中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレある女子高生の殺人事件を舞台にマスコミ(報道番組)視点でストーリーが展開される。
主人公の朝倉は報道番組に携わるテレビ局入社2年目の女性で、この事件を取材する上で自分の仕事の存在意義が問われる。
警察の宮藤には
・「警察は被害者とその家族の無念を晴らすために働いている。マスコミは不特定多数の鬱憤を晴らすために働いている。」
・「警察が追っているのは人ではなく犯罪つまり、法を犯したのは誰かを特定している。マスコミが追っているのは憎悪の対象だ。」
・「マスコミはセイレーンのようだ。視聴者を耳触りの良い言葉で誘い、不信と嘲笑の渦に引き込もうとしている。」
など厳しい言葉をかけられる。また、その中で朝倉は誤報で冤罪を引き起こしてしまう。その時に先輩の里谷は責任を取って異動させられてしまう。
「マスコミは謝罪しない。普段政治家や官僚を非難し、誤りを正す立場にある。その立場にいる人間が謝罪なんかしたら沽券に係わる。権力者を追求する資格を失ってしまう。反権力を気取りながら自らの権力は手放したくないだけだ」
報道の現場に残った朝倉は謝罪をすることも許されず、誤報の原因究明を進め、事件の真相に辿り着く。
マスコミの在り方についても、
「誤った報道は直ちに訂正され、誤報は直ちに訂正するべきです。権力を手にしていても権力に阿ることがないように自らを律していく。」
と決意を誓った。
私も2年目の社会人で同じような立場だが、自らの仕事の意義を深く知ろうとし、プロフェッショナルであろうとする彼女の姿勢が格好良く感じた。
また、先輩の里谷は宮藤にマスコミという職業に対して厳しいことを言われたときに、
「その道に進もうと思ったきっかけを思い出してみろ。いったいなぜ自分がその仕事をしているのか。この世界で何を実現したかったのか。それを思いだせ。」
という言葉をかけてもらっている。後輩をここまで思いやれる先輩になりたいと思う。 -
Posted by ブクログ
モンスターペアレントか…
はじめは純粋に、自分の子供の為を思って主張してるんやろな…
でも、段々と子供の為というより、自分とか世間体とか…
運動会で並んでゴールとか、劇を主役順番にとかが、ホントに子供の為になるとか思うんかな…楽しくない自分の子供を目の前にして…
ここに主人公の幼稚園教諭 喜多島凛さんが突撃して来る!
自分の理想を掲げ、モンスター等とやり合う!
しかし、彼女には、凄い過去が…
この為の贖罪?
作中でも少し出て来るけど、他でも、そんな人おった!弁護士やけど…
加害者の家族は罪はないはずやのに…
何も悪いことしてないのに…
何か、世間って世知辛いな…
よく考えると、
殺人事件は?
犯人は?
大どんでん返しは?
大丈夫〜(^-^)v
渡瀬さんも頑張ってる〜!
中山七里ワールド! -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
不良債権回収のスペリャリストの上司山賀とタッグを組み債権回収をノウハウを叩き込まれる主人公結城。
これからもっと成長していこうとする矢先に山賀が殺される。
予想してなかったのでえっ?てなった。
山賀の案件を引き継ぎ奮闘する結城。
債権者との回収の会話の攻防が凄くてほんとに若手社員か!?と思わずにはいられなかったが、自分の
語彙力がないだけか。
大胆な案を計画し難解な債権をいくつも回収していく様は途中で半沢直樹を読んでるかのようだった、
上司の部長が犯行に加わっていた件もきれいに伏線回収。
映画にすれば主人公の結城は神木くんが合うのかなぁと思いながら読んでた -
Posted by ブクログ
中山七里の作品を複数読んでる人なら、どこかで出会ってるかもしれない、
高円寺静とその孫の高円寺円が事件を解決へと導く、5編の連作短編集。
主人公は警視庁の若手 葛城公彦。
事件を捜査するもうまくいかず、困ったときに高円寺円に意見を求める
ことになり、そこから事件解決へ向かう。
安楽椅子探偵と刑事もののミックスと言った感じ。
別作品が思い浮かんだものを紹介します。
この作品を読んでいて、2話は新興宗教に入信してしまった上司の娘を棄教
させるために、葛城が頼まれて遂行するも教祖の謎の出来事により、
高円寺円を頼ることになります。
この話は、ドラマがヒットしたトリックを彷彿とさせる内容で、
読んでいるとトリックをご存じの方は似てるのでオマージュかなって思うでしょう。
次に、4話ですが、冤罪がテーマになってます。
冤罪と言うキーワードでは、どうしても、スティーヴン・キングの名作で、
グリーンマイルと言う作品を思い出します。この作品は、1932年の大恐慌時代の
アメリカの死刑囚収容所とそれを語る現代の老人ホームが舞台となってます。
収容所にデカくて屈強そうな黒人が収容されるのだが、実は気弱で優しく、
謎を秘めていた・・・。と言った作品で感動と不思議なホラー系ファンタジー小説。
ところで4話はどういう内容なのってのは、読んでくみてださい(笑)。
全体的には、中山七里さんと言えば、どんでん返しの帝王ですから、
その通りの展開になると思ってください。さらに○○トリックがありますので、
そこもびっくりするし、最後は泣けるかもしれません。 -
Posted by ブクログ
ん?
池井戸潤さんの読んでる?
銀行小説と言えば、池井戸潤さんやけど、中山七里さんの銀行モンもなかなかでした〜(^_^)v
しかし、銀行って、3年で異動するからって、そのスパンで物事考えてたら、貸すときも、そうなるから、自然と将来を見据えたとか口では言ってても、将来なんか見てないんやな。
3年バレんかったら、ええと…
銀行員としての矜持はないのか…
って人らに囲まれながら、伝説の不良債権回収屋シャイロックと呼ばれた人が殺される〜
部下であった結城が後を継ぎ、回収に走る〜犯人も探しながら…
出世、出世ばかりやなく、専門特化した方が、これからは良いと思う。別に、このスキルは、銀行だけで役立つ訳ではないし。
最近は、銀行もオワコンとか言われて、大変かもしれんけど、自分自身を磨いていれば大丈夫やと思うけどな…
やはり、中山七里さんなんで、最後は、どんでん返し!
楽しめました〜(^_^)v
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ネタバレ 購入済み
面白い
かなり考えさせられる。死ぬ権利。もし自分が同じ立場になったときにどう思うのか。多分読み手の心理によって180度かわるような作品だと思った。多くの人に読んでもらいたい。自分の死や大事な人の死を考えさせられる作品だった