中山七里のレビュー一覧

  • 作家 超サバイバル術!

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    中山七里・知念実希人・葉真中顕。新刊が出たら間違いなく読む小説家3氏共著の新人作家のための作家養成ギブス的エッセイ本。新人作家の裾野を考えると需要があるとは思えないので、外野の読書好き人種向けエッセイと思って拝読。3者のカラーが色濃く出ていて、佐藤青南氏の4コマ漫画含め(外野なので)楽しく読めた。まあ想像通りの内容ではあったが、やはり人気作家に大切なのは幅広いインプットと反面教師だということがよくわかった。プロ野球選手らと同じで大変だが夢のある職業なので、これからも面白い本を上梓いただけるよう期待しております(外野なので)。。

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    2023年01月25日
  • 逃亡刑事

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    単独で麻薬密売ルートを捜査していた刑事が、銃殺された。
    専従班として指名されたのが〈県警のアマゾネス〉と渾名で呼ばれている、身長180センチ、化粧っ気なし、独身。ショートボブで無駄に美人。
    千葉県警刑事部捜査一課警部、高頭冴子。

    その事件を目撃したのが、8歳の猛。

    猛の証言により、銃撃犯にたどり着いた途端に、警察殺しの濡れ衣を着せられた冴子は、猛と二人で、逃亡したところは、意外な場所だった。

    息もつかせぬ展開で、ようやく解決。

    冴子が猛に
    「一日も早く忘れろ」と言うと
    猛が
    「警察官になって、絶対また会いにきてやるからっ。憶えてろっ」

    猛が大人になつて、警察官になり、再会する場面が想

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    2023年01月23日
  • 翼がなくても

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    ミステリーというより、障害者スポーツを通した、主人公のスポ根の物語(笑)
    スポーツもののベタな展開には弱いんです。
    わかっていても、最後、熱いものがこみ上げます。
    さらに、本作は犬養刑事Vs御子柴弁護士。これまた面白い。

    陸上200Mでオリンピックを狙っていたアスリートの沙良は、幼馴染の泰輔の運転する車に轢かれ、左足を切断。オリンピックへの道が絶たれます。
    しかし、泰輔は謝罪もないまま、何者かに殺害されてしまいます。
    犯人は沙良?
    沙良の家族?

    目標を失った沙良ですが、パラリンピックに出場する目標を見つけ、レース用の義足を発注し、トレーニングを開始します。
    義足の費用はどこから?

    泰輔に

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    2023年01月14日
  • 闘う君の唄を

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    幼稚園青春ミステリー?

    物語は新人の幼稚園教諭、喜多嶋凛が神室幼稚園に赴任というところから始まる

    子供に翻弄され一癖二癖もある親御にも振り回されつつも色々な問題を解決に導き周りからの信頼を得ていく
    だがある出来事がきっかけで物語の様相がガラリと変わり...

    個人的にはラストの事件の真犯人というどんでん返しよりも、牛との出会い、お遊戯会、ぷーちゃんの流れからの命の尊さや周りからの信頼を得ていく流れが好きだった

    園児特有の純真無垢さからくる言動は時に残酷で時に助けられ、物事の本質は大人よりも子供の方が心得ているのではないだろうかというのをこの小説を通じて感じた

    気分的に落ちる場面もあるが

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    2023年01月08日
  • 合唱 岬洋介の帰還

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    前回にも登場した天生高春が登場。御子柴という弁護士などは他のシリーズに出ていたらしい。そのシリーズも読んでみたい。
    親と子の対決は見ものだった。

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    2023年01月03日
  • もういちどベートーヴェン

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    はじめてこのシリーズを読んだ。
    途中からの話だったが全く問題なく読み進めることができる。むしろなぜ岬洋介がピアノをやめることになったかそっちが気になって最初から読もうと思う。
    あと好きなセリフは「仕事の価値は自分以外の人間をどれだけ幸福にできるか」というのが刺さりました。

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    2022年12月28日
  • セイレーンの懺悔

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    迷ったとき、わからなくなったときは、原点に立ち返る。すると、自分が本当にやり遂げたかったことはなんなのか、思い出すことができる。

    たかみさんは、こんな言葉を掛けてくれるいい先輩と一緒に仕事ができて幸運です。


    真実は水面には映らないんだなぁ、と、改めて想像力を働かせることの大切さを感じた

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    2022年12月27日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    考えさせられるテーマ やはり、難しいテーマですが、駄目なものは駄目なので、一定のルールが必要だと思います。

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    2025年12月03日
  • 帝都地下迷宮

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    中山七里の作品は大変読み易くどの作品も最後までストレス無く読めて、今作も同様であっという間に読み終わりました。異世界に迷い込んだ冒険物みたいな感じだったり、日本で現実にあった事をモチーフにした社会的な感じだったり、最後はきっちりミステリーだったりと大変楽しく読めました。

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    2022年12月20日
  • 作家刑事毒島

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    ネタバレ

    犬飼さんのもと先輩。
    毒舌の刑事であり、作家。面白い設定。
    短編集なので、事件はあっさりと終わる。
    登場する容疑者も被害者も、まぁひどくて、その辺は胸くそ悪いんだけど、毒島さんが、こてんぱんに言い負かすのは、なんというかスッキリ。
    逆にこの毒舌っぷりのセリフを言わせたいが為に、容疑者被疑者の人物設定がここまでヒドイ異なりなってるんだろうな、、、。
    解説が救い、かも。毒島=七里さんと言う意見、なかなか良いです。

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    2024年12月23日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    良識のある元判事の静おばあちゃんと、破天荒な玄太郎おじいちゃん。
    絶対に馬が合うはずのないコンビが面白い。
    ミステリーの内容はいつもきちんと推理させてくれるので、安心感がある。

    玄太郎さんの、言動が実に面白いが、この爺さんがいつも身近にいたら、想像するとゾッとするかも。
    いや困る困るこんなじいさん!

