中山七里のレビュー一覧

  • ふたたび嗤う淑女

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     前作の最後には居ないはずの本人として活動できる準備を整えて嗤って終わったのが記憶に新しく残っていた。次々と現実社会で起こる重大な事件に類似した形で嗤う女の悪事が続けられる。
     政治と教団の密な関係、議員の性的スキャンダル、後援会の後ろ盾、権力者の若気の不起訴、組織的な集団暴行。平成のニュース番組やワイドショーの尺をたくさん使った話題が軒並み並び、これらを巧みに関連させて組み立てる物語はお見事でした。
     騙すターゲットは巷の人たちの心境を察知したかのような選定ではあるものの瞬時の激しい落胆を与える裁きはえげつない。罠が近づく瞬間は読者側にはすぐにわかる。ダースベイダーのテーマやホラー映画のキッ

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    2025年01月28日
  • 秋山善吉工務店

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     この表紙ってどうなんでしょ?正直なところ後でいいかな!って、ずっと積んでたのがこの作品です。

     秋山史親を火災で亡くした妻の景子と子供の雅彦、太一は、住む家もなくし史親の義父夫婦の家に身を寄せることに…。義父は秋山善吉、大工の棟梁で工務店を自営しており、妻の春江がそれを支えている。善吉じいさんは昔気質の頑固者であり、景子も雅彦も苦手意識があったが、新たな生活をはじめたことで次々に勃発する家族の問題に、善吉じんさんが立ち上がる…。一方、火災の出火原因に疑問をもった宮藤刑事が秋山家を訪ねることに…。

     読後、善吉じいさんが好きになること、間違いなしです!!表紙も、私の中でレベルアップしました

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    2025年01月28日
  • 嗤う淑女 二人

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    しまった!シリーズ物だった。
    人物像がイマイチわからず前作読めばもっと面白かった?

    4話までの話の展開は面白かったが、
    ラストはすごいスピードで犯人が浮かんで
    えっ?となった。

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    2025年01月27日
  • おやすみラフマニノフ

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    やはり素晴らしかった。
    前作の『さよならドビュッシー』を読み、
    中山作品に興味を持ち、この本を読んだが、
    変わらぬ文章力。そして何より構成の上手さ。何もかもが伏線になっていて、頭が良い人じゃないと考え付かないようなものがたくさんあった。

    前作よりも登場人物が多く、関係が曖昧な所もあり、音楽よりもミステリーが多めで若干理解しずらい場面もあったが、読み返せば理解できた。

    音楽パートは少なかったが、その分コンサートということもあり、とても白熱し、引き込まれるような臨場感ある場面だった。

    ぜひ読んで欲しい1冊。

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    2025年01月27日
  • 警官の道

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    どれも実力派の作家で、ハズレはありませんでした。中でも初読みの長浦氏は迫力を感じました。近い内に他の作品を読んでみようと思います。

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    2025年01月27日
  • 夜がどれほど暗くても

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    ひたすらしんどい展開が、物語の3分の2程度まで続くので結構辛かった。
    息子がストーカー殺人を犯し自殺したことで加害者遺族となった志賀。
    彼を襲う第三者からの誹謗中傷や被害者遺族である奈々美に降り掛かる悪意には辟易した。
    100%フィクションじゃないから余計に嫌になるよね。
    ホントこれどうやって終結させるんだろう…と悶々しながら読んでいた。
    まあ、タイトル的に何か希望があるに違いないとは思っていたけれども。
    それでも苦しい話だったな。

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    2025年01月23日
  • 復讐の協奏曲

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    久しぶりに御子柴シリーズを読みました。4まで読んでそれからだいぶ開いていたけど、面白かったです。
    御子柴先生はいい人なんだけど、昔の事があるからいい人って言っていいのか‥。
    洋子はハキハキとしててちゃんと普通の女の人って思っていたから、あんな過去があったのって驚きでした。それを踏まえてまた1から読みたい気がしました。
    次も出ているので早いうちに読みたいと思います。

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    2025年01月22日
  • おやすみラフマニノフ

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    中山七里先生の音楽ミステリー第2作。
    音楽シーンが前作にも増して白熱し、引き込まれる展開からのアニメにありそうなラストシーン!違和感なく展開するミステリーとどんでん返し!音楽小説家とミステリーの両面から楽しめる作品でした。次作にも期待です。

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    2025年01月22日
  • 夜がどれほど暗くても

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     この作品はシリーズ化はされていないけど、ドラマ化はされてるみたいですね〜帯に、上川隆也さんが主演だとあって…上川さん、結構好きな俳優さんなんです♪

     このお話の主人公は大手出版社春潮社で、取材対象のスキャンダルを暴くことをモットーに「週刊春潮」の副編集長まで上り詰めた志賀倫成。元編集者で妻の鞠子と、親元を離れ大学生活を送る健輔との家庭も何ら不満もなかった。そんな中、健輔がストーカー殺人を犯した上で自殺したという容疑をかけられ、健輔の犯行が明らかであると判明する…。仕事は左遷され、鞠子とも衝突が絶えず、また加害者の親として自らが取材対象となったことで追い詰められる志賀倫成だったが、被害者遺族

