中山七里のレビュー一覧

  • 翼がなくても

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    御子柴シリーズは未読なので御子柴の登場にこれが噂の!と思ったけど、なんか感じ悪いキャラクター?
    犬飼刑事はキャラクターに強い印象がなく、今回もあんまり。
    そもそもパラスポーツの方に重きを置いている感じがして、途中事件のことを完全に忘れてたくらいミステリーの要素は少なめで、しかも想像がついてしまう結末だった。
    トップアスリートだった沙良が、脚を失った絶望やパラスポーツに感じる落差には、リアリティがあって悲しい気持ちになった。
    義足をつけて走れた時の臨場感と疾走感の描写が
    素晴らしくて、何度も走る場面が出てくるのに全くくどくなかった。
    早苗の義足と比べてずるいのでは?という点と、パラスポーツに挑戦

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    2025年11月18日
  • 越境刑事

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    シリーズ第2作。
    中国に弾圧されるウイグル地区という政治的な構図に、アマゾネス高頭が切り込む。
    今回の敵は中国公安部。こんなに政治的問題に切り込んで大丈夫かなと心配してしまう。

    国を越えても自分の信念を貫き通す姿は、さすがアマゾネス。

    アマゾネスと郡山の活躍ぶりは期待どおりだったのだが、結果的に過激な拷問シーンだけが印象に残ったし、前作と似た展開が多いようにも感じてしまったのは私だけだろうか。

    次作はどうなるのかは、やはり気になるところ。

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    2025年11月18日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    タイトルの通り人間の7つの毒が散りばめられていた。人間の汚さ・嘘・自己保身などを感じてゾクッとした。人間の中身なんて話してるだけじゃ分からないなぁと改めて感じた。相変わらず犬養は綾野剛としてイメージして読んでました。最初と最後が繋がると思わず驚いた。

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    2025年11月18日
  • 人面島

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    土地家屋調査士の三津木と肩に宿るジンさんが閉鎖的な因習漂う孤島での相続ドロドロ争いに纏わる連続殺人に巻き込まれる。
    密室殺人とかもあるが、そこまでミステリではない。
    横溝正史的世界観があると思ったけど、軽めな読み口なのであんまりドロドロしてはない。
    池の下に現れた島の真実を三津木が暴くと思いきや!真実のオチにむむむ。

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    2025年11月18日
  • アポロンの嘲笑

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    ネタバレ

    東日本大震災と原発の事故の惨劇の中、発生した殺人事件に焦点を当てた作品。邦彦の逃走劇と仁科が真実を追求していくという流れでストーリーが進んでいく。邦彦が最期まで果敢に立ち向かう姿に驚いた。生命の危機に瀕するシーンが何度も出てくるが何とか乗り越える姿は超人すぎるだろと思ってしまった。

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    2025年11月17日
  • 彷徨う者たち

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    ネタバレ

    三陸の魚を専門に扱う魚屋さんでランチしたあと読んだ一冊。宮城県警3部作の最後。
    中山さんが講演会で「このシリーズは被災してない自分が書いていいのかと思っていて、自分から今回で終わりにしてほしいとお願いした」ようなことを言っていた。そう言いたくなる気持ちが少し分かるような作品。
    ミステリーとしてどうかよりも、被災した人たちの置かれた状況や心情がひたすら心に残る。

    被災地が舞台だからか、シリーズ通して、殺した人・殺された人よりもっと悪い人というか存在がいる気がしてちょっとモヤモヤする。
    制度って、こぼれる部分もあるし完璧じゃないけど、外に出てしまえば「大いなるもの」と同等のパワーを持つんだなと改

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    2025年11月17日
  • 災疫の季節

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    コロナ禍真っ最中の時代。
    あの深刻さ、様々な論争、等も、不謹慎ながらも今読むと何か滑稽な感、
    あの頃、明確な知識がなく、
    テレビの情報に踊らされておりました・・・・

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    2025年11月16日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    読む手が止まらず、一気読み。
    著者の作品は好んで読んでいるが、少し珍しいタイプのように感じた。
    展開が突然過ぎて、置いていかれそうになったが、満足した。

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    2025年11月16日
  • バンクハザードにようこそ

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    詐欺師vs.銀行

    親友を自殺に追いやった銀行を詐欺師が
    華麗に追い込む

    一泡吹かせるどころか潰してしまうため、
    淡々の角を詰めていく様子が爽快。

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    2025年11月15日
  • バンクハザードにようこそ

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    SL 2025.11.11-2025.11.15
    詐欺師東雲の爽快な復讐劇。
    作者らしい軽さで詐欺事件にしては簡単に騙されすぎだけど、読みやすくて読後感は良い。

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    2025年11月15日
  • 棘の家

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    なんとなくAudibleで聴いたら、なんとなく終わってしまった。小学生の娘がいじめで自殺をはかってしまう。被害者家族と加害者家族。どちらともがマスコミに追われ、ついには逆転した立場になって再びマスコミから追われる。そんな状況で家族は結束するのではなくバラバラの気持ちで崩れていく。リアルなような後味の悪いような。

