中山七里のレビュー一覧

  • 災疫の季節

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    あの頃、ワクチンに対する噂がだいぶ飛び交っていたのを思い出す。
    現にワクチンによる副反応で怖い思いをした記憶も未だありありと蘇る。
    ワクチンに限らず、何が正しくて何が正しくないのか…どの報道が本当で、どの情報が正しくて、どれが間違っているのか…世の中おかしかったですね。
    完全にコロナに操られていた感じです。
    それが今や、5類。
    コロナやワクチンで亡くなられた方がいるのも事実なら今やインフルエンザ以下…風の一種という扱いも事実。
    当時の医療関係者の奮闘に頭が下がりながらも今や過去の話になりつつある。
    忘れちゃダメですね。
    伊達先生の言うように「学ぶこと」
    コロナの頃を思い出し、役に立ったことと立たなかったこと、失敗と成功、後悔…あの頃自分がどうだったのか…忘れちゃダメですね。

    「夜がどれほど暗くても」は読んだのに「志賀さん」、全然気付かなかった(^^;
    宮藤刑事と葛城刑事は名前に記憶あったんだけどなぁ

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    2025年09月09日
  • ふたたび嗤う淑女

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    シリーズのなかの二冊目ということで読ませていただきました!サクサクと読める感じは変わらず。最後まであっという間に読めてしまいました。トリックとしては少し第一作目と似ているかなぁ、なんて思いながら読んでおりました。まだシリーズあるので読んでみたいと思います!

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    2025年09月09日
  • 鬼の哭(な)く里

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    朝宮の正論パンチが痛快だった。
    無学で無教養な人間は、人の意見を聞く余裕がない。本当にその通りだと思う。

    田舎のいやーな理屈とは言えない理屈、頭の悪い人が自分に心地よい論理ばかり信じるこの感じ。
    村民みーーんな不快。

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    2025年09月08日
  • 作家刑事毒島の嘲笑

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    ネタバレ

    正直いままでの三部作の中でいちばん読みにくいな、と感じてあんまり面白くないかもなとおもったけどラストの畳み掛け凄かったね……
    鳥居が黒幕ではないことは分かっていたけどまさかそこが真犯人とは……
    追い詰めるシーン、最後もう少しほしかったな 毒島節で叩きのめしてほしかったきもちで星3

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    2025年09月08日
  • ふたたび嗤う淑女

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    蒲生事件の生き残り野々宮恭子は、粉うかたなく蒲生美智留の後継者だ。犯罪のスタイルは酷似というよりも引き写しだ。仮に美智留がまだ生存していると言われても、全く違和感が無い。金銭欲でも物欲でも復讐でも無い。ただ愉快だから他人の人生を弄びそして捨て去る。絶対神崎亜香里は美智留だと私は思った。では一体野々宮恭子は誰?エピローグまで作者は彼女の名前と動機も明かさなかった。柳井のせいで仲が良かった妹の自殺のせいで精神が錯乱する為らしい。でもこれだけでは美智留の食指は動かないだろう。柳井の初当選のインタビューを偶然見かけた時に柳井の人生を握り潰したい衝動に駆られた。嗜虐心である。美智留は又何処かで長く低く嗤っていることでしょう。こんな人が周りに居たらと思うとゾッとしますネ。でも誰にも悟られず事故、事件で片付けられているので有れば貴方の近くにもいる筈。

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    2025年09月06日
  • ヒポクラテスの困惑

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    たまたま、立て続けにコロナ禍の事を書かれた本を読んでる。あの息苦しかった事を思い出す。閉塞した感じ、やり場のない鬱憤…。いつか昔話になる日が来るんだろうか?

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    2025年09月06日
  • 境界線

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    『護られなかった者たちへ』にも登場した笘篠警部が主人公の宮城県警シリーズ第二作。Audibleで。

    7年前の震災で行方不明に妻の遺体が発見された。身分証は一致するものの、顔は全くの別人…。震災行方不明者の個人情報が売買されている事に気付き、笘篠は捜査に乗り出す…。
    やがて浮き彫りになってくる「境界線」

    震災被害や若年層の犯罪、名前を変えないと生きていけない人々の悲哀が描かれる重厚なミステリー。

    『護られなかった者たちへ』のキャラクターが顔を出すのも、シリーズの楽しみだ。

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    2025年09月05日
  • 人面島

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    三津木とジンさんのやり取りは変わらず面白い。
    …が、やっぱり解離性同一性障害なのだなー。

    ラストで少し肝冷えて終わるシリーズ。


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    2025年09月04日
  • 人面瘡探偵

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    犬神家的な。
    実は三津木はやばいやつなのか。

