中山七里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
孤独死などの部屋を専門に掃除をする特殊清掃の会社を舞台にした連作短編集。
特殊清掃の会社・ラストクリーナーには社長の五百旗頭、白井、最近転職した秋廣の3人の従業員がおり、各章ごとに視点が変わる。
近年の猛暑による熱中症の孤独死なども身近になり、一部のレビューではグロテスクとの評価もあったが、自分は人間死んだら、短時間でそんなになってしまうものなんだと勉強になった。
特殊清掃の実態自体の表記は各章3分の1程度。それ以外はご遺体の謎に迫る構成になってるので、なかなか面白かった。
グロテスクと言えば、グロテクスだけど、昆虫法医学シリーズを読んでる人ならば、多分お馴染みの光景。 -
Posted by ブクログ
「災厄の季節」は「連続殺人鬼カエル男」の初期タイトル、ではこの作品の「災疫の季節」は、何かつながりがあるの?って思ったけど、つながりはなかったです。というより、「夜がどれほど暗くとも」に登場する志賀倫成が登場します。この作品を読む前に「夜がどれほど暗くとも」を読んでおいた方がいいのか?私は読めれば読んでおいた方がいいけど、読めてなくとも大丈夫だと感じました。
コロナ真っ只中のストーリーです。「週刊春潮」の副編集長である志賀倫成は、購買意欲を煽る目的での反ワクチンに関わる記事を掲載し続けていた。彼の友人で医師の伊達允彦は、患者の命を救うことを最優先にギリギリの医療体制で日々奮闘しており、志 -
Posted by ブクログ
“絡新婦”って読めます?というか、京極さんの長編小説にもあるんで、そちらを読まれている方はわかるんでしょうけど、私は読めなかったんです…。“ジョロウグモ”って読むんですね!!
ストーリーは、サーバー犯罪対策課の延藤慧司が、「市民調査室」と名乗るインフルエンサーに立ち向かうものとなっています。閑古鳥の鳴くラーメン店、薬物中毒の俳優、悪評の絶えない大学理事長に留まらず、熱海の老舗旅館や大手製紙会社も「市民調査室」のターゲットになっていく…。老舗旅館の経営者夫婦は風評被害により自殺に追い込まれてしまう。また、「市民調査室」を追う延藤をもターゲットにされてしまうのだが…。
SNSって怖い…。 -
Posted by ブクログ
敏腕だけれども高額報酬を要求することで知られる「悪徳」弁護士、御子柴礼司を主人公とした法廷ミステリシリーズ3作目。
本作では御子柴が少年犯罪で収容されていた少年院時代に御子柴を矯正した指導教官・稲見が被告となる。入居する老人ホームで殺人を犯し、周囲の証言も、稲見の自白もあるという中でまたしても無罪を主張する御子柴。
恩師に対する情から過去作以上に見切り発車的に着手するも、公判準備の過程で独自に捜査を続ける中で隠蔽された事実が明らかになり…という展開はこれまでと同じ。さすがに3作目ともなれば展開が読めてしまうし、作者はフェアに伏線をちりばめてくれているので真相の大枠は浮かんできてしまう。周囲の証 -
Posted by ブクログ
成田空港が物語の舞台。空港警察の署長に就任したのは、あの高頭冴子でさえ恐れる仁志村賢作!一見温厚で人当たりの良さそうに見えるが、実は人嫌い、酷薄、唯我独尊タイプ!!空港ならではの事件、違法薬物や禁止品の持ち出し、入管での殺人、ハイジャックなどが勃発し、GSの蓮見咲良の協力を得ながらも事件を解決していくというもの…。
成田空港は千葉だから、千葉県警のアマゾネス高頭冴子も登場したのはちょっと得した気分♪あと、宏龍会の山崎がちょこっと登場するサービスも嬉しかったです。でも何よりも、この仁志村のキャラがなんともハマりますよ!この作品もシリーズ化されるんだろうか?そうなったら嬉しいかも!!
私 -
Posted by ブクログ
期待を裏切らない面白さ。
ワクチン接種と副反応。製薬業界との癒着。
重いテーマですが、副反応の被害者である少女たちと、その接種を勧めた産婦人科協会の女が誘拐されるという、いわば対立する両陣営の少女たちを誘拐、という謎に溢れる誘拐劇。
途中までは予想が当たりましたが、その奥の真犯人までは想像できませんでした。さすがのどんでん返しです。
犬養さんは好きなキャラクターなので、女性には得意の洞察力が働かないのは残念。
明日香は正義感あって好感が持てるキャラクターなのでしょうが、時折見せる暴走と立場を理解していない言動に、もどかしさも募ります。犬養さんの引き立て役、であれば納得の配役なのでしょうが。
次 -
Posted by ブクログ
ネタバレ岬先生の出番が少なくて少しガッカリ。
でもヤンが慕ってたカミンスキーが黒幕だったなんてヤンの気持ちを考えると悲しかった。
・「ミスがあるのは仕方がない。しかしミスを放置するのは望ましくない」
・像を見上げる。二百年前に生まれ、ポーランドを愛し、数多の音楽と心臓だけを故国に残した男。その顔は微笑しているようにも、哀しんでいるようにも見える。
・ベートーヴェンを難なく弾きこなした者がショパンを弾くとたちまちアラを出し、ショパンを見事に弾ききった者は他の作曲家の曲も完璧に弾いてしまうという事実だ。言い換えればショパンを完璧に弾くピアニストは如何なる曲も完璧に弾ける。ショパンを聴くまでその才能に -
Posted by ブクログ
ネタバレメッキ工場の安普譜の寮。隣の部屋の風呂場からギリッギリっぎりっ,と何かを解体している音がする。気になって眠れない神足友哉。寝不足で,あわや職場で死にそうになる。でもこのままだと、本当に事故死してしまう。
隣は徐浩然(じょはおれん)と言う中国人。交渉しても「ニホンゴワカラナイ」と言って取り合わない。
そうしていると25歳女性の腕が見つかる。
まさか隣で本当に人の遺体を解体してるのか!?
そうしているうちに、第二、第三の遺体の一部も見つかる。それらは全部,一部だけ。そして被害者は若い女だ。
徐が、腕を捨ててるのを見た。それを警察に匿名でリークするが、腕は見つからない。だがしばらくして少し離れた場所