中山七里のレビュー一覧

  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    ネタバレ

    「このたわけぇ!!」
    玄太郎おじいちゃん、かっこよかったなぁ。
    お金のために自分を身内を殺す人たちには気分が悪くなったけどその事件を解決して罪を認めさせることの出来る玄太郎おじいちゃんがすごい!
    不動産屋をしていてそこで岬先生に出会うのはまさかだった。最後のシーンはさよならドビュッシーを見て玄太郎おじいちゃんのその後を知ってるのでグッとくるものがあった。

    「膝を屈した数だけ人間は剛くなれるからさ。先生、迷惑のかけついでだ。もう一つだけ、わしの頼みを聞いちゃくれんかまだまだ腕は未熟でな。もしも、その子たちがピアノを教えて欲しいと願ったら、先生になってやってくれんかね。ただし、このことは二人には内密にな。わしの差し金と知ったら気を悪くせんとも限らん」

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    2025年07月31日
  • 特殊清掃人

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    一気に読みました。色々考えてしまいました。わたしが孤独死して職場無断欠勤したら連絡は来るだろうし、それも家族にかかってくる。家族がいて、仕事があって、普通の生活だなーっと思ってしまうことも、全然そんなことなくて、幸せなのかもしれない。

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    2025年07月30日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    短編ごとに事件が解決していくので読みやすい。かと言って短編ごとにも繋がりがあるのでひとまとまりのストーリーとしても読めて面白い。

    研修医だった真琴が正式に法医学教室所属になってからの話。
    今回は似たもの同士?の刑事・古手川の視線でも物語が描かれている。
    解剖によって様々な要因から事実が見えてくるのが面白い。
    シリーズもまだ続き、真琴と古手川の行方も気になるところ…!

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    2025年07月29日
  • 鬼の哭(な)く里

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    昭和を引きずったら閉鎖的な村で起こる殺人?事件解決までの物語。もちろん。どんでん返し付き!でも、それはあまりにも、短絡的に過ぎる!

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    2025年07月29日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    確かに合理的。常人に真似はできないが。インプットを大量にする必要性はわかるが一般人には睡眠も大事だと思う。

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    2025年07月27日
  • 鬼の哭(な)く里

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    ストーリーも良かったが、人間の描写が良かった。狭いコミュニティで排他的になる村民の言動がありありと想像できた。今どきこのような村が残っているのだろうか?

    このストーリーはある村を中心とした話だったが、ストーリーの中で描かれる人の性質は、今のデジタル社会にも転用して考えられると思った。新規のもの・外部のものに対する人の排他性は、SNSの発展で個人の意見が簡単に多くの人に届くようになったことで、より強調されるようになったのかもしれないと思った。


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    2025年07月24日
  • 夜がどれほど暗くても

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    ネタバレ

    読みやすくて一気読みしてしまった。
    息子を突然亡くしたショックで抜け殻のようになってしまった妻も、小さかった時の息子を時折思い出して突然涙が出てくる主人公も、読んでいて辛くなるくらい痛々しかった。
    最後なんだかほっこりする終わり方でほっとした。

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    2025年07月23日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    短編でサクッと読める。
    どの話もどんでん返しがあって読み応えあり。
    短編だけあってもう少し重厚な話のほうが好みではある。

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    2025年07月23日
  • 氏家京太郎、奔る

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    氏家京太郎シリーズ第二弾。
    前作で中々に気に入っていたキャラクターが残念ながら今回は登場せず。少々残念だが、物語自体は変わらず面白い。
    毎回味方の弁護士が頼りないが、それが逆にここからどう覆して行くのか興味が湧いてくる。
    中山さんの作品はまだ5冊目なので知りはしなかったが、なんとなくこれも他作品からのゲスト出演ではなかろうかと予想した特殊清掃人の五百旗頭というキャラクター。後に調べてみるとやはりそうだった。
    良いキャラクターだったのでこちらの作品も気になっている。

