中山七里のレビュー一覧

  • 連続殺人鬼カエル男

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    ネタバレ

    ミステリの部分は、他の方々のレビュー通り理路整然としていて鮮やかだった。
    グロ表現についても血の匂いや傷口の生々しさ、当事者が感じる痛みが文字通り痛いほど分かる書きっぷりで、にも関わらず一晩で読み切ってしまうほど引き込まれる筆致だった。

    ただ正直、読後感はあまり良くない。
    刑法第39条をテーマに挙げていながら、目新しい視点/解釈での取り上げ方ではなかったので、自分が期待した部分は別にこの話の肝ではなかったのかと(勝手だが)落胆した。
    あとはその、勝雄と真人があまりにも可哀そうだと思ってしまった。
    結局動機が保険金と復讐だったというチープさに対して、失われた命と人生が重すぎる。
    特に真人が古手

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    2026年05月27日
  • 有罪、とAIは告げた

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    AIが司法の世界に入ったらどうなるか、という小説。
    話題性がある題材で、読んでみたいと思った。

    近未来というより、技術的にはもう可能な世界ではないかと思う。

    内容としては、AIが法廷で、有罪と告げた訳でもなく、ちょっと期待とは違ってました。
    最後はAIの出した結論がどうかより、警察の証拠が誤っていたということで、AIとは関係ないなー、と思いました。

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    2026年05月25日
  • 災疫の季節

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    どこかで見た主人公だなぁと読み進めていくうちに『夜がどれほど暗くても』がシリーズ化されたのだと気づいた。
    週刊誌の副編集長を狂言回しにして話は展開するけど、相変わらずマスコミやジャーナリズムに対する評価は厳しいね。その通りだけど。

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    2026年05月25日
  • いつまでもショパン

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    ネタバレ

    面白かったけど、
    ちょっと音楽の知識がないと理解が難しいかな。

    岬シリーズを読んだのは二作目。
    ポーランドのショパンコンクール中、
    テロ爆破事件に巻き込まれる岬と
    ポーランド出身のコンテスタントのヤン。

    テロの恐怖に打ち勝ちながらコンクールに進み、
    最後は成長した姿でコンクールを優勝する。

    ただ、あまり最後にどんでん返しがあるわけでもなく、
    テロ首謀者の工夫があるわけでもなく、
    そのまま終わってしまった感じがする。

    何かを得られるわけではなく、驚きもなかったのが残念。
    ストーリー自体は面白かった。

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    2026年05月25日
  • 被告人、AI

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    AIシリーズの前作を読んでいないが、何度も前作の内容が出てくるので朧げに分かる。
    高円寺静弁護士の孫が出てくるんですね。静おばあちゃんが懐かしい。犬養刑事も期待したのですが、やっと最期に出てきて解決かと思ったら、もう一捻り。
    製造責任問題なのか、近未来のAIの倫理問題なのか良くわからない内容だった。
    死に至った高周波を発した原因に拘って読んでいったが、何となく想像は付いた。ただ、そこに至る親の気持ちや親族の気持ちが切なくなる。

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    2026年05月25日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    (オーディブル)
    ・クラッシック音楽がテーマの少女の成長譚かと思いきや全然ミステリーだった。ミステリー初心者なので大どんでん返しにちゃんとびっくりさせられた。きっとミステリーを嗜む方には分かりやすい筋道だったんだろうな~と読後に思うなど。
    ・楽器を演奏していて指が重くなってくる感覚を思い出した。演奏や音楽の描写が好きだった。
    ・前情報一切なしで読み始めたので、読後に岬洋介シリーズの一作目であることを知った。上記「思いきや」の部分の少女が悲劇に遭いながらも逆境を乗り越える・精神的にも成長するというストーリーの大枠もある程度楽しめた。しかし岬というキャラクターがやりたい放題てんこ盛りの設定なので、

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    2026年05月24日
  • 災疫の季節

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     コロナ禍で世間がワクチン推奨派と反対派に大きく分かれる中、志賀倫成が副編集長をつとめる『週刊春潮』は、雑誌の売れ行きを第一に、反ワクチンキャンペーンと言われてもおかしくない方向へと舵をきっており、志賀は旧友の医師・伊達充彦から呼び出され、出版人としての良識を問われてしまう。伊達の病院では現在も己を犠牲にしてまで前線でコロナと戦っている医療従事者たちが多数いたが、反ワクチン団体から抗議活動をされるなど、ギリギリの日々を送っていた。そしてある日、〈阿神儀会〉(あかぎかい)と呼ばれる反ワクチン団体のメンバーが病院に乗り込み、ワクチンや医療機器を破壊するという抗議活動を受けるが、ワクチン保管庫の前で

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    2026年05月24日
  • 能面検事の死闘

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    能面検事シリーズ第三弾!