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    2025年01月22日
  • テロリストの家

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    さすが中山七里先生!
    最高に面白かった
    やっぱり中山先生はすごい(N回目)
    主人公が悲しすぎる。余韻がすごい。
    公安刑事の息子がテロリスト予備軍で叩かれまくって仕事では邪険にされて……と散々なのに家庭もぐちゃぐちゃで、しかも衝撃のラスト……楽しかった

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    2025年01月22日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    刑事犬養隼人シリーズはまだ3作品しか読んでないけど面白い
    標準治療と自由診療。。。。
    なんかどっちがいいのか、どっちが悪いのかはわからないけど、身内が癌や治療困難な疾患であったら藁にもすがる思いで自由診療に頼っちゃうのだろうか。。。って考える話でした。

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    2025年01月20日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人
    中山 七里 (著)

    ### あらすじ
    “どんでん返しの帝王”が放つ、社会派ミステリ!人気シリーズ第三弾!

    少女を狙った前代未聞の連続誘拐事件。身代金は合計70億円。捜査を進めるうちに、子宮頸がんワクチンにまつわる医療界の闇が次第に明らかになっていき――。孤高の刑事が完全犯罪に挑む!

    ### 感想
    刑事犬養隼人シリーズ第3弾、今回も非常に面白かったです。

    本作は、子宮頸がんワクチンの副反応による障害と、それに苦しむ親たちの心の叫びを題材にしています。警察小説でありながら、社会派小説でもあり、さらにミステリーとしての完成度も高いの

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    2025年01月20日
  • セイレーンの懺悔

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    マスコミの報道部は大変だと思います。
    新人の主人公の成長していく姿が自然であり、どんでんもあり、大変満足いきました。
    解説が池上さんな所も良かった。



    マスコミは人の不幸を娯楽にする怪物なのか。

    葛飾区で女子高生誘拐事件が発生し、不祥事により番組存続の危機にさらされた帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の里谷太一と朝倉多香美は、起死回生のスクープを狙って奔走する。
    しかし、多香美が廃工場で目撃したのは、暴行を受け、無惨にも顔を焼かれた被害者・東良綾香の遺体だった。綾香が“いじめられていた”という証言から浮かび上がる、少年少女のグループ。主犯格と思われる少女は、6年前の小学生連続レイプ事件

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    2025年01月19日
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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    最後は、え?ってなってもういっぺん読み返した。今の時代ならではの話。数十年前ならこんな小説は生まれなかっただろう。サイバー犯罪対策課って、イタチごっこなんだろうなぁ…でも、負けないでほしい。

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    2025年01月19日
  • 殺戮の狂詩曲

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    ネタバレ

    御子柴礼司シリーズ第6弾

    高級老人ホームで9人もの入居者が刺殺される。しかも、犯人は介護士。
    「生産性のない上級国民は、社会において、害でしかない」と平然と言う犯人に、世論や遺族は極刑を望む。
    そんな中、国選弁護人を引き受けた御子柴は無罪を主張する。

    実際にあった事件が頭の中をチラついて、落ち着きませんでした。しかも、犯行の描写が残忍で、、、。

    裁判の中で遺族に強く非難され、御子柴の手で事件の真相が明らかになり、判決が言い渡された後の犯人の姿に、この形もまた人としての贖罪と救済なのかとしみじみ思いました。

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    2025年01月19日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    主人公は猟奇的な殺人をした弁護士。
    幼児を殺害した中学生が贖罪として、弁護士になり、人助けをするストーリーだが。
    もし、幼児の親だとしたら、許せるかどうか。
    一方、裁判のリアルな駆け引き、二転三転するストーリー展開は深く聞き入った
    御子柴シリーズ2ndも聴いてみる

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    2025年01月18日
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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    現代社会が抱える問題を、実際に起こった事件を交えながら描くのがいつも上手だなぁと思う中山七里先生。今回はSNSが抱える闇や問題について。読んでいてしんどいなー、けど本当にこういうことあるよなー、と思って現実に絶望してしまう。なんとなく結末は想像ついたけど最後まで一気に読めた。

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    2025年01月18日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    本作には一応星4つ付けましたが、実質的には3.5と言った感じですね。
    だいたい毒島さんの登場するシーンが少ない。そのためいつものキレッキレの毒舌が少ない。
    短編だから仕方ないのかも知れませんが、中山作品の特徴たるどんでん返しがない。
    そういった意味ではもう少しきびしめな評価をしてもいいのですが、話そのものは面白かったのでこの様な評価にしました。

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    2025年01月17日
  • 人面瘡探偵

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    閉鎖された旧家のドロドロや絵本になぞられた殺人で、横溝正史だなーと思いながら読んでた。
    他の人も書いてるけど、横溝作品よりはかなり軽い。
    そのまま読み進めて、これは次はないなと思ってたら最後の1ページで「えーーーーー!」
    次の作品も楽しみ。

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    2025年01月17日
  • 人面瘡探偵

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    たまに来る読後感の悪い話って嫌いじゃない。
    作中の会話は軽妙、でもとことんシニカルなやりとりがたまらなかった。

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    2025年01月16日