中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの憂鬱

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    埼玉県警のホームページ掲示板に次々とコレクターと名乗るものによる司法解剖を促す内容が書き込まれる。それに右往左往する埼玉県警と浦和医大法医学教室。
    中には解剖することで新たな真実が発覚する事例も。何のためにコレクターはこのような書き込みをするのか?誰なのか?医大では解剖を受け入れれば受け入れるほど赤字になる話は知らなかった。真実の追求と予算の問題は日本人の意識が変わらない限り解決が難しそう。
    真琴の突っ走りぶりが前作よりレベルアップしているのは気になるような、期待してしまうような…。

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    2025年10月04日
  • いまこそガーシュウィン

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    2025年8月上梓。岬洋介シリーズの第九作目にあたる。前作「お別れはモーツァルト」でショパン国際ピアノコンクールのファイナリストである榊場と共演を果たした岬洋介は前々作でヨーロッパツアーをキャンセルした違約金のためアメリカに呼び戻される。一方、アメリカでは共和党から第45代のアメリカ合衆国大統領から発せられる施策が中産白人に受け分けても移民に対する厳しい対応は白人優先主義はかってのKKKのような暴力により有色人種が暴力を持って排斥される状況となっていた。音楽で国家の融合をと考えたエドワードは日本でショパン国際ピアノコンクールのファイナリスト同士の演奏で話題を攫った岬洋介とのデュオピアノでツアー

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    2025年10月04日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    ちょっとラストは不完全燃焼。まあそうなるかなという結末で、どんでん返しはなし。 「嗤う淑女 二人」を先に読んでおけば良かったかな

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    2025年10月03日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    どっきり感は少ないですが楽しめました。
    学校という狭い世界、さらに狭い部活という世界で起きた事件。
    ミステリーはついでで、主人公が自分の才能に気付き、演劇の世界にハマっていく様子は読んでいて気持ちの良いものでした。
    実際にありえるかはともかく、軽い読み物としてはオススメです。

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    2025年10月02日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    作家兼業で刑事業をこなす毒島。
    今回は、文壇、文筆を生業とする者たちがテーマの短編5作品。

    どれも作家業についてちらっと内情を見れたようで面白かった。相わからず、毒島が辛辣に理論詰めで落としていく様が愉快です。うふふふふ

    一 予選を突破できません
    二 書籍化はデビューではありません
    三 書評家の仕事がありません
    四 文学賞が獲れません
    五 この世に神様はいません

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    2025年10月01日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    連続猟奇殺人事件のキーマン・有働さゆりが医療刑務所から脱走し、行方知れずに。そのころ、精神疾患を抱える殺人犯を無罪にした弁護士が何者かに殺害され…。

    シリーズ最終作。これまでの作品に比べて有働さゆりの描写が少なく感じた。その分は刑法第39条や人権派弁護士たちへの作者の考えの投影に費やされている感じだった。
    (C)

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    2025年09月30日
  • 境界線

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    中山七里さんの作品は、この時期、震災に関するものが続いているみたい。東北出身なのかと思い、巻末を見たら、岐阜県出身でした。

    自殺で見つかった女性が、7年前から行方不明の奥さんというところから、サスペンスかと思いきや、サスペンス要素はそれほどでもなく、震災にまつわる話でした。臨場感があり、当時わたしもテレビを呆然とした気持ちで見ていたことを思い出しました。

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    2025年09月30日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    ネタバレ

    シリーズと気が付かず読んじゃった
    何だこの人…と思った毒島にだんだんとハマっていくのを実感しながら読みました
    鳥居じゃないんだろうな〜と思ったけれど、まさかこう来るとは

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    2025年09月30日
  • 災疫の季節

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    マスコミと医療と警察。
    コロナ禍で起きた殺人事件。
    それぞれの立場からの考え方は間違ってないように思いますね。
    ラストの中の言葉[学ぶことだ]
    考えさせられますね。

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    2025年09月30日
  • 氏家京太郎、奔る

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    一作目からかなり経ってたので、氏家京太郎のキャラが思い出せず岩井圭也「最後の鑑定人」土門と間違えてた( ̄▽ ̄)笑
    思い出そうと一作目のレビューを見返してみたけど
    ロクな事書いてなかったし…
    ☆3だったからイマイチだったのかも笑

