あらすじ
右翼系雑誌を扱う出版社が放火された。思想犯のテロと見て現場を訪れた公安の淡海は、作家兼業の刑事・毒島と出会う。犯罪者をいたぶることが趣味の彼は公安の考えも小馬鹿にし、淡海は反発。衆議院選挙が迫る中、さらに極左集団が絡む事件が勃発、ついに魔の手は候補者に向かう。テロは防げるのか? 歪んだ正義を毒舌刑事が斬る痛快ミステリー。
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Posted by ブクログ
楽しく読めました〜
最後はえっ!?と驚きもあり面白かったです
急に自分が追い詰められたような感覚になりました
毒島さんはいつから淡海を目をつけていたのか…
Posted by ブクログ
物語は「急進革マル派」を名乗る極左勢力による一連の事件から始まる。出版社放火、キャンパス内殺人、米軍基地反対デモでの殺人、そして選挙爆破テロ未遂──連鎖する凶行の背後には、思想的に洗脳された加害者たちの姿があった。
ここで描かれる「普通の人々」とは、真面目で、人が良く、しかし未熟で、自分は恵まれていないと感じている人たちである。彼らは、自力で解決できない課題を環境や政治といった外部要因のせいにしやすく、その弱さゆえに極端な思想へと取り込まれてしまう。
犯人はその心理的な脆さを熟知し、彼らを「左翼活動家」へと仕立て上げ、社会を震撼させる事件の実行者に変えていく。思想的暴力の影響で、ありふれた市民が加害者に転落していく過程を描いた作品で、ストーリー性が面白いと感じた。
Posted by ブクログ
こんなことがあるのかと関心したお話
自分で動いているはずがいつのまにか他人に操られている。それを本人は気づいていない。
事件一つ一つがその事件だけにとどまらず最後まで繋がっているところにもワクワクした。
Posted by ブクログ
読みにくかったけど、毒島の犯人を追い詰めていく感じはやはり爽快感があって面白かった。
黒幕はまさかの人物でした。
次作も楽しみです☺︎
Posted by ブクログ
シリーズと気が付かず読んじゃった
何だこの人…と思った毒島にだんだんとハマっていくのを実感しながら読みました
鳥居じゃないんだろうな〜と思ったけれど、まさかこう来るとは