中山七里のレビュー一覧
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「能面検事」というタイトルだが、主人公は新人事務官の惣領美晴。
彼女の視点で感情をまったく表に出さない不破俊太郎という検事の活躍を描いている。
テレビのドラマがスタートする前後で読み始めたので、違いを見つけたりキャストについて家族とあれこれ言ったりしている。楽しい。
狂言回しという言葉があるが、主役の惣領美晴はこれである。ただ、狂言回しになって会話を進める相手の不破が「能面」というより「壁」なので、彼女は狂言ではなく壁打ちをやっているテニス部の補欠みたいになっている。これも、とても楽しい。
相変わらず法に携わる人間は私情を挟むべからずという信条が打ち出されていて、読んでいて安心できる。続刊も -
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ネタバレ成田空港に新署長・仁志村が着任した。
グランドスタッフたちの第一印象は社交的で温和だった。しかし、ひとたび事件が起きるとやり手な警察官であることが明らかになる。
千葉県警のアマゾネスこと、高頭冴子が恐るほどの切れ者で、空港内で起こる事件を次々と解決していく。
見所は何といっても、飛行機ハイジャックと空港内でのテロ事件だ。それまでも麻薬密輸、武器密輸、空港内殺人事件で犯人を取り押さえる様は小気味よかったが、最後の事件は規模が違う。間違えば多くの犠牲者と成田空港の機能停止を余儀なくされる状況で、機転を効かせた策を練り、しっかり犯人を捕まえた。
高頭冴子が恐る時点で嫌な予感しかしない。彼女が信 -
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シリーズ6作目。
テーマが今じゃない感が凄い。
もう2、3年前に出たのかと思ったけど、今年の作品だった。
コロナ禍を扱う作品は、多くなってきたけど、そのピークも今は過ぎたかなと、個人的には思う。
「命の砦」や「機械仕掛けの太陽」みたいに、現場を描いた作品なら、いつ読んでも違和感ないんだけど、この作品は違和感ばかり。
コロナのワクチンがまだ開発されてない時の混乱している頃。
お金に融通が利く、いわゆる上級国民と呼ばれる人たちが違法に手に入れた未承認のワクチンを手に入れ、その薬品を接種したことで、死亡する。
埼玉県警の小手川は浦和医大と協力し、死の真相がヒ素を使った連続殺人であることに気づく。
誰 -
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ネタバレ【収録作品】
〔掌編から短編ほぼ全部〕
オシフィエンチム駅へ
ふたり、いつまでも
『馬および他の動物』の冒険
二十八年目のマレット
被告人R365
最後の容疑者
ZQN再生
4/19その日、山崎岳海は
平和と希望と
死ぬか太るか
盆帰り
二百十日の風
リトルインディアの祝祭
好奇心の強いチェルシー
誰にも言えない犯罪の物語
アンゲリカのクリスマスローズ
屋上の戦場
残されたセンリツ
我が愛しきマンチカン
〔エッセイ・日常〕
ポセイドンの罰
時限爆弾から遺産へ
そうだすずさんに会いにいこう
私とクラシック
老メディアは死なず、ただ消え去るのみ
転売ヤーよ、どこへいく
そのブームは本物か
言葉の -
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誰もいなくなった部屋にこそ、住んでいた者の嘘のない生きざまが現れる──。特殊清掃業者〈エンドクリーナー〉には、日々、様々な依頼が押し寄せる。彼らの仕事をとおして、死者が抱えていた様々な事情が浮かび上がる。『護られなかった者たちへ』の著者が贈るヒューマン・ミステリー。
少し前に 『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』を読んだばかりでしたが こちらは小説とは言え 孤独死した人の部屋の説明が生々しく 頭の中が想像した部屋の映像で汚染されていく様な気分になった。
以前読んだ『鑑定人 氏家京太郎』の主人公も少しだけだけど登場した。
3年前に読み終えていたけど うっすらとしか覚えていない…
特殊清