中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひさしぶりの中山七里『岬洋介シリーズ』。
ひさしぶりすぎて、かなり忘れてる…
第何弾だっけ⁇
エドワードが6位だったかどうかなんて…
ニューヨーク。
新大統領は、人種差別に端を発する移民排除を強硬に推すことでら絶大な支持を得ている。
それを快く思わない反大統領派もおり、世論は二分されていく…
ショパンコンクール第6位のエドワードは、自身のコンサートでガーシュウィンの作品を演奏し、そんな風潮に一矢報いたいと願っていた。
パートナーには岬洋介を指名し、大晦日にコンサート派開かれることに。
そこには大統領夫妻も来るという…
新大統領暗殺計画が…
現アメリカ大統領の1期目がモデル。
岬洋介がど -
Posted by ブクログ
ネタバレKAYABA TOWNの創設者、茅場啓一郎がコロナで亡くなった。しかし死因に疑問があると姪の寧々が捜査一課に相談にくる。まだワクチンも開発中のなか、秘密裏にワクチンを6回も打っていたというのだ。解剖してみると、死因はヒ素中毒だった……。
犯人を探すミステリというよりは、コロナ禍の混乱や、人の醜さを如実に再現している医療ドラマみたいだと思う。
実際に当時はこんな感じだったと誰もが共感できる内容で、読んでいて腹が立ちながらも、キャシーの歯に衣着せぬ言動が痛快で気持ちよかった。とくに病院につめかけてきた暴徒への対応に、思わずキャシーのファンになっちゃいました。この人なら信用できます!
今後も伝染病 -
Posted by ブクログ
総理のそっくりさんが本当に総理になっちゃう話のその後。各章ごとに問題が持ち上がり、本当は政治家なんかじゃない主人公独特の方法で解決を導いていく。
いつもの中山七里というか、彼の政治に対する意見をそのまま作品にしたんだろうなという感じではあります。前作は「売れないモノマネ俳優がひょんなことから総理になっちゃうことのあれこれ」がそれなりにあったのですが、今作はその後でもあり、もう普通に純真な総理大臣の政治活動物語みたいな感じになっていて、そういう点でちょっとマンネリ感はありました。
作品と直接関係ないですが、台湾有事が言われるこの時期に、まさにそれを扱ったエピソードがこうやって飛び出すなど、中