    今作も☆3かなぁ〜
    気持ちよすぎるくらいに法廷てドンデン返されたから中山さんらしい作品ではあるんだけどね。
    けれど3作目を読む時に氏家京太郎のキャラを思い出せるかと言われたら……ムリかも笑




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    2025年09月30日
  • テロリストの家

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    ネタバレ

    話は割と面白かったけど感情移入は出来なかった
    公安の情報収集はすごいみたいなこと言って、妹の学校でのあだ名すら押さえてないのはどうなのか…と思ってしまった
    でも、歪な家族関係の中、最期まで兄を全うする姿はカッコ良い
    過激で身勝手なテロリストも、何かを守ろうとしている点は皆同じなのだろうか

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    2025年09月30日
  • 隣はシリアルキラー

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    読み進めていくと、最初ほどのインパクトはなかったような、、
    ただ主人公の過去についての話は面白かった

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    2025年09月29日
  • 災疫の季節

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    あぁ、そうだったと思えるようになってよかった。どうなるのだろうと先が読めない不安は、何とも落ち着かないもんだ。次のどう活かせるかなんだろうな。

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    2025年09月28日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    派手なラフマニノフの方が弾きたかった。でも技術も手も未熟で発表会での演奏は地味なドビュッシーを弾かされた。そんな小学生の頃の記憶が脳裏に浮かんできた。
    この話を読んでもうひとつ思い浮かべたのはピアニストの辻井伸行さん。彼の「月の光」や「水の戯れ」を画面越しに聞いた時は鳥肌が立った。盲目なのにではなく盲目だからあんなに魅力的な演奏ができるのだろう。本作の情感溢れる演奏描写は彼のような演奏を聴いているとなんら誇張ではないと思ってしまう。
    私にしては珍しく動機もトリックも犯人もピタリと当ててしまったが、ミステリとしての魅力が半減しても、音楽青春小説として素晴らしいことに変わりはない。
    岬洋介のキャラ

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    2025年09月28日
  • 能面検事

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    ドラマを見た上で読みました。
    上川さんの映像しか浮かんできませんでした(笑)
    映像で見た展開でしたが、やはり小説で読んだ方が想像力が働くので、個人的には面白く読めました。
    2作目3作目も読もうと思いました。

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    2025年09月27日
  • 嗤う淑女

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    カエル男シリーズの最終話読むには、このシリーズの、嗤う淑女二人まで読んでおけとのことで、
    そこまで積極的な動機ではなく開始。

    やー、読ませる力はすごい。
    読んでて世界観にすぐに入り込めて、
    すらすら読める。
    そしてすらすら読み終わる。

    あと2作か…
    読んでる時間は面白いんですよ。
    とりあえず今作は以上。

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    2025年09月27日
  • 棘の家

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    いじめの被害者と加害者は対角線上にあるように見えて、実際のところ表裏一体なんだと気付かされた。きっかけの大なり小なりはあっても、スイッチを押されてしまうと簡単に裏返ってしまうものだった。

    やられたらやり返すでは、問題が何も解決しないことだけは身に沁みた。では、やられたらどうすれば良かったのか?学校側の対応に任せても、被害届けを出しても、被害者側が納得する結末は迎えられなかったのではないかと思う。

    いじめの解決に正解がないという事実に突き当たったとき、親としては不安しかない。

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    2025年09月26日
  • 棘の家

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    被害者が加害者と疑われ、加害者が被害者になる。
    人の目には映っていない性格がある
    人の二面性ってこういうことなのかもしれないと感じました。

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    2025年09月26日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    犯人はまあ予想通りというかそこまで驚くべきものでもなかったけど、真琴と古手川の関係性の変化が楽しい一冊でした。何より本シリーズは法医学の世界にどんどん引き込んでくれますね。次巻も楽しみです。

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    2025年09月25日
  • バンクハザードにようこそ

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    大胆で巧妙な手口が痛快なほど見事でした!それだけじゃないのが中山七里さんのすごさ!!ラストは本当に驚きましたー

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    2025年09月25日