ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
幼馴染の美人双子、優衣(ゆい)と麻衣(まい)。僕達は三人で一つだった。あの夜、どちらかが兄を殺すまでは――。十五年後、特捜検事となった淳平は優衣と再会を果たすが、蠱惑(こわく)的な政治家秘書へと羽化した彼女は幾多の疑惑に塗(まみ)れていた。騙し、傷つけ合いながらも愛欲に溺れる二人が熱砂の国に囚われるとき、あまりにも悲しい真実が明らかになる。運命の雪崩に窒息する! 激愛サバイバル・サスペンス。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
いやーまさかの結末が…ちょっと違ったなぁ^_^ だからミステリーか^_^ 結局、どちらがいい女性だったんだ^_^
震災で翻弄される幼馴染。最初から惹かれる面白さ。こんな状況になったら、どうするだろうかと考えてしまう。
中山七里先生の作品なんだよね?って、そんな印象をもってしまった作品でした。いろんなことが目いっぱい詰め込まれた感じで…でも、読み始めると止まらなくなっちゃうんですよね~! 冒頭、いきなり双子の姉妹の八重樫麻衣と優衣、ふたりと幼なじみの神川淳平とのお医者さんごっこから始まるんです!なんか、違う…...続きを読む!そんなふたりが暴漢に襲われるのを目の当たりにした淳平は、ふたりが受けた額の傷を聖痕(スティグマ)と認識しこれからもふたりは自分が護ると決意します。そんなある日、双子の姉妹のどちらかが兄を殺害する場面を目撃します。翌日発生した阪神淡路大震災により、家族を亡くした淳平と優衣…ふたりが再会するのは16年後、淳平は東京地検特捜部の検事、優衣は是枝議員の私設秘書になっていた…。 何だろ、スケールがどんどん大きくなります…。2つの大きな震災と、義捐金詐欺、テロ……目白押しです。淳平と優衣が被災してその後どんな風に生きてきたのか、そこも知りたかったです。エンディングが悲しすぎますが、「総理にされた男」とリンクしてるんですよね?でも、そろそろ他の作家さんの作品も読みたいので、そのうちに読むということにしましょう(^o^)/
アフォリズムの表現が秀逸。 展開が早く要素が盛り沢山で、解説に記載のあった、まさしくミステリートレインであった。
本作の特徴は、前半は淡い恋愛模様、中盤にかけては 犯罪の匂いが漂いだし、最終局面では政治も絡んだ愛憎渦巻く刑事ものに豹変していきます。 読む手が止まらないとはまさにこのことだな、と。 純粋で真っ白に澄んでいたものも、たった一つの出来事をきっかけにその色を濁していく。本質は変わらないとしても本質を...続きを読むとりまく自分がそうなっていく。 大切なもののためであれば、なんでもできてしまうのが人間のストロングポイントではある。それが例え、世間一般で許されないと分かっていることでさえも。 読むたびに切なくて切なくて、でもなぜか主人公やヒロインに感情移入して、同情したり、嫉妬したり憎んだり、+にも-にも感情を揺さぶられる作品でした。 読めてよかったし、読んでしまった。そう思いました。
「総理にされた男」を読んだ時のコメントで、本書と内容がリンクしてますよって教えて貰って、一気読みしました。こちらは、ミステリーっていうかサスペンス。両方を一度に構想した筆者はすごいです。
双子の美人幼馴染に振り回される主人公の板挟み三角関係を描いた厨二設定の青春ラブストーリー。へぇ、こんなのも書くんやと思って読み進めるとそんなわけ無かった。 大人になって急激な路線変更。 この作者は主人公を虐めるのが上手い、どうすれば困るのか、どうすればもっと苦しめられるのか。 これでもかと言うほど辛...続きを読むい展開が主人公を待ち受ける。 それに反する様に時折織り込まれる生々しいエロ展開。 冒頭のお医者さんごっこは電車の中で読んでいて気まずかった。 ラストの種明かしは流石の七里。 僕の人生の作者がこの人でなくて良かったと本気で思った。
阪神大震災か… 更に、東日本大地震まで… 阪神大震災の方が地元なんで印象には残ってる。自身は、そう被害はなかったけど、知り合いにはね。 当日も、JRは完全ストップやったけど、京阪とか私鉄動いてて、JRで動けんようになった。電話も「ツー…ツー…」だけでサッパリ繋がらんかったな… これ以上はないと思って...続きを読むだけど、東日本のは、それを遥かに…あの津波… 幼馴染の双子の姉妹と主人公、西日本大震災で、唯一生き残った2人も離れ離れに… 10年以上経って偶然に、でも、お互いの立ち位置が… 敵同士みたいな… 実は、思ってた姉妹の方ではないというオチかと思ってだけど、そういうのやなかった… こんなに長い時を隔てて会えたのに… 小さい時から、ずっと守ったるって誓ってたのに… 何か切ない… なかなか、関西弁いけてた〜
最近読んで面白かった「総理にされた男」と関連がある、と書かれていたので読んでみました。 「月光のスティグマ」 「総理にされた男」は、難しい政治の話を扱ってはいるものの、ただ総理に似ている、というだけの一般人が総理としとして政治を「市民感覚で」動かしていく、という、ちょっとコミカルな部分のある作品...続きを読むだったので、こちらもコミカルな作品なのだろうと思って読んだら、いやいや、違いました。 なかなかハードなサスペンスものでした。 美しい双子の姉妹、隣に住む純粋な少年。主人公は純粋な少年・淳平。恋愛感情なのか兄妹のような感覚なのか、淳平は双子の姉妹を「護る」と純真に思っていた。 そこに襲い来る阪神淡路大震災。離れ離れになった幼なじみが、大人になって互いを警戒し合う立場として再会する。 子供の頃の、あの出来事はなんだったのか? 再会した彼女は双子のどっちなのか? そして、彼女が信じているあの政治家の裏は? いったい、どんなふうに進むんだろう、何がなんなんだろう、どういう決着がつくんだろう?と思ってハラハラと読んでいたら、最後の最後に、「総理に〜」にも出てきたあの事件が!!!!! いやー、これまた一気に読んでしまいました。 面白かった。 ※p.s. 震災の章のあたりでは、ちょっと東野圭吾さんの「幻夜」を思い出していました。「白夜行」と「幻夜」。どちらもすごい小説だったけど、実は私は、あの小説の中に出てくる《悪意》の感じが苦手だったので、もしかしたら、そんな感じの嫌な小説になるのかと思ったけれど、これ大丈夫でした。よかった。 そして、「総理に〜」のあの章と、こっちのあの章を少しずつ時間経過に合わせて読み進めてみました。面白かった。
読む手が止まらず、一気読み。 著者の作品は好んで読んでいるが、少し珍しいタイプのように感じた。 展開が突然過ぎて、置いていかれそうになったが、満足した。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
月光のスティグマ(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
中山七里
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
有罪、とAIは告げた
連続殺人鬼カエル男 完結編
このミステリーがすごい! 中山七里「とどけチャイコフスキー」vol.1
彷徨う者たち
総理にされた男 第二次内閣
とどけチャイコフスキー
越境刑事
特殊清掃人
「中山七里」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲月光のスティグマ(新潮文庫) ページトップヘ