中山七里のレビュー一覧

  • 毒島刑事最後の事件

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    このシリーズ ドラマになったものを先に見たので佐々木蔵之介さんのイメージしかない。内容は好きだった。毒舌部分にそうそうと激しく同意しながらノンストップで読めた。

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    2024年04月18日
  • 総理にされた男

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    エンタメとして良。
    この作家さんは別シリーズの主人公達といい、本当に「おいしい」キャラを生み出す能力が抜きん出ている。
    今作は多少、憲法とか政治の仕組みとか必要だけど説明長くてページ稼いでる感じは否めないけど、今の日本を題材にフィクションだからこその痛快な展開で楽しませる。そして、やろうと思えばこのまま続編がわんさか生み出せる。

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    2024年04月17日
  • 彷徨う者たち

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     「護られなかった者たち」「境界線」の宮城県警シリーズ第三弾にして完結編です。この作品にも前作にも登場した人物が描かれていることと、背景には東日本大震災が大きく関わっていることなどは共通してます。前作では宮城県警の笘篠のことが、この作品では蓮田のことが大きく取り上げられています。

     宮城県南三陸町の仮設住宅において、同地区役場職員掛川が殺害された。国は仮設住宅から災害公営住宅への転居を推奨しており、現場となった部屋は空き部屋だった。それでも費用面や慣れない環境で今後過ごさなければならないことに難色を示し、現在も仮設住宅で3世帯が暮らしていた。宮城県警の笘篠と蓮田が捜査にあたる中、浮上したのは

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    2025年06月20日
  • 連続殺人鬼カエル男

    匿名

    購入済み

    どんでん返しの帝王はすごい

    刑法第三十九条第一項「心神喪失者の行為はこれを罰せず」。
    『連続殺人鬼カエル男』はこの条文について、深く考えさせられる内容だった。
    社会問題に突っ込んだ内容だが、話が二転三転する小説で大変驚かされ、手に汗握る展開だった。

    #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2024年04月11日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    安楽死を扱った作品は他にも読んだことがある。
    個人の尊厳を保つために死ぬ権利を与えるのか。日本では違法行為である安楽死、やはり罪は罪でしかないのか。
    他の作品を読んだ時にもこのテーマにすごく悩んだ。悩んだし、答えは出なかった。

    でも、生きる権利があるのなら、死ぬ権利があるのも当然のように思う。
    どちらが正しいのかなんて誰にもわからないし、どちらか一方を否定することもできない。

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    2024年04月09日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    七里作品も10冊以上連続で読んでいるので、今回は犯人が当たりました。でも、犯行の手口は想定外!やはり面白いですね。私の中では岬洋介と犬養隼人はツートップです

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    2024年04月06日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    刑事犬養隼人シリーズは全て読んでいる。
    毎回タイトルが深いと思う。
    今回は自由診療に関する話で、医療従事者として興味深く一気に読めた。
    物語に引き込まれ過ぎて、最後に第一章の存在を思い出した…(笑)

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    2024年04月05日
  • 警官の道

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    上級国民:葉真中顕/許されざる者:中山七里/
    Vに捧げる行進:呉勝浩/クローゼット:深町秋生/
    見えない刃:下村敦史/シスター・レイ:長浦京/
    聖(あきら):柚月裕子

    作家もいろいろ 物語もいろいろ
    読んだことのない作家さん出会うのも おもしろい

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    2024年04月05日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    刑事犬養隼人シリーズは全て読んでいる。
    最後のどんでん返しが良かった…!
    ちょっと読後感は悪めかもしれないけれども…
    臓器移植法に関してとても考えさせられる作品。

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    2024年04月04日
  • 禁断の罠

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    めっちゃ面白い、長編作家って短編もすごい!当たり前なんだけど、改めて凄さがわかった。
    時事的な内容も多く、世相を切ったシュールなオチ。
    短編だから展開も早くすぐに話に引き込まれる、とても読みやすかった。

    長編で創り上げる世界観とはまた違い、あれだけの展開をこんな短編にギュッと詰め込みしっかりオチつけるなんて天才だと思う。
    文章力って短編の方がより力量が問われるのではと感じた。

    読んだことのない作家に触れる良い機会にもなりました。

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    2024年04月02日
  • おわかれはモーツァルト

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    復讐するのに身代わりを立てて自分は罪を逃れようなんて、そーゆー発想をするお巡りさんは徹底的にやっつけないといけないと思う。

    そんな犯人の細工にまんまと嵌って身代わりにされた容疑者を責め立てるお巡りさんも同様、徹底的にやっつけないといけないと思う。

    ということで、岬洋介は優しすぎるのではないだろうか。

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    2024年03月30日
  • 笑え、シャイロック

