あらすじ
右翼系雑誌を扱う出版社が放火された。思想犯のテロと見て現場を訪れた公安の淡海は、作家兼業の刑事・毒島と出会う。犯罪者をいたぶることが趣味の彼は公安の考えも小馬鹿にし、淡海は反発。衆議院選挙が迫る中、さらに極左集団が絡む事件が勃発、ついに魔の手は候補者に向かう。テロは防げるのか? 歪んだ正義を毒舌刑事が斬る痛快ミステリー。
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Posted by ブクログ
楽しく読めました〜
最後はえっ!?と驚きもあり面白かったです
急に自分が追い詰められたような感覚になりました
毒島さんはいつから淡海を目をつけていたのか…
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾
相変わらずの毒舌!
しかも、追い詰め方が、人でなし過ぎてキツい。
何か、犯人に同情してまうけど、悪いことせんかったら、こんな目に遭わんのやから、自業自得か…
キツっ〜!w
こら、指導された犬養刑事も嫌がるわな…
今回は、市民運動が主題にしてる?
って、ストーリーなんで、公安も登場!
毒島さんとペア組む公安 淡海さん!
過労死に絡む自殺
沖縄問題でのデモ時の事故死
「急進革マル派」犯行声明!
衆院選が迫る中、どうなるの!
プロ市民か…
自身のイデオロギーに基づき政治的ないざこざのある地域に乗り込んでいく活動家(活動を生活の糧にしている非・現地住民)。右翼の反対に位置する。
という定義の方やけど、ホントにそういう想いがあるのか、お金儲けだけなのかは怪しい。
しかし、自身の思想だけで、ここまでやるのか…
得意のどんでん返しもええ感じ。
気付かんかった(−_−;)
しかし、更に追い込むし…流石や…
裁判の刑より、こっちの方がキツいかも?
面白かった!(^-^)v
「うーん。僕の思想信条を明らかにしたところで何がどうなる訳でもないんだけど、強いて言うなら、他人の不幸をで前の主義主張の道具にするような人の味方にはなりたくないですねえ」
***************
今日はお疲れさんなんで、おウチで!
Netflixで、schieleさんお勧めの
「カラオケ行こ!」
関西弁バリバリのギャグ映画。
綾野剛さん、こんなんも出るんや。
その前に
【関西弁チェック!】
綾野剛さん、多少、微妙な気もするけど、地元民が、イラッとは来ないレベルかな。ヤクザ役の北村一輝さんらは、地元やから問題なし。
調べると高校生役の子らが関西以外で、めっちゃ違和感なかった!
綾野剛さんの歌の先生役 齋藤潤さんは、そのまま関西で生きていける!w
ヤクザのカラオケ大会で、あかんかったら、組長から、恐怖の刺青指令が…
確かに、キティーちゃん彫られたら、そらキツいか…うんことか…
威厳も何もなくなる〜
で、偶然の出会いで、コーラス部の高校生と遭遇し、先生としてコーチしてもらう。
ありがちな、特殊設定でひと夏を過ごすみたいな感じで、ちょっとホロっとする。
(万城目学さんのそんな感じ。設定は、全然違うけど)
特殊設定って、分かってはいるし、あり得ない事なんで…
けど、結構好きなんはなんでやろ?
後半、涙腺が…映画でお星様プラス一つ…
(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
Posted by ブクログ
大変勉強になりました。
そっち方面疎くて・・・へぇ〜そういう感じなんだぁ〜って
いつもながらに社会の仕組み的なところ、ちゃんと実例で説明いただけるので
ほんと本っていいですよね。
ってことで、毒島さん最高っす。
解説にも書いてあったけど、確かに今回は作家成分多め?
