中山七里のレビュー一覧

  • 能面検事

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    切れ者と新米主人公のアベックモノ、よくある構図なので目新しさはなかったが、それゆえに読みやすかった。新米主人公は、癇癪を起こしたり、人の過去を詮索したり、メンヘラムーブをかましただけで、最後まで全く役に立たないけど、ポンコツが最後に一発当てる都合の良いストーリーは見飽きているのでこれは有りだと思う。

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    2025年07月30日
  • 能面検事の死闘

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    相変わらずリーダビリティは申し分なし。すいすいと読み進められる。
    ただところどころ、TVのワイドショーのコメンテーターのコメントが長々とつづいたり、ネットの書き込みコメントなどがズラズラと出てきたのは、繰り返されるとゲンナリしてしまった。

    最後のどんでん返し(?)も、この著者のものとしては物足りなさが残る。(そもそも「どんでん返し」ではないのかもしれない)

    面白い作品であることは間違いないが、深く心に残るものでもない。

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    2025年07月30日
  • 特殊清掃人

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    ネタバレ

    食事をしながらとか
    お菓子食べながらとか
    本を読む私ですが…この本は無理

    色々リアルな表現が多すぎる
    グロいのも、いやミスも
    むしろ楽しめるタイプなんだけど
    蛆虫や小蠅の大群や蛹なんて…
    おまけに人間シチューって…
    もうやめてーって感じ
    お風呂で死ぬと、そんなことに⁈
    想像力豊かすぎてヤバかった

    でも実際こういう仕事してる方が
    いるんだよね?

    そこに目を向けた中山七里先生
    素晴らしい

    ドラマや映画では、ここまでリアルに
    見せれないやろうし、小説ならではよね

    肝心なストーリーは、読みやすく
    分かりやすかった

    びっくり展開はなかったし
    ミステリーって感じではないけどね

    孤独死だけはし

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    2025年07月29日
  • ドクター・デスの再臨

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    ドクター・デスの続編ですね。
    安楽死に対する考え方の違い。
    永遠のテーマかな。
    ラストのどんでん返しは流石ですね。

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    2025年07月29日
  • 魔女は甦る

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    合成薬物ヒートの開発。突然閉鎖されたその研究所で骨と肉が荒らされた変死体が見つかる。
    その犯人は意外にもカラス。
    ヒートと呼ばれる薬物が、人やカラスの体内に入り、凶暴化・惨殺化する。
    その凶暴化するカラスと対峙する逼迫した現場の描写がグロテスクで生々しかった。

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    2025年07月29日
  • テロリストの家

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    公安部のエリート刑事の息子が、イスラム国関連のテロリストに志願したとして逮捕された。後に謎の死。
    戸惑う家族(母親と妹)と父親。
    ことの真相は一捻りあり、さすが中山七里さん。

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    2025年07月29日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    作家刑事毒島シリーズ第4弾です。普通に面白かったし、あっという間に読めました。
    第3話『書評家の仕事がありません』で思ったのは自分も書評家の書評よりYouTubeの本の感想とかをみて読む本を決めてる。でも解説とかがある本は解説読むのも楽しみだけど。
    毒島さんはみんなから煙たがられているけど、私は好きだなぁ。まぁ、近くにいたら自分の弱いところを突かれてキツいだろうけど。
    今回のも拗らせた人々の話しでした。拗らせた人が酷すぎて、毒島さんがよく見えてしまう現象が自分の中で起こってます笑。

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    2025年07月28日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    飛び道具なし、地に足がついたスタイルで真実に歩み寄っていくのが氏家京太郎だ。民間の鑑定人という立場なら、この実直さはあって然るべきだと言える。

    中山七里ワールドを彷徨っているせいか、つい他のキャラと氏家と比較してしまう。

    御子柴弁護士は相手の心理や思考の推理が神な上に自分のことは決して相手に悟られないし、光崎教授は遺体との対話には真摯そのものだが周りの雑事への興味があまりにも希薄だし、どこか常人から掛け離れている。

    それと比較すると、氏家京太郎はバランサーだ。調和の人。七里ワールドの中では珍しいと思う。チームをまとめつつも自分のやりたいことは成し遂げていく才がある。世で求められる上司像と

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    2025年07月28日
  • おやすみラフマニノフ

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    ネタバレ

    ・「病んだり疲れた人には特効薬だろうけどね。あの演奏には常習性がある。聴けば聴くほどまた聴きたくなる。あのピアノを聴くためなら地球の裏側まで追っかけたくなる」

    さよならドビュッシー程のどんでん返しはなかったけどピアノの神、柘植彰良が病気でもうピアノが引けない。そしてその娘、初音も同じ病気で父の病気が世間に知れることを恐れストラディバリウス(チェロ)を盗み、父親のピアノさえも壊した。

