中山七里のレビュー一覧
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あれ?なんか…中山七里先生の作品じゃないみたい!「半沢直樹」みたい!!原作は読んだことないけどドラマは好きでした。
主人公は帝都銀行渉外部の結城慎悟、渉外部とは大雑把に言えば不良債権を回収する部署。伝説の債権回収マン山賀雄平こと「シャイロック山賀」とタッグを組みその手法を学んでいくが、ある日山賀雄平が何者かに殺害されてしまう。山賀は高額な不良債権を抱えている債務者を多く抱えており、結城慎悟がそれを引き継ぐことになるのだが…。そして、山賀雄平は何故誰に殺害されたのか??
熱い銀行もののお仕事小説+債権回収のスペシャリスト殺人事件の真相…という感じでした。どちらかといえば、お仕事に重きをおいた内容でした。作中の「振興衆狂」における新興宗教宗教団体は、あの「ふたたび嗤う淑女」にも出てきたこともあって、おぉ~!!ってなりました。対して山賀の殺人事件の真相は、もうちょっと捻ってほしかったかなぁ…と。銀行の債権回収に纏わる内容は面白く読めました!
ちなみに“シャイロック”とは、情け容赦ない取り立て屋、「ヴェニスの商人」に登場するユダヤ人の金貸しのことらしいです。 -
Posted by ブクログ
ヒポクラテスシリーズ第4弾。
このシリーズを読む時に、楽しみにしている事があります。
まず、最初の目次。
今回は 「1、老人の声」 から始まり、5話まで全て、〜の声、とつけられていた。
もうこれだけで、面白い!と気持ちを持って行かれてしまいます。
シリーズ2作目からの楽しみ。
次に会話。
登場人物に合わせた可愛げのないセリフの数々。
減らず口同志の会話は、毒もあるけど、茶目っけもあるので、毎回苦笑いしながら読んでます。
実際の会話なら、そりゃ酷いしクドイので、これは小説の醍醐味ですね。
その毒吐き代表の光崎先生が、今回なりを潜めているなぁと思ったら、渡瀬班長と共に最後に全部持って行ってしまった。古手川さんが不貞腐れるのも当然です。
2人共カッコよしおさんすぎるでしょ。
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シリーズ第二弾。
今回は人の顔のように見えることから通称人面島と呼ばれる島での相続鑑定に出かける。
そこでまた次々と相続人が死んでゆくのだが、主人公ヒョーロクと人面瘡のジンさんがまたその謎に巻き込まれていく。
隠れキリシタンというのが物語の根底にあり、また今回か陸の孤島。閉鎖的な環境で閉鎖的な人達とかかわる謎解き。
宮司と漁協組合長の祖父を持つ一族の話。
物語としてはその後、相続財産としてどのような価値を見出せるのか等興味深いことも多々残したまま物語が終わるので気にはなる。が個人的には、主人公のダメな感じが相まって、この主人公ならこんな終わりだよね、と納得できる。
今度は都市部でのこの2人(?)の謎解きも見てみたいところ。 -
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ネタバレ相続鑑定士である主人公が訪れたのは信州の山林王、本城家。遺産争いが苛烈な中、相続人が一人また一人と殺されていく……。
解説にもある通り、骨組みは横溝正史のド定番な感じ。
主人公の右肩に宿る傲岸不遜な人面瘡のジンさん。宿主である主人公に色々と指示を出して探偵の真似事をさせたりと面白い設定。
流れ的に犯人は確定するけどちょっと一捻り入ってた。終わりの少しの後味の悪さ、大好き。
因習村にありがちな近親相姦とか家父長制とか濃縮されてたね。
オチの一人二役は一番現実的なんだけど、本当に人面瘡がいるっていうファンタジー設定が個人的には良かったな。
主人公が誰よりもヤバい奴だった。
続編があるみたいなのですごく読みたい!
ジンさんについて分かるのかな? -
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ネタバレ槇畑と美里は助かったのだろうか。
ヒートに汚染され続ける野生生物が人間を襲い人間が人間を襲いおぞましいバッドエンドになってしまったのか。カラス捕まえるのは難しいし解毒剤が開発されることはなさそうだし。
・「人の心を支配する魔法、人を獣に変えてしまう魔法」
・「そう。桐生隆を殺害したのはヒートに汚染されたカラスどもだ」
・「ある雪の降る夜、男の子と女の子が森で道に迷っていると真っ白なお城がありました。二人は喜んで中に入って行きました。でも、それは魔女の棲む城だったのです……ってね」
・家族とか恋人なんて、ただそこにいるだけじゃなく、もうとっくに自分の一部になっている。それをなくしちゃうのよ。それが、どんなに辛くて、どんなに悔しいか、お巡りさん、分かる? そんな時、遺された者が考えるのはね、その犯人を自分で罰することよ
・そして一度加害者の立場に立った者は二度と被害者の側になろうとは思わなくなる
・「片眼なくしたくらいで何だ。両眼があったって役立たずの刑事なんざ山ほどいるぞ」 -
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この作品も読まなくてはならない中山七里先生の作品!ただちょっとパッと見、厚みのある作品で、後回しになってたんですねぇ…。勇気を出して手にして、読み始めると結構サクサク読めちゃって!面白かったです(*^^)v
この作品の主人公は、売れない俳優志望の加納慎策…現総理大臣の真垣統一郎にそっくりなことを活かしてそのモノマネで生計を立てていた。ある日、慎策は首相官邸に拉致され、真垣総理が意識不明の重体であることを知らされ、その替え玉となるよう提示されるのだが…。
そんなことってある??とか思いながらも、こんな一般庶民目線の政治家がいてくれたらいいな〜って感じました。とはいえ、重い重圧が…というか、重すぎる重圧に耐えつつ様々な問題に立ち向かわなければならない…大変な激務ということも改めて感じたけれど、リアル今の総理がそうか?と聞かれれば、違うんじゃない??って思うかも…。「月光のスティグマ」は先に読んだけど、あぁ…このときこうだったの??なんて思えたのもよかったです。この作品で一番良かったのは、エンディング!書けないけど、あぁ〜中山七里先生、ありがとうございます♡ -
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え、めっちゃ面白かった。
もともとバディーものが好きな私にとって、人面瘡ジンさんと三津木六兵の掛け合いによる謎解きはとても心地よくサクサクと読み進めることが出来た。
山奥の村におきた相続問題の手助けのために相続財産の鑑定に訪れた六兵だったが、相続人のひとりが死んだのを皮切りに次々と連続殺人がおこる。その謎を人面瘡と解き明かすという展開。物語の後半の展開は評価が分かれそうだなぁとも感じたが、ミステリーとして1つの終わりを迎えているので個人的にはそんなに気にはならなかった。むしろ、物語の最後の1ページ……どういうことなのかと、心がザワついた。次の巻も必ず読もうと思う