中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ訳あって読書から半年離れていましたが、久々に読めるようになった1冊目にチョイス。やはり読書はいいと思わせてくれる期待通りの1冊でした。
岬洋介シリーズ8作目らしい。(どれも全部いい!今モーレツに読み返したくなってる)
他の作曲家に比べモーツァルトは好きでも嫌いでもないけど、やはり聴いてみたいと思わせてくれるる描写。特に最後の「2台のピアノのための協奏曲」!
盲目ピアニストの榊場隆平のピンチにコンサートを投げ打って即かけつける岬洋介、想像はしていたけどやはり嬉しい。そして、そのことばのひとつひとつが癒しとなって、震える榊場を平常の気持ちに戻していく。読んでるこっちも穏やかになりました。
解説であ -
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ヒポクラテスの憂鬱
著者:中山七里
**あらすじ:**
埼玉県警のホームページ掲示板に、「コレクター(修正者)」と名乗る謎の人物から不可解な書き込みが寄せられる。それは、事故死や病死として処理されそうな遺体の解剖を促すものであった。県警の要請を受け、浦和医大法医学教室の光崎教授と研修医・栂野真琴がその真相を確かめるべく解剖を進めるが――。死の裏に潜む真実を暴く、医療×ミステリーの第2弾。
**感想:**
シリーズ第二弾となる本作では、主要キャラクターたちへの愛着が一層深まりました。ヒポクラテスの誓いを体現する光崎教授、アメリカンの発想と四字熟語に詳しいキャシー准教授、不器用ながらも信念を持 -
Posted by ブクログ
エンタメとして、ミステリーとして成立させながらも、群衆心理や思想の課題と、自我肥大による犯罪者をぶった斬る。現代社会の扇動的な世論に対して、主語を大きくしないとか、好き嫌いが思想の衣を纏うなど、情報に対するリテラシーの上で大事なことも伝える小説。主人公のセリフで表されたのと同じ作者の矜持を実現した様な小説。
しかし、思想を嗜好と思考と行動とにを徹底的に理論的に分解して、破壊していく主人公の様は、ある意味でいかなる思想も倫理をも認めない、全てはエゴ?的な危うさも感じ、核分裂により全てを破壊する様な印象もある。作中で原発と揶揄したあだ名がつけられるのも頷ける。それ故に主人公は、法の執行官という役割 -
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ヒポクラテスの誓い
著者:中山七里
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**あらすじ**
浦和医大・法医学教室に「試用期間」として配属された研修医の栂野真琴。彼女を待っていたのは、偏屈で妥協を許さない法医学教授・光崎藤次郎と、遺体に対して独特の愛着を持つ外国人准教授・キャシー。光崎は一見事件性のなさそうな遺体でも執拗に解剖を行い、「既往症のある遺体が出たら教えろ」と真琴に指示する。その真意とは? 医学と司法が交差する本格法医学ミステリーの幕が上がる。
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**感想**
中山七里さんのシリーズ作品を読み進める中で、本作は特に異色の存在感を放っていました。医療ミステリーの中でも「法医学」に焦点を当てたジャンルは非 -
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ネタバレ岬洋介の過去が詰め込まれた話。
中山先生による音楽ミステリーの続編。
岬がどれだけの才能を持ったバケモノなのか、他の音楽科のクラスメイトと対比させる形で描かれる。
天才と凡人の間の越えられない壁があることに気づかなければならないなんて残酷だなあ。
自分はきちんと適所で勇気を持って決断できてるのかな。
選択すること、諦めることには勇気がいるというフレーズに共感した。決断する勇気の前に、それらと向かい合おうとすることもしんどい事だから、人生選択に幅があるうちに、勇気を出すべきタイミングがあるんだろうなあと思った。
左手でペン回しとわざわざ書いてあったので、犯人はあっさりと分かった。
ミステリ -
Posted by ブクログ
しまった〜
ベートーヴェンには前作があったのか
(どこかでベートーヴェン)
ドビュッシーは読んで
映画も観たのだけど
岬シリーズがそんなにあるとは
うかつでした
天が何物も与えちゃってる岬氏
実写映画のイメージを払拭するところから
(某ピアニストのアンチではありません)
ちょっと「アマデウス」風味もありながら
でも人たらしの岬くん
みんなからやっぱりどうしたって嫌われなくて
身近にいたらどんな感じかな〜
練習スタジオのドアから覗く
天生くんみたいに
私も覗いてただうっとり⋯かもな
発売当時の時代の雰囲気としても
これはどうだろう?という部分が少しあった
(ジェンダー面とか?)