    晶が初音さんに優しい理由が晶の父親も柘植彰良ってところはいらなかったかな。わたしは純粋な恋心であって欲しかった。

    わたしのいちばんのびっくりは岬先生も難聴という病を抱えている。次回作も楽しめそう。

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    2025年07月28日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    中山七里さんの作品でグロい印象があるからなんか物足りなさがあったかな。
    ただ、予防ワクチンの裏側の真実みたいなかんじが、ひとつの知識としていろんな所が関わって闇が深いなぁって分かって面白かったな。ミステリー的にはやっぱり物足りなささがあったということで星3つ。

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    2025年07月28日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    犬飼刑事シリーズ この作家は社会派で、社会問題をテーマに物語を作り主人公がそこに正面から取り組み悩むという建付けが多い。安楽死についてのおはなし

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    2025年07月28日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    犬養刑事シリーズ 割と結末が見えている話ではあるが、犬飼刑事の活躍と相棒の女性刑事の成長は少しいいかな

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    2025年07月28日
  • 特殊清掃人

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    章ごとに分かれた特殊清掃のストーリーで、実態が生々しくリアルに描かれているためグロさもある。知らない世界で興味深く読めたが、特殊清掃人が警察や探偵のようなことまで行うものなのか疑問に感じた。ミステリーとしては物足りないかな。

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    2025年07月27日
  • 武闘刑事

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    ネタバレ

    安定のシリーズ
    一気読み確定だが、手垢の着いた設定をうまく消化している感は否めない
    真ん中あたりでストーリーの大枠はわかるけど、文章力で引っ張ります

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    2025年07月27日
  • 能面検事の死闘

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。このシリーズは会話劇として面白い。会話だけポンポンと読んでいっても登場人物たちの映像が頭に浮かぶよう。
    ただ、ネタバレになってしまうが、犯人が警察関係者、さらには凶器の入手経路、1作目とまったく同じでは…。十分楽しかったが違う展開で驚きたくもあった。

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    2025年07月26日
  • おわかれはモーツァルト

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    なんとなくこの人が犯人だろうなという目星はついていたんだけど、人に迷惑かけて私怨を晴らすな。
    まぁ、犯人探しというよりこのシリーズは音楽がメインだからいいのかな…。

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    2025年07月26日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    作家刑事毒島シリーズ第三弾!
    短編連作ストーリの展開から、極左集団の事件の真相を明らかにしていく物語。

    ■大いなる
    右翼系雑誌を扱う出版社が放火。
    テロの見立てで公安の淡海は毒島と事件を追うことに。
    毒舌から事件の真相が明らかに

    ■祭りのあと
    学園祭に潜り込んで、学生運動の調査をする二人。
    そこで発生した殺人事件。
    その犯人は?

    ■されど私の人生
    居酒屋チェーンの従業員の女性が自殺
    市民団体がそのチェーン店の会長である政治家を糾弾!
    そして、同じ店で、さらに女性が死亡
    二人の女性の死の真相は?

    ■英雄
    沖縄の基地問題。
    デモ隊が警察と小競り合いしている中、市民が死亡。
    それをもとに、左

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    2025年07月26日
  • 鬼の哭(な)く里

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    ネタバレ

    舞台が近くということで、津山の事件をモチーフにしたのかな?戦後まもなく自尊心を打ち砕かれ、おかしくなった地主が村人を殺害、自らは失踪。時は流れ、コロナ禍の日本。閉鎖的な村に都会からの移住者がやってきてから村の雰囲気が変わっていく。まさしく、当時の日本の縮図を閉鎖的な村で表しつつ、土着ミステリ風味で話が進んでいく。語り手は男子学生なので、息苦しさとか、親への反発とかが加わって、陰惨さは感じなかった。グロテスクな表現がないので、それが苦手な方にもオススメです。種明かしは科学的で良かったけど、多分勘の良い人は途中で種に気づきそうです。ラストはうーん、そうなるかな?とちょっと疑問でしたが、さらっと読み

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    2025年07月25日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    最後の最後までサイコホラーのような話が続き、これはミステリーじゃないのかも?と思っていたら最後にこう来たか。
    総じてまあまあかな?

    九条さんやらアゼルファインが出てきたのは、中山七里さんの作品を読んでると、お!となる展開。
    中山七里さんシリーズの時系列が知りたい。

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    2025年07月24日
  • 隣はシリアルキラー

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    ⭐︎3.5
    ・隣の部屋から深夜に響く恐ろしい音、事件の残虐性など序盤から惹きつけられる内容だった。主人公の驚きの過去が明らかになったり、ラストまでは犯人探し含め楽しんで読めた。
    ・中山七里さん著ということで期待しすぎてしまったからか、結末が弱く感じてしまった。犯人の意外性だけがあって、キャラクターや動機が中途半端で印象に残らなかったのが少し残念。

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    2025年07月24日