中山七里のレビュー一覧

  • 魔女は甦る

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    ネタバレ

    槇畑と美里は助かったのだろうか。
    ヒートに汚染され続ける野生生物が人間を襲い人間が人間を襲いおぞましいバッドエンドになってしまったのか。カラス捕まえるのは難しいし解毒剤が開発されることはなさそうだし。

    ・「人の心を支配する魔法、人を獣に変えてしまう魔法」

    ・「そう。桐生隆を殺害したのはヒートに汚染されたカラスどもだ」

    ・「ある雪の降る夜、男の子と女の子が森で道に迷っていると真っ白なお城がありました。二人は喜んで中に入って行きました。でも、それは魔女の棲む城だったのです……ってね」

    ・家族とか恋人なんて、ただそこにいるだけじゃなく、もうとっくに自分の一部になっている。それをなくしちゃうのよ。それが、どんなに辛くて、どんなに悔しいか、お巡りさん、分かる?  そんな時、遺された者が考えるのはね、その犯人を自分で罰することよ

    ・そして一度加害者の立場に立った者は二度と被害者の側になろうとは思わなくなる

    ・「片眼なくしたくらいで何だ。両眼があったって役立たずの刑事なんざ山ほどいるぞ」

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    2025年05月30日
  • 彷徨う者たち

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    中盤、似たような展開が多く見られるものの結末は読ませる。
    東日本大震災はすでに終わり、復興の目処もついている。そんな訳はない。地震で何もかも失った者たちと、失わずに済んだ者たち。中山七里の事だからラストに何か仕掛けてくる、それは分かってはいたがこの結末は苦い。その癖奇妙な爽やかさがある。291頁と短いが濃密である。

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    2025年05月30日
  • 能面検事の奮迅

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    ネタバレ

    不破検事シリーズ第二作目の今作。
    私立小学校建設に伴う国有地払い下げに関する収賄疑惑が発覚する。捜査の過程で新たに文書改竄の疑惑も発覚。
    情を持たず能面が本来の姿と思われていた不破検事の新たな一面を知ることができてどこか一安心しました。
    面白い作品でした!

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    2025年05月30日
  • 総理にされた男

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     この作品も読まなくてはならない中山七里先生の作品!ただちょっとパッと見、厚みのある作品で、後回しになってたんですねぇ…。勇気を出して手にして、読み始めると結構サクサク読めちゃって!面白かったです(*^^)v

     この作品の主人公は、売れない俳優志望の加納慎策…現総理大臣の真垣統一郎にそっくりなことを活かしてそのモノマネで生計を立てていた。ある日、慎策は首相官邸に拉致され、真垣総理が意識不明の重体であることを知らされ、その替え玉となるよう提示されるのだが…。

     そんなことってある??とか思いながらも、こんな一般庶民目線の政治家がいてくれたらいいな〜って感じました。とはいえ、重い重圧が…というか、重すぎる重圧に耐えつつ様々な問題に立ち向かわなければならない…大変な激務ということも改めて感じたけれど、リアル今の総理がそうか?と聞かれれば、違うんじゃない??って思うかも…。「月光のスティグマ」は先に読んだけど、あぁ…このときこうだったの??なんて思えたのもよかったです。この作品で一番良かったのは、エンディング!書けないけど、あぁ〜中山七里先生、ありがとうございます♡

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    2025年05月30日
  • 人面瘡探偵

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    え、めっちゃ面白かった。
    もともとバディーものが好きな私にとって、人面瘡ジンさんと三津木六兵の掛け合いによる謎解きはとても心地よくサクサクと読み進めることが出来た。

    山奥の村におきた相続問題の手助けのために相続財産の鑑定に訪れた六兵だったが、相続人のひとりが死んだのを皮切りに次々と連続殺人がおこる。その謎を人面瘡と解き明かすという展開。物語の後半の展開は評価が分かれそうだなぁとも感じたが、ミステリーとして1つの終わりを迎えているので個人的にはそんなに気にはならなかった。むしろ、物語の最後の1ページ……どういうことなのかと、心がザワついた。次の巻も必ず読もうと思う

