中山七里のレビュー一覧

  • 越境刑事

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    中国共産党が現在行なっている、新疆ウイグル自治区への民族同化政策問題に、"県警のアマゾネス"こと高頭冴子が真正面からぶつかっていく。

    読むに耐えがたい拷問の数々。
    警察組織の後ろ盾や自分のこれまでの実績などまるで役に立たない"党"という巨大な敵への圧倒的恐怖。"あの"高頭冴子ですら、心も体も蹂躙され尽くしてしまう。
    郡山、本当にグッジョブ過ぎるだろう…前作でも大怪我しながら大活躍だった彼が素晴らしいバディぶりを今作も発揮してくれました。
    本来であれば決して許せぬイスラムゲリラのIS-Kでしたが、ウイグル人達で構成されており、尚且つ

    0
    2025年12月17日
  • 総理にされた男 第二次内閣

    Posted by ブクログ

    前作は身代わりとなった売れない役者が総理となり、どう誤魔化しながら対処するかとドキドキ感があったが、今作はその後の歴史をなぞるかのようで、普通の政治小説だった。
    コロナ禍の対応、オリンピックの開催、台湾問題と、そう言えばそうだったという感じ。
    二年前の初出ということだが、その頃から「台湾有事」があったんですね。読んだ後に調べると歴代総理も言及しているそう。この本に書かれている金門事件の後処理は事実かどうか不明。疑問が残ってしまった。

    0
    2025年12月16日
  • 武闘刑事

    Posted by ブクログ

     高齢者が運転する車による事故で1年前に妻子を亡くし、男やもめの郡山弦爾(こおりやまげんじ)は、隣人であるシングルマザーの小湊雪美(こみなとゆきみ)とその娘・真央(まお)とのやりとりに心地よさを感じ、日々癒されている自分を感じていた。しかし幸せな日々は長くは続かなかった。千葉県警捜査一課、高頭冴子の班に所属する郡山が、殺人事件が起こったという公園に現着したところ、被害者としてそこにいたのは紛れもない小湊親子であった。

     高頭冴子シリーズ第3弾。外国人犯罪が増えたことや、千葉県知事の孫娘が中国人に殺された事件があったことから、外国籍者の犯罪検挙率をあげろと上からせっつかれている中起こった事件。

    0
    2025年12月14日
  • 翼がなくても

    Posted by ブクログ

    この著者さんにしては珍しくどんでん返しのない、素直なストーリー。無茶などんでん返しが苦手な自分には、それが良かった。
    読み進める中で展開をほとんど予想でき、その通りに進むが、予想なんて所詮は断片的でぼんやりとしたもの。小説がキチンと穴埋めと肉付けをしてくれる。ちょこちょこ放置されて気になる部分もあったけど。
    人はみんな自分のことで精一杯。そうだよねって改めて思わされる作品だった。

    0
    2025年12月13日
  • 笑え、シャイロック

    Posted by ブクログ

    ミステリー要素なくても楽しめたのではないかと思いました。シャイロック山賀を生かして、膨らませても楽しめそう。

    0
    2025年12月12日
  • もういちどベートーヴェン

    Posted by ブクログ

    岬洋介の司法修習生の頃の話。

    ベートーヴェンが好きな天生と出会い課題として出された事件に対して岬洋介が解決するという話。

    事件が起きるまでは司法修習生がどのような流れで裁判官、検察などの進路に行くのかが詳しく書かれている。

    それぞれ出てくるキャラクターもわかりやすい。

    0
    2025年12月11日
  • 武闘刑事

    Posted by ブクログ

    やはりこのシリーズも面白い!
    ただ第1弾、第2弾より少しバイオレンスさがなかったのと、最後のどんでん返しもびっくりする程の物ではなかったです。でも展開も良く最後まで楽しく読む事が出来ました。ちょっと切ない悲しい物語でした。
    他のシリーズの様に、シリーズを跨ぐ登場人物もちょっと出して欲しいかなぁ、、、

    0
    2025年12月11日
  • 棘の家

    Posted by ブクログ

    家族を守るため。
    働いているときに直面する事象が自分にふりかかかったら。
    誰を信じて、誰を守るか。

    「いじめ」と「SNS拡散」と「隠蔽対策」
    私にはどれも信じられないことが、いっぱい溢れている。そういう社会問題が題材で面白かったし、考えさせられた。

    父親が息子のことを信じる姿勢にすごい気骨を感じた。先生としてはどうかと思うところだが、それだからこそのこの家族。
    元には戻らないけど、きっと前に進めるはず

    0
    2025年12月10日
  • ドクター・デスの再臨

    Posted by ブクログ

    2025/12/10 オーディブル
    刑事犬養隼人シリーズ第7弾
    後半早足で過ぎ去っていく。インフルでダウンしていた為、まとめて聴けなかったのでまたしばらくしたら聴き直したいです。

    0
    2025年12月10日
  • 隣はシリアルキラー

    Posted by ブクログ

    不穏なタイトルに釣られ、怖いもの見たさでほぼ一気読み。隣に住む中国人の技能実習生に対する疑念を軸に展開するも途中の展開にヤキモキさせられる。理由の開示も適切なタイミングとはいえモヤモヤは消えず最後まで引きずってしまったのが残念

