中山七里のレビュー一覧
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中山七里さんの本ならハズレはない、という信頼感がある。あらすじ読んで面白そうと思い購入。読んでみた。
牽引力があり一気に読めました。ただミステリー要素は薄め。犯人は誰だ?を楽しむ感じじゃない。
復讐がテーマだと思うが、いざそのシーンになるとあっさりしているなと感じてしまった。
並行して起こっている事件も終盤に絡んでくるのかな?とワクワクしたけど、別々の事件だったのにちょっと拍子抜けしちゃった。中山七里さんの本はどうしてもハードルを上げて読んでしまう傾向あり。
主人公がえらく直情的であまり好きになれなかったが、終盤の倫理観や正義感が揺らいで悩む描写が良かった。むしろその後の姿が見たいので続 -
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能面検事シリーズ第3弾。多くの事柄が、不破検事の事務官である惣領美晴の視点で語られるのだが、この美晴さんは大変感情的なうえに怯えに簡単に判断が支配されてしまうので、読んでいてイライラする。
不破検事はこの人になぜイライラしないのか。能面検事だからか。
岸和田駅西口で白いワゴン車が次々と歩行者を轢き殺した。ワゴン車から降りて来た男は迷彩服を着て刃渡り30センチほどのサバイバルナイフを持っている。次々と切り付けて殺したあと、抵抗せずに手錠にかかった。
次に大阪地検事務所に送られて来た郵便物に爆弾が入っていて、前田と仁科がぶっ飛んだ。ポストルサンチマンなるものから犯行声明が出て、先の通り魔殺人の犯 -
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世間を震撼させた、残虐な連続殺人事件が解決してから10ヶ月。
事件関係者であった精神科医が爆殺される事件が起きた。現場には、あの連続殺人の犯人と同じ筆跡の稚拙な犯行声明文が残されていた。
前回の事件捜査を担当した、埼玉県警の渡瀬と古手川は、再び犯人のひとりで、最近医療刑務所を退院した当間勝男の行方を探すが、行方は杳として掴めない。
やがて,第二、第三の酸鼻な事件が連続して発生してしまう…
相変わらず、殺害方法は残酷極まりなく、読んでいて眉を顰めてしまいます。
犯人はなんとなくの予想はついたかな?
もう少し、事件の残虐さは抑えて、リアリティを持たせて、社会派色を強く出してほしいなというのは、 -
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『正面からぶつかってくるか、闇夜に背後から忍び寄るような敵さえ作らんかったら、こんな根性曲がりでも長生きできるもんさ。
憎まれっ子世に憚るっちゅうのは、案外そういう意味やないかとわしは思う』(香月玄太郎)
主人公が80歳という高齢なのは初めてなので、かなり新鮮な視点でした。そのぶん感情移入しにくい部分もありましたが、玄太郎と静の老老コンビということもあって、高齢者問題について良く考えられたし、静のセリフで今までの自分の考えを改められた部分もありました!
新しい視点で楽しめて、視野が広がった感じがしました。
情報を小出しにして我々読者に推理させるというよりは、結構サクサク進んでいく感じです。長 -
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火サスのようなヒューマンサスペンス。
中学校教師の穂刈は、女子生徒からいじめの相談を受ける。
けれど「我が校にいじめなど存在しない」という校長の顔が浮かび、面倒から逃れるように曖昧な対応をしてしまう。
そんな矢先、小6の娘・由佳が学校の3階から飛び降りたという連絡が入る。
原因は、クラスメイトからのいじめだった。
一命を取り留めた由佳。
しかしその直後、いじめの首謀者・彩が遺体となって発見される。
加害者の死、疑われる息子、揺らぐ家族。
加害者は守られ、被害者は晒される。
そして立場が変われば、正義もあっさり入れ替わる。
テーマは重く、考えさせられる。
…のだけれど。
娘が命をかけ