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    2025年05月29日
  • 悪徳の輪舞曲

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    御子柴礼司シリーズ。御子柴の妹、梓が依頼に来た
    内容は2人の母親の弁護。御子柴は母親の弁護に無意識のうちに戸惑いながら事件について調べ始める。
    事件の加害者の家族に向けられる世間の悪意を描写しながら御子柴はそれらを鼻で笑う。前作は父親当然の男の弁護だったが、今作はおよそ血縁とは思えない母親の弁護に御子柴は何を思うのか被害者の遺族と加害者の家族に焦点をおいた最後まで気の抜けない作品でした

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    2025年05月29日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    ミステリの書き方がコンパクトにまとまっていて参考になる。って何かを書く予定はないけれど。冒頭の「抑えておきたい古典一〇選」は8割既読だけど、未読本も含めてもう一回読んでみたい。睡眠時間を削って作品を書いている状況が大変そう。作家さん大変だ。プロットはきっちり書くとか、書くためにたくさん読むべきとか、森博嗣さんとは結構方法が異なっている。とにかく量産すべしってのは共通点かも。

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    2025年05月29日
  • 翼がなくても

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    ミステリーと障害者スポーツの現状をミックスさせた中山七里ならではの作品。本作では何と犬養隼人と御子柴礼司が登場する。しかも御子柴はちょっとの顔出しではなく、まあまあ重要な役割だ。中山七里のシリーズを越えたキャラクターの共演が楽しめる。
    さて、ミステリーの方は途中からある程度タネが想像できたのでここでは言及しないが、障害者スポーツ関連については非常に勉強になった。最近でこそオリンピックとパラリンピックが共催されてテニスの藤枝慎吾や小田凱人、上地結衣などのお陰で多少は認知度が高まってはいるが、それでもマスコミの報道は圧倒的に少なく、当然それに比例して一般人の認知度も高くない。基本的には「無関心」が大多数だ。本作では陸上競技のアスリートが主人公なので、それに関する企業の姿勢や現代の義足事情、費用感などが描かれていたが他のスポーツでも似たような現状であろうことは想像に難くない。更にもう一つ踏み込んで考えると単に障害者スポーツの問題ではなく、障害者がどういう生き甲斐を持って暮らせる社会になっているかという話だ。
    いずれにしても人間はみな自分の身に降りかかってこなければ真剣に考えようとしない。私自身、過去に親が車椅子に乗るようになって初めて駐車場の身障者マークのスペースを気にするようになった経験がある。
    例え翼がなくても、手がなくても、目が見えなくても生き甲斐を持って暮らせる社会にしたい。

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    2025年05月26日
  • ドクター・デスの再臨

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    オーディブル試聴。
    す、すごい、犬養さんしてやられてばっかりだ!!と、最後の方ちょっと笑えてしまうくらいポンコツでした… もしかしたらカッコつけてるのにポンコツなところが彼のかわいい部分なのかもしれないです。
    ドクターデスの話はまだ続きの余地がありそうだけれど、そろそろ幕引きにしてもいいんじゃないかな…と思います!

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    2025年05月23日
  • ドクター・デスの再臨

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    しばらく離れていた中山さん、ドクター・デスの続編。やはり考えさせられるテーマだけど、続編だけにその辺はこちらの感覚としても薄まってきたか。
    そして、どんでん返し。そう、そう、これだった!
    やはりお見事でした!

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    2025年05月24日
  • 彷徨う者たち

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    宮城県警シリーズの完結編との事で、3シリーズの中で1番被災者の悲哀にスポットが当たっていると感じた。
    本作でもやはり境界線の問題が重く伸し掛る。
    被災しなかった負い目を感じてしまう蓮田の姿が悲しい。
    刑事としての使命を全うせねばならないが、懐かしい友情に揺さぶられる姿が印象深い。

    復興を進めたい行政と、思い出深い家を流されて傷付き仮設住宅に住み続けている被災者とのベクトルがこんなにも違うのは辛いの一言だ。

    被災地では無遠慮なボランティアが問題になる事もあるらしいが、本作のように怪しいNPO法人も世の中には幾つも存在して来たのだろう。
    弱った人間を食い物にするこの手の輩はどうしても湧いてくるのが痛ましい現状だ。

