中山七里のレビュー一覧

  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    犬飼シリーズの短編集。
    私はあまり短編集は好きではありませんが、どの作品も短編でありながらどんでん返しが最後にはあって、どれも密度の高く読み応えのある作品ばかりでした。

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    2025年06月28日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    刑事犬養シリーズです。ここの前まで読んでいて、しばらく読んでませんでした。最初にエピソードに出て来た、グーちゃんとユーちゃんが関わってくるんだと思って読んでたのに、途中ですっかり忘れてて、最後になってそうだった(汗)となりました。

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    2025年06月28日
  • ネメシスの使者

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    問題提起をする物語
    自分ならどうすると考えながら読んでしまった
    誰も幸せな人がいない悲しい話だった
    犯罪は良くない

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    2025年06月27日
  • 追憶の夜想曲

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    前作「贖罪の奏鳴曲」で主人公を純粋な気持ちで応援できないのもあってしばらく放っておいたシリーズ。確か大怪我したよな…と思いながら読み始めた。うん、なんか彼の体調は大丈夫そうだった(;^ω^)
    第1審でほぼ量刑まで固まっていたある事件の第2審で御子柴弁護士が割って入ってきた。検察側も被告人も、戦々恐々。敵が多い御子柴弁護士は、何のためにこの裁判に首を突っ込んできたのか、この事件に何かあるのか。

    『御子柴は自分にだけは真実を語れと言った。冗談ではない。あんな得体の知れない人間に全てを打ち明けられるものか。あの男が弁護できるのは事件の一部だけ。全てを明るみにし、全てを弁護できる者などいるはずがない

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    2025年06月28日
  • いつまでもショパン

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    『岬洋介シリーズ』なんて題があるけれど、そうか、彼は主役ではないのか……。ピアノが弾けて、探偵役もできる……そんな岬洋介がますます気になる。彼は”どんなことを考えているんだろう”と──。沼る。

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    2025年06月24日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    また新シリーズが誕生した。
    中山七里が書くテーマの一つに「無謬性の問題」がある。「テミスの剣」では警察(刑事)と裁判所(判事)を対象にそれを描いた。今回は科学捜査を担当する科捜研の無謬性にスポットを当てるため、民間の鑑定センターとして自ら独立した氏家京太郎というキャラクターを主役にしたのだと思う。刑事などの警察官よりも科捜研の方が確かに無謬性の妄信に陥りやすそうだ。「科学」という単語が間違いのないイメージに繋がりやすいのだろうか。しかし分析・鑑定を行うのが神ならぬ人間である以上、そこに誤謬は発生する。司法判断にしろ科学鑑定にしろヒューマンエラーは起こり得ると考え、組織やシステムを過信しないこと

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    2025年06月23日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    女心を読むのが苦手な犬養シリーズ第4段。
    安楽死に関するお話し。
    日本だけで見れば駄目だけど、紛争地域ではどうか、ワールドワイドに考えると矛盾に葛藤を覚える。
    そして最後はどんでん返し。さすが中山七里先生。







    この小説を読んでいるさなか、
    同期の友達が脳出血で倒れた。そんなことあるか、目しか動かせないで寝たきりだって。悲しい。

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    2025年06月28日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    貧困と臓器売買という大きな社会問題に切り込む。

    陣野と犬養の攻防は見もの。
    ラストで見方が180度、いや120度くらい変わる。

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    2025年06月22日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    面白かった。

    賛成し難いが、ドクター・デスなりの倫理観があるのだ。そして、そう考えるほど真摯に向き合ってきたし、原体験がある。

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    2025年06月22日
  • 特殊清掃人

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    特殊清掃の仕事を請け負うエンドクリーナーで
    働く3人のそれぞれの視点で綴られる物語。
    亡くなった人の部屋を清掃する中で
    見つけた謎を解いていくミステリーの側面もあり
    長編ではないけれど読み応えがありました。

    人は亡くなると物体として扱われ、
    肉は腐るし、虫は湧く…
    なんとも言えない切なさを感じました。
    作品の中で知り合いだった人の亡くなった部屋を
    清掃する話があるけれど
    個人的には1番印象に残る話でした。

    大切な人がもし孤独死した時に
    その現実を受け止められる自信は正直ないけれど
    亡くなった人の想いを尊重して
    その人のことを忘れずにいることが
    大事なのかな。

    改めて、特殊清掃の仕事につい

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    2025年06月21日
  • 護られなかった者たちへ

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    善や悪と割り切れない切なさを感じる。どんな仕事にも時間やコストの制限はあるものの、自分の仕事でもその先にあるものにも想像を働かせなければと思った。

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    2025年06月21日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    再びの法医学シリーズ。いつもどおりの、長編の顔した短編集。忙しい日々の中で一息つける、お茶の時間のような読書体験。このシリーズの面白いところは、毎回そのときそのときの時事問題や社会問題を扱うところ。