    0
    2025年12月10日
  • いまこそガーシュウィン

    Posted by ブクログ

    ひさしぶりの中山七里『岬洋介シリーズ』。
    ひさしぶりすぎて、かなり忘れてる…
    第何弾だっけ⁇

    エドワードが6位だったかどうかなんて…

    ニューヨーク。
    新大統領は、人種差別に端を発する移民排除を強硬に推すことでら絶大な支持を得ている。
    それを快く思わない反大統領派もおり、世論は二分されていく…

    ショパンコンクール第6位のエドワードは、自身のコンサートでガーシュウィンの作品を演奏し、そんな風潮に一矢報いたいと願っていた。
    パートナーには岬洋介を指名し、大晦日にコンサート派開かれることに。
    そこには大統領夫妻も来るという…
    新大統領暗殺計画が…

    現アメリカ大統領の1期目がモデル。
    岬洋介がど

    0
    2025年12月07日
  • ヒポクラテスの困惑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    KAYABA TOWNの創設者、茅場啓一郎がコロナで亡くなった。しかし死因に疑問があると姪の寧々が捜査一課に相談にくる。まだワクチンも開発中のなか、秘密裏にワクチンを6回も打っていたというのだ。解剖してみると、死因はヒ素中毒だった……。

    犯人を探すミステリというよりは、コロナ禍の混乱や、人の醜さを如実に再現している医療ドラマみたいだと思う。
    実際に当時はこんな感じだったと誰もが共感できる内容で、読んでいて腹が立ちながらも、キャシーの歯に衣着せぬ言動が痛快で気持ちよかった。とくに病院につめかけてきた暴徒への対応に、思わずキャシーのファンになっちゃいました。この人なら信用できます!
    今後も伝染病

    0
    2025年12月06日
  • 棘の家

    Posted by ブクログ

    社会の問題が執拗に凝縮されていて
    心が休まる暇がありませんでした
    かつ共感できる人の極めて少ない物語でした
    学校にもマスコミにも不信感です

    0
    2025年12月05日
  • 棘の家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いじめによる娘の自殺未遂をきっかけに崩れていく家族を描く。被害者加害者で反転する立場と世間の風評被害。平穏な時には気付かなかった家族の別の顔。
    どんどん嫌な方向に転がっていき、最後は家族がまとまって解決で終わるものの、一旦ひびが入った傷は残り続けるというざらりとした嫌な後味が残る。

    不穏な雰囲気だが、文体が読みやすくてすぐに読んでしまった。
    本当に引き出しの多い作家さんだと思う。

    0
    2025年12月04日
  • 逃亡刑事

    Posted by ブクログ

    う~ん、正直あり得ない話ではあるけれども、パターン化されていて安心して読める。
    「正義」を貫くだけをモットーに生きるなんて行きずらそうとは思うが、ある意味そういう生き方ができたらなぁと思う自分がいるから安心できるのかも。

    0
    2025年12月03日
  • いまこそガーシュウィン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    他の作品と違い、比較的音楽描写が少なかったと思う。「愛国者」が誰か考えながら読むと面白いかなあと思う。自分的には少し薄い気がしてしまった。

    0
    2025年12月02日
  • 総理にされた男 第二次内閣

    Posted by ブクログ

    偽物が本物になった感じですね。
    前もそうだったけど上手く行き過ぎです。
    もう少し紆余曲折が有ればと思います。
    次は無いですよね。

    0
    2025年12月02日
  • 総理にされた男 第二次内閣

    Posted by ブクログ

    総理のそっくりさんが本当に総理になっちゃう話のその後。各章ごとに問題が持ち上がり、本当は政治家なんかじゃない主人公独特の方法で解決を導いていく。

    いつもの中山七里というか、彼の政治に対する意見をそのまま作品にしたんだろうなという感じではあります。前作は「売れないモノマネ俳優がひょんなことから総理になっちゃうことのあれこれ」がそれなりにあったのですが、今作はその後でもあり、もう普通に純真な総理大臣の政治活動物語みたいな感じになっていて、そういう点でちょっとマンネリ感はありました。

    作品と直接関係ないですが、台湾有事が言われるこの時期に、まさにそれを扱ったエピソードがこうやって飛び出すなど、中

    0
    2025年11月30日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    テーマが明白だと小説の楽しみ方が増える小説。

    すべての話が面白く、ドキドキハラハラしながら読みました。
    ミステリー作家が描く7つの物語を楽しめます。

    個人的には怠惰の「手の中の果実」が好きでした。
    なんとも切なく知る努力が大切だと感じました。

    もちろん他の話もこんな展開になるの・・・と思いながら読めます。
    色々な感情を楽しめるのも良いと感じました。
    小説ってテーマがはっきりある状態で読むとまた違った楽しみがあることを知れてやかったです。

    また、短編集は知らない作家を知れる良い機会なので、他の作品も読みたくなりました。

    0
    2025年11月30日
  • 鬼の哭(な)く里

    Posted by ブクログ

    中山七里の作品はどれも言い回しが難しくて、なかなか理解するのが難しいけど、それはそれで読書体験として新たな言葉をされるから良いなと感じている。
    今回の作品は、ホラーなのかと思いきや、ミステリーの作品で、途中飽きてしまうところがあったけど、結論を予想できなかった点で驚きを与えてくれた。
    夏に読みたい一作。

    0
    2025年11月29日