中山七里のレビュー一覧
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今回はハーメルンの笛吹き男がモデルとすると、子どもたちの誘拐だろう。しかしその前提はネズミの駆除をすれば金貨がもらえるという約束を反故にされたことが発端になった。この流れからすると、なんらかの約束を破られたことの腹いせに子どもの誘拐をするというストーリーだろうか?もしそうなら面白くない。
犬養刑事シリーズのひとつで、子宮頸がん防止ワクチンの被害者が集団誘拐となるが・・・そうでない人も混ざっていることから操作は難航する。
始まりは月島香苗、彼女は子宮頸がん予防ワクチンを接種してから副反応で記憶障害が起き車椅子での生活を余儀なくされていた。それが突如母の前から消えた。犬養刑事はコンビを組んだ女性 -
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岬洋介シリーズ第8弾!
あれ、自分の読んだ作品数と数字があわないと思ったら、1冊読み逃していました。読まなければ..
前作「合唱」を読んだのが2年前で、記憶が薄い。
さらにショパンコンクールの話になると、ずいぶん前に読んでいたことになりますが、これまた記憶が薄い。
しかし、ショパンコンクールの岬のノクターンは記憶に残っています。
今回は、モーツァルト。
このシリーズを読むと、必ずYouTubeで聴くようにしています。
文字で表現されているのを聞き取ることはできませんが(笑)、こうやってクラッシックを聴く機会を得るのは重要(笑)
ショパンコンクールで2位入賞した盲目のピアニストの榊場。盲目 -
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ALSに罹患していた母親がネットを通じて安楽死を依頼していた…少女からの通報で事件を知った警視庁捜査一課に衝撃が走る。あのドクター・デスの手口に非常に似ているが、依頼者たちが用意していたのは200万円。ほぼ実費だけで請け負っていたドクター・デスとは何かが違う。共犯なのか、模倣犯なのか。捜査に行き詰った犬養は、ドクター・デスとして逮捕された雛森めぐみに直接訊くことを思いつく。
犬養隼人シリーズ第7作だが、『ドクター・デスの遺産』の続編。犯人の行動は元犯人に…という裏の手を使ったつもりの犬養たちだったけど、あまりにもうかつすぎないかなぁというか、犬養さん、女どころか野郎の嘘も見抜けてないとい -
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シリーズ物なので買った一冊。
ショパンコンクールとテロの話
今回はYouTubeで音楽を聴きながら読んでみた。
どこかで聞いた事のある曲もいくつかあったが、やっぱり音楽の知識がないので、音楽の表現とかテクニックとかはあんまり理解出来なかった。
でもクラッシックを聴いて読むのと、聴かないとではだいぶ違うと思う。
ネタバレになるかもしれないが、日本人主人公が万全な体調でコンクールに挑んでいたら結果はどうなったのか?
気になる。
クラッシックはあまり知らないと思っていたが、聴いてみるとどこかで聞いた事がある曲が結構あるなと思った小説でした。
本の感想じゃないね‥ -
Posted by ブクログ
双子の美人姉妹と主人公の幼い頃の恋愛(初恋)、震災の恐ろしさ、主人公の兄殺しの犯人(双子の姉妹のどちらか)、特捜検事としての潜入捜査(ある政治家の資金集めについての証拠集め)、その資金集めに秘書として加担する初恋相手、その政治家と初恋相手の不倫関係への嫉妬、テロの恐ろしさ、と一つの話に盛りだくさんだった。
キレイな話じゃないけど、その分リアリティがあった。大人の男と女ってお互いに打算もあるし、その中に純粋な恋愛感情や尊敬の念もあるし、白黒はっきりする関係だけじゃないよなーというリアリティとか。震災やテロリストと遭遇してしまったときのリアリティとか。
最終的に全部が回収されてスッキリして、読