中山七里のレビュー一覧

  • 警官の道

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    警官をテーマに、七人の作家が競演する書き下ろし警察短編集

    「上級国民」葉真中顕
    葉真中さんらしい、人間の陰をえぐる短編。
    現代社会の問題を踏まえながら、「下級国民」の強かでしなやかな生息を描きます。

    「許されざる者」中山七里
    刑事犬養隼人シリーズのスピンオフ的短編。
    コロナ禍の東京オリンピックを背景に、不祥事の数々を折り込みます。

    「Vに捧げる行進」呉勝浩
    あのコロナ禍当初の、息苦しい近隣・職場・日本、そして世界。
    「死を捨て街に出る」その衝動を描きます。

    「クローゼット」深町秋生
    性的嗜好を隠して生きる“クローゼット”。
    レイプ事件の被害者と加害者、それぞれの告白を前に、刑事は自らの

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    2025年10月21日
  • 禁断の罠

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    全6編の豪華書き下ろしアンソロジー。
    「ヤツデの一家」新川帆立
     疑心暗鬼が仕掛ける見えない罠。短編でも冴える描きぶり。
    「大代行時代」結城真一郎
     Z世代の生き様を描く。いっそ清々しいほどの割り切りが印象的。
    「妻貝朋希を誰も知らない」斜線堂有紀
     他人の本質は最後まで掴みきれない。果たして誰の罪だったのか。
    「供米」米澤穂信
     直木賞受賞後の小品ながら、丁寧に紡がれた物語。亡き夫の罠にかかりにいった妻。
    「ハングマン」中山七里
     副題の雛鵜は、無知ゆえ罪に落ちる若者の象徴か。操られた末の強盗事件。
    「ミステリ作家とその弟子」有栖川有栖
     弟子は師匠作家の教えを実行する。作品と現実が重なる趣

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    2025年10月20日
  • ネメシスの使者

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    ネタバレ

    友人からもらった小説です。
    普段はあまり手に取らないテーマのお話なので、もしかしたら友人からプレゼントされなければ読まなかったかもしれないと思うと、出逢いに感謝。また、プレゼントしてもらったからこそ、記憶に残る本になりました。

    正直な感想…
    あっさり犯人が捕まってしまったのと渡瀬が納得いかないという描写から、何かしらはあるのだろうと思っていたので、なんとなくどんでん返しを喰らった感じはしませんでした。

    しかし、あまり司法制度に目を向けることがないので、初めて司法について考えさせられました。被害者遺族への不憫さ、加害者遺族への同情に翻弄され、法治国家に対する違和感を少し感じながらも、最後の渋

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    2025年10月19日
  • ドクター・デスの再臨

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    ☆3.5かな〜

    『ドクター・デス』とは

    130人もの末期患者を安楽死させたアメリカの医師 ジャック・ケヴォーキアン の通称
    末期病患者の積極的安楽死の肯定者で、自作の自殺装置を使った自殺幇助活動にちなんで「死の医師(ドクター・デス、Dr. Death)」と呼ばれた。

    第二弾は前作で崇高な信念のもとに罪を犯したドクター・デス雛森めぐみの模倣犯が現れた!
    被害者のいない殺人と言われる安楽死に警察は再び翻弄されます。
    ドクター・デスにはドクター・デスを!
    強かで冷静なめぐみ頼みの捜査…
    情け無い…警察らの活躍なし笑
    ラストは犬養の男性のみに発揮される人間観察発動して事なきを得ましたけど(๑•́

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    2025年10月19日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    阪神淡路大震災、東日本大震災。
    多分、多くの人達の人生を変えてしまったでしょう。

    淳平には一卵双生児の優衣と麻衣という幼馴染がいました。
    幼い時、不審者に傷付けられた彼女達を守れなかったという後悔があり、彼女達を絶対守ることを決意します。
    しかし、ある夜、廃工場で双子のどちらかが兄を刺すのを目撃した淳平。どうするべきか対応を翌日まで持ち越したのですが、早朝、地震が起きて ―― 。

    震災の時、優衣を助けた淳平。助かったのは二人だけで、まだ中学生だった二人はそれぞれ親戚に引き取られます。
    大人になった二人は、特捜検事と政治家の私設秘書として再会します。

    恋愛が前面にでてくる著者の話は珍しい気

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    2025年10月18日
  • 逃亡刑事

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    A地区の書き方が大阪を知っている人間としてはニヤリとする描写が多く、見る視点が変わるとそう感じるかもしれない、そんな気持ちで読めて面白い。
    正義とは本当に厄介なもの。100人いれば100通りの正義があるのに、みんな自分の正義が正義だと思っている滑稽さ。

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    2025年10月18日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    些細な描写も後々影響を及ぼしており、ここでそれが来るかと一喜一憂しながら読み終わった。
    ここまでにしよう、と思いながらもページをめくる手が止まらない。
    最後のシーンは心がホッコリと暖かくなり、残虐な描写が多い中で唯一の救いのシーンでもあるかなと思った。

    シリーズ化しており、続編が出ているので是非そちらも読んでみたい。

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    2025年10月18日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    七里先生の初心者です。
    こうやってシリーズものは続いていくのですね。

    前回と比べるとやや落ちるというのが正直な感想です。前作は樽見さんという名参謀が良い味出していたけど、それがないな。なんか不完全燃焼です。
    大隈さんはちょっとちがうんだよなー。親中派だし(笑)
    七里先生の本はめちゃくちゃ面白かったー!というより自然体で読みやすく、物語に入れる。
    そして、また続編を買ってしまう。
    さすが職業作家です。執筆スピードも半端じゃないし。すごい人だ。

