中山七里のレビュー一覧
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ネタバレ「このたわけぇ!!」
玄太郎おじいちゃん、かっこよかったなぁ。
お金のために自分を身内を殺す人たちには気分が悪くなったけどその事件を解決して罪を認めさせることの出来る玄太郎おじいちゃんがすごい!
不動産屋をしていてそこで岬先生に出会うのはまさかだった。最後のシーンはさよならドビュッシーを見て玄太郎おじいちゃんのその後を知ってるのでグッとくるものがあった。
「膝を屈した数だけ人間は剛くなれるからさ。先生、迷惑のかけついでだ。もう一つだけ、わしの頼みを聞いちゃくれんかまだまだ腕は未熟でな。もしも、その子たちがピアノを教えて欲しいと願ったら、先生になってやってくれんかね。ただし、このことは二人には内密にな。わしの差し金と知ったら気を悪くせんとも限らん」
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Posted by ブクログ
氏家京太郎シリーズ第二弾。
前作で中々に気に入っていたキャラクターが残念ながら今回は登場せず。少々残念だが、物語自体は変わらず面白い。
毎回味方の弁護士が頼りないが、それが逆にここからどう覆して行くのか興味が湧いてくる。
中山さんの作品はまだ5冊目なので知りはしなかったが、なんとなくこれも他作品からのゲスト出演ではなかろうかと予想した特殊清掃人の五百旗頭というキャラクター。後に調べてみるとやはりそうだった。
良いキャラクターだったのでこちらの作品も気になっている。
今回は氏家の親友が犯人だと疑われ、容疑を晴らす為に氏家が奔走するのだが、どれだけ才能があっても最後にはありふれた、人間らしい感情が人を狂気に駆り立てるのだなと、どこか本質を教えて貰った気になった。
いや、才能あるが故の孤独さがそうさせるのか。
最後は全く予想も付かなかった為にかなり驚いて楽しませて貰えた。
中山さんの作品は必ず最低でも1人は印象的なキャラクターに出会える。そこが人気の1つなのでは無いだろうか。
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Posted by ブクログ
読みやすく
サクサクと読んだ
人間って…そうなんだ…と
初めて知ることも多く
かなりグロい箇所も多かった
全4編のストーリー
ラストの一話は
ちょっとミステリ仕立てで
なんとなくスカッとした
最後が このお話で救われた思い
そのくらい ちょっと重たかった
やるせない気持ち
せつない気持ち
1話と3話は 苦しかったなぁ…
特に3話は 現実に多発している亡くなり方
何とか防げなかったのか
彼の人生を思うと とても辛い…
特殊清掃というものに
ちょっと興味があって読んでみたけど
命懸け。警察も処理場の人も。
普段知ることの出来ないものを
教えてもらえた
そして 日々の日常を
しっかり生きよう。と思えた
五百旗頭さんを好きになった
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Posted by ブクログ
ネタバレ「能面検事」と揶揄される不破検事が、独自の流儀で事件を解決していく話。
捜査に同行する事務官の美晴視点で物語が進んでいく。
【幼女絞殺事件】
不破検事の人となりが見える話。
ロリコンの八木沢孝仁が犯人と思いきや、妹の史華が真犯人という内容。
被害者の留美の歯形が決め手で犯人が確定したけど、途中でヒントが隠れているわけでもなさそう。読者も推理しながら読むタイプの話ではないのかな?
【谷田貝事件】
アパートでカップルが殺害された事件。
被害者の菜摘をストーキングしていた谷田貝が逮捕され書類送検されたが、谷田貝は別の場所で暴行事件を起こしており無罪だった。
見込み捜査や証拠品の杜撰な管理が原因であり、それを不破に明るみにされた大阪府警は大打撃。76名懲戒処分になる。
一から捜査を進めていく不破は何者かに狙撃される。
一命を取り留めた不破が更に捜査を進めると、狙われていたのは菜摘ではなく、女性関係にだらしない楠葉だった。
妊娠中絶の果てに自殺した娘の無念を晴らそうとした、西成署の大矢が犯人だった。
楠葉を殺害した際に一緒にいた菜摘は巻き添え。
不破は押収品のトカレフで撃たれたのだった。
一連の証拠品や押収品の杜撰な管理に便乗して及んだ犯行だった。
周りを巻き込んだ身勝手な犯行に不破の感情が揺れ、大矢に怒りの言葉を発する。
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全部で5章構成で、1章が短話完結だったので油断してたら2~5章はひと続きだったので、やめどころが難しかった。
思いの外規模の大きい話で、一事件だけでなく警察の汚職がテーマの内容だった。保身からの隠蔽や弁解、不破に向けられる筋違いの怒りは考えさせられる内容だった。そりゃあ不破みたいに生きられればいいけど、という気持ちもあるが「理想は追い続けないと」という仁科課長の言葉も身につまされる。
自分のそういう保身的な考えもあり「大阪府警の闇を暴く目論見があるんじゃないのか?こんなに書いちゃって大丈夫か?」と心配になった。実在の地名がバンバン出ているので余計に深読みしてしまう。
また不破と美晴が正義とは何かを議論するシーンが度々あり、美晴側の正義感がメジャーなんだけど、それによって目が曇り真実に辿り着けないことがあるという内容も深い内容だなぁと思った。
複雑な謎が解明されていく様は飽きずに読めた。ミステリーは面白いな。