    今回は氏家の親友が犯人だと疑われ、容疑を晴らす為に氏家が奔走するのだが、どれだけ才能があっても最後にはありふれた、人間らしい感情が人を狂気に駆り立てるのだなと、どこか本質を教えて貰った気になった。
    いや、才能あるが故の孤独さがそうさせるのか。

    最後は全く予想も付かなかった為にかなり驚いて楽しませて貰えた。
    中山さんの作品は必ず最低でも1人は印象的なキャラクターに出会える。そこが人気の1つなのでは無いだろうか。

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    2025年07月23日
  • 特殊清掃人

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    読みやすく
    サクサクと読んだ
    人間って…そうなんだ…と
    初めて知ることも多く
    かなりグロい箇所も多かった

    全4編のストーリー

    ラストの一話は
    ちょっとミステリ仕立てで
    なんとなくスカッとした
    最後が このお話で救われた思い
    そのくらい ちょっと重たかった
    やるせない気持ち
    せつない気持ち
    1話と3話は 苦しかったなぁ…
    特に3話は 現実に多発している亡くなり方
    何とか防げなかったのか
    彼の人生を思うと とても辛い…

    特殊清掃というものに
    ちょっと興味があって読んでみたけど
    命懸け。警察も処理場の人も。
    普段知ることの出来ないものを
    教えてもらえた
    そして 日々の日常を
    しっかり生きよう。と思えた

    五百旗頭さんを好きになった
    他の関連作品も
    読んでみたいな

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    2025年07月23日
  • 氏家京太郎、奔る

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    シリーズ2作目。

    警視庁科捜研を辞め、自ら鑑定センターを立ち上げた氏家京太郎の元に天才ゲームクリエーター殺害事件の鑑定が持ち込まれる。

    容疑者は被害者の同僚で氏家の高校時代の唯一の友人。

    逆転のきっかけもつかめないまま物語は終盤に突入し幕引きに不安感が募るが、本作には見事などんでん返しが用意されていた。

    真の犠牲者が遅滞なく見つかるのはやや好都合とは感じるが、天才クリエーターの自分本位な性格が結末に説得力を加えている。

    同じ作者の「特殊清掃人」五百旗頭も登場する。

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    2025年07月23日
  • 帝都地下迷宮

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    鉄オタの中でも廃駅オタクの主人公が偶然見つけた廃駅に住む人達。なぜそこに住んでいるのか、そしてそこで起きた殺人事件。
    今回もミステリー性というよりは、ストーリーとして面白かった。
    主人公の鉄オタの知識が総動員された逃亡劇と、同僚せおさんの活躍が熱かった!

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    2025年07月21日
  • セイレーンの懺悔

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    マスコミの誤報がテーマの作品
    朝倉さんの成長がみられてよかった。
    上司の里谷さんの安心感が半端なく、理想の上司像だった。
    誤報からの真犯人逮捕までは少し無理矢理な感じもしたが、マスコミの世界観に少し触れることができた気がする。

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    2025年07月18日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    前文で完全に犯人をしてあるのに最後まで犯人がはっきり分かりませんでした。完全に作品の話の流れに飲み込まれていました。流石七里作品でした。今後も作品楽しみにしてます。

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    2025年07月18日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    前作より楽しめた!
    玄太郎の地所の社長、静の裁判官という仕事を生かした展開で読んでてすっきりした!
    しかし、さよならドビュッシーに繋がってどうやら玄太郎が…とネタバレを見て、悲しいけども、ぜひ読みたい。オーディブルに入れて欲しい!

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    2025年07月17日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    中山七里さんがいっぱい読める♡♡
    と思って読んだ
    ほぼ快調に読んでいく

    ところがエッセイに入ると読み続けるスピードが落ちた気がする。なんでだろう?

    出演者が少ないからと言うか一人だから?
    狭く深く入り込んでいるからなのかしらん?

