中山七里のレビュー一覧

  • 特殊清掃人

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    孤独死などで遺体が数週間経過してしまった部屋などを片付ける「特殊清掃人」。
    色々な事情や相続など様々な問題や謎を解決していく。
    中山さんの小説の中ではちょっと変わった感じでした。

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    2026年10月21日
  • テロリストの家

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    ネタバレ

    公安の刑事である主人公の息子が、イスラム国のテロリストを志願したということで逮捕されるというところから話はスタート。
    総理にされた男 で出てきた大使館襲撃事件の後のお話。
    主人公含めて登場人物がどうにも好きになれずクサクサした気分になったけど、秀樹のかっこいい兄っぷりにはぐっときた。なんでこんないいお兄ちゃんがいて、妹はこんなにやさぐれてるの?という気に。他国のテロリストにしか逃げ道を見つけられなかったのは悲しいけど、優しいお母さんもお兄ちゃんもいるのにね。

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    2026年10月21日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    『さよならドビュッシー』に続き手にとった中山七里の『連続殺人鬼カエル男』。単なるエンタメ・サスペンスにとどまらず、人間の暗部と法律の限界を鋭く突きつける重厚な一冊だった。

    マンションの13階から吊るされた全裸死体と稚拙な犯行声明文。
    圧倒的な絶望感とグロテスクな描写で幕を開ける本作だが、何より心に重く刻まれるのは、死体の凄惨さ以上に「ナツオ」の記憶に漂う生々しい匂いや、父親からの虐待という逃れられない凄惨なトラウマだ。人間の内面にある「生理的な拒絶感」を描く筆力には、息をのむものがあった。

    そして、刑法39条という重いテーマをめぐり、実在の痛ましい事件を想起させるモチーフが投げかける倫理的な問いは、読者の心を強く揺さぶる。

    おどろおどろしい惨劇の合間に奏でられるベートーヴェンの『悲愴』の美しさと、そこに潜むわずかな違和感。カタカナ名「ナツオ」という異様な存在。
    そして、アガサ・クリスティの金字塔『ABC殺人事件』を思わせる「見立てとカムフラージュ」の構図が一気に立ち現れる。

    描かれる本筋のあまりの重さと痛切さに、ただただ言葉がない。読後も消えることのない余韻が深く心に残り続ける。

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    2026年10月20日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    「切り裂きジャック」を彷彿とさせる連続殺人事件の捜査に、臓器移植や脳死といった事柄を絡めた社会派ミステリ。

    中山さんの作品は登場人物のリンクが多々ありますが、こちらでは古手川刑事の活躍が見られるのが嬉しいですね。

    臓器移植や脳死についての、様々な立場からの見解も興味深く勉強になりました。

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    2026年10月20日
  • 境界線

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    今までのシチリー先生の作品と比べると少し重たい雰囲気を感じるこのシリーズ
    (といっても一作目は忘れちゃってますが)

    やはり物語の背景に東日本大震災があるからでしょうか、、、


    人々の心に深く刻まれた震災の影響と、個人の境界線をテーマにした物語が展開されていく


    追う者と追われる者、希望に縋る者と希望を失った者が同じ色の海を見ている、、、


    あの日、すべてを奪い去った海を、、、


    現実を受け入れ一歩を踏み出すためには泣いてもいいと思う、、、


    声を上げて泣いてもいいと思う、、、

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    2026年10月20日
  • さよならドビュッシー

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    まったくわからないクラッシック音楽とピアノだがそこはやはり読んでいくうちに気になる 何が良いんだろうと聴いてみたりもしてみた。事故とトリックからの伏線回収やピアノにかける情熱
    先生凄すぎ!

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    2026年10月20日
  • 鬼の哭(な)く里

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    ☆3.0【Audible】
    惨劇の始まり、描写はゾクゾク来るものがあって良かったがその後の展開、結末はまぁだいたい予想通りだったなって感じ

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    2026年10月18日
  • テロリストの家

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    公安刑事の息子がテロリストというインパクトのある設定。VIVANT人気のおかげで公安部の刑事に馴染んでいたので、設定に入り込みやすかったかも。
    ドラマティックな展開で面白かったが、やや荒唐無稽な感が否めず、そのため没入できずに冷静になってしまった。
    でも、面白かったよと人に勧めやすい作品ではある。

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    2026年10月18日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    連続殺人鬼カエル男完結しました。
    私的にはちょっと終わり方にもやもやしてます。
    基本にあるのは、刑法39条の是非ですね。
    これに決着をつける事はできませんが、個人的には
    犯人側の心情にあまり触れられていないので、終わりに向かっていく中、犯人は何を思っていたのかなって取り留めなく考えてしまいます。

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    2026年10月18日
  • さよならドビュッシー

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    小中学生の頃から何度か読んでたけど久しぶりの再読。1番の衝撃部分だけ覚えてて、細かいところは全部忘れてた。結末は知ってるからなと思って読み始めたけど、読んでるうちにそんなこと頭から抜けてて純粋に楽しめた。
    主人公の執念と努力がすごい。
    人は絶対に何か秀でている部分があって、それに気づけるか、開花させられるかは環境が大事だなと思うけど、本作では岬先生が言うまでもなくキーマンで、主人公はその点に関して幸運だったなと思う。
    あと、登場シーンは少ないんだけど笹平さんがかっこよくて好き!

