中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの誓い

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    専門用語が多く登場するものの、物語が進むにつれてパズルのピースが少しずつつながっていく展開を楽しみながら読むことができました。
    特に傲岸不遜で野卑で皮肉屋な光崎教授だが、その揺るぎない信念と行動する姿は魅力的で物語全体に力強さと奥行きを与えていた。
    続きも読みたいと思わせる作品でした。

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    2026年06月15日
  • 被告人、AI

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    ネタバレ

    AIが人格を持ち人を超えるような事件や裁判は、今後確実に増えると思いました。「もう実際に起こっているかもしれない」と感じるリアルさもありました。
    最後にはしっかりミステリーらしさもあり楽しめました。

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    2026年06月15日
  • おわかれはモーツァルト

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    岬洋介シリーズ
    シリーズもの大好きだから読めて満足しちゃうんだよね
    音楽を文字で表現して引き込むいつもどうりでした

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    2026年06月15日
  • 有罪、とAIは告げた

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    膨大な時間と労力を要する裁判官の業務を代行するAIが試験的に導入される。資料集めや資料作成といったサポート業務が主体なのではない。法神と名付けられたそのAIは入力された個々の裁判官の判例などのデータに基づき、その裁判官の言葉で判決文を書き、許容するなら判決も下す。
    円はこのAIの受け入れにどうしても懐疑的なのだが、彼女の不安を他所に、AI法神は着々と受け入れられてゆく。このAIをシミュレーションではなく事件に応用した時、問題は起きるのか。

    捜査の見落としが判決に影響したとしても、それはAIを使うこととは別なのではないか?新たな証拠のデータを入力すれば、判決は変わってくるのでは?そもそも捜査は警察の仕事だし。
    入力時のデータ化は、もともと客観的な数値のないものを、人の手で数値化しているように思える。そこは入力する個人によって差が出てしまうのでは?自分のデータを自分で入力するならともかく。

    ‥等々疑問を抱きつつ、作中では法神そのものの検証の結果が導入の可否を左右することになる。
    物事には順序が必要、時期尚早ということだが、いずれ何らかの形でAIが導入される分野なのではないだろうか。

    裁判関連の業務の説明に専門用語が多く、法曹関係に馴染みのない私としては、導入部分が若干読みづらかった。

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    2026年06月14日
  • 殺戮の狂詩曲

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    そう来たかー!途中はだいぶモヤモヤしたけど、最後に納得。面白かった!
    9人も殺したら死刑しかないよね?という思いをずっと持ちながら、この後どう展開する⁉︎どこにヒントがある⁉︎とモヤモヤしながら一気読み?

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    2026年06月13日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    全体的に意外と単純だったり、予想通りの話が多く上質なミステリーかと聞かれると疑問。
    ただ面白い話もあり個人的には「コンカフェ探偵ロゼ」と「万藤の灯火」が良かった。あと単純だけど秋山善吉も好き。
    コンカフェ探偵ロゼは世界観がぶっ飛んでおりその時点で良かったが一見猟奇的な殺人のイメージを覆すのが良い。(ただ序盤の世界観とはほぼ関係ない事件が本筋なのは?だった。)

    万藤はキャラがいい。頭の中では九条先生がずっとイメージだった。

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    2026年06月13日
  • ハングマン 鵜匠殺し

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    久しぶりの中山七里先生の作品でした。シリーズ物とは知らずに読み進めていましたが、1作目を読んでいなくても問題なく読み進められました。
    サブタイトルが鵜匠殺しで、最初は『?』と思っていましたが、闇バイトを『鵜飼い』に見立てて指示役を『鵜匠』に見立てているのは、なるほどその通りだなと思いました。また、指示役の過去とも関係があるとは…。

    前半の詐欺によって騙されていく人達がえがかれている章は、「こんな騙し方をするのか」と感心したり、勉強にもなったけどその結末が切なくて、何度か手が止まってしまった。
    騙されていく人たちの事を丁寧にえがいている反面、加害者達のことは出会いのみでずいぶんあっさりしてるなぁと思った。私刑執行も、スッキリするかと思ったらあっさりと終わってしまったので、私刑執行よりこんな詐欺があるよ、こんな感じで騙されるんだよという経験談を読んだ印象だった。でも、私刑執行した人たち側の闇堕ちしそうな所は、これからどうなるか気になるので次作も読んでみたいなと思いました。

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    2026年06月13日
  • ハングマン 鵜匠殺し

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    ハングマンシリーズの新作
    テンポよく面白い!
    ただ内容はどうなのか…?
    復讐するってありなの?
    気持ちはわかるけどね。
    知らずにしていたことが、ある人にとっては命にかかわることかもしれないと思うと、怖い!

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    2026年06月13日
  • ハングマン 鵜匠殺し

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    ネタバレ

    振り込め詐欺に引っ掛かる女性。
    振込金を善意で引き落とし「出し子」となる男性。
    投資詐欺に引っ掛かる経営者。

    大規模な詐欺の裏に暗躍する謎の集団。

    最終章のフェリピン刑務所内での出来事はうまくいき過ぎていて、リアリティに欠けている気がする。

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    2026年06月13日
  • 毒島刑事最後の事件

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    毒島刑事が警視庁を退職するきっかけになった事件の話。

    自分は世間に認められるべき存在であるという認識をこじらせると、周りへの悪意に転化するというエピソードが印象に残った。努力していても失敗することはあるし、努力が報われないことだってある。ただ、それを他人のせいにしても仕方がない。自分の責任で立ち上がって、また前を向いて歩き出すしかない。

