を犯し
逆取材される話。なんだろう。声優があんまりだし
話がイマイチなのでこの評価。中山七里は、護られなかつた者たちへ、や御子柴シリーズなど、素晴らしい作品もあるけど、ハズレもあるのね。