中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの悲嘆

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    ネタバレ

    ヒポクラテスシリーズ、第5弾。今回は引きこもりに照準が当てられたせいか、悲しい物語が多かったように思う。章が終り、新たな場面が展開されるとまたやるせない気持ちになって、お馴染みのキャラたちのやり取りに救われるもスッキリとしなかった。だけど、エピローグを読んで全てが氷解した。なるほどなるほど。さすが奥が深いとひとりごちた。

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    2025年03月31日
  • 人面島

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    さくっと読めます。
    犯人とトリックはまあまあ予想通りだったけど、最後の主人公の描写に「えっ???結局、なんだったの?」となって終わりました。続編か何かで明かされるんでしょうかね?

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    2025年03月30日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    法医学教室 栂野まこと、古手川刑事
    シリーズ続編。

    死体の声を聴いて死因を解明し、
    事件解決の手がかりをつかむ。

    『悲嘆』シリーズのキーワードは、
    引き籠りや老々介護、ロスジェネ世代。

    プロローグ
    7040
    8050
    8070
    9060
    6030
    エピローグ

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    2025年03月29日
  • 魔女は甦る

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    30年前に某団体が化学兵器を密かに製造していたことも、当時は皆が「まさか」と思ったくらいだから、こういう設定も全くないとは言えないのかもしれないけれど、製薬会社内部等の記述は少し大雑把すぎて軽い印象がしてしまいました。その分わかりやすいストーリーなので、気軽に読めました。

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    2025年03月28日
  • ヒポクラテスの試練

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    ネタバレ

    一冊目、二冊目よりパワーアップして内容もハードになってしまって食欲が失せる。
    ストーリーも一貫してきてもはや連作短編集ではなくなってきている。
    光崎先生のおっしゃる通り、生きている人間はロクデナシだなぁ〜

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    2025年03月28日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    医療刑務所から脱走した有働さゆりを追う警察。
    その最中、人権派弁護士の凄惨な死体が発見される。
    カエル男シリーズ完結編。

    3部作かと思ったらシリーズ4部作だそうです。
    (カエル男→ふたたび→嗤う淑女二人→完結編)
    それを完結編の巻末に書く罠~!
    今作はミステリーよりも古手川の葛藤が描かれていた気がする。
    この状況でなぜ古手川が有働さゆりにそこまで入れ込むのか理解・共感できなかったけど、なんか古手川が可哀想だなぁ…
    渡瀬&古手川コンビ好きなので、また新たなシリーズ作ってほしいです。

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    2025年10月07日
  • 禁断の罠

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    それぞれの思惑が違う短編集。初めての作家さんもいて、それなりに楽しめたが、表題の『禁断の罠』に期待を持ち過ぎたかな。

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    2025年03月26日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    犬飼隼人刑事シリーズ第2弾。
    七つの色で1色ずつで事件を描いた短編小説集。第一話「赤い水」と最終話「紫の供花」がバス事故殺人で繋がっている。

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    2025年03月25日
  • ワルツを踊ろう

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    限界集落は恐ろしい!
    主人公の行動にもハテナ?はあったけど、応援したい気持ちもあった。都会とのギャップ。。怖

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    2025年03月24日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    中山七里のヒポクラテスシリーズを読んで、死を題材にしたものを読みたいと思って。

    死ぬ権利について考えさせられ…

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    2025年03月22日
  • こちら空港警察

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    空港警察がどんな仕事をしているのか、実際に見たことはなかったが、国を守る最後の砦として、責任のある仕事なのだなという事は分かった。仁志村署長が、次々と冷静に事件を解決していくのが面白かった。

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    2025年03月20日
  • ヒポクラテスの誓い

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    ネタバレ

    ドラマ「アンナチュラル」をきっかけに法医学の世界の物語に興味を持つようになったが、そんな私にはドンピシャの小説だった…!