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    2026年10月17日
  • 七つの大罪

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    後半3篇が好きだったかな

    十五分 三上幸四郎

    父親は持ってるエロ本を子どもにみつから ないようにしろ! カモシダせぶん

    最初で最高のひとくち 若竹七海

    探偵 葉村晶シリーズ、読みたくなった

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    2026年10月16日
  • とどけチャイコフスキー

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    岬洋介シリーズ。ロシアの音楽院で起こる殺人とウクライナとの戦争の中で奏でられる音楽の話。私は岬洋介のファンを自負してるので演奏を心待ちにシリーズ待ってる。けどまさに今な社会情勢が描かれておりロシアとウクライナを思い苦くなりそれが歯痒くなる。

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    2026年10月15日
  • バンクハザードにようこそ

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    地方銀行に勤めている友人が自殺。
    彼には多額の横領の罪が背負わされ、納得のいかない司法書士の東雲は悪徳銀行相手に復讐を決意する。

    亡くなった燎原が勤めていた箱銀こと箱根銀行は親族経営の地銀だが、小田原や箱根などで地元に根付いた運営を続けていた。
    しかし、その裏側は200億円もの粉飾決算を隠していた。
    燎原が死んだ事で彼に濡れ衣を着させて、特別損失を計上して粉飾決算を見掛け上無くしたことにした箱銀だったが、それでもまだ赤字経営は続き、その弱みに漬け込み、東雲が仕掛ける。
    不動産担保融資、インサイダー取引、上層部の不倫など、次々に詐欺を仕掛け、最終的に箱銀を経営破綻に追い込んでいくストーリーは今までの作者の作品ではあまり読んだ事なく、痛快の一言。
    こんな展開の話であれば、どんでん返しがないんだろうと思ったら、ちゃんとどんでん返しもあって、最後まで面白かった。

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    2026年10月14日
  • さよならドビュッシー

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    音楽ミステリー


    途中少し中弛みしたかなと思ったが最後の回収、伏線の多さ、そして何よりタイトルの意味が最後に伝わる

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    2026年10月14日
  • もういちどベートーヴェン

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    あの天才ピアニスト岬洋介の司法修習時代の物語。司法の道で発揮される実力と周りからの期待がどれだけ存分にあったとしても、岬洋介の欲しいもの、願うものはそれではなかった。

    自分にとって不利で険しいと分かっていても、本心から願い、歩んでいきたい道を選び取ることの熱意が伝わってくる。この先の岬洋介がどこに行き着くかが分かっているから、その選択を見守れる安心感があった。

    一方、現実ではどうだろうかと思う。

    端から見れば将来が約束された安泰な道を蹴ってまで、心の底から願う夢を追いかけることを祝福できるだろうか。親の立場なら否、きっと素直に応援できないかもしれない。そんな葛藤に対して、自分で選んだ道を祝福し応援することの意義を説いているとも感じられた。

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    2026年10月14日
  • どこかでベートーヴェン

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    岬の子供の頃の話。ちょっと不思議ちゃんが過ぎる気もするけど。クラスメート、さすがに嫌なやつ多すぎじゃない?もうちょっと現実の方が希望ありそう。

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    2026年10月14日
  • 暗殺の交響曲

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    死体配達人弁護士対能面検事の戦いは痛み分け。それにしても、警察はあまりにも大きな見逃し月あったことになっているが、現実的にはあり得ないのではなかろうか?

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    2026年10月13日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    中山七里さんすごいな。1巻目ではエンターテイナー的に楽しんだけど、この2巻目は政治の世界にかなり入り込んで深い洞察まで描かれている。あれだけ小説をたくさん世に出しながら、国際問題など細かく触れているのが驚き。
    最後がイマイチ期待通りに終わってしまったから、3巻目ありそうですね。

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    2026年10月13日
  • 総理にされた男

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    設定がかなり面白い。一見、民王と混同しそうだけど、まぁ似たり寄ったりかもしれない。
    この小説では総理に似た人、が総理にされてしまう。ありえないからこそ面白い。

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    2026年10月13日
  • 能面検事の挫折

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    ネタバレ

    能面検事シリーズ4。
    御子柴礼司弁護士との対決。

    やはり、どっちの顔も立てるとなるとこうなるが、この場合失点は不破につくのかな。
    こちらのシリーズは、どうしても事務官の美晴がうっとうしい。対比として必要なのだろうが、正直、邪魔。

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    2026年10月13日