中山七里のレビュー一覧

  • 彷徨う者たち

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    話としてはまあ面白かった。 が、いくら親身になっていたとしても、赤の他人の殺人を庇うかなと疑問。被害者の妹も天涯孤独に
    若歌が貢を利用したのも後味悪い おカネの為に別れた腹いせにもとれなくもないし
    それにしても苫篠さんはすごいな 頑張れ蓮田

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    2025年07月03日
  • ネメシスの使者

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    正直、最後の章を読むまでは中山さんらしいいつもの展開か〜と新鮮味をあまり感じてなかったけど、終わりがけのどんでん返しに驚かされた‼︎なかなか良い終わり方だった。

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    2025年07月03日
  • 境界線

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    オーディブルにて。

    東日本大震災での行方不明者の戸籍が売買された事件。震災を受けて変わった者、変わらなかった者。境界線を越える者、踏みとどまる者。
    家や家族だけでなく倫理観も変わる事件。

    1作目とはテイストが違って、少し後味の悪い作品かもしれない。

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    2025年07月02日
  • テロリストの家

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    公安のエリートがある日突然現場から新人でもできるような事務作業を押し付けられる。
    不満に思っていたら自分の息子がテロリスト容疑で捕まってしまい、公安としての自分と父親としての自分に苦難する話。

    そこまで話の起伏がないと思ったが、最後はそういうことだったかー!となった。
    また、家族感と仕事感、外国人労働、テロと、様々な問題を題材にしていて多少考えるキッカケになった。

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    2025年07月02日
  • ワルツを踊ろう

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     オーディブルで聴いたのだが、なかなか殺人事件は起こらず、著者の小説とは思えない転換が続く。終盤で主人公がワルツを踊るという虐殺行為が描かれている。この著者にかかると、どんな犯罪者であっても、読者と真理共有させてくれるとこりがすごい。

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    2025年07月01日
  • こちら空港警察

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    成田空港という日本の国際線の玄関となるとトラブルは日常茶飯事だろう。空港職員と空港警察の仕事ぶりには興味があったものの、ストーリーとしてはあまり印象に残るものはなかった。中山七里さんには切れ味鋭い長編ミステリー作家のイメージがあったが、こちらは連作短編になっており一つ一つのクオリティもまあまあという感じでインパクトには乏しかった。一見柔和な優男だが切った張ったも厭わない警察署長、仁志村も魅力的なのかそうでないのかよくわからず存在感抜群とは言い難いような。

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    2025年06月30日
  • 逃亡刑事

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    面白かったー!中山七里お得意のどんでん返しはありませんでしたが、そんな物は必要としないスピーディーで面白い展開で、終始飽きること無く一気読みでした。いくら何でもここまでの巨悪な隠蔽体質が警察に有るとは思いませんが、本当に警察大丈夫?!信じていいの?と疑心暗鬼になるお話でした。
    中山七里の各シリーズには、それぞれの登場人物が少しだけ顔を出すシーンが有るので、それも少し楽しみです。今回は御子柴シリーズの御子柴の名前だけ出て来て、オッ!と思いました。
    元々ヒポクラテスシリーズから中山七里作品をよく読むようになりましたが、その登場人物からの繋がりで、渡瀬警部のシリーズ~古手川刑事のシリーズと読み、そこ

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    2025年06月30日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    教誨師:刑務所で受刑者などに対して徳性教育をし、改心するように導く教誨を行う僧侶等のこと。らしい。まず教誨師という仕事があることを初めて知った


    同級生が死刑囚として収容されてしまう。
    学生時代に雪山で彼に命を救われた僧侶は、「彼は人を殺すような奴じゃない」
    と事件を調べ始める。解決の糸口が見つかった時、なぜか死刑執行が早まってしまう。

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    2025年06月30日
  • ふたたび嗤う淑女

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    ネタバレ

    相も変わらず巧みな話術で人を翻弄し次から次へと破滅に追いやるその手口はもう流石としか言いようがない。
    ただ逆に言えば手口が同じということは話の流れも同じなのと、今作は前作と比べるとFXだの不動産の土地売買だの選挙だのとやや専門的な内容が多かったのとで途中ちょっとだけ飽きてしまった…^^;

    でも最後の最後でやっぱり何かしらあるのが中山七里✨
    前回「野々宮恭子」になりすましたかと思ったら今度は全くの他人になりすましていたとは……恐るべし‼︎

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    2025年06月29日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    ぎゃ〜!!
    ふたたび起こる悪夢!!

    凄惨な殺害方法
    幼児が書いたような稚拙な犯行声明文
    五十音順に行われる凶行…

    事件が解決したと思ったが…
    あれから10ヶ月後に
    街を恐怖と混乱の渦に陥れる
    殺人鬼 “カエル男”が復活する

    無秩序な殺人を続けるカエル男の正体は
    おまえだったのかー!!

