中山七里のレビュー一覧

  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    タイトル通り
    短編&掌編&エッセイほぼ全仕事全部!

    掌編短編とエッセイと他作家の本に寄せた解説など 全554頁
    短編集の刊行は初ですかね?(すみません知らなくて)

    重くて持ち歩きには不向きだし本を持ち上げて読むのも困難なんで専らテーブルの上に本を置いて読むしかなかった。

    2頁、7頁のものもある
    それぞれにオチがあり
    さすが過ぎてもう何も言えません。

    そして今までに刊行された本のスピンオフ的な話も所々あってファンにとってはまたまた「あっ」と驚きだと思います。

    エッセイでは作家自身の行動や考えなど垣間見れ興味深い。

    一日一短編ずつ読んだら何日も楽しめちゃいます!

    ですが私には短編のせ

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    2025年07月14日
  • 隣はシリアルキラー

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    久しぶりの中山七里先生
    不穏な隣人
    深夜に始まる不快な物音
    日常に感じるホラー体験風
    何をしているか見えない物音って
    悪い方向にしかイメージがわかない

    ぎりっ、ぎりっ。ぐし、ぐし。
    近隣で遺体の一部が発見されたから
    イメージはますます膨らむ

    そして、中山七里先生らしく
    戸籍売買問題、中国のひとりっ子政策からの無国籍問題という社会的テーマをライトな感じで背景に持たせる

    まあ小説ですと、不快な音から事件に発展しますが、賃貸物件ではクレームに発展します
    本当に音に敏感な方はせめて最上階へのご入居をお勧めしたい、思うのです

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    2025年07月14日
  • ふたたび嗤う淑女

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    ネタバレ

    蒲生満智留が野々宮恭子と名を変えて復活した。
    本編も、それぞれ単独の話かと思いきや、それらが関連してフィナーレを迎える。
    前作に劣らぬ怖い作品だった。

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    2025年07月13日
  • 隣はシリアルキラー

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    深夜2:20、神足友哉は、アパートの隣室から聞こえてくる不気味な物音で起こされた。ふと、隣人の徐浩然が死体を解体する姿を想像するが、近所で遺体の一部が発見されたことで、妄想は現実味を帯びる。
    気になった神足が真夜中に外出した徐を尾行すると、想像を絶する恐ろしい展開に……。


    職場の寮の隣室から、夜な夜な聞こえてくる不気味な音と周囲で発生する連続バラバラ殺人事件から始まるホラーミステリ。

    なんとなく、普段あまり意識しない心の深くに根ざす差別意識のようなものを刺激される作品。異常な事態が起こった際、普段あまり関わりの深くない人間が不審な行動を起こしていたら、どこかで妄想が過ぎるとは思いながらも

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    2025年07月13日
  • 作家刑事毒島

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    結構犯人わかりやすい短編集だな…と思ってからのラストですよ!あっさりと!
    さすがだなあ。
    私はめちゃくちゃ「原作厨」なので作品の根幹を壊す改変が本当に許せない。改変してキャスティングされる人は全く悪くなくて、やっぱ現場にいない人がぐちゃぐちゃにしてるんだね。映像化したら売れるんだから黙ってろってひどい話で、映像化してコケる作品とどっちが多いんだよって話だよね

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    2025年07月13日
  • 鬼の哭(な)く里

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    ネタバレ

    祟りを科学的に解き明かす限界集落ミステリー。因習物とはちょっと違う気がするけど、先が気になって一気に読めました。祟りのヒントは割と早めに出揃うので、既にいない利兵衛に怯えて麻宮を襲い続ける村人達の無知で狭量な考えの方に注意が行きます。
    コロナ禍の限界集落や、パセリや農作物、山師や詐欺師などなど、幅広い知識が出て来て勉強になりました。
    麻宮はずっと「無学で無教養な村人に何を言っても通じない」と言う姿勢だったのに、解決編では長々と山哭を口頭説明し、怒り狂っているはずの村人達はその説明をすんなり受け入れて和気藹々し始めたのはちょっと違和感。
    中学生の裕也がとても聡明でした。村役場の個人情報保護や高級

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    2025年07月13日
  • ワルツを踊ろう

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    Uターンで田舎の閉鎖的な限界集落に住むことになった主人公が、自分の感性とスキルで村興しをしようと奮闘するが、ことごとく失敗して、最後に狂ったように惨殺するストーリー。

    自分自身の自己評価は、思い込みにしか過ぎない。主人公は、自分はエリートだと思い込んでるが、実際は、能無しでUターンするしかなかった落ちぶれ者。
    一番人を見る目がある人は、裏で上手に人を操る。
    最後のどんでん返しは、きっとそうだろうな、と予測がついてたものの、そうこなくっちゃ的な爽快感。(「嗤う淑女」で中毒になってるのかも)

    村八分は田舎に行けば行くほど実際にあって、余所者や新しいものを嫌う。閉塞感と運命共同体。それは本当にリ

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    2025年07月12日
  • 隣はシリアルキラー