    3作を通して壮大なドラマを感じる事が出来た。
    うるとらまんさんとゆーき本さんのお勧めだが、流石、現代小説を沢山読まれている方のお勧めだ。

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    2025年05月22日
  • ワルツを踊ろう

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    これはもしかして「作品紹介」からトリック始まってる?
    中山七里らしい意地悪な小説で面白かった。

    作品紹介の「金も仕事も住処も失った元エリート・溝端了衛は20年ぶりに故郷に帰る。」なんて、白々しい導入だ。
    主人公の了衛は元エリートなどではなく、元エリートだと思い込んでいる自己中心的で軽薄、仕事のできない40男だというのはすぐに露呈する。村に移住して早々、朝早くクラッシック音楽を拡声器で村中に流すとな?とんだ迷惑野郎だが、本人は自分は正しく崇高な音楽を理解できない村人が無教養、そんな無知蒙昧な村人を啓もうするのだと思っている。その後も終始最後の最後まで考えなしだ。

    こんな主人公目線で小説が語られる点は「嗤う淑女」シリーズと同じで、読者はいい感じで振り回される。
    村人の偏狭さはともかく、役人の嫌な物言い(これもどこまで了衛の色眼鏡で粉飾されているかわからないが)も胸糞で、主役の馬鹿っぷりといい勝負。後半は怒涛の胸糞展開で、オーディブルで聴いたから余計にグロい。

    最期のオチは「魔女は甦る」を読まないと、きれいに腑に落ちないかもしれない。
    そして私は最期の最期でもう一度ひっくり返されました。

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    2025年05月21日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    老老コンビのシリーズ、第二弾。
    車椅子の暴走老人・香月 玄太郎。そして元裁判官の高遠寺 静。
    2人が活躍する短編集、5篇。

    玄太郎が入院することに。そして静の裁判官時代の同僚たちが謎の死を遂げる。果たして、狙われているのは、誰なのか?

    驚きの真実が明らかとなる!

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    2025年05月17日
  • テロリストの家

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    ネタバレ

    最初から最後まで、まるで崖の縁を歩いているかのような緊張感に包まれた一冊だった。息をつく間もない展開に、ページをめくる手が止まらなかった。

    物語の中心にいるのは、公安のエリート・幣原。その息子がまさかのテロリスト志願者として晒されるという衝撃的な展開に、ただただ唖然とした。国の中枢に関わる父親を持ちながら、どうしてそんな道を選んだのか。その謎に迫っていく過程で描かれる幣原の苦悩、そして何よりも母親の切迫した感情が胸に刺さった。

    物語の途中、母親の予想外の行動に「ちょっと待ってよ!」とイライラしてしまう場面もあったが、それもまた彼女の必死さの表れなのだと感じた。

    そして、ラストに明かされる「息子が実は娘を庇っていた」という真実。あまりにも意外で、思わず読み返して確認してしまうほど衝撃を受けた。すべてが繋がったときの静かな感動と、切なさは忘れられない。

    読み終えたあと、「この先は?」「続きは?」とページを探してしまった。それほどまでに、この物語の世界に深く引き込まれていたのだと思う。

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    2025年05月16日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    ヒポクラテスの悔恨
    著者:中山七里

    **あらすじ**:
    「これから一人だけ誰かを殺す。自然死にしか見えないかたちで――」。斯界の権威・光崎に届いた謎の犯行予告。死者の声なき声を聞く法医学の現場で、悪意の影に潜む因縁が明らかになっていく。シリーズ第4弾にして、慟哭の展開を迎える本格法医学ミステリー。

    **感想**:
    シリーズ4作目となり、主要キャラクターたちの成長がはっきりと感じられました。真琴の冷静さと誠実さは健在ですが、特に古手川刑事の判断力と行動力の増加には目を見張るものがあります。その無鉄砲とも言える突進力と、それを裏付ける鋭い直感には、「これが刑事の勘なのか」と唸らされる場面が多々ありました。

