中山七里のレビュー一覧
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ネタバレ食事をしながらとか
お菓子食べながらとか
本を読む私ですが…この本は無理
色々リアルな表現が多すぎる
グロいのも、いやミスも
むしろ楽しめるタイプなんだけど
蛆虫や小蠅の大群や蛹なんて…
おまけに人間シチューって…
もうやめてーって感じ
お風呂で死ぬと、そんなことに⁈
想像力豊かすぎてヤバかった
でも実際こういう仕事してる方が
いるんだよね?
そこに目を向けた中山七里先生
素晴らしい
ドラマや映画では、ここまでリアルに
見せれないやろうし、小説ならではよね
肝心なストーリーは、読みやすく
分かりやすかった
びっくり展開はなかったし
ミステリーって感じではないけどね
孤独死だけはし -
Posted by ブクログ
飛び道具なし、地に足がついたスタイルで真実に歩み寄っていくのが氏家京太郎だ。民間の鑑定人という立場なら、この実直さはあって然るべきだと言える。
中山七里ワールドを彷徨っているせいか、つい他のキャラと氏家と比較してしまう。
御子柴弁護士は相手の心理や思考の推理が神な上に自分のことは決して相手に悟られないし、光崎教授は遺体との対話には真摯そのものだが周りの雑事への興味があまりにも希薄だし、どこか常人から掛け離れている。
それと比較すると、氏家京太郎はバランサーだ。調和の人。七里ワールドの中では珍しいと思う。チームをまとめつつも自分のやりたいことは成し遂げていく才がある。世で求められる上司像と -
Posted by ブクログ
ネタバレ・「病んだり疲れた人には特効薬だろうけどね。あの演奏には常習性がある。聴けば聴くほどまた聴きたくなる。あのピアノを聴くためなら地球の裏側まで追っかけたくなる」
さよならドビュッシー程のどんでん返しはなかったけどピアノの神、柘植彰良が病気でもうピアノが引けない。そしてその娘、初音も同じ病気で父の病気が世間に知れることを恐れストラディバリウス(チェロ)を盗み、父親のピアノさえも壊した。
晶が初音さんに優しい理由が晶の父親も柘植彰良ってところはいらなかったかな。わたしは純粋な恋心であって欲しかった。
わたしのいちばんのびっくりは岬先生も難聴という病を抱えている。次回作も楽しめそう。 -
Posted by ブクログ
作家刑事毒島シリーズ第三弾!
短編連作ストーリの展開から、極左集団の事件の真相を明らかにしていく物語。
■大いなる
右翼系雑誌を扱う出版社が放火。
テロの見立てで公安の淡海は毒島と事件を追うことに。
毒舌から事件の真相が明らかに
■祭りのあと
学園祭に潜り込んで、学生運動の調査をする二人。
そこで発生した殺人事件。
その犯人は?
■されど私の人生
居酒屋チェーンの従業員の女性が自殺
市民団体がそのチェーン店の会長である政治家を糾弾!
そして、同じ店で、さらに女性が死亡
二人の女性の死の真相は?
■英雄
沖縄の基地問題。
デモ隊が警察と小競り合いしている中、市民が死亡。
それをもとに、左 -
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ネタバレ舞台が近くということで、津山の事件をモチーフにしたのかな?戦後まもなく自尊心を打ち砕かれ、おかしくなった地主が村人を殺害、自らは失踪。時は流れ、コロナ禍の日本。閉鎖的な村に都会からの移住者がやってきてから村の雰囲気が変わっていく。まさしく、当時の日本の縮図を閉鎖的な村で表しつつ、土着ミステリ風味で話が進んでいく。語り手は男子学生なので、息苦しさとか、親への反発とかが加わって、陰惨さは感じなかった。グロテスクな表現がないので、それが苦手な方にもオススメです。種明かしは科学的で良かったけど、多分勘の良い人は途中で種に気づきそうです。ラストはうーん、そうなるかな?とちょっと疑問でしたが、さらっと読み