中山七里のレビュー一覧
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中山作品は「さよならドビュッシー」ともう一作以降追ってなかったので、10年ぶりに手に取りました。面白くないわけじゃなかったのに、何となく追わなくなっちゃう作家さんってミステリに限らず時々いるよね。まあ単純に私のアンテナの問題なんだけど…。
だけど今作は!
久しぶりの想定外の装丁買いです!(嬉
というのも、YouTubeで「ほんタメ」っていう「本のエンタメ」に特化したチャンネルに出会って、久しぶりに読書熱が高まったんですよね。MCの1人であるたくみさんがめちゃくちゃミステリ推してて、よっしゃ久しぶりに読みたくなったぞ〜!って思わせてくれて、もう本当に感謝。動画もいいけどさ、やっぱ本はいいね… -
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「淑女」シリーズ第三弾!
ダークヒロイン蒲生美智留の物語。
しかし、本作では淑女二人ということで、カエル男に出てくる有働さゆりが参戦!
美智留とさゆりのストーリ展開です!
今までの淑女シリーズは、巧みに人を操って死に至らしめるというパターンだったと思うのですが、本作ではテロの様にバッタバッタと人が死んでいきます(笑)
短編連作のようなストーリ展開で
ホテルの同窓会で大量毒殺
大型バスの爆破
中学校の放火
フィットネスクラブの爆破
それぞれの実行犯にさゆりの影がちらつきます。
それぞれの事件の目的は?
そしてラスト、美知留VSさゆり
という展開です。楽しめました。
これ、淑女シリ -
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一応ミステリーというジャンルではあるが、どちらかというと犯人探しというよりも、主人公の過去や人格形成が主題になっている印象。
猟奇殺人という前科のある弁護士が主人公で、かつテーマが贖罪だから、主人公にスポットライトが当たるのは当然なのかな。
印象に残ったのは少年院時代。嘘崎の意思を継いで弁護士になり、稲見の教えから罪を償う覚悟を決めた時代。タイトルの奏鳴曲が何を指すのかと思ったら、元々人間離れした感性が、ピアノの音色を聞くことで別人のように輝き出すため。
終始暗然とした雰囲気で進行するため、ピアノのシーンだけはグレーカラーから一変、彩り豊かなカラーへ移り変わり、主人公の心の変化を感じさせた。 -
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ネタバレ発想が突飛すぎると酷評もされる本作だが、「地下の住民」たちの生活が、原発事故の被害者であり、政府の隠蔽工作を無理強いさせられたことに端を発していることで国や政治の勝手さを実感させる内容となっていて、主人公の地上での「生活保護受給者の申請の審査」という仕事の無慈悲さとの類似性も相まっておもしろい。ただ、主人公のみならず同僚や地下住民たちが損得勘定抜きで全員が正義感ありの自己犠牲の精神を持っていたり、たまたま鉄道マニアの集まりの中に味方になってくれる警察がいたりなど都合が良過ぎる部分がちらほらあった。しかしそういうところの助けもあってか後半からのスピード感は読んでいて心地よかった。
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特殊清掃業者とは、孤独死、事故死、事件現場など、通常の清掃では対応できないような特殊な状況の部屋を清掃する業者のお話。
遺体の腐敗による汚染、体液、血液、悪臭、害虫などの問題に対応し、部屋を原状回復させるための清掃や、除菌・消臭、害虫駆除、解体、リフォームなどを請け負う仕事の描写はかなりリアルティ溢れてましたが、それに無理やりミステリー要素をこじつけたところでいろいろと限界があるなと思いました。全体的にミステリー要素が小粒で、つまらなくはないが面白くもないと言った感じ。
同じ特殊清掃業者のお話で言うと、本ではなく韓国ドラマですが、「ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です」とかがおススメ