中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中山七里の作品としては異色な部類か。そもそも中山七里は「求められれば何でも書く」という作家なので珍しくもないが。
まず出だしが異色だ。戦後の農地解放で没落した地主の悲惨な境遇とその後の狂気から始まる。一体これはどういう話になるのだろうかと思っていると舞台は現代に変わり、昨今よくある移住者と地方町村のいざこざというかトラブルの様相を呈してくる。田舎にありがちな所謂「余所者」を快く思わず排除したがる人間が一定数いるという状況だ。ただでさえ起こりがちな事だが、本作ではコロナ禍という要素が加わり(しかも死病のごとく恐れられていた初期段階)、一層事情をややこしくしている。最後は謎解きというよりも科学的な