中山七里のレビュー一覧

  • 作家刑事毒島

    Posted by ブクログ

    作家兼刑事の毒島と警視庁の高千穂がコンビを組んで出版やエンタメ業界絡みの事件解決に挑むストーリー。

    プライドだけが高くて実力の伴いきれない新人作家の鼻をへし折ったり、自らの原作小説を脚色変更する監督やプロデューサーに冷静に怖い反撃を仕掛けようとしたりと、毒島は過激なことばの刃を放ちまくる。犯人を追い詰めるにも容赦なく、完全に逃げ道を断ち切り、獲物を゙追い込んでいく姿は圧巻であった。刃に衣着せぬ台詞は小気味がよく、しっかり犯人が分かって捕まるので読後感も良い。上司や同僚にはなりたくないが、第三者として眺めている部分で、毒島真理は大変興味深く面白い人物だと思う。

    中山七里先生が作家のあるべき姿を゙指し示している台詞は印象に残る。書いて書いて書きまくるしかない。世間から忘れられないために、作家は物語を書き続けるしかないのだ。結構強烈なメッセージだ。中山先生のように、多作で次々に文章を編み続けるには並々ならぬ努力と結果を出し続ける執念が求められるだろう。ちょっと売れたい、名を残して一儲けしたい、なんていう甘い発想では太刀打ちできないに違いない。

    0
    2026年03月29日
  • 能面検事

    Posted by ブクログ

    TVドラマを先に観てからの読書です。
    もう少し推理に奥行きが欲しいです。ラストも後日談もなく唐突に終わってしまい物足りなさが残りました。

    0
    2026年03月28日
  • 祝祭のハングマン

    Posted by ブクログ

    中山七里さんの作品にしては正直「ものたりない」
    期待値が高いのか..

    あっと驚くどんでん返しがあるわけでもなく、そういう裏があったのか!っていう真相があるわけでもなく、主人公の葛藤の中、物語が進んでいく感じでした。

    建設会社のサラリーマンがトラックにはねられて死亡。
    瑠衣の父親の会社の社員。
    父親も何か知っているような伏線。
    半年後に2件目の死亡事件が発生。こちらも父親の会社の社員。そして、ついには父親も工事現場で死亡。
    瑠衣は捜査から外されますが、父親の死亡の真相を個人的に調べようとします。
    徐々に明らかになる真相。

    そして、司法で裁けないものを葬る死刑執行人の存在も知ってしまいます。

    職業倫理と社会正義の葛藤のなか、瑠衣のとった行動は?

    という展開です。

    正直、主人公の瑠衣のキャラクターは嫌い
    自分勝手の無謀な行動が多いのですが、これが成長していくわけでもなく..
    ただただ父親を想う思いは良いし、つらいけれど...
    職業倫理と社会正義の葛藤も長すぎ..

    ということで、ちょっと期待とは違ってものたりなさがのこるストーリでした。

    0
    2026年03月28日
  • 帝都地下迷宮

    Posted by ブクログ

    東京の地下鉄廃駅に住む集団と、生活保護担当の公務員、公安、警察の攻防。
    展開は早いけど、人物や背景描写は的確で、飽きずに一気に読めました。鉄オタの結束力は、ちょっと感動。
    現実離れしてるととるか、実はこれに似たようなことがあってもおかしくないかもと考えさせられる一冊。奇抜なトリックを楽しむと言うよりは、人間ドラマでした。

    0
    2026年03月29日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    犬養隼人シリーズ
    犬養の相棒として古手川登場、臓器移植がテーマでドナーに関わる動機かと思っていたら、まさかの動機に驚き、やはり中山七里作品は面白い

    0
    2026年03月24日
  • 氏家京太郎、奔る

    Posted by ブクログ

    これだけ夢中になれる仕事があるなんて羨ましい。ここまでか、と思っても諦めずに追求すれば、道は拓けるのだろうか。

    0
    2026年03月21日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

    Posted by ブクログ

    知ってた。だから読んだ。化け物だぁ。

    化け物すぎて、もはやその化け物エピソードが面白い。舞台裏的読み物としても面白い。しかし、こんな小説家になるべくしてなってるような書き物モンスター、それまで何処にいたんだ。と思ったら普通に会社。多分有能だったろうが一風変わってたんじゃなかろうか。

    0
    2026年03月19日
  • 棘の家

    Posted by ブクログ

    中学教師である主人公は、クラスのいじめに目を瞑ってきたが、自分の娘がいじめを苦に自殺未遂を起こした。
    事件の被害者家族となった主人公だが、ある時加害者少女の名前がネットで拡散され…
    ミステリー要素に加え、他人事ではないネット・マスコミの怖さも強烈に描かれる。

