中山七里のレビュー一覧
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爆笑かつとても正論な日記風エッセイ。著者の多作の理由が脅迫観念だと知り少し安心。多作だとネタがなくなり面白くなくなるものですが、著者の場合そもそも著作に思想がないのでその点安心か(笑)。3日徹夜が基本スタイルだと豪語しておられるので典型的なワーカホリックなのかと思いきや、困った困ったで映画3連チャンとか(笑)。かなり謙遜して書いておられるが、羨ましいほどの才能の持ち主。麻薬飲料&アルコールの大量摂取は控えていただき、いつまでも健康で著作を開陳していただきたく。もっともっと違うジャンルの小説もお願いしたい。また映画愛に満ちた小説も期待しています。
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Posted by ブクログ
元ネタのアイアムアヒーローを読んだことも観たこともないのですが、好きな作家さんが多かったので手に取ったら個人的にはあたりのアンソロジー。
朝井リョウくんの話もさみしい青春、恋愛小説ですき。いじめっ子と人気者と一匹狼的なこのカースト。
藤野可織さんの話も久しぶりに読んだけどよかったな。やっぱりさみしい。仲間内って難しい。
最高だったのは佐藤友哉、島本理生夫婦の合作。こんな豪華な作品が辞めるなんて…!!! よかった、かなりよかった。引きこもりと心に傷を負ったシスターの話でよかった
全部にもちろんゾンビのような感染症の元ネタの設定が絡んでいるのですが話を知らなくても面白かったです -
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Posted by ブクログ
高齢者が運転する車による事故で1年前に妻子を亡くし、男やもめの郡山弦爾(こおりやまげんじ)は、隣人であるシングルマザーの小湊雪美(こみなとゆきみ)とその娘・真央(まお)とのやりとりに心地よさを感じ、日々癒されている自分を感じていた。しかし幸せな日々は長くは続かなかった。千葉県警捜査一課、高頭冴子の班に所属する郡山が、殺人事件が起こったという公園に現着したところ、被害者としてそこにいたのは紛れもない小湊親子であった。
高頭冴子シリーズ第3弾。外国人犯罪が増えたことや、千葉県知事の孫娘が中国人に殺された事件があったことから、外国籍者の犯罪検挙率をあげろと上からせっつかれている中起こった事件。 -
Posted by ブクログ
続きが気になるし、残酷な描写とか、びっくりするような結末とかって刺激的だから読んでる瞬間は楽しいけど、読み終わると、こんなの読んで楽しんでたなんて、自分はやばい人間なんじゃないか!?って気になっちゃう。
若い子が、こういう本ばっかり読んでたら、絶対情緒に悪影響だろうなぁ
あまりに痛い描写は目を細めて読み飛ばしちゃった。
多分、怖がらせることの他に39条がらみとか、刑事の使命的なこととか、なんかテーマ的なこと書いてたんだろうけど、刺激に脳みそが邪魔されて、そっちを読解するひまはない。そういう社会性みたいなの無理やり挟んで、読む意義のある小説っぽくしなくていい。読んでる間の短い時間だけ楽しければい