中山七里のレビュー一覧

  • 追憶の夜想曲

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     弁護士・御子柴礼司シリーズ第2弾。
     カネにならないような弁護は引き受けない御子柴が今回引き受けたのは、主婦の夫殺し。しかも、一審で有罪となり、誰が見ても勝ち目のない戦い。わざわざ前任の弁護士から譲り受けてまで引き受けるような案件ではない。それなのに、なぜ引き受けたのか。
     本作は弁護の方向性を主線に置きつつも、この目的が常に副線となって動いている。ラスト20ページは怒涛の展開で急転直下の結末を迎える。

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    2025年04月27日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    犬飼刑事シリーズ第二弾
    7章の短編集
    内容は可でも不可でもない
    何かこの作者の『中山七里』さんの文章が癖になってハマるわ^_^

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    2025年04月27日
  • 作家刑事毒島

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    出版業界への皮肉が効いた連作短編集。
    新米刑事の明日香は文壇で起きた殺人事件をきっかけに、警察の技能指導員と小説家の二足の草鞋で働く毒島と一緒に動くことになる。
    穏やかだが癖のある毒舌の毒島のキャラクターが強烈。
    作家、ひいては出版業界の歪みを描く。

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    2025年04月26日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    2025/4/15
    犬養刑事シリーズ2。
    1はどんなんだっけ…
    中山七里が久しぶり。
    どんでん返しをいっぱい仕込むのすごいな。

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    2025年04月26日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    最後の最後で「あなたが犯人!?」となった時が面白かったです。動機が(?)な印象でしたけど…もっと狂気的な理由とばかり想像していたので…

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    2025年04月24日
  • 特殊清掃人

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    孤独死などで死体がしばらく放置されたあとの部屋の清掃を請け負う特殊清掃「エンドクリーナー」社の物語。

    中山七里さん、絶対この手の描写大好きなんだろうなぁ。心なしか生き生きした書き方のような…
    ウジだのハエだの悪臭だの、読んでいて顔をしかめてしまう部屋ばかり。

    そんな部屋に残された故人たちの思いを探っていく清掃人たち。
    所長の五百旗頭(覚えられない…)が元刑事ということもあり、警察や鑑定所も交えながら、いろんなことが明らかになる。

    白井の友人のミュージシャンの話は、わりと好きだったな。

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    2025年04月23日
  • 能面検事の奮迅

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    能面検事シリーズ第二弾!

    モリカケ問題を題材にしたと思われる学校法人への国有地払下げに絡む近畿財務局職員の収賄疑惑、さらには、担当検事による文書改竄疑惑。
    能面検事の不破に加えて、岬検事も参戦です。

    不破の事務官の美晴は辛いですねぇ。
    でも、なんだかんだでポジティブ(笑)

    さて、捜査としては、行き詰まり。
    近畿財務局職員も文書改竄疑惑の検事も全く落ちません。
    どうやって、その真相を明らかにしていくのか?
    不破の地道な捜査がその真相に迫っていきます。

    そして明らかになる真相。
    それぞれが護りたかったもの。
    事件の真相は20年以上前にありました。

    最後に一ひねりもあって(なんとなく、想像

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    2025年04月19日
  • 嗤う淑女 二人

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    ネタバレ

    シリーズ第3弾
    これまでは巻き込まれる人物の背景もしっかり書かれ、美智留の悪女っぷりも恐ろしさ満載で尚且つ最後には中山氏らしいどんで返しもあったので読み応えがあった。
    今回は別シリーズの悪女、有働さゆりが絡みテロとなり大量の犠牲者を出すところがこれまでのシリーズ展開と異なっていたのに若干の違和感を感じた。動機もちょっと強引だった気もする。
    折角、古手川が有働さゆりの犯行特徴を言ったのにスルーしてしまいましたね。

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    2025年04月13日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    毒島の暴言というタイトルのパンチ力に惹かれて読んでみた。
    どうやらシリーズものらしく、こちらは4作目だそうで。
    売れない作家が殺人事件を巻き起こしたり巻き込まれたりで、
    主人公の毒島が毒舌を巻き散らしながら解決していく。
    いいキャラクターしてるな〰!「うふふふ」という笑い方もクセになる。
    出版業界の裏側が垣間見れて面白かった。

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    2025年04月13日
  • ヒポクラテスの誓い

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    新人研修医である真琴は、試用期間として法医学教室に入った。事件や事故で亡くなった遺体を、半ば強引に解剖していく光崎教授。無関係のようだった5つの事件は終盤で重なり合い、思わぬ真実が明らかになった。

