月光のスティグマ(新潮文庫)

月光のスティグマ(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

幼馴染の美人双子、優衣(ゆい)と麻衣(まい)。僕達は三人で一つだった。あの夜、どちらかが兄を殺すまでは――。十五年後、特捜検事となった淳平は優衣と再会を果たすが、蠱惑(こわく)的な政治家秘書へと羽化した彼女は幾多の疑惑に塗(まみ)れていた。騙し、傷つけ合いながらも愛欲に溺れる二人が熱砂の国に囚われるとき、あまりにも悲しい真実が明らかになる。運命の雪崩に窒息する! 激愛サバイバル・サスペンス。

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月光のスティグマ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月08日

    いやーまさかの結末が…ちょっと違ったなぁ^_^
    だからミステリーか^_^
    結局、どちらがいい女性だったんだ^_^

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    Posted by ブクログ 2020年02月08日

    お医者さんごっこから始まった時はどこに向かうのかと思いましたが、なかなかに社会派のミステリーでした。描かれている義捐金詐欺は実際にありそうな話だし、なにより15年を経て現れた女が、双子のうちのどちらなのかわからないという状況が、独特の緊張感を生んでいます。読み応えありました。

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    Posted by ブクログ 2018年05月25日

    本町の本屋で、「青春・震災・テロ・陰謀・ロマンス…てんこもり!」というポップに惹かれて購入。
    確かにてんこもりだった。最初から最後まで激しい展開で楽しめた。

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    Posted by ブクログ 2023年10月07日

    阪神大震災か…
    更に、東日本大地震まで…
    阪神大震災の方が地元なんで印象には残ってる。自身は、そう被害はなかったけど、知り合いにはね。
    当日も、JRは完全ストップやったけど、京阪とか私鉄動いてて、JRで動けんようになった。電話も「ツー…ツー…」だけでサッパリ繋がらんかったな…
    これ以上はないと思って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月03日

    最近読んで面白かった「総理にされた男」と関連がある、と書かれていたので読んでみました。

    「月光のスティグマ」

    「総理にされた男」は、難しい政治の話を扱ってはいるものの、ただ総理に似ている、というだけの一般人が総理としとして政治を「市民感覚で」動かしていく、という、ちょっとコミカルな部分のある作品...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月20日

    疎遠になった幼なじみと思わぬ形で再会し、彼女の秘密を暴くことになる展開。はるか昔の恋心がくすぐられながらも命じられた仕事をこなしていかなければならない葛藤は自分の内面の知らない部分を引き出すような描写だった。

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    Posted by ブクログ 2021年09月07日

    肉体的なスティグマから始まるが、そのスティグマは弱者の立場になった時に出現する。最後まで一貫してスティグマが中心に描かれている事がストーリーにしっかりとした筋を通していると感じた。時には生きていくことの切なさ、時には望むものが手に入らない苦しさなど、その都度、心のスティグマが見事に表現されている。弱...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月16日

    月光のステイグマ/中山七里
    神川は幼少期阪神大震災で家族といつも一緒にいた双子の姉を失い好きだった妹とも離れてしまうが、東京地検特捜部になった神川は潜入先で再会する。政治不正資金、テロ。過去の真実と「総理にされた男」とのリンクが面白い。中山七里さんすげえー

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    Posted by ブクログ 2018年10月13日

    幼馴染みの美人双子、麻衣と優衣。そして、いたって普通の自分、純平。

    仲の良い3人のはずだった。あの夜、双子のどちらかが、兄の省吾を殺すのを目撃するまでは...
    そして、阪神淡路大震災が、純平達の運命を大きく変える。

    長じて、再開する優衣と純平。
    しかし、ある事案を追っていた特捜検事の純平は、おお...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    今まで読んだ中山作品の中では個人的には響いてこない、というか入り込めない一冊だった。
    地震の描写が多く、気持ち的に怖くて入り込んで読めないのも一因だったかも。
    主人公の淳平は、強い心を持って最後までブレないかっこいい人だったが冷静に見ると振り回された感は否めない。女は怖い。

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