    リアルの世界の法医学者と関わったことがないのでわからないが、きつい職場環境とわかってあえてこの道を選ぶなんて、法医学に携わる人はすごく芯のある人だと思う。
    光崎教授も例外ではなく、真実を解き明かしたいというその一点で突き進んでいくのだからかっこいい。

    そして、光崎教授に限らずこの小説に出てくる登場人物は皆そういうタイプの人たちばかり。真実を追究する手を決して緩めない。
    ただし、真面目一辺倒なわけではなく、真実追究のためにはグレー(なんならアウト)なことも平気でやってのけ

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    2025年03月20日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    読書録「静おばあちゃんにおまかせ」3

    著者 中山七里
    出版 文藝春秋

    p90より引用
    “「本棚はその人の知性を、部屋の様子はそ
    の人の精神状態を表すのよ。この部屋の住人
    は精神錯乱なの?そんな風だから、あなたは鈍
    感で人を見る目も洞察力も半人前で」”

    目次より抜粋引用
    “静おばあちゃんの知恵
     静おばあちゃんの童心
     静おばあちゃんの不信
     静おばあちゃんの醜聞
     静おばあちゃんの秘密”

     平凡な警察官と元裁判官とその孫を中心に、数々
    の事件を解決する短編連作ミステリ小説。同社刊行
    作文庫版。
     同じ仕事仲間であるはずの警察官に怒鳴られて、
    話を聞いていた部屋から飛び出した主人公の一人

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    2025年03月19日
  • 境界線

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    笘篠刑事の二作目。

    つい先日14年を迎えた東日本大震災。震災に関係する悲劇が描かれていて、読んでて辛い。

    犯人が犯罪者でなかった頃の昔話の章があるので、犯人側の事情も理解できてしまったりして、単純に勧善懲悪であーよかった、とはならない。そのあたりが上手いのだろうけど、ザワザワした感じの終わり方はちょっと苦手かも。

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    2025年03月18日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    ヒポクラテスシリーズの第5弾ですが、第4弾までとは少し趣が違う作品でした。
    今までの話は、1つの大きな事件の謎を法医学の観点から緻密に奥深く探っていく大作でしたが、今回の作品は5つの引きこもり家庭の不幸の謎解きをする5編の話で、それぞれ割とあっさり謎が解かれて行きます。
    ただやはりそこは中山七里、エピローグでこの5つの事件の背景に1人の人物が関わっていた事が暴かれ、短期間の近隣エリアでの事件発生の辻褄が合いました。
    改めてプロローグを読み返して納豆でした。
    少しやるせないストーリーでした。

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    2025年03月17日
  • 殺戮の狂詩曲

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    読み始めて全然御子柴先生出てこなくて早く早く!と気が急いて読み進め。流石に今回は勝訴は無理なんじゃないかい?落とし所がわからないまま最後、そうきたか、と。問題提起多めで今までとは変化球だったけど面白かったです。

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    2025年03月17日
  • 能面検事の奮迅

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    検察事務官、惣領美晴と同じように
    能面検事不破の一挙手一投足の
    意味するものが分からなくて
    説明してくれよーっと
    頭を悩ませながら読みました(笑)

    今回は、森友事件を思わせる事件であったけど
    贈賄や改竄よりも、その裏に隠された事件が
    切なさを増す。
    能面不破なりの温情を感じた。

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    2025年03月16日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    ここ数年、好きでよく読んでいる中山七里さんの本。
    いつもは物語の中に入り込むと一気に読み終わってしまうのだが今回は、、面白くないことはないけれど、読み終わるまでに時間がかかってしまった。
    犯人が3人目の犯行を否認しているのは死刑回避のため、と検察やマスコミがいつまでも盲信しているのは少し無理があったように思う。もしかしたら現実にもあり得ることなのかもしれないけれど。
    光崎教授など、他の作品にも出てくる登場人物が今回も何人かいて楽しかった。

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    2025年03月14日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    ヒポクラテスシリーズ、5作目。
    引き篭もりを抱えた家族の中で起きた悲劇を集めた連作短編集。

    引き篭もりを抱える家族構成にも様々な例があるんだなぁと改めて考えさせられた。正直、自身の身の回りにもそういう例はあったし、私自身、インドア派だから見る人から見たら引き篭もりに見えるかもしれないし。今回のテーマとなる問題は特に身近に感じられて、ちょっと気が重くなる。まぁ、それが即犯罪に結びつかせるのも短絡的ではあるけれども。

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    2025年03月12日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    半ばごろには真相の想像がついてちょっと残念。謎解きの楽しみは無かった。

    ただ,犯人に目星がついた時からの主人公のやるせない気持ちにもっと感情移入できたら面白かったと思う。

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    2025年03月07日