中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
能面検事シリーズ第二弾!
モリカケ問題を題材にしたと思われる学校法人への国有地払下げに絡む近畿財務局職員の収賄疑惑、さらには、担当検事による文書改竄疑惑。
能面検事の不破に加えて、岬検事も参戦です。
不破の事務官の美晴は辛いですねぇ。
でも、なんだかんだでポジティブ(笑)
さて、捜査としては、行き詰まり。
近畿財務局職員も文書改竄疑惑の検事も全く落ちません。
どうやって、その真相を明らかにしていくのか?
不破の地道な捜査がその真相に迫っていきます。
そして明らかになる真相。
それぞれが護りたかったもの。
事件の真相は20年以上前にありました。
最後に一ひねりもあって(なんとなく、想像 -
Posted by ブクログ
この本を読み始めた頃は主人公の境遇に同情したり憤ったりと、感情が行ったり来たりしたが読み進めていき後半になりとんでもない展開になる。あまりネタバレになるようなことは、ここでは書くべきではないが中山七里ファンであれば、誰でも知っているあの製薬会社が大きな影響を持っていることが最後の最後で明らかになり、私は、とてもザワッとした。後半は、読み進めてゆくスピードがとても早くなり、目が離せない展開になる。前半のあの展開は、このための伏線だったと気づきがあったり、とても読ませる本です。さすが中山七里でした。ただ、ちょっと読後感キモい。これは、わたしだけか?