中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまさに解説にあったように新人幼稚園教諭のお仕事小説かと凛を応援しながら読んでいたら……さすが中山七里さん。
16年前の事件の真相はなんとなく予想できたものの、驚いた箇所はしっかりあったし社会的なテーマも重厚で読めて良かったです。
凛の過去、そして過去が知られてしまった時のシーンは読んでいて辛かった。
しかし、自分も子どもがいるので保護者会の面々と同じ立場だったら果たしてどんな反応をしただろうと何度も考えた。
16年前に起きた悲惨な事件の犯人の娘が、自分の子どもの先生として日々接している。
その先生のことを日頃から良い先生だと思っていたとしても、手のひらを返してしまうだろうか…
先生じゃなくても、隣に住んでいる人、職場の人、クラスメイト…
実際に体験しないと分からないけど、正直自信はない…
理想はその人自身を見つめること、行動や言動で考えること…なのか?
でも家族背景もその人を形作る重要な要素だとも思うし…うーん…難しい…
本当に、この作品を読んでいてもそうだけどSNSやネットで見かけるあれこれなどからも、人間は自分が正しいと自信を持っている時ほど凶悪になってしまうものなんだなと改めて感じた。あと安全な立ち位置にいる時。
真相が明らかになったこの後、同僚の先生や保護者の人たちはどんな態度で凛先生と接するのだろう…
星組の子どもたちがいればきっと凛先生は頑張れるんだろうけど、少しでも先生の心が軽くなればいいなと思う。 -
Posted by ブクログ
もうバディもんやな。
人面瘡とペアの。
寄生獣って、マンガあったけど、あんな感じになるんかな。
上下関係は、人面瘡の方が上っぽいけど。
後は、王道のミステリー。
ー何か横溝正史的な感じな話。
血や!血!
ドバドバの方やなく、血縁関係の方!
古い因習みたいな一族の血で血を争うみたいな。
もう終わっていく一族かと思ってやって来た相続鑑定士 三津木。
ヘナチョコなんやけど、肩には人面瘡ジンさんが…
この一族の財産は碌なんがない!しかし、よく調べると山に鉱脈がありそう。
そこから、血みどろの相続争い。
まさしく横溝風!
それをジンさんが解決していくのは、まるで、眠りの小五郎(名探偵コナン)のよう…
まぁ、うちには、血みどろになる要素がないからええけど(金ない)、ハァ〜!
今回の大どんでん返しは、犯人とかやない!
自分の内なる声に耳を傾けることは大切やなぁ〜! -
Posted by ブクログ
ネタバレいやー、複雑極まりない話だった。
最初の事故米を混ぜた辺り、全然かわいく思える話だった。
途中の、風俗通いのおじさん(名前も忘れるぐらい気持ち悪い)が伏線だったのかな。
奥さんや周囲の人からの印象が潔癖でしっかりした人なのに
実際は週2で風俗通って梅毒もらい。
幼児趣味にドラッグと回春。しかもバレないように海外で。
ひーーー。気持ち悪い。
黙秘を続けるお偉いさん達も
税金で何してくれてんだ!もうそのままエキノコックス感染したらいいのにと思ってしまった。
物語は複雑で、どんどん奥にのめり込んでいく感じが面白かったけど
結末が胸糞悪すぎるので評価が下がってしまった。笑
結末以外は相変わらず楽しめました。 -
Posted by ブクログ
阪神大震災か…
更に、東日本大地震まで…
阪神大震災の方が地元なんで印象には残ってる。自身は、そう被害はなかったけど、知り合いにはね。
当日も、JRは完全ストップやったけど、京阪とか私鉄動いてて、JRで動けんようになった。電話も「ツー…ツー…」だけでサッパリ繋がらんかったな…
これ以上はないと思ってだけど、東日本のは、それを遥かに…あの津波…
幼馴染の双子の姉妹と主人公、西日本大震災で、唯一生き残った2人も離れ離れに…
10年以上経って偶然に、でも、お互いの立ち位置が…
敵同士みたいな…
実は、思ってた姉妹の方ではないというオチかと思ってだけど、そういうのやなかった…
こんなに長い時を隔てて会えたのに…
小さい時から、ずっと守ったるって誓ってたのに…
何か切ない…
なかなか、関西弁いけてた〜 -
Posted by ブクログ
モンスターペアレントの無茶苦茶な要求に戦う新人教員という構図は決して珍しいものではありませんが、「幼稚園」が舞台というのは面白いと感じます。
全体的には、漫画「クニミツの政」の小学校教員時代のような、「常識」を越えた発想で園児の好奇心を満たす活動を多々行い、偏屈な保護者達も次第に心を開いてゆく、という流れです。
順調に幼稚園にも慣れ、保護者会のメンバーにも少しずつ認められ始めた主人公でしたが、ひょんなことから一転、それまでの信頼を一挙に失うことになります。
幼稚園児の行動の描かれ方(年少の園児たちが、幼稚園から帰宅後に子どもたちだけで遊びに行く、ということはないだろう…とか)や、発表会の場面など(やはり、年少の園児が覚えられる演目ではないだろうとか)に少し盛りすぎな印象はありますが、そこはエンタメ作品なので。
ミステリの部分も「まあ、そうなるよね」という結末ではありましたが、全体としては疾走感のある話でしたし、読後感も悪くありません。
続編もあるようで、そちらも読んでみたいと思いま。 -
Posted by ブクログ
「闘う君の唄を」の続編というか、それに続く話になるんかな?
今度の主役は、舞子先生。(岬洋介シリーズで、少し登場してる)
冷静沈着、理路整然、合理的が歩いてる感じの人。
でも、中身は、そうでもなかったんやな。
待機児童の話は聞くけど、確かに、追い込まれてんのか知らんけど、「児童が殺される=空き発生」って…
そんな考えの母親おるか…自分なら、激怒してしまうと思うわ〜
児童がはしゃぐ姿が好ましく思える人と五月蝿いと思う人の気持ちは分からんでもない。子供嫌いな人もおるやろうし…
殺人事件が起こって、児童が殺されるんやけど、犯人があの人で、多少はホッとしてる。
相変わらず、大どんでん返しはあるけど、何となく分からなくもなかった。
というか、この人が犯人であって欲しい…
他の容疑者やったら、やりきれん!
「思うんだけどさ。大人だからって子供より勝っている部分なんて言葉と経験値と世渡りぐらいじゃないかな。誰でも感情に走る時って、精神年齢は五歳に戻っているもの」
確かに…