中山七里のレビュー一覧

  • 棘の家

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    自分の子供や小学生相手にそんな表現使う?とか、その状況でそんなことできる?みたいな現実的なところがちょくちょく気になってしまった。誰が犯人でもおかしくないような雰囲気を作ってるところは興味深いし、犯人も想定外ではあった。

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    2026年08月09日
  • 被告人、AI

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    AIを搭載したロボットをヒトと同様の知的存在として裁くことができるのか。検察、弁護士、開発者、裁判官、そしてAIロボットのリタ自身が真剣に向き合っていく展開は、思考実験として面白く読めた。
    初公判でリタが「ワタシにはワタシの意志があり〜」と「人間宣言」をするところで、物語は最高潮を迎えるが、その後は新証拠による「事件の真相」の方に話が進んでしまい、リタはほぼ脇役に。AIをヒトと同様に裁くべきかという肝心の命題について、法廷で議論されることが無かったのは残念。
    本作ではロボット三原則を前面に出して、リタは免責されるが、AIの挙動が人に危害を与えることは実際にもあり得るし、悪意を持ったAIの存在も

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    2026年08月09日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    中山七里ワールドに住まう鑑定人氏家京太郎も独立作品に出る様になった、解説に纏めがあるので記録の為に詳述
    「弁護士御子柴礼司シリーズ」「合唱岬洋介の帰還」にちょい役で出演、本書で主役したところ友情出演も多く「光崎藤次郎」や「高頭冴子警部」もカメオ出演と手が込んでる
    本人の至らなさ故に警視庁科捜研を敵に回してしまい独立して民間鑑定センターを開くのだが、きっかけは何だかですが制約のない世界で存分に科学する世界に浸れて良かったね

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    2026年08月09日
  • とどけチャイコフスキー

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    主人公の出自が明確になったことも物語の背景も悪くはなかった。
    一方で、ミステリ小説と捉えた際には、岬の犯人捜しの推理「消去法」で、その理屈で消去するのは余りにも乱暴な感じがし、ちょっとガッカリした。
    とはいえ、無駄に長い小説もある中で、たかだか250P余りで長編小説並みのクオリティを味わえたことには心より感謝。

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    2026年08月08日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    結末が意外、ということでオススメされました。確かに結末は意外。でも、ストーリーを楽しむタイプでは無かったかなぁ、というのが本音でしょうか。続編もあるみたいですが、多分読まない。

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    2026年08月08日
  • いまこそガーシュウィン

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    実名は出していないものの、アメリカのしょうもない大統領を犬のクソ扱いして最後はどう着地させるのかなあと思ったが、ラスト以降、大統領はどこにいってしまったんだろ??
    せっかくの岬シリーズでT大統領を題材にしたのは失敗だったような気がする。
    次作はこれから読むけど、ロシアが舞台っぽいので、P大統領とかの政治色は避けて欲しい。

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    2026年08月07日
  • 殺戮の狂詩曲

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    神奈川県で起きた大量殺人をモデルにしたような内容。凄惨過ぎて、読む気が削がれてしまいそう。
    死体配達人の御子柴弁護士らしい内容で、誰もが死刑と思う判決予想の中で無罪をどうやって勝ち取るのだろうと思ってしまった。検察側の死刑求刑に対し、絶望的な御子柴弁護士の無罪の主張。狂信的な犯人に誰もが否定してしまう中で、後半はこれしか無いという、あるストーリーが展開されていく。大きなドンデン返しも無く、予定調和の中で収束していく。
    数少ない味方にさえ、今回の殺人犯の弁護を否定されても弁護する理由が、最後のエピローグで明かされる。おぞましい事件の弁護だが、何とか最後にちょっとだけホッとする。

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    2026年08月07日
  • 有罪、とAIは告げた

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    今どきのAIと法廷ものの組み合わせでしたが、何となくそれぞれのテーマがやや中途半端に織り込まれてしまった感がありました。

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    2026年08月07日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    突っ込みどころが多いけど、まあ普通には面白しろかった。
    双子の美人姉妹と幼馴染の主人公の話。簡単に援交に走るとか、人を殺すとか何度も被災したり、襲われたり、とんでもない目に合うというあまりにも現実離れしている。

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    2026年08月07日
  • 氏家京太郎、奔る

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    民間の鑑定センターが検察(や、科捜研)による証拠隠しに阻まれて親友を無罪証明する手がかりを入手できない、八方ふさがりを乗り越える展開は流石であるけど、ラストの場面まで用意するのは七里先生ってサービス過剰だよな

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    2026年08月05日
  • ハングマン 鵜匠殺し

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    特殊詐欺グループの悪質な手口から破滅に追いやられた人々。そんな彼らを救うハングマン。理不尽で法で裁けない犯罪者達を、独自の方法で追い詰めて制裁をくだす。そんな物語。

