中山七里のレビュー一覧

  • 境界線

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    『護られなかった者たちへ』にも登場した笘篠警部が主人公の宮城県警シリーズ第二作。Audibleで。

    7年前の震災で行方不明に妻の遺体が発見された。身分証は一致するものの、顔は全くの別人…。震災行方不明者の個人情報が売買されている事に気付き、笘篠は捜査に乗り出す…。
    やがて浮き彫りになってくる「境界線」

    震災被害や若年層の犯罪、名前を変えないと生きていけない人々の悲哀が描かれる重厚なミステリー。

    『護られなかった者たちへ』のキャラクターが顔を出すのも、シリーズの楽しみだ。

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    2025年09月05日
  • 人面島

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    三津木とジンさんのやり取りは変わらず面白い。
    …が、やっぱり解離性同一性障害なのだなー。

    ラストで少し肝冷えて終わるシリーズ。


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    2025年09月04日
  • 人面瘡探偵

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    犬神家的な。
    実は三津木はやばいやつなのか。

    しかし田舎の因習はとんでもない。くだらないプライドと思うが、そこではそれが全てなのだなーと。

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    2025年09月04日
  • 鬼の哭(な)く里

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    閉鎖的な姫野村

    台風の日に山がなくと翌日死人が出る

    戦後地主で小作人となった男が自身が種苗詐欺に会い嘲笑って来た村人6人を祭りの夜に殺し山に逃げたが発見されなかった

    そして令和となりコロナ禍の中東京から移住して来た雨宮を周りは排除しようとした

    雨宮がやって来てから村で起こったコロナそして山で亡くなる人が出て来た

    だが雨宮が山で亡くなるのは祟りだと言っていた理論を説明づけ体験させ祟りではないと証明した

    だが最後に亡くなった天木のみ病死ではなかった

    閉鎖的な村から出たいと思っていた中学生男児
    農家を継ぐと思っていた両親や父に普段からの鬱憤

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    2025年09月03日
  • 嗤う淑女

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    流れるようにサラサラと読める感じでした。最後のトリックはなかなかに面白く読ませていただきました。カエル男とどうやらつながりがあるようなので続編を読んでいきたいと思います。

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    2025年09月03日
  • 能面検事の死闘

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    いきなりの無差別殺人事件から始まり連続爆破事件。2つの事件が上手く絡み合っていく。犯人はなんとなく予想できたけれど歪んだ大人の悪意のせいで歪んだ人間に育った人間がどれほどいるのだろうかと考えてしまった。事務官の成長が見られなくて検事との対比で必要なのだとは思うけれど感情がダダ漏れの言動が鬱陶しい。

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    2025年09月03日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    ネタバレ

    渡瀬刑事が出るだけで★5をつけたかったですが大きな事件が起こる割に最後があっけなかった気がしないでもない^^;
    ゴア表現は前作を超えてて個人的にとても良かったです。
    ★3にはなったけど終始、早く読み終えたい焦燥感に駆られる良作でした!!

    渡瀬刑事好きすぎる!!!!!!!!!!!!もっと読みて~!!!!!!

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    2025年09月03日
  • ヒポクラテスの困惑

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    コロナ禍のころを思い出して気が重くなる一冊。人間の悪意を詰め込んでドロドロに煮詰めたような。誰もが気が立ち、誰もが見えないウイルスに怯えていたあの頃。自分こそが正義だと思いこみ、他者を攻撃する人間の愚かさ。死は平等なのに、それがカネのチカラで期限を伸ばせるならば怒りの矛先はセレブへ向かう。なんという…人間の残酷さ、愚かさだろうか。

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    2025年09月02日
  • 能面検事の奮迅

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    私情を一切挟まず起訴か不起訴かを見極めることに全力を尽くす不破検事の仕事ぶり、それは身内の検事に疑惑がかかっても変わらず。今作は近畿財務局や大阪地検と時事問題を彷彿とさせながら進んでいく。事務官の成長があまり見られなかったのは残念。

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    2025年09月02日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    ネタバレ

    カエル男完結編!
    引っ張りに引っ張って、最後はもう少し激しめの展開がよかったなーと少し残念。
    一作目の完成度が高すぎて、相変わらずのシリアスキラーさと39条の続編感が継続されていて、あともう1エッセンス新しい題材がほしかったなーと思った。
    嗤う淑女二人 を読んでないので、追って読んでみます。

