中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトル通り
短編&掌編&エッセイほぼ全仕事全部!
掌編短編とエッセイと他作家の本に寄せた解説など 全554頁
短編集の刊行は初ですかね?(すみません知らなくて)
重くて持ち歩きには不向きだし本を持ち上げて読むのも困難なんで専らテーブルの上に本を置いて読むしかなかった。
2頁、7頁のものもある
それぞれにオチがあり
さすが過ぎてもう何も言えません。
そして今までに刊行された本のスピンオフ的な話も所々あってファンにとってはまたまた「あっ」と驚きだと思います。
エッセイでは作家自身の行動や考えなど垣間見れ興味深い。
一日一短編ずつ読んだら何日も楽しめちゃいます!
ですが私には短編のせいか、気分がのってきたところで終わりを迎えるので若干物足りなく思えてしまいました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ祟りを科学的に解き明かす限界集落ミステリー。因習物とはちょっと違う気がするけど、先が気になって一気に読めました。祟りのヒントは割と早めに出揃うので、既にいない利兵衛に怯えて麻宮を襲い続ける村人達の無知で狭量な考えの方に注意が行きます。
コロナ禍の限界集落や、パセリや農作物、山師や詐欺師などなど、幅広い知識が出て来て勉強になりました。
麻宮はずっと「無学で無教養な村人に何を言っても通じない」と言う姿勢だったのに、解決編では長々と山哭を口頭説明し、怒り狂っているはずの村人達はその説明をすんなり受け入れて和気藹々し始めたのはちょっと違和感。
中学生の裕也がとても聡明でした。村役場の個人情報保護や高級車の塗装30万円をまっさきに心配する15歳。
最後のどんでん返しは何故か雑に感じました。雨で証拠が流れたのなら麻宮達はどうやって気づいたんでしょうか。玄関前にカメラを設置してたんですかね。
今回のオチ:
山哭の正体は、鉱脈を闇雲に探していた山師達が掘ったトンネル達が吹奏楽器のように鳴っていたため。暴風の日しか鳴らない、嵐の日は年寄りが畑を見に行ってしまう、持病を持った老人には山哭の爆音は致命症になる、これが死人が出る理由。
麻宮は村人6人殺した利平衛の孫で、祖父の犯罪のお詫びに祟りを解明した。利平衛が山で消えたのは野生動物に食べられたため。最初から謎が解けたら麻宮は家を売り払い東京へ戻るつもりだった。
裕也の父の死因だけは山哭に当てはまらない。実は裕也が台風と山哭に乗じて溺れさせていた。 -
Posted by ブクログ
Uターンで田舎の閉鎖的な限界集落に住むことになった主人公が、自分の感性とスキルで村興しをしようと奮闘するが、ことごとく失敗して、最後に狂ったように惨殺するストーリー。
自分自身の自己評価は、思い込みにしか過ぎない。主人公は、自分はエリートだと思い込んでるが、実際は、能無しでUターンするしかなかった落ちぶれ者。
一番人を見る目がある人は、裏で上手に人を操る。
最後のどんでん返しは、きっとそうだろうな、と予測がついてたものの、そうこなくっちゃ的な爽快感。(「嗤う淑女」で中毒になってるのかも)
村八分は田舎に行けば行くほど実際にあって、余所者や新しいものを嫌う。閉塞感と運命共同体。それは本当にリアルな描写で生々しかった。
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Posted by ブクログ
面白かったー!中山七里お得意のどんでん返しはありませんでしたが、そんな物は必要としないスピーディーで面白い展開で、終始飽きること無く一気読みでした。いくら何でもここまでの巨悪な隠蔽体質が警察に有るとは思いませんが、本当に警察大丈夫?!信じていいの?と疑心暗鬼になるお話でした。
中山七里の各シリーズには、それぞれの登場人物が少しだけ顔を出すシーンが有るので、それも少し楽しみです。今回は御子柴シリーズの御子柴の名前だけ出て来て、オッ!と思いました。
元々ヒポクラテスシリーズから中山七里作品をよく読むようになりましたが、その登場人物からの繋がりで、渡瀬警部のシリーズ~古手川刑事のシリーズと読み、そこで登場した御子柴弁護士にも独自のシリーズがある事を知りました。
そして御子柴シリーズを読む前に、先に気になったいた高頭冴子シリーズを読もうと思い、すっかりこのシリーズにもハマってしまいました。
高頭冴子シリーズの次は御子柴シリーズを読もう! -
Posted by ブクログ
ネタバレ東日本大震災から7年経った仮設住宅のお話
役場の復興事業担当職員の遺体が仮設住宅の密室状態で発見、仮説撤去スケジュールをすすめる仕事がら住民とのトラブルか?
笘篠刑事の感じている「被災者で無事だった後ろめたさ」(共感は難しいが)いつまでも囚われ捜査の最中もぐるぐると痛々しい刑事だったが、ストーリーの中心テーマだった、笘篠と幼馴染の関係にヒビが事件を複雑に・・・読むべし
それにしても震災後の復旧に関わる行政のが「復興」と言い出すことで被災者ではなく利権に予算が吸われて、暮らしを取り戻すべき人には何も当たらない理不尽さに怒りを覚える作品だった