    承認欲求を満たせないままでいたせいで、犯人の操り人形にされていく様は気の毒ではあるけど、その矛先を他人に向けるのは違う。

    毒島刑事は中山七里先生の登場人物の中でも際立って人っぽくないなと思う。

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    2026年06月10日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    ネタバレ

    内容的には面白かったけど、私の好みとしてはちょっと外れている。
    頑固一徹の頑固おやじが、パワーもりもりで殺人事件を解決。
    岬洋介シリーズの1作目に結構感動したので読んでみたけど、短編小説でもあってのめりこめなかった。

    「さよならドビュッシー」の登場人物がのっていて、親近感はわきます。

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    2026年06月09日
  • 棘の家

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    ネタバレ

    途中から犯人とその犯行動機など予想がついたが、全体的にテンポ良く読むことができた。
    穂刈が自分の子どもの担任だと嫌だなぁと、つくづく思う笑

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    2026年06月08日
  • 越境刑事

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    酷い拷問の描写が続くのは苦手でした。また捜査権限もないまま、中国の自治区に容疑者を追って乗り込むなど、あまりリアリティを感じるストーリーでもなかったです。ウイグル自治区の問題について知る機会となったのは、良かったので、星を3つ付けました。

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    2026年06月08日
  • 殺戮の狂詩曲

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    ネタバレ

    御子柴シリーズ6巻目。★3.5くらいかな。
    これまでもかなり厳しい状況下での裁判ばかりだったが今回は流石に負け戦過ぎない…^^;⁇
    果たしてこれがどういう結末になるのか予想も付かずとても先の気になる展開が繰り広げられた。
    「何からも誰からも影響も受けてない」「心神喪失状態でもない」ことから忍野独自の思想なんだと思ってたけど結局真犯人というか黒幕は別にいてやっぱり洗脳されてたんかーい‼︎
    そして報酬目的でも売名目的でもなく安い国選弁護を引き受けた理由に納得……なるほどそこに繋がるんか( ˘ω˘ )

    あと序盤の忍野の動機の部分がつい先日読んだ「ロスト・ケア」に通ずるものがあるなと感じた。
    介護現場での問題は本当に深刻で早急に改善の為の策を講じないと、こういう話も単なるミステリの読み物として片付けられるものじゃないよなとつくづく思う…

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    2026年06月08日
  • ハングマン 鵜匠殺し

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    ネタバレ

    前作のハングマン、3年前に読んでるのにどんな内容だったか全く思い出せない!!!!
    (読んだ小説の内容すぐ忘れるのって病気なのかな…)

    被害者達の知らず知らず詐欺に飲み込まれていく様が胸が痛かった。
    しかも最後は自死とは辛すぎる…
    夏也くんは根がすごく優しそうで他の闇バイトの加害者とは違うと思うんだけど、これで逮捕された挙げ句振り込んだ側に訴えられちゃうの、、、???
    実例あるのかな…

    主犯パートはあっけなく終わったけど闇バイトの事件は最近頻繁に怒るし読み応えありました。
    現実にも主犯を始末してくれる人がいたらいいのに…

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    2026年06月07日
  • とどけチャイコフスキー

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    リアルな社会情勢が物語に反映されていて
    社会の勉強をしている気持ちにもなる。
    まぁ直接的な言葉は使われていないから
    読み手次第だろうけれど、時事問題取り入れる作品が
    多いのが中山七里作品の特徴でもありますね。

    さて、今回はとんでもないサプライズ?
    伏線回収がありまして、岬洋介の素性が明らかになった事が事件よりも驚きました(笑)

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    2026年06月07日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    警察モノの殺人ミステリー。
    前作で犯人が逮捕されて解決した連続殺人事件。10か月を経て同じ手口の連続殺人が再開された。犯人は前事件の関係者なのか、それとも模倣犯なのか。前回活躍の刑事コンビが再び動き出す。

    連続殺人のスピード感ある展開と、最後に明かされる意外な真相が印象的な作品でした。

    全体としては面白いのですが、科学者の視点から看過できない箇所があります。硫酸プールで人体が溶解して白骨化するという記述。高校化学を学んでいれば分かりますが、動物組織は硫酸に溶けません。ファンタジー小説であれば、リアリティー無視で妄想が先行してもいいのですが・・・

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    2026年06月07日
  • ヒポクラテスの悲嘆

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    オープニングの話が最後そこで繋がるのね!って感じだった。引きこもりとその家族の話がいくつかあるからパターンが似通ってきちゃう感はあったかな

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    2026年06月06日
  • とどけチャイコフスキー

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    ネタバレ

    岬洋介シリーズはもはやミステリはおまけなので動機も犯人も薄いのは気にしないようにしている。本作で言いたいことはロシアとウクライナのことだろうし。改めて中山七里は時代に合わせた作品を描くなぁと思った。
    岬のルーツがいきなり明かされたのが本作一番の驚き。

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    2026年06月06日
  • テミスの剣

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    よくテレビドラマ(サスペンス系)などで既視感のある、昭和の取り調べというシーンがいつも不愉快なるが、それが丸々文字になると破壊力が増すなと思った。

    どんでん返しという訳では無いが、終盤に新たに出てきた女性が誰と結びつくのか検討もつかなかったが、わかってからは裏切られた気持ちになって憤りを感じた。
    所詮みんな自分のことしか考えてないというか、もちろん最適解だったのかもしれないが、やるせない気持ちになった。

    光崎先生の記述があり、これは!と最近読んだヒポクラテスの繋がりがあると嬉しかった。
    中山七里先生の話は、このような形でも楽しめるからたくさん読んでしまう。

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    2026年06月06日