中山七里のレビュー一覧
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テミスの剣を読み終えた今、ギリシャ神話の法の女神テミスが手にする「剣」の意味が、これまでとはまったく違って見えている。天秤が平等を象徴するものであるならば、その剣は単なる執行の道具ではない。一度振り下ろされれば、取り返しのつかない結果をもたらす、不可逆の力そのものだ。本作は、その「取り返しのつかなさ」を、容赦なく突きつけてくる物語である。
物語は、昭和末期に起きた殺人事件から始まる。若き刑事・渡瀬は、執念の捜査と厳しい取り調べの末に容疑者を自白へと追い込み、事件は解決したかに見えた。しかし数年後、新たな事件を契機に、その判決が冤罪であった可能性が浮かび上がる。ここからの展開こそが本作の核心だ -
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ネタバレ相続鑑定士である三津木六兵の右肩には、ジンさんという人面瘡がある。ある日、三津木は、長崎にある隠れキリシタンの島『人面島』に派遣される。
島の村長、鴇川行平が亡くなり、財産の鑑定を行うためにやってきたが、相続人たち、またそれぞれのバックにつく島の権力者たちのいがみ合いがはじまる。宮司の継承式の日、オラショを読んでいた長男・匠太郎が殺される。そして妻、次男、、、と次々にいなくなる。
三津木とジンさんのやりとりは漫才みたいでテンポよくとても読みやすかったけど、もう少しひねりは欲しかったかなぁ。アリバイや犯人がそのまますぎて、少し拍子抜けしたかも。
最後の最後の文章には『え?え?え?』となった。この -
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先に「被告人、AI」を読んじゃったので
作中にAI裁判官の話が出てきて
前作があることを知りました。
前半は人物関係、AI裁判官の解説、事件の説明、
事情聴取の繰り返し、専門用語が多くて
なかなか進められなかった。
後半になって、やっと裁判が始まって
それからはすいすいと進められました。
「有罪、とAIは告げた」のなかのAIは
ただの機械(ソフト)なんだけど
「被告人、AI」では、自我を獲得するんですよね。
なんか、その先がありそうだなー。
ぶっちゃけ
実際はこんなに検証もなく、さらっと
裁判所にAIが導入されるとは思えないかな。
まずは大学とかの研究所に導入されるのでは?
と思うのだけ -
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中山七里さんの本ならハズレはない、という信頼感がある。あらすじ読んで面白そうと思い購入。読んでみた。
牽引力があり一気に読めました。ただミステリー要素は薄め。犯人は誰だ?を楽しむ感じじゃない。
復讐がテーマだと思うが、いざそのシーンになるとあっさりしているなと感じてしまった。
並行して起こっている事件も終盤に絡んでくるのかな?とワクワクしたけど、別々の事件だったのにちょっと拍子抜けしちゃった。中山七里さんの本はどうしてもハードルを上げて読んでしまう傾向あり。
主人公がえらく直情的であまり好きになれなかったが、終盤の倫理観や正義感が揺らいで悩む描写が良かった。むしろその後の姿が見たいので続 -
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能面検事シリーズ第3弾。多くの事柄が、不破検事の事務官である惣領美晴の視点で語られるのだが、この美晴さんは大変感情的なうえに怯えに簡単に判断が支配されてしまうので、読んでいてイライラする。
不破検事はこの人になぜイライラしないのか。能面検事だからか。
岸和田駅西口で白いワゴン車が次々と歩行者を轢き殺した。ワゴン車から降りて来た男は迷彩服を着て刃渡り30センチほどのサバイバルナイフを持っている。次々と切り付けて殺したあと、抵抗せずに手錠にかかった。
次に大阪地検事務所に送られて来た郵便物に爆弾が入っていて、前田と仁科がぶっ飛んだ。ポストルサンチマンなるものから犯行声明が出て、先の通り魔殺人の犯