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    主人公が、債務者と絶妙の駆引きで、解決して行く。その痛快さに、私自身、事件の犯人探しを忘れてしまった。
    「矜持」と「薫陶」のワードが、心に残った。

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    2024年03月29日
  • アポロンの嘲笑

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    “それは、街の死骸だった。”


    東日本大地震、原発と重い題材なのだが、テンポの良さとスピード感のある展開でページをめくる手が止まらなかった。

    とくに震災後の原発の描写は、作者が丹念に調べ上げて物語として落とし込んでいるのでほぼ真実なんだろうなと思った。

    震災が起こった場所で暮らしていたこと、原発で働く選択をしたこと。
    自己責任で片付けるには、割り切れない気持ちになってしまう。

    とはいえ、地震大国で暮らし電気がないと暮らせない生活を送っている身としては何もできないのも事実なのだが。

    このような社会派サスペンスを読んだあといつも思うのだが、今まで責任ある立場で受けた恩恵もあるのだから、問

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    2024年03月27日
  • ワルツを踊ろう

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    怖すぎる。救われなさすぎる。
    終始暗黒すぎる。後味の悪さもずっと纏わりつく。
    限界集落の現実はどうなのか。狭量なんてもんじゃない。
    人間の卑しさを最大に活かした、なんとも振り切れた作品です。

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    2024年03月27日
  • スタート!

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    面白かった。芸術を創り上げる過程とそれに携わる人々の心象風景を丁寧に描く。ドビュッシー シリーズにも共通する感動がありました。
    ミステリーとしての鋭さはイマ一つかもしれませんが、主人公大好きです。

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    2024年03月26日
  • おわかれはモーツァルト

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    non tanto ad lib ノンタント アドリブ
    ~あまり自由でなく~/
    ancora amarevole アンコーラ アマレーヴォレ
    ~一層苦しげに~/
    molto dolente モルト ドレンテ
    ~非常に痛ましげに~/
    dorammatico agitato ドラマティコ アジタート

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    2024年03月26日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    光崎教授のテレビ番組出演したあと、放送局のホームページに犯行予告とも思える書き込みがあった。自然死に見せかけた殺人を行うというその文言のせいで、普段なら単なる病死や事故死とされるような異状死体を調べなければならない羽目に陥った古手川と真琴。一方で、光崎には犯人の心当たりがあるのではないかという疑惑も。相変わらず目の離せないシリーズです。
    今までこのシリーズを読んだ人ならみんな思うでしょう。光崎教授の言うことは圧倒的に正しいですが、彼をテレビに出してはダメだと(笑)。そりゃあこうなるわ。しかしこの犯行予告にはぞっとさせられます。そして解剖率が低い日本の現状もまた、このシリーズを読んでいれば恐ろし

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    2024年03月22日
  • もういちどベートーヴェン

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    自分探しの結論といった趣き。
    司法修習生となった岬洋介。寮の隣人天生は岬の2歳上で高校生までピアノを弾いていたクラシック好き。
    司法試験に合格した後に、司法修習生として1年4ヶ月の研修があるそうだ。
    天才岬洋介は、司法の分野でもやっぱり天才。もう死角なしの完璧男子なのに、人にはフラットでどことなく子供っぽい。ゆえに完璧だと私は思う笑

    司法修習生として現実の事件も向き合いつつ、とある天生のいたずらがきっかけで、岬は自分の目指すところに向き合っていく。
    同時に、彼らが新聞で見た絵本作家の殺人事件にも関わり、被害者の作品を見てまた信じるところを思ったりする。
    音楽の表情もたいへん巧みで、事件もなか

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    2024年03月22日
  • どこかでベートーヴェン

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    中山七里さんのいろいろな作品に登場する、岬洋介の高校時代。
    検事の父の転勤に伴い、音楽科とすごいピアノのある高校に転校し、天才的なピアノの才能と美貌で一躍話題をかっさらう岬。クラスメイトなどと軋轢もありつつ、理解者というか保護者的な友達もできて、それなりの学校生活を送る。この保護者的友達の鷹村の視点で語られる作品になっている。
    夏の嵐の日、学校が土砂崩れに巻き込まれそうになり、鷹村と岬は助けを呼ぶために校舎を出て、岬は川の上にかろうじて渡された電柱を渡り、鷹村はクラスメイトに避難を促すために戻る。
    そして岬が民家から助けを呼び、学校にレスキューが着く。しかしそのとき、岬と軋轢のあった少年が他殺

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    2024年03月22日
  • 毒島刑事最後の事件

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    まだ2作目で最後の事件?って…まずタイトルにひっかかった
    中山七里作品オリジナルキャラクター安定•安心のおもしろさ

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    2024年03月21日