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    2025年10月17日
  • 武闘刑事

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    こんなに勢いのある上司なら気分がいいだろうな。気分が良くてガンガン仕事をしてしまいそう。結局は嫉妬なのね。嫉妬なんてしたくないな。

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    2025年10月17日
  • 棘の家

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    ネタバレ

    オーディブルにて。
    結果的には家族から犯罪者が出ることなくよかったということだけど、事件前と後では家族のあり方がガラリと変わってしまった。もう元には戻れないしおそらく崩壊するんだろうなっていう推測。とてもリアルであり得る話しかもしれないと思って読みました。

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    2025年10月14日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    今読んでますが、なかなか進みません。
    暗すぎる、つらすぎる、最悪な世界で、読みながら、いろんなことが心配になってきます。まだ前半です。

    読み終えました。
    だんだん面白くなっていくのは中山七里さんの腕、ですね

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    2025年10月18日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    ネタバレ

    民間で科学捜査鑑定を請け負う〈氏家鑑定センター〉。所長の氏家京太郎のもとに舞い込んだのは、世間を騒がす連続殺人犯の弁護士からの鑑定依頼だった。女子大生3人を殺害し死体から子宮を抜き取る猟奇的な事件だが、容疑者は、3人のうち1人の犯行だけは否認している。3人の殺害を主張する検察側の鑑定通知に違和感を覚えた氏家は、自身の手で再鑑定を試みるが、試料の盗難や職員への暴行など、何者かの邪魔が相次いで──。警視庁科捜研と真っ向対立しながら挑む裁判の行く末は? 驚愕の結末が待ち受ける、圧巻の鑑定サスペンス!

    短めで、専門用語は出てくるもののサクッと読める。
    ただ、事件がなかなかのグロさで個人的には受け付け

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    2025年10月12日
  • いまこそガーシュウィン

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    サスペンスなのに
    何か?ぐーと
    ラプソディーインブルーを聴きながら
    カーネギーホールを
    検索して会場でミサキのピアノが響き渡るイメージで読むとより没入し、感動を味わえます。
    まずは音源とホールを検索しましょう

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    2025年10月12日
  • 帝都地下迷宮

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    廃駅という非日常と日常、陰謀と好奇心と偽善が交錯するミステリーでした。
    少しラストが無理やり急いで終わらせた感がありますが、文章力とストーリーの面白さで魅せますね。
    できればせっかく登場した鉄オタ仲間がみんなで協力してくれるような展開も期待したのですが、ラストはあっさり。
    エクスプローラーたちのその後をはっきりと見せずに終わるのは、国策が絡むと途端に綺麗には物事が進まなくなることも暗示しているようにも。
    個人的に著者さんの他の、ザ・ミステリー!的な作風が好きなので、今回の起伏が乏しい感じは少し物足りなさを感じました。

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    2025年10月11日
  • ヒポクラテスの困惑

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    フィクションなのだけれど、新型コロナウイルスの感染拡大の経緯や、豪華客船の大規模集団感染など現実そのもの。当時の閉塞感を思い出し、あれから月日が経ったことを実感した。

    謎の正義感で攻撃的になる人たち。
    実世界でも様々な規模で、いつでもどこにでもいる。
    キャシー先生の対応がとても良かった。

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    2025年10月11日
  • 七つの大罪

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    七つの大罪
    7人の作家

    どこか後を引くイヤミス感がある話もあれば、
    ひねりを利かせながら、更に味変してメインを
    挿げ替えたようなコミカルの話もあり。

    罪深さの多様性。

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    2025年10月10日
  • 人面瘡探偵

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     世の習い、風習に立ち向かうのは、一人の力だけではとても困難であると改めて感じた。その時こそ、周りの人達に助けを求め、立ち向かう為の知恵が必要となる。

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    2025年10月10日
  • バンクハザードにようこそ

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    ネタバレ

    主人公は行政書士。東雲
    神奈川の地銀 箱根銀行に勤める親友、燎原が200億の横領の上自殺する。

    事件はあっけなく処理されるが隠された遺書に罪を被せられそうになっていると

    親友の妹と共に銀行への復讐を決意する

    地面死詐欺 投資詐欺 不倫問題 粉飾決算 ペイオフの噂による取り付け騒ぎ。

    最後他殺だとわかり犯人はとうま

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    2025年10月10日
  • 災疫の季節

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    ネタバレ

    コロナ禍にあったかもしれない。
    現実に全く同じとは言わなくとも近いものがあったのではないかと思われる。
    現に反ワクはいまだにコロナ関連でなくとも存在する。
    ミステリーと呼ぶには物足りないが、いかんせんコロナによって生活が変わったのがまだ数年前なこともあって非常にリアリティがありサクサク読めた。
    とても面白かったわけでもつまらなかった訳でもないが、自分の行動が正しかったのか振り返ること、学ぶことに意味があるという締めくくりにはなるほどなと思いました。

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    2025年10月09日
  • 棘の家

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    ネタバレ


    いじめの被害者の家族が一転、いじめ加害者の殺人の容疑者として糾弾される目に遭う。

    犯人へのミスリードが非常にうまいです。
    ずっと主人公の奥さんか娘だと睨んでたので、真犯人にびっくりしたと同時にちょっとこじつけ感もあるかな?
    大輪家のお父さんは割としっかり話せるようだと思ったけど、家族の歪みまでは覆られなかったかぁ。
    穂刈家と大輪家の対比も皮肉っぽい。

    駿くんも釈放されてまた家族4人の生活が送れる反面、自分の家族の昏い部分を知ってしまった穂刈さんはこれからも苦労していくと思います。
    でも父親としてはステップアップした気がする。

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    2025年10月08日