中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ中山七里さんのヒポクラテスシリーズ。
まだ2作目だけど、引き続き面白い。
扱われている内容は必ずしも簡単ではないが、かなり読みやすくてスルスル読めてしまう。
人の命が描かれているだけあって、亡くなった人の想いに心を馳せるとグッとくるシーンもあれば、利己的な犯人にモヤモヤするシーンもある。
登場人物のキャラもよくて、やはり光崎教授はかっこいい。
今回は真琴と古手川の関係性についてもスポットライトが当たっていたのかな。(ひと昔前のドラマ感はあったけど笑)
数編の短編集ではあるが、最後の章で一冊を通したストーリーが完成する構成になっていて満足感も高い。
早く3作目も読まなくては!
以下、章ごとの感想(超ライト版)
◯堕ちる
アイドルの妊娠。
それに気づいたやばファンの出来心による殺害。
◯熱中せる
美礼ちゃん、かわいそう…
子どもが虐待死する話はしんどいわ…
◯焼ける
カルト宗教の教祖がガンに侵されて自殺。
宗教の話ってだいたいやばい人出てくるから面白いのよねー
◯停まる
切ないねぇ…
限界きちゃったんだと思うけど、それでも認知症の妻を想って行動したおじいちゃん。
保険金支払われたのがせめてもの救い。
◯吊るす
死体を使って再現するなんて、罪の暴き方がえぐい。これは思いつかん…
◯暴く
おおおお犯人お前かい!!
自分の保身のために司法解剖増やしていろんな運用破綻させようとして、なかなか大掛かりなことするやん… -
Posted by ブクログ
「護られなかった者たち」「境界線」に続く宮城県警シリーズの第三弾。前2作では笘篠(とましの)刑事が主人公でしたが、本作は蓮田刑事が主人公となり、これまでの作品とは一線を画す、全く新しい物語という印象を受けました。
中盤で描かれる与野党の議員同士の駆け引きは、リアリティがあり非常に引き込まれました。一方で、物語の核となる密室殺人事件や、シリーズの魅力であった社会問題への鋭い切り込みという点では、個人的には少し物足りなさを感じました。
特に、本作のキモである終盤のどんでん返しについては、これまでの伏線や登場人物の行動と照らし合わせると、少し唐突で不自然さが残るように感じたのが正直なところです。シリーズのファンとして期待していただけに、少し残念な読後感でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ食事をしながらとか
お菓子食べながらとか
本を読む私ですが…この本は無理
色々リアルな表現が多すぎる
グロいのも、いやミスも
むしろ楽しめるタイプなんだけど
蛆虫や小蠅の大群や蛹なんて…
おまけに人間シチューって…
もうやめてーって感じ
お風呂で死ぬと、そんなことに⁈
想像力豊かすぎてヤバかった
でも実際こういう仕事してる方が
いるんだよね?
そこに目を向けた中山七里先生
素晴らしい
ドラマや映画では、ここまでリアルに
見せれないやろうし、小説ならではよね
肝心なストーリーは、読みやすく
分かりやすかった
びっくり展開はなかったし
ミステリーって感じではないけどね
孤独死だけはしないようにしたいと
勉強になった -
Posted by ブクログ
飛び道具なし、地に足がついたスタイルで真実に歩み寄っていくのが氏家京太郎だ。民間の鑑定人という立場なら、この実直さはあって然るべきだと言える。
中山七里ワールドを彷徨っているせいか、つい他のキャラと氏家と比較してしまう。
御子柴弁護士は相手の心理や思考の推理が神な上に自分のことは決して相手に悟られないし、光崎教授は遺体との対話には真摯そのものだが周りの雑事への興味があまりにも希薄だし、どこか常人から掛け離れている。
それと比較すると、氏家京太郎はバランサーだ。調和の人。七里ワールドの中では珍しいと思う。チームをまとめつつも自分のやりたいことは成し遂げていく才がある。世で求められる上司像というのは彼のような人ではないかと思った。 -
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作家刑事毒島シリーズ第三弾!
短編連作ストーリの展開から、極左集団の事件の真相を明らかにしていく物語。
■大いなる
右翼系雑誌を扱う出版社が放火。
テロの見立てで公安の淡海は毒島と事件を追うことに。
毒舌から事件の真相が明らかに
■祭りのあと
学園祭に潜り込んで、学生運動の調査をする二人。
そこで発生した殺人事件。
その犯人は?
■されど私の人生
居酒屋チェーンの従業員の女性が自殺
市民団体がそのチェーン店の会長である政治家を糾弾!
そして、同じ店で、さらに女性が死亡
二人の女性の死の真相は?
■英雄
沖縄の基地問題。
デモ隊が警察と小競り合いしている中、市民が死亡。
それをもとに、左翼団体が力づけます
しかし、その死の真相は?
■落葉
選挙中の候補者が爆弾テロのターゲットに?
その真相は?
そして、一連の事件の黒幕は?
といった展開です。
どんでん返しの帝王の名の通り、どんでん返しで楽しめました。
毒島の毒舌も、犯人を追い詰める語り方も、相変わらずで楽しめました。
毒島の考え方もわかる物語です。
楽しめます!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ舞台が近くということで、津山の事件をモチーフにしたのかな?戦後まもなく自尊心を打ち砕かれ、おかしくなった地主が村人を殺害、自らは失踪。時は流れ、コロナ禍の日本。閉鎖的な村に都会からの移住者がやってきてから村の雰囲気が変わっていく。まさしく、当時の日本の縮図を閉鎖的な村で表しつつ、土着ミステリ風味で話が進んでいく。語り手は男子学生なので、息苦しさとか、親への反発とかが加わって、陰惨さは感じなかった。グロテスクな表現がないので、それが苦手な方にもオススメです。種明かしは科学的で良かったけど、多分勘の良い人は途中で種に気づきそうです。ラストはうーん、そうなるかな?とちょっと疑問でしたが、さらっと読みやすかった。