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    フーダニット、或いは動機探し、どんでん返し、そういったものを期待してしまうといまひとつです。途中で少しずつヒントを与えてくださっていて、容易にわかってしまうので。
    そうではなく、人間ドラマを読む、となると、登場人物の細かな描写であったり、それこそ冒頭の擬音であったり、表現が上手な作家さんです。
    「カエル男」もそうでしたが、グロさだけでなく、その他の描写に目を向けて欲しいなと思います。
    というわけで一気読み。
    ☆3ですが3.5くらいかな。

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    2025年07月11日
  • 氏家京太郎、奔る

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    テンポがいいのでどんどん先を読みたくなった
    「小説」という強みを使った(よさを生かした)作品だと思った
    仮に映像作品だったら映せないし本人確認の杜撰さももう少しつっこまれるかもなって思ったので

    解決したあとあっさり終わっていく感じがちょっと寂しいかな

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    2025年07月11日
  • 鬼の哭(な)く里

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    終戦直後に閉鎖された村で起こった惨殺事件。
    時は令和のコロナ時代まで進むが、当時の惨殺事件の祟りとされる現象が今でも村で語り継がれ、実際に事件が起こる。
    祟りとコロナをうまく使ったミステリーで、窮地に立った人間心理や閉鎖された地域の鬱屈がよくわかる。
    サラッと読めて面白い作品。

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    2025年07月11日
  • 鬼の哭(な)く里

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    限界集落での昔の言い伝えとコロナ、よそ者問題などなど
    まぁ狭い世界で生きていると考えも狭くなっちゃうのかな
    自分も気をつけなければを学びとしよう

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    2025年07月09日
  • テミスの剣

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    最初らへんスルスル読んでたけどどんどんペースダウンした
    突然冤罪で刑務所に入ることになるの怖すぎる
    冤罪って気がついた刑事が真実を公表するのが当たり前に正しいけど色んなしがらみでなかなかできる人いないだろうなあ

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    2025年07月08日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    図らずも続けて作家が主人公になった内容の書籍を読むことになったが、昨今の出版界隈の悲哀が描かれていて時代の趨勢を感じさせてくれる。本書は作家探偵ものだが、結論にいく過程がかなり端折ってありサスペンス好きにはかなり物足りないかも

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    2025年07月08日
  • 中山七里 短いお話ほぼ全部 短編&掌編&エッセイほぼ全仕事!

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    もう7年くらい前になるだろうか。

    マッチングアプリで、ノリで電話した男の子が無類の読書家だった。

    付き合うなどは全くなかったが、飲みに行く前に本屋に寄って読みたい本を買っては、飲みながら本について語った。

    今はもう話すことはないが、SNSで生存確認はとれる。

    そんな彼が敬愛していたのは、中山七里さんだった。サイン本を買ったと連絡してくれたこともあった。

    彼曰く、賢い作家だと。
    知識量が多く、そのうえ自分の意見も述べている。
    だが押し付けがましくない。

    お前はこの事実をどう思う?

    と強く問われているような気になって抜け出せないというのだ。

    かくゆう私も、中山七里作品が好きだ。

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    2025年07月07日
  • 嗤う淑女

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    ネタバレ

    「カエル男」、「嗤う淑女二人」に登場した、蒲生満智留はこんなキャラだったのか。
    全く想像していなかった犯罪の手口に戦慄した。
    本書を読まないと、「嗤う淑女ふたり」で狙われた面々に対する伏線が十分に理解できない。
    それにしても、世界観が複数のシリーズで綾成していて、なかなか難しくもあり、面白くもある。
    最後にこの作家ならではの展開が用意されていて、期待を裏切らない内容だった。

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    2025年07月07日
  • 氏家京太郎、奔る

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    どんでん返しの帝王は今回はどんなカラクリを仕掛けてくるのか。
    御子柴ならクリアできたかもしれない仕掛けを、弁護士ではない鑑定人氏家京太郎はどうやって解決するか。
    いつもに比べて読み進めるのに時間がかかった。
    カラクリも意外ではあったがちょっと想定内だったかなー

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    2025年07月06日
  • ヒポクラテスの困惑

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    高額なコロナワクチンを打った人物が亡くなってしまうというお話。
    コロナを題材にした作品は数あれど、本作は少し視点が違ったのでそこで俄然興味がわいた。
    読み進めやすいが、あっさりとした内容だった。

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    2025年07月06日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    中山七里の小説主人公の中では比較的地味だが、仕事に対しての拘り方は中山主人公キャラに共通している。ただしスジを通しすぎて孤高なキャラが多い中では部下思いでそつのない性格のようだ。例に漏れず、他のシリーズの主役も脇役として多く登場する。残念だったのは割と早い段階でオチがわかってしまったことだろうか。

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    2025年07月05日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    渡瀬と古手川のコンビが主人公、安心して楽しめる内容。これで最後となると残念。お馴染みの弁護士も登場し、中山七里ファンは読まないわけにはいかない。

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    2025年07月05日
  • 氏家京太郎、奔る

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    SL 2025.7.4-2025.7.5
    シリーズ第2弾。
    わりと短めだったけど、よく作り込まれていて読み応えがあった。犯人は気持ち悪いー
    他の作品と同様、五百旗頭が登場したり、御子柴(だと思える人)のことが出てきたりで楽しい。

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    2025年07月05日