中山七里のレビュー一覧

  • 鬼の哭(な)く里

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    中山七里の作品としては異色な部類か。そもそも中山七里は「求められれば何でも書く」という作家なので珍しくもないが。
    まず出だしが異色だ。戦後の農地解放で没落した地主の悲惨な境遇とその後の狂気から始まる。一体これはどういう話になるのだろうかと思っていると舞台は現代に変わり、昨今よくある移住者と地方町村のいざこざというかトラブルの様相を呈してくる。田舎にありがちな所謂「余所者」を快く思わず排除したがる人間が一定数いるという状況だ。ただでさえ起こりがちな事だが、本作ではコロナ禍という要素が加わり(しかも死病のごとく恐れられていた初期段階)、一層事情をややこしくしている。最後は謎解きというよりも科学的な

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    2025年11月25日
  • ふたたび嗤う淑女

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    さすが悪女すぎ!スパスパ展開が進んで面白いけど、もう少し主人公の恭子の人となりに切り込んで欲しかった。

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    2025年11月24日
  • 祝祭のハングマン

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    ヤジマ建設の社員が不審な事故死を遂げるが、裏に隠された真実が明らかになる時あなたならどうする。
    私刑の是非が主題。建設業の裏金からの隠蔽、さらにズブズブとなり…
    オチ的にもあっさりな感じだから読みやすいけど物足りない感は否めない。

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    2025年11月24日
  • テミスの剣

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    冤罪をテーマにした社会派ミステリー。
    警察や検事はどうしようも無い人ばかり出てくるけど、判事は…て思ってたら、まさかの…でした。

    この小説自体は10年前ぐらいに発売されたものですが、実際最近も科捜研で証拠が捏造が発覚したりで、この法治国家に対して疑問を持っていたので、そんな思いを中山七里さんも同じように感じているから作品を書き続けているんだろうなぁと思いました。

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    2025年11月24日
  • ふたたび嗤う淑女

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    カエル男の完結編を読むために、読んでいる嗤う淑女シリーズ2作目。
    上手い、中山七里の本は常に及第点をクリアしてくる。
    でも、個人的には嗤う淑女シリーズは「まぁ面白いんだけどね」止まり。
    この人誰だったっけ?
    てな引っかかりをずっと持ちながら読んだので、ラストで、あー、ってなるけど、
    やはりそこまでかなぁ、と。
    むしろ前作よりも1話1話が薄くなってるような… 
    とりあえず、3作目を読むのがマストなので、引き続き取り掛かります。
    最終的な感想はそこで。

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    2025年11月24日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    ミステリのトリックというよりは、若者の、喜劇、青春に寄った作品かなと。
    楓が麻薬に頼った流れや殺害までの道のりをもっと練って欲しかったが、テンポ良く一気に読み切れて、最後には爽快感が残る。
    麻薬の常習犯なら臭いである程度、普段からバレるのでは?大麻でそこまで認知力が落ちるのかな?とか想像したがそこは小説。
    10代の若者の、青春、葛藤、嫉妬、羨望、苦悩など、ほろ苦い後味が残る作品だった。

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    2025年11月24日
  • 嗤う淑女

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    悪女っぷりが凄かった。
    実名で活動してるのに、全く証拠を残さずに事件を起こしていく、まさしく完全犯罪。
    法廷劇からのどんでん返しも爽快だった。

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    2025年11月24日
  • 棘の家

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    娘がクラスメイトのイジメによって自殺に追い込まれた主人公の穂刈。マスコミ報道、ネットの匿名での誹謗中傷によって、一瞬で世間から孤立するんだなと怖くなった。これぞ中山七里作品の描く社会のリアルかな。ただ、ストーリーはわりと平坦で、ドキドキ感は他作品より少なめ。

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    2025年11月23日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    2025/11/22 オーディブル
    刑事犬養隼人シリーズ
    7つの短編集です。タイトルを見て納得。
    短編集だから、登場人物も少なく、テンポよく解決されていてダレる事なく1話が終わる。

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    2025年11月22日
  • いつまでもショパン

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    ショパンコンクールが開催されるポーランドを舞台にした、シリーズ三作目。

    ミステリの要素は薄めながらも、コンクールの様子や周辺でのテロ騒動などを盛り込んだ物語は、読み応えがありました。

    特に臨場感溢れる演奏描写が印象深く、作中で取り上げられる曲を聴きながら読むと、イメージが広がるような気がします。

    大袈裟に思えるエピソードも中にはありましたが、それも含めてエンターテインメント性の高さを感じる一冊でした。

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    2025年11月22日
  • 災疫の季節

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    コロナ禍の病院を舞台に。
    カルトと各職業の倫理観や使命。
    救いがない。祈りもない。
    学ぶこと?
    それで片付けたらさらに虚しい。

