中山七里のレビュー一覧
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期待を裏切らない面白さ。
ワクチン接種と副反応。製薬業界との癒着。
重いテーマですが、副反応の被害者である少女たちと、その接種を勧めた産婦人科協会の女が誘拐されるという、いわば対立する両陣営の少女たちを誘拐、という謎に溢れる誘拐劇。
途中までは予想が当たりましたが、その奥の真犯人までは想像できませんでした。さすがのどんでん返しです。
犬養さんは好きなキャラクターなので、女性には得意の洞察力が働かないのは残念。
明日香は正義感あって好感が持てるキャラクターなのでしょうが、時折見せる暴走と立場を理解していない言動に、もどかしさも募ります。犬養さんの引き立て役、であれば納得の配役なのでしょうが。
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ネタバレ岬先生の出番が少なくて少しガッカリ。
でもヤンが慕ってたカミンスキーが黒幕だったなんてヤンの気持ちを考えると悲しかった。
・「ミスがあるのは仕方がない。しかしミスを放置するのは望ましくない」
・像を見上げる。二百年前に生まれ、ポーランドを愛し、数多の音楽と心臓だけを故国に残した男。その顔は微笑しているようにも、哀しんでいるようにも見える。
・ベートーヴェンを難なく弾きこなした者がショパンを弾くとたちまちアラを出し、ショパンを見事に弾ききった者は他の作曲家の曲も完璧に弾いてしまうという事実だ。言い換えればショパンを完璧に弾くピアニストは如何なる曲も完璧に弾ける。ショパンを聴くまでその才能に -
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ネタバレメッキ工場の安普譜の寮。隣の部屋の風呂場からギリッギリっぎりっ,と何かを解体している音がする。気になって眠れない神足友哉。寝不足で,あわや職場で死にそうになる。でもこのままだと、本当に事故死してしまう。
隣は徐浩然(じょはおれん)と言う中国人。交渉しても「ニホンゴワカラナイ」と言って取り合わない。
そうしていると25歳女性の腕が見つかる。
まさか隣で本当に人の遺体を解体してるのか!?
そうしているうちに、第二、第三の遺体の一部も見つかる。それらは全部,一部だけ。そして被害者は若い女だ。
徐が、腕を捨ててるのを見た。それを警察に匿名でリークするが、腕は見つからない。だがしばらくして少し離れた場所 -
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敏腕であるが、高額報酬を要求することから「悪辣弁護士」と揶揄される御子柴礼司を主人公に据えた法廷ミステリ長編シリーズの第二作目。一審では求刑通りの量刑で有罪判決となった妻による夫殺しの被告の弁護人を、前任者を脅迫してまで交代した御子柴。法廷では因縁のあるこちらも実力派の検事との一進一退の攻防がぐいぐいとページを捲らせる。そうは言ってもどこか被告が非協力的なところもあり当初見立て通りに形成不利に追い込まれていく御子柴。そもそもなぜ金にも名誉にもなりそうにない事件の弁護を引き受けたがったのか、そこのホワイダニットに御子柴礼司という弁護士の弁護士たる所以を詰め込んだ構成は見事。その見せ場をつくるため
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ネタバレ中山七里さんのヒポクラテスシリーズ。
まだ2作目だけど、引き続き面白い。
扱われている内容は必ずしも簡単ではないが、かなり読みやすくてスルスル読めてしまう。
人の命が描かれているだけあって、亡くなった人の想いに心を馳せるとグッとくるシーンもあれば、利己的な犯人にモヤモヤするシーンもある。
登場人物のキャラもよくて、やはり光崎教授はかっこいい。
今回は真琴と古手川の関係性についてもスポットライトが当たっていたのかな。(ひと昔前のドラマ感はあったけど笑)
数編の短編集ではあるが、最後の章で一冊を通したストーリーが完成する構成になっていて満足感も高い。
早く3作目も読まなくては!
以下、章