いや、作家としての心意気面多めでしたね。
にしても、今回も残り数ページ、
あれ?結局なんか本題が片付いていないんじゃないって思いながら
ラストシーンに到着
そこからの、「はい、きた、七里返し」
なんか、ナイト・シャマラン監督の映画思い出しました
あぁ〜、全部そいうことだったんだぁ〜って
よく言いますもんね、得するやつが犯人だって・・・
ほんと社会勉強になりました、今回も感謝でございます。
Posted by ブクログ
たぶん一緒に働いたらついていけないでしょう。
でも毒島の言っていることに反論することはできません。
好き嫌いがあるにせよ。毒島の言っていることは理路整然としており理解できるからです。
だから敵対した方は大変。
目的を達成するためなら手段を選ばない。
毒島真理も自分の役割と責任をわきまえている、のかな。
Posted by ブクログ
物語は「急進革マル派」を名乗る極左勢力による一連の事件から始まる。出版社放火、キャンパス内殺人、米軍基地反対デモでの殺人、そして選挙爆破テロ未遂──連鎖する凶行の背後には、思想的に洗脳された加害者たちの姿があった。
ここで描かれる「普通の人々」とは、真面目で、人が良く、しかし未熟で、自分は恵まれていないと感じている人たちである。彼らは、自力で解決できない課題を環境や政治といった外部要因のせいにしやすく、その弱さゆえに極端な思想へと取り込まれてしまう。
犯人はその心理的な脆さを熟知し、彼らを「左翼活動家」へと仕立て上げ、社会を震撼させる事件の実行者に変えていく。思想的暴力の影響で、ありふれた市民が加害者に転落していく過程を描いた作品で、ストーリー性が面白いと感じた。
Posted by ブクログ
久しぶりに中山七里作品を読みました。
最後にええっ!この人真犯人だったの?
電車で読んでいてたぶんちょっと顔に出たと思います笑
作家兼業の毒島刑事のちょっと軽いしゃべりだけど鋭い洞察力
良いキャラクターでした。
またこのシリーズ読みたいです。
Posted by ブクログ
エンタメとして、ミステリーとして成立させながらも、群衆心理や思想の課題と、自我肥大による犯罪者をぶった斬る。現代社会の扇動的な世論に対して、主語を大きくしないとか、好き嫌いが思想の衣を纏うなど、情報に対するリテラシーの上で大事なことも伝える小説。主人公のセリフで表されたのと同じ作者の矜持を実現した様な小説。
しかし、思想を嗜好と思考と行動とにを徹底的に理論的に分解して、破壊していく主人公の様は、ある意味でいかなる思想も倫理をも認めない、全てはエゴ?的な危うさも感じ、核分裂により全てを破壊する様な印象もある。作中で原発と揶揄したあだ名がつけられるのも頷ける。それ故に主人公は、法の執行官という役割に徹する事で、自分を制御しているのかもしれない。
Posted by ブクログ
2冊続けて中山七里。真犯人は誰なんだろうと思っていたが、今作は本当に分からなかった。逮捕された小物が真の黒幕ではないと言うのは薄々感じていたが、今回は「どんでん返し」と言うことばそのものの結末だった。これだからやめられない、中山七里。
Posted by ブクログ
公安刑事とコンビを組んだ毒島先生が、思想への耽溺に自己実現を託した犯罪者たちを十八番の毒舌口撃で追い詰める。
基本1話完結ながら、事件の根底にいる黒幕を探していくスタイルは前作に続いて健在で、あっと驚くどんでん返しに喫驚した。
毒島先生に嘲笑されない生き方がしたい。
Posted by ブクログ
中山七里先生の書いた本の中で、最初に読んだのがこの本だった。古本屋に行った時に、たまたま目について、新年だし久しぶりに本読むか〜と思い手に取ったのがこれだった。シリーズものだとは知らず、数ページ読んだ時に気づいたが、手が止まらなかった。途中からでも楽しめる内容だと思う。
比較的感情論で動いている自分にとっては、毒島の言っていることが新鮮だった。「た、正しい〜〜!」と思うのと同時に、でも正しいのって正しいのか??毒島刑事の発言を鵜呑みにすること自体が、あまり考えていないってことなのか???と、自分自身についても考えさせられる内容だった。
次回は、シリーズの一作目を読みたい!!
Posted by ブクログ
毒島シリーズ三作目
今作も毒島節炸裂の猛烈なクセ強キャラで物語を引っ掻き回していく
物語は右翼、左翼など政治絡みが主となった展開
序中盤まではいつもの毒島特有の強烈な皮肉と飄々とした立ち振る舞いでまぁまぁ過去作と同様の流れだったが最終盤の事の真相には驚かされた
あれこそまさにどんでん返しという感じだった
Posted by ブクログ
作家兼刑事の毒島に主に付き合うのは
公安の淡海
主に淡海の目線で語るのは作者中山
ふむ いろんな所で毒島は毒?をまく
政治や思想絡みになると矛先が鈍る?
