中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレドラマ「アンナチュラル」をきっかけに法医学の世界の物語に興味を持つようになったが、そんな私にはドンピシャの小説だった…!
リアルの世界の法医学者と関わったことがないのでわからないが、きつい職場環境とわかってあえてこの道を選ぶなんて、法医学に携わる人はすごく芯のある人だと思う。
光崎教授も例外ではなく、真実を解き明かしたいというその一点で突き進んでいくのだからかっこいい。
そして、光崎教授に限らずこの小説に出てくる登場人物は皆そういうタイプの人たちばかり。真実を追究する手を決して緩めない。
ただし、真面目一辺倒なわけではなく、真実追究のためにはグレー(なんならアウト)なことも平気でやってのけ -
Posted by ブクログ
読書録「静おばあちゃんにおまかせ」3
著者 中山七里
出版 文藝春秋
p90より引用
“「本棚はその人の知性を、部屋の様子はそ
の人の精神状態を表すのよ。この部屋の住人
は精神錯乱なの?そんな風だから、あなたは鈍
感で人を見る目も洞察力も半人前で」”
目次より抜粋引用
“静おばあちゃんの知恵
静おばあちゃんの童心
静おばあちゃんの不信
静おばあちゃんの醜聞
静おばあちゃんの秘密”
平凡な警察官と元裁判官とその孫を中心に、数々
の事件を解決する短編連作ミステリ小説。同社刊行
作文庫版。
同じ仕事仲間であるはずの警察官に怒鳴られて、
話を聞いていた部屋から飛び出した主人公の一人