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幼馴染の美人双子、優衣(ゆい)と麻衣(まい)。僕達は三人で一つだった。あの夜、どちらかが兄を殺すまでは――。十五年後、特捜検事となった淳平は優衣と再会を果たすが、蠱惑(こわく)的な政治家秘書へと羽化した彼女は幾多の疑惑に塗(まみ)れていた。騙し、傷つけ合いながらも愛欲に溺れる二人が熱砂の国に囚われるとき、あまりにも悲しい真実が明らかになる。運命の雪崩に窒息する! 激愛サバイバル・サスペンス。
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Posted by ブクログ
いやーまさかの結末が…ちょっと違ったなぁ^_^ だからミステリーか^_^ 結局、どちらがいい女性だったんだ^_^
お医者さんごっこから始まった時はどこに向かうのかと思いましたが、なかなかに社会派のミステリーでした。描かれている義捐金詐欺は実際にありそうな話だし、なにより15年を経て現れた女が、双子のうちのどちらなのかわからないという状況が、独特の緊張感を生んでいます。読み応えありました。
本作の特徴は、前半は淡い恋愛模様、中盤にかけては 犯罪の匂いが漂いだし、最終局面では政治も絡んだ愛憎渦巻く刑事ものに豹変していきます。 読む手が止まらないとはまさにこのことだな、と。 純粋で真っ白に澄んでいたものも、たった一つの出来事をきっかけにその色を濁していく。本質は変わらないとしても本質を...続きを読むとりまく自分がそうなっていく。 大切なもののためであれば、なんでもできてしまうのが人間のストロングポイントではある。それが例え、世間一般で許されないと分かっていることでさえも。 読むたびに切なくて切なくて、でもなぜか主人公やヒロインに感情移入して、同情したり、嫉妬したり憎んだり、+にも-にも感情を揺さぶられる作品でした。 読めてよかったし、読んでしまった。そう思いました。
「総理にされた男」を読んだ時のコメントで、本書と内容がリンクしてますよって教えて貰って、一気読みしました。こちらは、ミステリーっていうかサスペンス。両方を一度に構想した筆者はすごいです。
双子の美人幼馴染に振り回される主人公の板挟み三角関係を描いた厨二設定の青春ラブストーリー。へぇ、こんなのも書くんやと思って読み進めるとそんなわけ無かった。 大人になって急激な路線変更。 この作者は主人公を虐めるのが上手い、どうすれば困るのか、どうすればもっと苦しめられるのか。 これでもかと言うほど辛...続きを読むい展開が主人公を待ち受ける。 それに反する様に時折織り込まれる生々しいエロ展開。 冒頭のお医者さんごっこは電車の中で読んでいて気まずかった。 ラストの種明かしは流石の七里。 僕の人生の作者がこの人でなくて良かったと本気で思った。
阪神大震災か… 更に、東日本大地震まで… 阪神大震災の方が地元なんで印象には残ってる。自身は、そう被害はなかったけど、知り合いにはね。 当日も、JRは完全ストップやったけど、京阪とか私鉄動いてて、JRで動けんようになった。電話も「ツー…ツー…」だけでサッパリ繋がらんかったな… これ以上はないと思って...続きを読むだけど、東日本のは、それを遥かに…あの津波… 幼馴染の双子の姉妹と主人公、西日本大震災で、唯一生き残った2人も離れ離れに… 10年以上経って偶然に、でも、お互いの立ち位置が… 敵同士みたいな… 実は、思ってた姉妹の方ではないというオチかと思ってだけど、そういうのやなかった… こんなに長い時を隔てて会えたのに… 小さい時から、ずっと守ったるって誓ってたのに… 何か切ない… なかなか、関西弁いけてた〜
最近読んで面白かった「総理にされた男」と関連がある、と書かれていたので読んでみました。 「月光のスティグマ」 「総理にされた男」は、難しい政治の話を扱ってはいるものの、ただ総理に似ている、というだけの一般人が総理としとして政治を「市民感覚で」動かしていく、という、ちょっとコミカルな部分のある作品...続きを読むだったので、こちらもコミカルな作品なのだろうと思って読んだら、いやいや、違いました。 なかなかハードなサスペンスものでした。 美しい双子の姉妹、隣に住む純粋な少年。主人公は純粋な少年・淳平。恋愛感情なのか兄妹のような感覚なのか、淳平は双子の姉妹を「護る」と純真に思っていた。 そこに襲い来る阪神淡路大震災。離れ離れになった幼なじみが、大人になって互いを警戒し合う立場として再会する。 子供の頃の、あの出来事はなんだったのか? 再会した彼女は双子のどっちなのか? そして、彼女が信じているあの政治家の裏は? いったい、どんなふうに進むんだろう、何がなんなんだろう、どういう決着がつくんだろう?と思ってハラハラと読んでいたら、最後の最後に、「総理に〜」にも出てきたあの事件が!!!!! いやー、これまた一気に読んでしまいました。 面白かった。 ※p.s. 震災の章のあたりでは、ちょっと東野圭吾さんの「幻夜」を思い出していました。「白夜行」と「幻夜」。どちらもすごい小説だったけど、実は私は、あの小説の中に出てくる《悪意》の感じが苦手だったので、もしかしたら、そんな感じの嫌な小説になるのかと思ったけれど、これ大丈夫でした。よかった。 そして、「総理に〜」のあの章と、こっちのあの章を少しずつ時間経過に合わせて読み進めてみました。面白かった。
疎遠になった幼なじみと思わぬ形で再会し、彼女の秘密を暴くことになる展開。はるか昔の恋心がくすぐられながらも命じられた仕事をこなしていかなければならない葛藤は自分の内面の知らない部分を引き出すような描写だった。
肉体的なスティグマから始まるが、そのスティグマは弱者の立場になった時に出現する。最後まで一貫してスティグマが中心に描かれている事がストーリーにしっかりとした筋を通していると感じた。時には生きていくことの切なさ、時には望むものが手に入らない苦しさなど、その都度、心のスティグマが見事に表現されている。弱...続きを読む者になった時、そして陽の光に当たらない時、そんな時に現れるスティグマは反骨真を駆り立てるものではなく、やるせなさを募らせるものであると強く感じさせられた作品である。
月光のステイグマ/中山七里 神川は幼少期阪神大震災で家族といつも一緒にいた双子の姉を失い好きだった妹とも離れてしまうが、東京地検特捜部になった神川は潜入先で再会する。政治不正資金、テロ。過去の真実と「総理にされた男」とのリンクが面白い。中山七里さんすげえー
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月光のスティグマ(新潮文庫)
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