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    2025年11月22日
  • バンクハザードにようこそ

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    復讐劇がうまく行き過ぎて、スリリングさがないけど、軽く読めて、楽しめる本。
    ドラマ化しやすそうな内容です。

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    2025年11月21日
  • 翼がなくても

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    陸上競技をした事があったので、風をきって走る描写の表現だったり、目標に突き進んで行く姿がかっこよく思えて楽しく読めた。
    あらすじを全く知らずに手に取った本だったので泰輔が殺害されたのにも驚いたけど、御子柴礼司の登場にはびっくりで、さらに面白く、きっと何かあるな…と最後まで楽しく読むことができた。

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    2025年11月19日
  • 翼がなくても

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    御子柴シリーズは未読なので御子柴の登場にこれが噂の!と思ったけど、なんか感じ悪いキャラクター?
    犬飼刑事はキャラクターに強い印象がなく、今回もあんまり。
    そもそもパラスポーツの方に重きを置いている感じがして、途中事件のことを完全に忘れてたくらいミステリーの要素は少なめで、しかも想像がついてしまう結末だった。
    トップアスリートだった沙良が、脚を失った絶望やパラスポーツに感じる落差には、リアリティがあって悲しい気持ちになった。
    義足をつけて走れた時の臨場感と疾走感の描写が
    素晴らしくて、何度も走る場面が出てくるのに全くくどくなかった。
    早苗の義足と比べてずるいのでは?という点と、パラスポーツに挑戦

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    2025年11月18日
  • 越境刑事

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    シリーズ第2作。
    中国に弾圧されるウイグル地区という政治的な構図に、アマゾネス高頭が切り込む。
    今回の敵は中国公安部。こんなに政治的問題に切り込んで大丈夫かなと心配してしまう。

    国を越えても自分の信念を貫き通す姿は、さすがアマゾネス。

    アマゾネスと郡山の活躍ぶりは期待どおりだったのだが、結果的に過激な拷問シーンだけが印象に残ったし、前作と似た展開が多いようにも感じてしまったのは私だけだろうか。

    次作はどうなるのかは、やはり気になるところ。

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    2025年11月18日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    タイトルの通り人間の7つの毒が散りばめられていた。人間の汚さ・嘘・自己保身などを感じてゾクッとした。人間の中身なんて話してるだけじゃ分からないなぁと改めて感じた。相変わらず犬養は綾野剛としてイメージして読んでました。最初と最後が繋がると思わず驚いた。

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    2025年11月18日
  • 人面島

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    土地家屋調査士の三津木と肩に宿るジンさんが閉鎖的な因習漂う孤島での相続ドロドロ争いに纏わる連続殺人に巻き込まれる。
    密室殺人とかもあるが、そこまでミステリではない。
    横溝正史的世界観があると思ったけど、軽めな読み口なのであんまりドロドロしてはない。
    池の下に現れた島の真実を三津木が暴くと思いきや!真実のオチにむむむ。

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    2025年11月18日
  • アポロンの嘲笑

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    ネタバレ

    東日本大震災と原発の事故の惨劇の中、発生した殺人事件に焦点を当てた作品。邦彦の逃走劇と仁科が真実を追求していくという流れでストーリーが進んでいく。邦彦が最期まで果敢に立ち向かう姿に驚いた。生命の危機に瀕するシーンが何度も出てくるが何とか乗り越える姿は超人すぎるだろと思ってしまった。

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    2025年11月17日
  • 彷徨う者たち

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    ネタバレ

    三陸の魚を専門に扱う魚屋さんでランチしたあと読んだ一冊。宮城県警3部作の最後。
    中山さんが講演会で「このシリーズは被災してない自分が書いていいのかと思っていて、自分から今回で終わりにしてほしいとお願いした」ようなことを言っていた。そう言いたくなる気持ちが少し分かるような作品。
    ミステリーとしてどうかよりも、被災した人たちの置かれた状況や心情がひたすら心に残る。

    被災地が舞台だからか、シリーズ通して、殺した人・殺された人よりもっと悪い人というか存在がいる気がしてちょっとモヤモヤする。
    制度って、こぼれる部分もあるし完璧じゃないけど、外に出てしまえば「大いなるもの」と同等のパワーを持つんだなと改

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    2025年11月17日
  • 災疫の季節

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    コロナ禍真っ最中の時代。
    あの深刻さ、様々な論争、等も、不謹慎ながらも今読むと何か滑稽な感、
    あの頃、明確な知識がなく、
    テレビの情報に踊らされておりました・・・・

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    2025年11月16日