    一つずつの事件は遺体が解剖されることで真実が明らかになり、残された人たちへのメッセージとなっていった。それも十分面白いのだが、2話3話と聴くうちに、物足りなさも感じていた。

    5つの事件が出揃ったところでようやく、なるほどこう繋がるのかと合点がいく。シリーズ物ということで、次作への期待が高まった。

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    2025年04月13日
  • ワルツを踊ろう

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    この本を読み始めた頃は主人公の境遇に同情したり憤ったりと、感情が行ったり来たりしたが読み進めていき後半になりとんでもない展開になる。あまりネタバレになるようなことは、ここでは書くべきではないが中山七里ファンであれば、誰でも知っているあの製薬会社が大きな影響を持っていることが最後の最後で明らかになり、私は、とてもザワッとした。後半は、読み進めてゆくスピードがとても早くなり、目が離せない展開になる。前半のあの展開は、このための伏線だったと気づきがあったり、とても読ませる本です。さすが中山七里でした。ただ、ちょっと読後感キモい。これは、わたしだけか?

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    2025年04月12日
  • いつまでもショパン

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    ピアノコンクールの描写については、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』がよすぎて、比較するものではないと思うけど、こちらはかなり飛ばし読みしてしまいました。

    ミステリー部分については、舞台をちょっと広げすぎかな、と感じました。

    同時刻の日本の場面と間奏曲は面白かったです。

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    2025年04月10日
  • 騒がしい楽園

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    ネタバレ

    んーーー、主人公もその他の登場人物も理解し難いというか、偏った思考や行動で、ストーリー展開もあまり気分が良くなく、早くスッキリしたくて一気読みした。
    降園後に園児が殺されるのは、バスで置き去りにされて死んでしまう事件とは別で、幼稚園より5歳を夜外で1人にした親の責任になるのでは‥?そもそも糾弾されるべきは犯人だけど。しかもそんな動機で殺した‥?とあまり腑に落ちない結末。

    主人公の舞子は冒頭の電車の中で化粧する女とバチバチに口論した場面からなんかもう、好きじゃない。

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    2025年04月10日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    引きこもり、親と子供の関係。
    さすがに90歳-60歳はないだろう、、
    と思ったけれど、今の日本ならありえるのか、と考え直した。
    自分の子供が60過ぎて引きこもりだったら、と考えると恐怖。
    というか実際そういう人を知っているのでなんとも嫌な感じ。
    古手川刑事の成長を感じられ、とても良い。
    光崎教授がいつもながは完璧すぎて素敵。

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    2025年04月09日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    書店のPOPで「異次元のどんでん返し」とあったので期待して読み進めるが、ラストのあまりに急な展開が異次元過ぎてついていけず。

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    2025年04月07日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    人間がいかに簡単に精神的な視野狭窄へ陥ってしまうのか。
    極小集落という、閉鎖的な生活や人間関係の中で憎悪を募らせて極端な強行に及ぶ過程は、ありえないと思う一方で、疑心暗鬼に陥って近隣住民を悪以外のなにものでもないと思い込んでしまうことは、普通にあるだろうとも思う。

    お話の結末は早くに気づいてしまったので、大どんでん返し!と驚きはしなかったけれど、面白かったです。

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    2025年04月07日
  • 贖罪の奏鳴曲

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     弁護士・御子柴礼司シリーズ第1弾。
     本作は、第一審・第二審で有罪になった事件の弁護を引き受けることになった御子柴が、どう逆転に持っていくかという主線と、御子柴が弁護士になるまでに経験した過去についてが副線として描かれている。
     主線のほうは実に鮮やかな法廷逆転劇が描かれているが、そこからの伏線回収の展開が更に面白い。主人公・御子柴に代わり、敵と思われていた刑事の渡瀬が事件の真相を述べる場面はまさに圧巻。この2人の関係も今後気になるところである。

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    2025年04月07日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    途中からオチがわかってさまったので、その一点に向けてひたすら出来事が起こっていくのは割と辛かった。でもシンプルなストーリーで登場人物の物事に対する捉え方があまりにも違って心に残った。

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    2025年04月03日
  • セイレーンの懺悔

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    マスコミの光と影を描いた様な作品。
    最初は主人公の多香美の青臭い部分に若干イラッとしてしまう部分もあったが、物語が進むにつれて成長の跡が垣間見えたのが良かった。
    けど、もう少しミステリーに寄ってほしかったかも。個人的に。

    マスメディアって一体、誰のものなんだろうか。

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    2025年04月02日
  • 特殊清掃人

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    特殊清掃、興味ありつつも実際に現場を見たら怯みそう…
    短編で読みやすかったし、他のシリーズの登場人物も出てきて面白い。

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    2025年03月31日