中山七里のレビュー一覧

  • 追憶の夜想曲

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    敏腕であるが、高額報酬を要求することから「悪辣弁護士」と揶揄される御子柴礼司を主人公に据えた法廷ミステリ長編シリーズの第二作目。一審では求刑通りの量刑で有罪判決となった妻による夫殺しの被告の弁護人を、前任者を脅迫してまで交代した御子柴。法廷では因縁のあるこちらも実力派の検事との一進一退の攻防がぐいぐいとページを捲らせる。そうは言ってもどこか被告が非協力的なところもあり当初見立て通りに形成不利に追い込まれていく御子柴。そもそもなぜ金にも名誉にもなりそうにない事件の弁護を引き受けたがったのか、そこのホワイダニットに御子柴礼司という弁護士の弁護士たる所以を詰め込んだ構成は見事。その見せ場をつくるため

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    2025年08月05日
  • 鬼の哭(な)く里

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    ネタバレ

    コロナ禍の限界集落の鎖国感の恐ろしさ。理由は関係なく、排除したいから排除する。人が考えなくなった時にこれほど浅はかになってしまうのか…
    最後はまさかの展開だったが、あっさりと結末にいってしまったので少し物足りない。

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    2025年08月05日
  • 祝祭のハングマン

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    ネタバレ

    父親を殺された女性刑事が元刑事の私立探偵と共に復讐する話。といいつつ復讐するまでの過程が長すぎて途中まで正統派の警察小説だと思ってた。いわゆる「法の代わりに我らが裁く」的な勧善懲悪ものなのでそれなりに面白かったけど、システムに侵入してうんたらかんたら、ってちょっとありがち過ぎてちょっと物足りなかった。

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    2025年08月03日
  • 彷徨う者たち

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    宮城県警シリーズ第三弾。東日本大震災の復興を題材としているが、設定や展開に共感できる内容があまりなかった。父親の悪事をバラされて恨むとかただの逆恨みではと設定とはいえずっと引っかかった。それでもストーリーとしては楽しめるしさすがだと思う。

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    2025年08月03日
  • 越境刑事

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     千葉県警のアマゾネス高頭冴子シリーズ第2弾。

     中国の留学生が殺害された事件捜査から、連れ去られたレイハンという活動家の妻と犯人を追って部下の郡山とともに新疆ウイグル自治区に渡った高頭冴子…。

     う~ん…ひどすぎて、痛すぎてこれ以上のレビューは無理っ(;´д`)
     えっ?これ、大丈夫??こんなの、小説にしても??

     ハードボイルドとかアクションとか、別次元っ!読むのがとってもつらかったけど、そこは中山七里先生の作品なんで最後まで読めましたけどね…。ホント、無事に帰国できてよかった…!!

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    2025年08月02日
  • 境界線

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    「護られなかった者たちへ」に続く宮城県警シリーズ第二弾。東日本大震災をキッカケに人はどう変わるのか。行方不明者の戸籍を悪用する設定には驚いたが、真相は特に意外性がなかった。目の前の人間を助けられなかった心情は痛いほどわかる。胸に迫る物語だと思った。

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    2025年08月02日
  • 能面検事の奮迅

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    ネタバレ

    シリーズ第2弾

    今回は国有地払下げとその疑惑に関する文書の改竄というモリカケ問題を思わせる事案

    不破が能面なだけに、事務官の美晴を狂言回しのようにするしかないのだろうが、ちょっとうるさくも感じてしまう

    事案の割に、元となる真相が微妙
    20年以上、そんなに広大な土地が開発もされずに野放しになるのだろうか?
    彼らは、家族や社会的地位よりも守りたかったのか?
    白骨死体はなぜ衣服も所持品もなかったのか?
    彼女はいつかのためにブラシを残しておいたのか?

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    2025年08月02日
  • ヒポクラテスの憂鬱

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    ネタバレ

    中山七里さんのヒポクラテスシリーズ。
    まだ2作目だけど、引き続き面白い。

    扱われている内容は必ずしも簡単ではないが、かなり読みやすくてスルスル読めてしまう。
    人の命が描かれているだけあって、亡くなった人の想いに心を馳せるとグッとくるシーンもあれば、利己的な犯人にモヤモヤするシーンもある。

    登場人物のキャラもよくて、やはり光崎教授はかっこいい。
    今回は真琴と古手川の関係性についてもスポットライトが当たっていたのかな。(ひと昔前のドラマ感はあったけど笑)

    数編の短編集ではあるが、最後の章で一冊を通したストーリーが完成する構成になっていて満足感も高い。
    早く3作目も読まなくては!