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    2025年11月15日
  • 七つの大罪

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    七つの大罪をデマにした短編集。普段読まない著者の作品をお試し出来て良かった。個人的には傲慢と怠惰が好きだった。3.5

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    2025年11月14日
  • 災疫の季節

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    「夜がどれほど暗くても」主人公の雑誌記者志賀倫成が放り込まれるコロナ禍の混乱。

    自ら感染の危険に曝されながら、増え続ける入院患者に絶望しつつ治療に尽力する医療関係者と、デマに洗脳され医療現場を襲撃するカルト集団。

    反ワクチンを掲げるカルト団体の代表者が、病院襲撃時に薬剤を注射されて死亡する。

    今となっては記憶も定かでないが、デルタ株が蔓延しつつあった当時は感染者、犠牲者が増え続け、ワクチンや治療薬にも手が届かず、社会全体が大きく混乱していた時期で、そうでなければ本書の舞台とはなり得なかった。

    連載終了から出版まで2年の間が空いているのには何か理由があるのだろうか。

    デルタ株全盛の当時

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    2025年11月13日
  • テロリストの家

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    公安物は刑事物と違って、秘密主義過ぎて重い。同僚同士も秘密だし、家族にも内緒。
    その秘密主義の中でもエリートの公安刑事が突然左遷扱いになる。本人も分からないので、読む方も分からずストレスになってくる。それが息子がテロリストで捕まってしまったことから展開が変わってくる。過激な報道、それを受けての一般人からの誹謗中傷。気持ちが益々重くなってくる。
    テロ対応の公安刑事がテロに傾注する家族を持つ。どのように展開するのか、はたまたどんでん返しは如何に。何となく息子の言動がハッキリしないところから違った方向へ。
    仕事ではエリートだった刑事が家庭では何も把握していなかったことが露呈する。最後は落ち着くところ

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    2025年11月12日
  • ヒポクラテスの困惑

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    ヒポクラテスシリーズ第6弾 コロナが猛威を振るったパンデミック 終わりの見えない不安なあの頃を思い出す。世の中の混乱に紛れた人間の悪意は恐ろしい。コロナによってもたらされた人々の、感情や反応などに重きをおいた話で ミステリー要素も少なくてちょっと残念だった。

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    2025年11月13日
  • 騒がしい楽園

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    「闘う君の唄を」の姉妹編。少し時が遡る。
    埼玉からすごい乗車率の東京メトロ東西線に乗って幼稚園に通勤する教諭が主人公。幼稚園で池の生物がぷかぷか浮いたり、死んだ蛇が投げ込まれたり、あひるが殺されたりしているうちに、エスカレートして幼稚園児の死体が正門前に置かれる事態になる。

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    2025年11月10日
  • とどけチャイコフスキー

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    文化的鎖国状態のロシアで、「他国の音楽は不要」と
    主張するモスクワ音楽院の学部長が殺された。海外
    巡業中の日本人ピアニスト・岬だけが気づいた事件の
    真相とは…。

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    2026年01月21日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    【収録作品】
    傲慢 「罪の名は傲慢(プライド)」中山七里
    怠惰 「手の中の果実」岡崎琢磨※7月7日生まれ
    憤怒 「移住クライシス」川瀬七緒
    嫉妬 「オセロシンドローム」七尾与史
    強欲 「十五分」三上幸四郎 
    色欲 「父親は持ってるエロ本を子どもに見つからないようにしろ」カモシダせぶん
    暴食 「最初で最高のひとくち」若竹七海

    人を罪に陥れる七つの悪徳を「七」に縁のあるミステリー作家が描いたもの。

    「罪の名は傲慢」  渡瀬警部・古手川刑事も登場。
    「移住クライシス」ミステリ部分に目新しさはないが、老婆の存在がいい。
    「最初で最高のひとくち」葉村晶も登場するが、脇役ポジション。なんなら彩り。冒頭

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    2025年11月10日
  • 能面検事

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    似たような評価の方が多いですが超有能な能面検事を引き立たせるためか主人公のポンコツぶりが激しいです。ここまでしなくても分かるから大丈夫ですよ?と言ってあげたくなる。それともこの先の何か伏線か何かなんですかね?そのくらい不自然な感じです。
    話自体はテンポよく進んで読みやすいです。能面検事の背景もまだ明かされてない部分が多そうなのでまだまだ続きがありそうですが、主人公の子供じみた態度にイラッとするので読むかは悩みます。。

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    2025年11月10日
  • 能面検事の奮迅

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    モリカケ問題を彷彿とさせる国有地払い下げ問題にまつわる収賄事件に関与したとして、財務局の安田調査官と高峰検事を能面検事こと不破検事が取り調べる。

    収賄容疑の裏側の真実、安田と高峰の京阪大学時代の関係性が明らかになってからのスピーディーな展開は読み応えあり。
    定食屋"一膳"の看板娘の小春ちゃんもキーパーソン。

    学生時代に起きた事件をきっかけに人生を狂わせた人々の「20年後の贖罪」に対する不破の決断もみもの。

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    2025年11月09日