    世の中には鵜匠のように多くの人間を暴力や個人情報で操り犯罪を繰り返す人間もいる。自分の手を汚さずに。

    そんな姿が見えにくい敵とどう戦うのかが本作の見物。ただ全体のバランスとして、騙された人々のエピソードが前半の多くを占めており、敵を突き止めて仕留める流れがもう少しあってもよかったかな。

    全体としては面白いのだが、少し物足りなさも感じた。

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    2026年08月05日
  • 騒がしい楽園

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    『思うんだけどさ。大人だからって子供より勝っている部分なんて言葉と経験値と世渡りくらいじゃないのかな。誰でも感情に走る時って、精神年齢は五歳に戻っているもの』(池波智樹)


    「闘う君の唄を」の続編…と思って買ったが、姉妹編的なものだった。今作は、神尾舞子先生が主人公として話が進んでいく。

    前作「闘う君の唄を」は、前半はお仕事小説、後半からはエンジン全開の不穏なミステリーだったが、今回はお仕事小説がメインだったように感じる。(もちろんとんでもない事件は起こるが!)

    保育園、幼稚園が足りなくて待機児童がたくさん居るんじゃなくて、数は足りてるが都心部に人口が集中しすぎて結果的に園からあぶれてし

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    2026年08月05日
  • さよならドビュッシー

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    どうしてこのミス?と思っていたら、ラストにドドンと謎解き。
    探偵役のスパダリ感。続編も読みます。
    火傷の説明が詳しいのは辛かった。

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    2026年08月04日
  • 隣はシリアルキラー

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    読みやすかった!
    矢口さん、人間ができすぎてる...
    新しい名前を手に入れて、
    この人と出会えただけでも
    収穫といってよさそうじゃない?
    この名前のまま生きるってできるのかなぁ

    葛城刑事疑っててごめん!
    宮藤刑事とのタッグまた見たいな〜

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    2026年08月03日
  • 笑え、シャイロック

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    まさか、山賀が殺されるとは思わなかったので、電車の中で読んでましたが、思わず声が出そうになりました。

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    2026年08月03日
  • 能面検事

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     「能面検事」シリーズ第1作。
     何が起ころうとも、どんな圧力をかけられようとも、一切表情を変えることなく仕事にあたることから「能面」と呼ばれている大阪地検一級検事の不破俊太郎。彼の下についた新米事務官の惣領美晴は、いきなり初日に「出て行け」と言われる。しかし、彼の冷徹な態度は、ある意味何にも拘泥しないので柵を感じる組織にいる分には清々しささえ感じる。
     そんな2人が西成で起きたストーカー事件を調べたところ、容疑者のアリバイが証明され事件が振り出しに戻ったばかりか、捜査資料の一部が紛失していることに気付く。これが大阪府警を揺るがすスキャンダルに発展し、事件も思わぬ形で動き出す。

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    2026年08月02日
  • 殺戮の狂詩曲

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    今回は「生産性のない老人をこの世から抹殺することが社会正義」だと主張する9人殺害の被告人を弁護することになる。どんな足掻いたって有罪なのに、どう御子柴は弁護するのか?
    最後の最後の数行まで、あっと言わせる展開に毎度のことながら爽快感さえ覚えたが、何となく顛末は予測できた。

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    2026年08月02日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    学生時代の友人が死刑囚となっていたことを知り、僧侶となっていた主人公は教誨師となる。正義感に溢れ、人を救うことに自分の命も惜しまない人物であったはずの友人が何故殺人を犯してしまったのか。
    死刑の執行との時間との戦い。果たして友人を救えるのか?ハラハラドキドキの展開。

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    2026年08月01日
  • 有罪、とAIは告げた

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    audibleで。問題提起としては良いと思うが、判事たちが、AI「法神」をすぐに信用したり、すごい!と活用し始める安易さに違和感を感じつつ聴く。高円寺判事の祖母の言葉、100人が100人とも良いと言うものは疑え(のような意味だったと思うが、、)、がとても心に残った。10の体験を記録としてAIに記憶させても10だが、それを9にも11にもする可能性を秘めるのが人なんじゃないだろうか。しかも、その記憶には強弱がある。
    ただ、AIが、この曖昧さのラインを超えた時,人には太刀打ちできないんじゃないかと、恐ろしくなる。
    それにしても、真実に辿り着いた1人の刑事の誠実さには感服。感情を読み解く者として、AI

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    2026年07月31日
  • もういちどベートーヴェン

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    岬洋介の司法修習生時代を描くシリーズ第5作。ピアノから離れて5年、岬洋介は司法試験に現役でトップ合格を果たし、司法修習所での実務研修に入る。そこに絵本作家の夫を刺殺したとして絵本画家の牧部日美子が送検され、岬たちは検事調べに立ち会う。日美子の冤罪を見抜き、真犯人を暴く岬洋介ー。さらに、ピアノへの情熱を取り戻した彼はコンクールに出場する。高遠寺静判事が登場する場面はピリっとして良いが、ミステリー要素はかなり少なめでちょっと退屈だった。

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    2026年07月30日