    冒頭から犯人だと思って物語を読んできたのに…
    全く予想していない結末に
    ひっくりカエリました!!笑

    初めから中山七里さんの手の平の上で
    転がされてました!笑
    予想を裏切る 物語は大好物です!笑

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    2025年06月29日
  • 祝祭のハングマン

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    主人公の父親の会社で不審な死亡事故が起こり、父親の様子に疑惑を持ち始めたところ、次の死亡事故が起き…父親に疑惑を向けるところからの主人公の心理描写に引き込まれた。
    ただ結末は、やりきれず後味が悪い。

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    2025年06月29日
  • おやすみラフマニノフ

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    ネタバレ

    前作、「さよなら、ドビュッシー」を読んで、どうシリーズなのか気になったが、岬先生シリーズなのね!
    今回も音楽表現が楽しかった!
    終わりが不完全燃焼感があったけど、まあいいのか!

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    2025年06月28日
  • 能面検事

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    オーディオブックで視聴。

    わかりやすい設定で予定通り進む感じ。
    驚くようなことも起きず、都合良すぎのことも起きない。
    比較的現実的で楽しめた。

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    2025年06月28日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    また、
    臓器を持ち去る犯人が。
    今度は相棒の明日香が中国へ。貧困層は肝臓を売る。人徳と法律⁉️葛藤苦悩の犬養。
    随所にネタを咥えてこいとか、走り回れとか犬にまつわる発言が目を引く。

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    2025年07月02日
  • ヒポクラテスの困惑

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    ヒポクラテスシリーズ最新作を読み終えた
    毎回パターンを変える作者の手法には感銘だ
    このシリーズはまだ続くのであろうか
    同じ登場人物での事件解決
    カエル男は完結したが

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    2025年06月28日
  • ネメシスの使者

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    かっての殺人犯の家族が殺されるという事件が起き、その死体のそばに「ネメシス」とメッセージが残されていたことから正義をふりかざすような事件であるとされ世間も騒がす。結果的には検事補佐官が犯人で、真の目的は刑務所にいるかって恋人を殺した男に復讐することだった。

    犯人が分かったあたりからの展開が早くて、伏線の回収もあり後半は面白かった。ただ、法律への話や議論が多くてそのあたりは確かに考えさせられることもあったが、大半は読みとばししまった感じ。

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    2025年06月27日
  • ネメシスの使者

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    ネタバレ

    死刑制度に対する種々の課題を生々しく表し続け、捕らえどころのない犯人をどう捕まえるかという話で80%読んだ時点まではすごく良かったが最後の2割が駆け足で消化不良

    犯人の主張、方法については納得感があるものの、素性の分からない犯人をどう見つけるかの部分があっさり解決したこと、
    渋沢判事の主張が感情論に偏っていて納得感が薄かったこと(更生や抑止などの理由からは遠いことや、房内でのうのうと生きて、なんならイジメを行うような懲役囚に対して主張してる仕打ちができていないため)
    岬検事が立ち位置の割にあまり機能していなかったことなどが微妙

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    2025年06月27日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    8050問題が言われるようになったのはいつぐらいだっただろう
    作者はこれを題材にこの作品を書き上げた
    何という発想力だろう

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    2025年06月27日
  • 祝祭のハングマン

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    ネタバレ

    中山七里といえば、私の中では東野圭吾と並んで凄いリーダビリティの作家です。それがたとえ個人的にはイマイチと感じる作品であったとしてもグイグイ読まされるのが常だったのに、なぜか本作は読むのに異様に時間を要してしまいました。

    角川文庫の字の大きさが私に辛くなってきているのかしらと思うけれど、主人公のことがあまり好きになれなかったのがひとつの理由かと思います。

    毎度最後の最後に驚かされるドンデン返しもなくて。というのか、えっ、彼女がそのまま仕置き人になるのねという展開は逆に新鮮か。道徳観を振りかざされるよりは良いかもしれませんけど。

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    2025年06月26日
  • 彷徨う者たち

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    東日本大震災から7年経った仮設住宅のお話
    役場の復興事業担当職員の遺体が仮設住宅の密室状態で発見、仮説撤去スケジュールをすすめる仕事がら住民とのトラブルか?
    笘篠刑事の感じている「被災者で無事だった後ろめたさ」(共感は難しいが)いつまでも囚われ捜査の最中もぐるぐると痛々しい刑事だったが、ストーリーの中心テーマだった、笘篠と幼馴染の関係にヒビが事件を複雑に・・・読むべし
    それにしても震災後の復旧に関わる行政のが「復興」と言い出すことで被災者ではなく利権に予算が吸われて、暮らしを取り戻すべき人には何も当たらない理不尽さに怒りを覚える作品だった

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    2025年06月26日