    0
    2026年03月19日
  • 総理にされた男 第二次内閣

    Posted by ブクログ

    痛快政界ドラマを期待して読み始めました。序盤は、過去の出来事をオマージュしているようですが、最終章のVS有事だけは、リアリティがありすぎて怖かったです。

    0
    2026年03月18日
  • 逃亡刑事

    Posted by ブクログ

    ドタバタ刑事物で大味な立ち回りが魅力的な作品でした。

    捜査側も逃亡側もやり過ぎなくらいの大味な立ち回り、そして大味な展開でアクションものとしても楽しめる作品でした。

    敵がわかりやすいくらい屑なのがまた魅力的だと思いました。



    注意マイナスな感想

    ※個人的には敵も味方もやり過ぎです笑笑
    殴って脅せば解決みたいなのはあまり過ぎではなかったです。

    0
    2026年03月16日
  • 能面検事の死闘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭の犯行シーンからあのラストにつながるとは思いもよらなかったが、最初の取り調べの所、読み返すと心が痛む

    0
    2026年03月16日
  • 七つの大罪

    Posted by ブクログ

    各話ごとに実はみたいな裏をかくような流れになっていた。
    一番印象的だったのは、最後の『最初で最高のひとくち』かな。

    0
    2026年03月16日
  • 能面検事

    Posted by ブクログ

    能面検事シリーズ
    中山七里作品は色々人物が他シリーズにも登場するので気を抜けないが、本作は証拠品紛失問題からそこに繋げるかという感はあるがいまひとつ

    0
    2026年03月15日
  • 総理にされた男 第二次内閣

    Posted by ブクログ

    前作同様 実際の社会問題、政治問題にリンクしている事象に 売れない役者・加納慎策 扮する内閣総理大臣・真垣統一郎が立ち向かう。


    “地位は人を創る”

    慎策の成長が甚だしい。


    今作も五章で構成されている。
    一 , VS 経済
    二 , VS 感染症
    三 , VS 災害
    四 , VS 五輪
    そして五章目は奇しくも VS 有事だ…。

    書かれている彼の国の言動が さもありなん という感じで 読んでいて腹立たしい。


    こんな終わりかただと次作もあるのだろうか…?

    難題山積ですね (^_^;)

    0
    2026年03月14日
  • 有罪、とAIは告げた

    Posted by ブクログ

    18歳の青年による父親の殺害の刑罰、AIが人の刑罰を判断する、裁判官が判決を出すということ。これら人が明瞭に言い切れないことを、ひとつの物語で読ませてくれる作品。中国が開発した「AI裁判官」の最後はもっと盛り上げてほしかったが、物語で語りたいことの中心ではなかったのかと思う。
    私としてはミステリー要素をもう少し盛り込んでほしかった。

    0
    2026年03月13日
  • ヒポクラテスの困惑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コロナ禍の混乱と恐怖と大衆心理をうまくブレンドして書かれている。無認可ワクチン砒素殺人事件も明かされてみればお金目当てなお粗末なもので…。
    ただ、宿痾を人の業と結びつけるところは考えさせられる。

    0
    2026年03月12日
  • 隣はシリアルキラー

    Posted by ブクログ

    シリアルキラーが隣に住んでいるかもしれないという恐怖がとてもリアルに表現されていて、本当に怖くなりました。
    中盤まではどうなるんだろうとハラハラドキドキしながら読んでいましたが、最後が急展開過ぎてあっさり終わって拍子抜けしてしまいました。

    0
    2026年03月11日
  • 能面検事

    Posted by ブクログ

    主人公・洋一郎がなぜ感情を捨て、冷徹に信念を貫くのか。その理由を知った時、タイトルの「能面」という言葉の重みが一気に変わりました。
    組織に抗い、一人で最前線に立ち続ける姿は凛としていて美しいけれど、どこか危うく、読んでいて心がギュッと痛くなる瞬間が何度もありました。単なる事件解決の爽快感だけではない、人間ドラマとしての深みに深く感じ入った一冊です。

    0
    2026年03月11日
  • 嗤う淑女 二人

    Posted by ブクログ

    稀代の悪女が三たび、また別の悪女と共に嗤う、お話(?)。

    今作ではテロ的な大量殺人を複数回、『カエル男』シリーズの悪女と共に行っている。

    目的は何なのか、終盤まで明かされない。
    明かされてもちょっと?となった。

    最後は対決も、なんだかあっさり終わってしまってちょい消化不良気味。

    『カエル男』シリーズより先にこちらを読んでいたら、ネタバレになってしまったかもしれない。
    先に『カエル男』シリーズを読んでいたのは幸運だったかもしれない。

    0
    2026年03月12日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

    Posted by ブクログ

    今回は公安の若手とコンビを組む話。各事件での毒島刑事節が存分に披露されて事件が解決されていくのはいいのですが、最後の最後がその終わり方か…という感じ。
    各事件でも、早々に犯人が予想できてしまうのが残念なところ。
    政治思想が軸にある話で、最近の東京都知事選や衆議院選からも想起できることが多くあり、読後もいろいろな観点が残る話であった。

    0
    2026年03月10日