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    2025年07月17日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    久しぶりに中山七里作品を読みました。
    最後にええっ!この人真犯人だったの?
    電車で読んでいてたぶんちょっと顔に出たと思います笑
    作家兼業の毒島刑事のちょっと軽いしゃべりだけど鋭い洞察力
    良いキャラクターでした。
    またこのシリーズ読みたいです。

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    2025年07月17日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    子宮頸がんワクチンの非だけを取り上げた物語だった。
    ワクチン副反応の患者をどのようにして行くか?
    自分の家族が同じようになったと考えると
    ワクチン被害者は、何かしらの援助が欲しいと考えるのが普通だろう。
    副反応も自分がなると思わず、接種する際は、
    サインをしてしまう。
    意識改革が必要なのか。
    その一方でワクチンに助けられている人もいるのは、事実である。
    難しい問題だ。

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    2025年07月16日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    警察官という立場から、法律的に認められていない安楽死を見逃す事は出来ないが、難病に苦しむ娘が安楽死を望んだら....という警察官と父親の立場に挟まれる主人公。

    病気に苦しむ当事者には安楽死は必要なのかもしれないと思った。
    だが、安楽死を制度として受け入れる事で、「死ぬ自由」が「死なないと迷惑」という、患者へのプレッシャーに変わっていったり、家族や医療従事者に無意識に「早く死んで欲しい」と思わせてしまう事も考えられると思う。

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    2025年07月16日
  • 能面検事

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    ネタバレ

    「能面検事」と揶揄される不破検事が、独自の流儀で事件を解決していく話。
    捜査に同行する事務官の美晴視点で物語が進んでいく。

    【幼女絞殺事件】
    不破検事の人となりが見える話。
    ロリコンの八木沢孝仁が犯人と思いきや、妹の史華が真犯人という内容。
    被害者の留美の歯形が決め手で犯人が確定したけど、途中でヒントが隠れているわけでもなさそう。読者も推理しながら読むタイプの話ではないのかな?

    【谷田貝事件】
    アパートでカップルが殺害された事件。
    被害者の菜摘をストーキングしていた谷田貝が逮捕され書類送検されたが、谷田貝は別の場所で暴行事件を起こしており無罪だった。
    見込み捜査や証拠品の杜撰な管理が原因であり、それを不破に明るみにされた大阪府警は大打撃。76名懲戒処分になる。
    一から捜査を進めていく不破は何者かに狙撃される。
    一命を取り留めた不破が更に捜査を進めると、狙われていたのは菜摘ではなく、女性関係にだらしない楠葉だった。
    妊娠中絶の果てに自殺した娘の無念を晴らそうとした、西成署の大矢が犯人だった。
    楠葉を殺害した際に一緒にいた菜摘は巻き添え。
    不破は押収品のトカレフで撃たれたのだった。
    一連の証拠品や押収品の杜撰な管理に便乗して及んだ犯行だった。
    周りを巻き込んだ身勝手な犯行に不破の感情が揺れ、大矢に怒りの言葉を発する。

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    全部で5章構成で、1章が短話完結だったので油断してたら2~5章はひと続きだったので、やめどころが難しかった。

    思いの外規模の大きい話で、一事件だけでなく警察の汚職がテーマの内容だった。保身からの隠蔽や弁解、不破に向けられる筋違いの怒りは考えさせられる内容だった。そりゃあ不破みたいに生きられればいいけど、という気持ちもあるが「理想は追い続けないと」という仁科課長の言葉も身につまされる。

    自分のそういう保身的な考えもあり「大阪府警の闇を暴く目論見があるんじゃないのか?こんなに書いちゃって大丈夫か?」と心配になった。実在の地名がバンバン出ているので余計に深読みしてしまう。

    また不破と美晴が正義とは何かを議論するシーンが度々あり、美晴側の正義感がメジャーなんだけど、それによって目が曇り真実に辿り着けないことがあるという内容も深い内容だなぁと思った。

    複雑な謎が解明されていく様は飽きずに読めた。ミステリーは面白いな。

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    2026年03月20日