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    2025年09月02日
  • ワルツを踊ろう

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    純粋がゆえの狂気。
    やたらと井戸を調べに来る人がいるなぁと思っていたら最後はなるほどねという感じ。
    ヒートと絡んでいたのか!と読んでいて楽しかった。
    映像化したら大スプラッター映画になることでしょう。

    主人公の行動も頑張ってはいるのに変な方向に進んでいくし読んでいてずーっとイライラする感じ。

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    2025年09月01日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    第一作目より楽しく読ませていただきました。第一作目の伏線が生かされた構成でストーリーの展開も1作目より好みでした。3冊目もあるようなので、そちらも引き続き読んでみたいと思います。ありがとうございます。

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    2025年09月01日
  • おやすみラフマニノフ

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     前作同様岬洋介の出番はさほど多くなく、それでも良い頃合いにふっと登場して美味しいところだけ掻っ攫っていく。人が死なないのでミステリーとしてはさほど犯人が誰か気にならないが、理解し難い犯行動機だった。恐喝・暴行が本筋には関係なかったことにも肩透かしを食らう。演奏シーンがやや長過ぎるが、演奏者は共感しきりなんだろうか。事件の真相より演奏描写より、ストーリーに関係のない集中豪雨に1番心を持って行かれた気がする。もちろん避難所での演奏ではなく。

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    2025年08月31日
  • 氏家京太郎、奔る

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    文書自体は、とても読みやすく登場人物も区別しやすい。イメージしやすい言葉の紡ぎ方が、さすが中山先生!と思うところ。
    ストーリーに関しては、起承転までジワジワとした正確で緻密な描写だが、あっという間に結が結ばれたのは、いささか残念。本当にあっという間。あっさりしすぎて、呆気に取られた。

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    2025年08月31日
  • ヒポクラテスの困惑

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    ネタバレ

    コロナ禍と呼ばれる期間がある程度長くなった時、ふと『小説では、この時代がどんなふうに描かれるのだろう。今後はマスクやアルコール消毒やパーテーションが普通に描かれるのかしら』などとぼんやり考えたことを思い出しました。

    今は『コロナ明け』と言われることもあるけど、実際はまだ感染してる方もたくさんいますし、医療従事者の方が大変なのも変わってないのに、喉元過ぎればなんとやらな空気な気もします。

    薬があったって感染症患者が増えれば大変なのは間違いない話ですもんね。

    気をつけつつ、感謝を忘れず、日常を過ごしていかねばと思った次第です。

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    2025年08月31日
  • 殺戮の狂詩曲

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    ネタバレ

    御子柴シリーズ6作目。有料老人ホームで起きた9人を殺害した被告の弁護。被告の忍野は殺すつもりで殺した。本当は全員殺したかった。自分に責任能力はある。と言いつつ悪いことはしてないから極刑は嫌だという。これはさすがに無罪にはもっていけないよね?いや、御子柴ならなんとか?どうやって……?出来ないとしてもどう結末を迎えるんだろ?と、気になりながら一気読み。最後の方はかなり駆け足で唐突感はあったが、こういう締め方もあるんだな。変な表現かもしれないけど穏やかな結末。

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    2025年08月31日
  • 祝祭のハングマン

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    新しいタイプだと期待していた分、主人公の葛藤が長い…。いや、長くないといけないのかもしれないけど、その割に最後はアッサリしてる。シリーズ化を見越した1作目というとこかな。

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    2025年08月31日
  • バンクハザードにようこそ

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    横領の汚名を着させられて死んだ親友の仇をその妹ととる話。トントン拍子に進んで、最後に小さくどんでん返し。読後感はスッキリ。3.5

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    2025年08月30日
  • 彷徨う者たち

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    東日本大震災を記録するシリーズものなんですかね。『護られなかった者たちへ』につづく作品でしょうね。
    ミステリの体は取っているけど、復興とは何かを問う作品と言えるかも。
    ミステリとしてはちょっと「何だかなぁ」。

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    2025年08月30日
  • 隣はシリアルキラー

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    ネタバレ

    「隣はシリアルキラー」という題名が「隣室はシリアルキラー」としなかった理由は、「隣(にいる存在)がシリアルキラー」=主人公の彼女がシリアルキラーということを含意したかったからではないか?

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    2025年08月29日