    経験に基づく直感が、単なる知識よりも遥かに実践的で理にかなっていることを、本作を通じて改めて感じました。特に、知識では割り切れない人間の感情や動機に迫る描写は、シリーズならではの魅力です。

    犯人やその犯行は非常に不快で胸をえぐるようなものばかりですが、真実を解き明かしていく過程の緊張感と、キャラクター同士の掛け合いがその不快感をうまく中和してくれます。特に解剖という過程を通じて、被害者の「声なき声」を拾い上げるシーンは胸を打ち、法医学というテーマの重みを改めて感じさせてくれました。

    シリーズはまだ続きがあるようなので、真琴や古手川刑事たちの今後の活躍を楽しみにしています。重いテーマを扱いながらも、読後に妙な爽快感が残るのは、このシリーズならではの醍醐味です。

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    2025年05月15日
  • 秋山善吉工務店

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    こんな祖父が居たら頼もしいし尊敬出来る。発する言葉も考えられ押さえている物と咄嗟に発する叱咤なども趣きがある。
    裏切らないから信頼の人の繋がりが出来ていて今の時代では稀有の存在感。
    ただ亡くなってしまうというストーリーは呆気なく、生きててのエンディングが欲しかった。

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    2025年05月13日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    映画で見たときは暗くてつまらないと思ったけど、本で読んだら面白かった。
    ちゃんとどんでん返しもあったのか。
    そして最後主人公の前でも安楽死の是非が問われる展開はさすが。

    安楽死問題は必ず意見が分かれるが、死ぬ権利って確かに必要だよなと。安楽死賛成派です。

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    2025年05月12日
  • おわかれはモーツァルト

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    ネタバレ

    訳あって読書から半年離れていましたが、久々に読めるようになった1冊目にチョイス。やはり読書はいいと思わせてくれる期待通りの1冊でした。
    岬洋介シリーズ8作目らしい。(どれも全部いい!今モーレツに読み返したくなってる)
    他の作曲家に比べモーツァルトは好きでも嫌いでもないけど、やはり聴いてみたいと思わせてくれるる描写。特に最後の「2台のピアノのための協奏曲」!
    盲目ピアニストの榊場隆平のピンチにコンサートを投げ打って即かけつける岬洋介、想像はしていたけどやはり嬉しい。そして、そのことばのひとつひとつが癒しとなって、震える榊場を平常の気持ちに戻していく。読んでるこっちも穏やかになりました。
    解説であと2冊予定されていると知り、また楽しみが増えました。

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    2025年05月11日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    ヒポクラテスの憂鬱
    著者:中山七里

    **あらすじ:**
    埼玉県警のホームページ掲示板に、「コレクター(修正者)」と名乗る謎の人物から不可解な書き込みが寄せられる。それは、事故死や病死として処理されそうな遺体の解剖を促すものであった。県警の要請を受け、浦和医大法医学教室の光崎教授と研修医・栂野真琴がその真相を確かめるべく解剖を進めるが――。死の裏に潜む真実を暴く、医療×ミステリーの第2弾。

    **感想:**
    シリーズ第二弾となる本作では、主要キャラクターたちへの愛着が一層深まりました。ヒポクラテスの誓いを体現する光崎教授、アメリカンの発想と四字熟語に詳しいキャシー准教授、不器用ながらも信念を持って行動する古手川刑事。そして、彼らの影響を受けながら成長していく研修医・真琴。それぞれの個性が際立ちつつ、互いの弱点を補い合いながら事件に立ち向かっていく姿は、人間ドラマとしても見応えがあります。ミステリーとしての緊張感はもちろんのこと、登場人物の関係性が深まることで物語により厚みが出ており、読後の満足感も高いです。シリーズ全作を追いかけて行こうと思います。

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    2025年05月11日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    オーディブルにて。

    犬養刑事シリーズ3冊目。
    今回は記憶障害の女性、医者の娘、後遺症に悩む子供達の誘拐事件。
    何が目的で、犯人は誰か。
    最後の最後にどんでん返しもあり、面白かった。

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    2025年05月10日