    今回は、引きこもりの大人たちと年老いた親たちがテーマ。本書では、長らく引きこもりのまま中年になった人たちが、家で自殺や事故でなくなる事案が増えており、解剖によってそれが親が仕組んだ殺人であることが明らかになる、といった事件がいくつも描かれている。

    読んでるとやるせない。ひきこもりになったのはひょんなことがきっかけかもしれない。親が甘すぎたのかもしれない。社会復帰したいともがいたこともあったかも

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    2025年06月21日
  • 護られなかった者たちへ

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    護られなくてもいい命があると認めることは、殺されても仕方がない人がいるということを認めることになる。殺されても仕方がないと思えるような犯罪者が、刑務所の中で国の税金で生活し、護られるべき人が、生活保護の審査に落ち、国の税金を使えず、餓死に追い込まれる。
    現実で、生活保護の実情がどのようなものか分からないが、この本をきっかけに考えてみたいと思う。
    国の制度の中には、複雑な手続きを踏むことが求められるものなどがあり、考えなければ様々な制度があったとしても、利用することはできないだろう。誰しもが複雑なことを考えたりすることが得意なわけではないので、考えるのが苦手な人が考えなくても生きていけるような社

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    2025年06月20日
  • 秋山善吉工務店

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    昭和の下町の胆っ玉親父を中心にしたホームドラマといった内容で中山作品としてはかなり異色の存在ですが、こんな作品も描けるのかと感心するぐらい良くできています。
    そして、爺さんだけでなく婆さんもなかなかの人物でした。
    昭和の価値観バンザイ!

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    2025年06月20日
  • 復讐の協奏曲

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    本書は2020年に刊行された中山七里さんの弁護士・御子柴礼司シリーズ5巻目。
    最近の中山七里さんの物語は私的にはどれもけっこうハズレなんですが、この御子柴シリーズは主人公の過去があまりにもすぎて、世の中を穿っているかのような、それでいて真理を突いてくる外連味がかなり強烈なスパイスになっている。それがこの過去を背負う主人公と絶妙にマッチしていて、そこが読者にとって癖になる=読む手が止まらないというシリーズになっていると思う。

    今回は御子柴の秘書が事件の犯人として起訴されるという内容で、これ、いったいどうやって法廷で闘うのか興味津々でどんどんページを繰っていった。また、今ではけっして珍しくないが

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    2025年06月18日
  • 境界線

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    東日本大震災を発端にしたこれまでになかった切り口の話。

    被災した行方不明者の戸籍が奪われて、利用される展開は、新しい考えながら現実味があり、最後まで引き込まれるように読めた。

    本当にこういうことがあったのだろうか?

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    2025年06月17日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    長引く病気から普通診療にもお金がかかり
    貧困につながってしまう。
    治らないと別の診療に望みをかけ
    自由診療やカルト宗教に気が向いてしまうのか。
    結局、貧困から色々と広がっていく。
    自分に置き換えたとき、
    治るためにわらにもすがる思いで変な方向に
    向いてしまうかも、、、。
    こころのゆとりが必要だね。

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    2025年06月16日
  • 彷徨う者たち

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    東日本大震災後の被災地で起こる事件を追う宮城県警・笘篠刑事シリーズの第三作。(『護られなかった者たちへ』『境界線』に続く)

    簡単に言えば第一作目は生活保護の問題、第二作目は被災した行方不明者の個人情報事故の問題、そして今回は仮設住宅から公営住宅への移転に関して、復興を進めたい行政と利権に絡む県会議員、似非NPO団体を巻き込んだ殺人事件だ。

    そこに若手刑事の蓮田(第一作の映画では林 遣都が演じている)の幼なじみ4名の関係が絡んでくる…

    シリーズものは登場人物がかぶっていたりするのも面白さのひとつではあるが、ミステリーの場合はトリックとか大どんでん返しとかで『やられた〜』となるのも面白い。

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    2025年06月16日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    医療系の社会派ミステリー。名誉、地位、権力、癒着、被害者、加害者、復讐、ベタだけど色々詰まってて、面白い。社会派ミステリー好きだね。おれは

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    2025年06月16日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    浦和医大法医学教室にミイラ化した遺体が運び込まれた。亡くなったのは40歳の独身女性で、死後2週間が経っていた。 まだ4月だというのに埼玉で見つかった4体目の餓死死体だ。埼玉県警の古手川によると、女性は大学受験に失敗して以来20年以上引き籠っていたという。同居していた70代の両親は先行きを案じ、何とか更生させようと民間の自立支援団体を頼ったが、娘は激昂し食事も摂らなかったらしい。彼女はなぜ餓死を選んだのか?ヒポクラテスシリーズ5作目。中山七里が書くと社会問題もこういう風になるのね。いや、面白かったです。

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    2025年06月15日