    以下、章

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    2025年08月02日
  • 祝祭のハングマン

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    ネタバレ

    ストーリーとしては面白かった。会長に対して刃を突きつける場面は、ヒーローが怪獣を倒すなんて洒落た演出だと思ったし、悪いことした奴に対して被害者家族がきちんと復讐する構図が描かれている。

    司法には委ねられない。国がやらないなら自分でやる、“私刑”というやり方でしか悪に立ち向かえないところに、モヤっと感が残った。

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    2025年08月01日
  • 彷徨う者たち

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    「護られなかった者たち」「境界線」に続く宮城県警シリーズの第三弾。前2作では笘篠(とましの)刑事が主人公でしたが、本作は蓮田刑事が主人公となり、これまでの作品とは一線を画す、全く新しい物語という印象を受けました。

    中盤で描かれる与野党の議員同士の駆け引きは、リアリティがあり非常に引き込まれました。一方で、物語の核となる密室殺人事件や、シリーズの魅力であった社会問題への鋭い切り込みという点では、個人的には少し物足りなさを感じました。

    特に、本作のキモである終盤のどんでん返しについては、これまでの伏線や登場人物の行動と照らし合わせると、少し唐突で不自然さが残るように感じたのが正直なところです。

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    2025年07月31日
  • ふたたび嗤う淑女

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    終わる訳はないと思っていた通り、悪魔の再登場
    獲物を手のひらに上で転がし思い通り動かして、その様子を見てただただ楽しむ悪魔。今回も驚きの終わり方です

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    2025年07月31日
  • 嗤う淑女 二人

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    悪魔があのカエル男!を利用して無差別大勢殺人を繰り返す話
    自分はシナリオを描くだけ、手を下すのはカエル男。シナリオの完了を嗤う(楽しむ)悪魔は間違いなくレベル悪化。残念ながら2人は捕まらず、恐ろしや~

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    2025年07月31日
  • 特殊清掃人

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    ネタバレ

    食事をしながらとか
    お菓子食べながらとか
    本を読む私ですが…この本は無理

    色々リアルな表現が多すぎる
    グロいのも、いやミスも
    むしろ楽しめるタイプなんだけど
    蛆虫や小蠅の大群や蛹なんて…
    おまけに人間シチューって…
    もうやめてーって感じ
    お風呂で死ぬと、そんなことに⁈
    想像力豊かすぎてヤバかった

    でも実際こういう仕事してる方が
    いるんだよね?

    そこに目を向けた中山七里先生
    素晴らしい

    ドラマや映画では、ここまでリアルに
    見せれないやろうし、小説ならではよね

    肝心なストーリーは、読みやすく
    分かりやすかった

    びっくり展開はなかったし
    ミステリーって感じではないけどね

    孤独死だけはし

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    2025年07月29日
  • ドクター・デスの再臨

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    ドクター・デスの続編ですね。
    安楽死に対する考え方の違い。
    永遠のテーマかな。
    ラストのどんでん返しは流石ですね。

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    2025年07月29日
  • 魔女は甦る

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    合成薬物ヒートの開発。突然閉鎖されたその研究所で骨と肉が荒らされた変死体が見つかる。
    その犯人は意外にもカラス。
    ヒートと呼ばれる薬物が、人やカラスの体内に入り、凶暴化・惨殺化する。
    その凶暴化するカラスと対峙する逼迫した現場の描写がグロテスクで生々しかった。

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    2025年07月29日
  • テロリストの家

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    公安部のエリート刑事の息子が、イスラム国関連のテロリストに志願したとして逮捕された。後に謎の死。
    戸惑う家族(母親と妹)と父親。
    ことの真相は一捻りあり、さすが中山七里さん。

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    2025年07月29日
  • 作家刑事毒島の暴言

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    作家刑事毒島シリーズ第4弾です。普通に面白かったし、あっという間に読めました。
    第3話『書評家の仕事がありません』で思ったのは自分も書評家の書評よりYouTubeの本の感想とかをみて読む本を決めてる。でも解説とかがある本は解説読むのも楽しみだけど。
    毒島さんはみんなから煙たがられているけど、私は好きだなぁ。まぁ、近くにいたら自分の弱いところを突かれてキツいだろうけど。
    今回のも拗らせた人々の話しでした。拗らせた人が酷すぎて、毒島さんがよく見えてしまう現象が自分の中で起こってます笑。

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    2025年07月28日
  • 鑑定人 氏家京太郎

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    飛び道具なし、地に足がついたスタイルで真実に歩み寄っていくのが氏家京太郎だ。民間の鑑定人という立場なら、この実直さはあって然るべきだと言える。

    中山七里ワールドを彷徨っているせいか、つい他のキャラと氏家と比較してしまう。

    御子柴弁護士は相手の心理や思考の推理が神な上に自分のことは決して相手に悟られないし、光崎教授は遺体との対話には真摯そのものだが周りの雑事への興味があまりにも希薄だし、どこか常人から掛け離れている。

    それと比較すると、氏家京太郎はバランサーだ。調和の人。七里ワールドの中では珍しいと思う。チームをまとめつつも自分のやりたいことは成し遂げていく才がある。世で求められる上司像と

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    2025年07月28日
  • ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人

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    中山七里さんの作品でグロい印象があるからなんか物足りなさがあったかな。
    ただ、予防ワクチンの裏側の真実みたいなかんじが、ひとつの知識としていろんな所が関わって闇が深いなぁって分かって面白かったな。ミステリー的にはやっぱり物足りなささがあったということで星3つ。

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    2025年07月28日
  • ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人

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    犬飼刑事シリーズ この作家は社会派で、社会問題をテーマに物語を作り主人公がそこに正面から取り組み悩むという建付けが多い。安楽死についてのおはなし

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    2025年07月28日