    無差別殺人と爆弾魔「ロスト・ルサンチマン」

    ロスト・ルサンチマンは無差別殺人の殺人犯釈放を求めて爆弾を仕掛けます。
    そして、不破もその爆弾に巻き込まれてしまいます。

    無差別殺人の理由。
    就職氷河期で正社員になれなかった。ロストジェネレーション世代!
    世の中への復讐といっても、許されるものではありません。しかし、その正当化を煽るSNS。
    ある意味、今の社会を表しています。

    そして、犯人を釈放するように求める爆弾魔「ロスト・ルサンチマン」
    その目的は?犯人は?
    という展開です。

    なんとなく、展開が分かるなあって思っていたら、これドラマ化されていて、ドラマ見てまし

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    2026年05月23日
  • バンクハザードにようこそ

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    200億もの大金を横領してその貢ぎ先の相手も見つからない、入出金の履歴もないやつの死を、自殺で処理するなんてそんな警察いますかね?
    みんなアホすぎないですかね?
    最短でスカっとさせるためだけのお気楽小説

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    2026年05月22日
  • 七つの大罪

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    傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲。
    キリスト教において、人を罪に導くとされる七つの悪徳をテーマに、名前が「七」にちなんだ作者さんが描く、7作のアンソロジー。
    そもそも悪徳がテーマだから、どの作品も読後感は良くない。イヤミス寄り。それでも、どの作家さんもテーマにあった内容で、個性もありながら、テンポよく、あっという間に完読。
    半分の作家さんが初読みだったけど、特に嫉妬は世界観も怖くて、読んでいて、引き込まれてしまった。
    既存の4人の作家さんは安定。短編でもやっぱり面白い。
    七つの大罪と言うと、どうしても、映画の「セブン」をイメージしてしまっていたのだけど、それに劣らないくらい、個人的には

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    2026年05月22日
  • 越境刑事

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    途中、あまりの残酷さにこの作品を手に取ったことに激しく後悔。残虐な手口の犯罪者の描写が多い作者さんだが、今回のは自分には最も堪えた。
    作品のどうのこうのより、読後、何も語りたくない(語れるメンタリティにない)

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    2026年05月22日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    ネタバレ

    途中バトル小説かと思った。
    最後の方は完全に作者にやられました。
    タイトルも、ナツオもミスリードだったのね。

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    2026年05月22日
  • 護られなかった者たちへ

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    人格者として知られる福祉保険事務所の課長が何者かに殺害された。犯人と被害者に隠された過去の因縁とは。
    生活保護の実態を描いた重厚な社会派ミステリでした。
    犯人の動機や内面は丁寧に描かれていましたが、警察の捜査には杜撰さが目立ちました。
    事件の内容はこの作品の本質ではないのでしょうね。

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    2026年05月21日
  • とどけチャイコフスキー

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    ​ロシアの音楽院で起きる殺人事件を軸に、ロシアとウクライナの戦争も描いていた。
    作中に何度も登場する”文化的鎖国”という言葉に、胸が締め付けられた。戦争はどこまで人の心を引き裂き、人々の生活を壊していくのだろう…先日話題になった、カンヌ国際映画祭の審査委員長のスピーチが頭をよぎったのも、決して偶然ではない気がする。
    ​最後のコンサートシーンは、まるで本当に音が聴こえてくるような臨場感があり圧巻だった。
    ​音楽、映画、絵画。国や言葉の壁を越えて分かち合える芸術の無限の可能性を、これからも信じていたいと思わせてくれる作品。

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    2026年05月21日
  • 連続殺人鬼カエル男 完結編

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    ミステリーとしてはありきたりな感じ。

    カエル男2作目との間に、知らない話がありすぎて、ちょっと置いて行かれた。前日譚があったとは…
    嗤う淑女シリーズ読んでから、再読する。

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    2026年05月20日
  • 総理にされた男 第二次内閣

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    感染症、災害、オリンピック、台湾有事と最近の日本が抱えた問題をテーマにしてる。
    思いっきりエンタメ化してるけど、いっくら何でも、そんなに単純に問題は解決しないと思うけどなぁ。

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    2026年05月20日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    ネタバレ

    中山七里作品
    安楽椅子探偵さながらおばあちゃんの助言にて事件は解決される連作短編
    ただあのオチにしちゃうと続き書きづらいよ

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    2026年05月20日
  • 災疫の季節

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    オーディブルにて。

    コロナをテーマに、記者の立場の主人公、反ワクチンの団体、それによって被害を受ける医療機関、その中で起こった殺人事件。
    普段の中山七里さんの中ではミステリー要素少なめかな。

    コロナ第一波は6年以上前。そんな時代もあったなあと振り返れる今が来て良かった。
    その時代を忘れないためにも、フィクションとはいえ、こういう当時の雰囲気を描いた小説はいいのかもしれない。

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    2026年05月19日
  • 被告人、AI

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    殺人の疑いをかけられた被告人はAIのロボット。AIが人を殺すのか。AIが罪を償うとはどういうことなのか。近い将来あり得ることなのか。実際に起こればなかなか難しい判断になると思いますが、物語の結末は意外にも単純で、あっさり終わりました。残念。

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    2026年05月19日
  • ハングマン 鵜匠殺し

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    いやぁ、特殊詐欺の話なので読んでいて気分が塞ぐというか、嫌な気持ちになる。
    ひとつ一つの話が、「ショウ」という人物が関わりひとつの大きな話になる過程は面白かったけど、フィリピンの刑務所の話は、本当にムカつく。
    ありえん。
    トクリュウのルフィたちも同じだったんだろうな。
    どうやって復讐を果たすのだろうかと思ってたけど、なんかアッサリしてて拍子抜けだった。

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    2026年05月19日