中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作家兼刑事の毒島と警視庁の高千穂がコンビを組んで出版やエンタメ業界絡みの事件解決に挑むストーリー。
プライドだけが高くて実力の伴いきれない新人作家の鼻をへし折ったり、自らの原作小説を脚色変更する監督やプロデューサーに冷静に怖い反撃を仕掛けようとしたりと、毒島は過激なことばの刃を放ちまくる。犯人を追い詰めるにも容赦なく、完全に逃げ道を断ち切り、獲物を゙追い込んでいく姿は圧巻であった。刃に衣着せぬ台詞は小気味がよく、しっかり犯人が分かって捕まるので読後感も良い。上司や同僚にはなりたくないが、第三者として眺めている部分で、毒島真理は大変興味深く面白い人物だと思う。
中山七里先生が作家のあるべき姿を゙指し示している台詞は印象に残る。書いて書いて書きまくるしかない。世間から忘れられないために、作家は物語を書き続けるしかないのだ。結構強烈なメッセージだ。中山先生のように、多作で次々に文章を編み続けるには並々ならぬ努力と結果を出し続ける執念が求められるだろう。ちょっと売れたい、名を残して一儲けしたい、なんていう甘い発想では太刀打ちできないに違いない。 -
Posted by ブクログ
中山七里さんの作品にしては正直「ものたりない」
期待値が高いのか..
あっと驚くどんでん返しがあるわけでもなく、そういう裏があったのか!っていう真相があるわけでもなく、主人公の葛藤の中、物語が進んでいく感じでした。
建設会社のサラリーマンがトラックにはねられて死亡。
瑠衣の父親の会社の社員。
父親も何か知っているような伏線。
半年後に2件目の死亡事件が発生。こちらも父親の会社の社員。そして、ついには父親も工事現場で死亡。
瑠衣は捜査から外されますが、父親の死亡の真相を個人的に調べようとします。
徐々に明らかになる真相。
そして、司法で裁けないものを葬る死刑執行人の存在も知ってしまいます。
職業倫理と社会正義の葛藤のなか、瑠衣のとった行動は?
という展開です。
正直、主人公の瑠衣のキャラクターは嫌い
自分勝手の無謀な行動が多いのですが、これが成長していくわけでもなく..
ただただ父親を想う思いは良いし、つらいけれど...
職業倫理と社会正義の葛藤も長すぎ..
ということで、ちょっと期待とは違ってものたりなさがのこるストーリでした。