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    2022年12月07日
  • ヒポクラテスの試練

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    ヒポクラテスシリーズ初の長編!よかった!!
    途中からの読ませ具合がすごいよかっただけに最後のとこはもうちょい欲しかったかも

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    2022年11月27日
  • もういちどベートーヴェン

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    岬がピアノに復帰するまでの物語でした。正直、事件自体はあっさりしたものでしたが、前半の司法修正同士の会話は面白かったです。天生との友情が次作にも繋がっていくのが堪りませんね。

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    2022年11月23日
  • アポロンの嘲笑

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    原発に対するメッセージ性が強い物語
    東野圭吾の「天空の蜂」を思い出します

    東日本大震災と原発事故を下敷きとした社会派サスペンス
    東日本大震災の5日後に発生した殺人事件。しかし、加害者の邦彦は被害者の淳一とともに、原発で働いていた人物。家族ぐるみの付き合いをしていたにもかからわらず、なぜ邦彦は淳一を殺害したのか?
    そして、邦彦は一度逮捕されながらも、逃走
    その逃走先は?
    サバイバルのように、邦彦が向かう先は?
    あまりの展開にちょっとやりすぎ感を感じます。邦彦は不死身ですか?(笑)

    一方で、徐々に明らかにになる邦彦の半生、原発の作業実態、淳一の過去
    これ、ちょっと重い

    とはいえ、このベタなス

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    2022年11月20日
  • スタート!

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    作者の映画へのこだわりが感じられる物語
    ミステリーとしては、ありがちな展開ですが、映画作りの熱い想いを感じられる物語です。TVドラマ制作をちょっとこき下ろしていますが、それはご愛敬ということで(笑)
    映画製作の現場をそのまま経験できるような展開です(笑)

    伝説の映画監督の大森が「災厄の季節」を映画化
    しかし、幹事会社のプロデューサーがいろいろ口出し、配役変更と、さまざまな軋轢を生みます。
    そんな中、撮影中に事故が..ありがちな事故、事件?
    その真相は?
    犯人は?
    映画は無事作成できるのか?
    といった展開です。

    冒頭にコメントしたとおり、ミステリー色はイマイチですが、映画への熱い想いが心打た

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    2022年11月20日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    ネタバレ

    最後の第五話に静おばあちゃんの秘密が明らかになります。完全に油断していたので、衝撃でした。意外性という点では、同著者による「人面瘡探偵」に通じるものがあります。それぞれの短編もよくできており、オススメです。

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    2022年11月19日
  • 魔女は甦る

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    製薬会社の研究員が勤務地近くで骨と皮の状態で発見された。しかし、勤務地は閉鎖されており社員も行方が分からない。そんな中、繁華街で無差別殺人が起こる。一見するとつながりのない事件のように思えたが、2つの事件にはある薬物が関係していると思われ…

    わ~この作品、映画で見たい~!
    って、ビジュアル的に実写化はムリっぽいけど…
    ハリウッドで製作してくれないかしら…
    ヒッチコック的な感じで…

    そして、個人的には、宮條さんのクールに見えてアツイところ好きだったのに…

    他の方のレビューを読むと続編があるとか…
    ぜひ読んでみる!!

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    2022年11月09日
  • 帝都地下迷宮

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    とにかくサクサク読めました。内容的にはかなりシリアスなのに、主人公が軽く、展開がスピーディだったからかもしれない。いつも思うけど、東京の地下鉄は当に迷宮です。

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    2022年10月30日
  • 闘う君の唄を

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    新任幼稚園教論視点で描かれた作品。
    保護者と園の関係があまりにも歪で、保護者会の要求も滅茶苦茶で正直「うわ~…」って思いました。
    これが現実にあったらと思うと心底ゾッとする。

    幼稚園教論になったばかりの凛先生。
    保護者との関係で波風立てないよう穏便にやり過ごそうとする園に対し、歪んだ現実に折り合いをつけることが出来ない真っ直ぐな性格。
    …これ、我慢してやり過ごすのもストレスだし、話の通じない相手に対応するのもすごくエネルギーを消耗すると思う。
    色んな価値観があるけど、子どものことを真剣に考えて動いてくれる先生は本当にありがたい。

    作中では「こぶしの中  爪が突き刺さる」が1番好きでした。み

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    2022年10月30日
  • 総理にされた男

    購入済み

    後が読みたい

    総理として恋人まで排除したのですが、最後にその恋人にプロポーズ(ファーストレディへのを誘い)で今後の展開が気になる。

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    2022年10月24日