淡海の立位置や進む道がよく分からない
もやもやしたまま読み進む
ラストは
あぁそうだったのか
問題の箇所を探して読み返してみる
具体的に言ってはいないけれど
ちょっと違う雰囲気は有ると思う
恐れ入りました、、、
Posted by ブクログ
こんなことがあるのかと関心したお話
自分で動いているはずがいつのまにか他人に操られている。それを本人は気づいていない。
事件一つ一つがその事件だけにとどまらず最後まで繋がっているところにもワクワクした。
Posted by ブクログ
中山先生に関しては、色々なシリーズを並行読みしていったほうが確実に楽しめる。
今作は、公安絡みの事件。殺人は起こるが他作品に比べると少しおとなしめな印象は受ける。久々に展開が読めたのがうれしい!
Posted by ブクログ
短編でひとつひとつと解決しつつ最後に繫がっていき、最後のさいごはそうきたかと思わせてくれる。今回も毒島真理の強烈なキャラ健在。一緒にはいたくないけど、遠くからは見ていたい(笑)次も待ち遠しい。
Posted by ブクログ
読みにくかったけど、毒島の犯人を追い詰めていく感じはやはり爽快感があって面白かった。
黒幕はまさかの人物でした。
次作も楽しみです☺︎
Posted by ブクログ
シリーズと気が付かず読んじゃった
何だこの人…と思った毒島にだんだんとハマっていくのを実感しながら読みました
鳥居じゃないんだろうな〜と思ったけれど、まさかこう来るとは
Posted by ブクログ
正直いままでの三部作の中でいちばん読みにくいな、と感じてあんまり面白くないかもなとおもったけどラストの畳み掛け凄かったね……
鳥居が黒幕ではないことは分かっていたけどまさかそこが真犯人とは……
追い詰めるシーン、最後もう少しほしかったな 毒島節で叩きのめしてほしかったきもちで星3
Posted by ブクログ
爽快感抜群の毒舌。
さすが毒島先生、毒舌と皮肉のオンパレードは聞いていてスカッとしますね。
今回は一つの事件が大元にあり、そこから川のように派生した事件を一つ一つ解決していく中で奔流に迫るというものでしたが、毒島先生の切れ味は変わらず鋭利でなにより。
個人的に右翼左翼に詳しくないためのめり込めなかった分が前回との差かなと思います。
もっと歴史とか社会に興味を持てば、本作も違った楽しみ方ができたのかも。
Posted by ブクログ
作家刑事毒島シリーズ第三弾!
短編連作ストーリの展開から、極左集団の事件の真相を明らかにしていく物語。
■大いなる
右翼系雑誌を扱う出版社が放火。
テロの見立てで公安の淡海は毒島と事件を追うことに。
毒舌から事件の真相が明らかに
■祭りのあと
学園祭に潜り込んで、学生運動の調査をする二人。
そこで発生した殺人事件。
その犯人は?
■されど私の人生
居酒屋チェーンの従業員の女性が自殺
市民団体がそのチェーン店の会長である政治家を糾弾!
そして、同じ店で、さらに女性が死亡
二人の女性の死の真相は?
■英雄
沖縄の基地問題。
デモ隊が警察と小競り合いしている中、市民が死亡。
それをもとに、左翼団体が力づけます
しかし、その死の真相は?
■落葉
選挙中の候補者が爆弾テロのターゲットに?
その真相は?
そして、一連の事件の黒幕は?
といった展開です。
どんでん返しの帝王の名の通り、どんでん返しで楽しめました。
毒島の毒舌も、犯人を追い詰める語り方も、相変わらずで楽しめました。
毒島の考え方もわかる物語です。
楽しめます!!
Posted by ブクログ
残りページ少なくなってきて、え、これ終わる??と思ったけどちゃんと終わった。
このシリーズは毒島ではなく周りの人の視点で進むので、一緒になって毒島なに考えてんのかな〜って追う感じ。
Posted by ブクログ
作家刑事・毒島のシリーズ3作目。
出版社が放火され、思想犯のテロと見做す公安の淡海は、そこで毒島と出くわす。
公安を馬鹿にする彼の毒舌に反発しながらも、行動を共にする。さらに、極左集団が絡む事件が勃発、テロは防げるのか・・・
やはり「どんでん返しの帝王」の」異名を誇る著者は、すんなりとは終わらせない。