中山七里のレビュー一覧

  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    たぶん一緒に働いたらついていけないでしょう。
    でも毒島の言っていることに反論することはできません。
    好き嫌いがあるにせよ。毒島の言っていることは理路整然としており理解できるからです。
    だから敵対した方は大変。
    目的を達成するためなら手段を選ばない。
    毒島真理も自分の役割と責任をわきまえている、のかな。

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    2025年11月20日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    今年ももう1か月半足らずで終わってしまいます。
    1年間に読める冊数が少ないので色々な作家さんの作品に触れたい時にはいいですね。
    6人の作家の書き下ろしです。
    葉真中 顕さんの「21グラム」最後ちょっとぞっとする感じで面白かったです。
    五十嵐 律人さんの「万藤の灯火」も良かったです。

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    2025年11月19日
  • 翼がなくても

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    絶望に翼はいらない――人は、強さで飛び立つ。
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    中山七里さんといえば、警察・検察・弁護士など“法を扱う主人公”のイメージが強いですが、『翼がなくても』はその枠を抜け出した力強い一冊でした。

    オリンピックを目指していた沙良が、交通事故で片足を失い、人生そのものが折れたように思えるところから物語は始まります。ミステリー要素やどんでん返しの緊張感ももちろん健在ですが、今回はそれ以上に、“喪失から立ち上がる人間の物語”としての厚みが際立っています。

    苦しみ、怒り、恨み、そして再起。沙良の歩みは決して平坦ではなく、その姿が読者の胸を強く揺さぶります。中山作品の常連キャラである犬養刑事や御子柴弁護士が物語に関わってくるのもファンには嬉しい仕掛けで、シリーズを横断する世界観の広がりも魅力のひとつです。

    “ミステリー”という枠を超えて、読後には深い余韻と温かい力が残る作品でした。いつもとは違う空気感を楽しみたい中山七里ファンにも、とてもおすすめです。

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    2025年11月18日
  • ヒポクラテスの困惑

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    今回は、パンデミックを題材にした作品。
    いつもながら、記憶に残っている社会事件を背景に使うところが現実感を高めて心憎い。
    古手川刑事と真琴先生の仲は、近づいてきているようでなかなか進まない。早く二人の幸せな姿が見たいものだ。
    作品としては十分に面白かったのだが、最後のどんでん返しの切れ味が今一つにも思えた。

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    2025年11月17日
  • 災疫の季節

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    2022年9月~2023年6月に連載されていたそうで、バッチリコロナ禍中のお話でした。登場人物は中山七里ワールドで繋がっているものの、これだけで読んで大丈夫。週刊春潮の副編集長、志賀倫成目線で話が進みます。反ワクチン路線の記事を書き、部数が伸びているけれど、はたしてそれが正しいのか足元が揺らぐ志賀、高校からの悪友で医師の伊達にも反ワクチンの記事で何人の人間が未接種故に罹患して死に至ると思ってるのかと言われたりしますが、売れているため報道の流れは変えられず…。
    そんな中、反ワクチン団体(カルト宗教っぽい動きあり)が伊達の病院に押しかけ、騒動中に殺人事件が起こります。
    ワクチンの有効性をまともに訴えることが世論に受けいれられない感じありましたよね。接種死亡数は罹患死亡数に比べて圧倒的に少ないのに。マスコミが偏向的に報道するのは、世論を反映しているのか?偏向して煽るから世論がそっちを向くのか?
    全体的に暗い雰囲気や大人の嫌な計算高さなどありますが、読みたがれば小学生でも。基本は高校くらいから。

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    2025年11月16日
  • 総理にされた男

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    主人公の一般人目線で政治の世界を分かりやすく説明。真垣首相の代役から今の日本の首相としてどうあるべきか、という考え方を変えて行く姿は現代社会における問題提起も相交面白い。

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    2025年11月16日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    見事なまでのミステリー
    章ごとに話を成立させながら最後で伏線を回収する
    さすが中山七里先生といったところ

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    2025年11月14日
  • 翼がなくても

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    題名からしても殺人事件がメインではない感じ?と予想がついたけど、始まりはやはり殺人事件。
    途中、どんどん殺人事件から遠ざかるような遠ざからないような。
    犬飼刑事と御子柴弁護士にここで会えるとはとても嬉しい。事件絡みではあるけど、感動のスポーツ小説。

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    2025年11月14日
  • いまこそガーシュウィン

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    ショパンコンクールのファイナリストのエドワードが、彼のコンサートに岬洋介との共演を要望して、彼をアメリカに招く話。共演する曲目は「ラプソディーインブルー」。テレビドラマ「のだめカンタービレ」で使われていた曲なので、私でもわかる曲だった。でも、もともとピアノ2台の演奏を目的としていた曲とは!作者は良く知ってるな‼️是非、聴いてみたいと思わせる。流石。また、あのエピソードがここでからんでくるとは!また岬サーガが広がることを実感する。
    エドワードの母が、彼らの演奏を聞いて、少し偏見や悲しみが癒やされれば良いな。

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    2025年11月14日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    面白かった。ミステリーの書き方の他中山さんのストイックな私生活のことまで。辛辣な言葉もあるけど頷けます。

