中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
正直に言うと左翼右翼等よくわからなかったが、この歳で日本の政治とかよく分からないというのも考えものだなと自責の念にかられた。
宗教とか信念とか、形の無いものを信じている人に、これはいいこと悪いことの概念をさらに伝えるのってすごい大変な事だと思った。
単純なという言い方も良くないが、殺人事件も政治が絡んでくると色んな部隊が派遣され、大きな事件になってしまうんだなということに驚いたし、自分が目を向けてないだけで色んな活動があるんだなというのも新たな気づきだった。
殺人事件自体の犯人はさっくりわかるんだが、色んな感情や思想を読んで、自分が信じているものを悪いものと信じている人もいるとなると「自由」というのがどうすべきものなのか分からなくなるなと思った。 -
Posted by ブクログ
成田空港でグラウンドスタッフとして働く蓮見咲良。
咲良のところに新任の挨拶に来た成田空港警察署長仁志村賢作。
仁志村が赴任してから発生する事件の数々を描く短編集。
咲良が抱いた仁志村の柔和な第一印象とは裏腹に、旧知の高遠冴子は「人嫌いで酷薄で唯我独尊」と評する。
唯我独尊な人物は作者の作品にたびたび登場する。
犯罪者を捕らえるためにルール違反ギリギリの手段を講ずる仁志村に咲良の印象も変わっていく。
冴子ら他作品のキャラの登場は少しうれしい。
巻末の解説はJALの元機長によるものだが、本書に描かれた空港スタッフたちの業務が実態に近いかどうかも解説してほしかった。
爆発物の探知は本書に書かれたほどには簡単ではないらしいが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1. 未成年の殺人事件における死刑適用の是非
2. AI裁判官〈法神〉を使う側の倫理
3. AI裁判官〈法神〉自体の瑕疵
4. 事件の真実(どんでん返し)
この4筋で構成されていたように思う。
檜葉裁判長は尊属殺人に対して厳罰化思考。事件の量刑を「死刑」妥当と考え、裁判員の結論を誘導するためにAIがアウトプットした判決文を利用した。
しかし、このAIには作為があった。
事件自体はどんでん返しがあり、殺人の罪については無罪。真犯人は少年法が適用された。
2.~4. については起承転結があったが、1. は宙ぶらりんで終わった印象をうけ、消化不良のまま本を閉じた。
事件の真相も、緻密な伏線が引かれていたわけではない。発想自体は面白いと思ったが、後出し感が否めなかった…
全体的に面白かったけど、なんだか腑に落ちないので星は3