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    2025年11月13日
  • 追憶の夜想曲

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    ネタバレ

    最後の御子柴先生の(みんな罪を犯している。それてもみんな生きている。生きていることを許されている。それは全員に償う機会があるからだ。)のセリフにグッときました。

    まさか一冊目の過去の事件とリンクしているとは思わなかったし、その繋がりが最後のセリフに重みがあった。

    倫子も美雪もママも幸せになって欲しい。

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    2025年11月13日
  • 嗤う淑女 二人

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    嗤う淑女シリーズ第三弾。今回は最恐コンビの登場で、毒殺に爆破、放火と手段を選ばず人が次々と死んでいく展開に息をのんだ。
    有働さゆりの単なる駒で終わらない芯の強さ、すべてを掌で転がす蒲生美智留の冷徹さ。二人の悪女、いや、どこか人間離れしたサイコパスぶりにゾッとしながらも、目が離せなかった。
    まさかのラストには驚かされたけれど、これで終わりじゃないような気もする。またどこかで、この二人に出会える日を楽しみにしている。

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    2025年11月12日
  • もういちどベートーヴェン

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    岬洋介が弾くベートーヴェンのピアノソナタの描写が非常に細かくて驚いた。『合唱 岬洋介の帰還』から先に読んでこの作品を読んだが、最後のセリフが後のストーリーの伏線になっているところも面白かった。

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    2025年11月12日
  • 能面検事の死闘

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    信念は揺るがない――“棄民”と“司法”が激突する、魂の法廷サスペンス。
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    中山七里さんの作品はどれも緻密で重厚ですが、『能面検事の死闘』もその中でも特に印象に残る一作でした。シリーズを通して登場する能面検事・不破俊太郎は、一見冷徹に見えながらも、内に強い正義感と信念を秘めています。今回もまた、その不動の姿勢が、社会の“闇”と激しくぶつかり合います。

    中山七里さんの作品に出てくる登場人物たちはどれも一癖ありながら、自らの信念を貫く強さを持ち、その生き様が物語に深みを与えています。彼らは社会的には「不適合者」とされながらも、近くにいる人間にはちゃんと理解され、尊敬される――そんな関係性の描き方が実に中山作品らしい魅力です。

    事件のスリルと心理のぶつかり合い、そして司法の理想と現実のあいだで揺れる人間たちのドラマ。ラストには緊迫感の中にも清々しさがあり、シリーズの次作にも大きな期待を抱かせます。
    不破検事シリーズのファンならもちろん、骨太な社会派ミステリーを求める方にもおすすめです。

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    2025年11月12日
  • 復讐の協奏曲

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    まー色々あるもんだ。しかし、この国のジャスティスが直接の暴力に出たのも頷けないし、野際が南雲だったというのも… 全員が関係者かよ
    でもやっぱり与論に対する御子柴の考え方は独特で面白い。

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    2025年11月11日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    本作品もとても面白かったです。
    スッキリ終わらせないのが、この作者の憎い所ですが、それもまた現実的で良かったです。
    この弁護士は生い立ちにいわくがあるので、他の作品とは異なる味わいを感じさせてくれます。
    続編も早めに読みたいと思います。

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    2025年11月09日
  • 復讐の協奏曲

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    私も定期的に読みたいと思っている分野がリーガルミステリー。こちらは悪徳弁護士の御子柴シリーズの5作目になる。これまで母親、少年院時代の恩師、あの事件の姉などの弁護を担当してきていたが、今回は事務所職員の洋子さん?!Σ(゚Д゚)。死体配達人事件も違った視点から見たり、また上手いこと解像度が上がっている気がする。シリーズが完結するにはどうなったら自分は納得するんだろうと、この先も気になってしまいます。

    『弁護士を取り巻く情勢は、社会の変遷とともに移り変わっていく。数年前の常識が目の前の事件にも通用するとは限らない。法律が改正されるのと同じように、弁護士の常識や、倫理もアップデートしていかなくてはならない。-文庫解説 五十嵐律人-』

    定期的に読みたくなる理由を格好良く言語化してあった文庫解説も忘れないようにしたいφ(..)メモメモ

    2025.11

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    2025年11月09日
  • 武闘刑事

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    基地問題、日米地位協定。日本の置かれている現状を認識するために多くのページが割かれ、殺人の動機を探らないまま長々と日米問題が展開される。焦れてきた頃に急展開。そうきたか。最後は泣いた。

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    2025年11月09日
  • 七つの大罪

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    七つの大罪 傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰をテーマにしたアンソロジー。

    人間の奥底にある心を描き、共感したり、おもしろがったり、新たな感情を知ったりと一冊の中で多様な感想を持ちました。おもしろかったのは、怠惰、憤怒、強欲、色欲。暴食は猟奇的だったな。

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    2025年11月08日
  • ヒポクラテスの困惑

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    ネタバレ

    面白かった。
    まさか犯人が殺害された萱場氏の実兄だとは思わなかったが、人の嫉妬や欲望は醜いということを見せつけられたお話だった。

    コロナウイルスというテーマも、身近であり臨場感がありました。

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    2025年11月08日