    しかし田舎の因習はとんでもない。くだらないプライドと思うが、そこではそれが全てなのだなーと。

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    2025年09月04日
  • 鬼の哭(な)く里

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    閉鎖的な姫野村

    台風の日に山がなくと翌日死人が出る

    戦後地主で小作人となった男が自身が種苗詐欺に会い嘲笑って来た村人6人を祭りの夜に殺し山に逃げたが発見されなかった

    そして令和となりコロナ禍の中東京から移住して来た雨宮を周りは排除しようとした

    雨宮がやって来てから村で起こったコロナそして山で亡くなる人が出て来た

    だが雨宮が山で亡くなるのは祟りだと言っていた理論を説明づけ体験させ祟りではないと証明した

    だが最後に亡くなった天木のみ病死ではなかった

    閉鎖的な村から出たいと思っていた中学生男児
    農家を継ぐと思っていた両親や父に普段からの鬱憤

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    2025年09月03日
  • ヒポクラテスの困惑

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    コロナ禍のころを思い出して気が重くなる一冊。人間の悪意を詰め込んでドロドロに煮詰めたような。誰もが気が立ち、誰もが見えないウイルスに怯えていたあの頃。自分こそが正義だと思いこみ、他者を攻撃する人間の愚かさ。死は平等なのに、それがカネのチカラで期限を伸ばせるならば怒りの矛先はセレブへ向かう。なんという…人間の残酷さ、愚かさだろうか。

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    2025年09月02日
  • 能面検事の奮迅

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    私情を一切挟まず起訴か不起訴かを見極めることに全力を尽くす不破検事の仕事ぶり、それは身内の検事に疑惑がかかっても変わらず。今作は近畿財務局や大阪地検と時事問題を彷彿とさせながら進んでいく。事務官の成長があまり見られなかったのは残念。

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    2025年09月02日
  • ワルツを踊ろう

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    純粋がゆえの狂気。
    やたらと井戸を調べに来る人がいるなぁと思っていたら最後はなるほどねという感じ。
    ヒートと絡んでいたのか!と読んでいて楽しかった。
    映像化したら大スプラッター映画になることでしょう。

    主人公の行動も頑張ってはいるのに変な方向に進んでいくし読んでいてずーっとイライラする感じ。

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    2025年09月01日
  • 氏家京太郎、奔る

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    文書自体は、とても読みやすく登場人物も区別しやすい。イメージしやすい言葉の紡ぎ方が、さすが中山先生!と思うところ。
    ストーリーに関しては、起承転までジワジワとした正確で緻密な描写だが、あっという間に結が結ばれたのは、いささか残念。本当にあっという間。あっさりしすぎて、呆気に取られた。

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    2025年08月31日
  • 祝祭のハングマン

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    新しいタイプだと期待していた分、主人公の葛藤が長い…。いや、長くないといけないのかもしれないけど、その割に最後はアッサリしてる。シリーズ化を見越した1作目というとこかな。

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    2025年08月31日
  • 彷徨う者たち

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    東日本大震災を記録するシリーズものなんですかね。『護られなかった者たちへ』につづく作品でしょうね。
    ミステリの体は取っているけど、復興とは何かを問う作品と言えるかも。
    ミステリとしてはちょっと「何だかなぁ」。

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    2025年08月30日
  • いまこそガーシュウィン

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    ガーシュウィンのラプソディインブルー
    分断の進むアメリカで融合のためのコンサートを計画。2台のピアノによる共演のピアニストの1人は岬洋介。
    コンサートに新アメリカ大統領が出席。暗殺者がゲスト演奏者となり狙う。
    切迫感のある展開と音楽の豊かさ。
    岬がどこで活躍するのか最後まで読めなかった。
    面白い

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    2025年08月29日
  • 鬼の哭(な)く里

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    ネタバレ

    戦後の農村・姫野村で、村民6人が襲われる凄惨な事件が起きた。その犯人・巌尾利兵衛は鬼のような形相で山の中へ消えてしまう。姫野村では令和の時代になっても鬼の呪縛に囚われ、恐れられていた。その村では今でも鬼が哭くと人が亡くなるという言い伝えがある。

    令和の世に祟り?怨念?
    非科学的じゃないっていう突っ込みをさせないほどの排他性がとてもリアルに感じられる。まるで宗教に心酔する信者のようだと思った。外との交流を拒み、うちの中で生きていくというのは常識や科学的な考え方から遠のいていくことだと気づく。

    村の排他性や有無を言わせぬ世襲に嫌気が刺してしまう主人公の気持ちはよく分かる。彼に都会の価値観から物を言う大人たちとの交流も微笑ましい。微笑ましいだけで済ませてくれないとは思っていたし、中山先生は最後にやっぱりひっくり返してくれたなと頷きながら読み切った。

    お母さんはきっと知っていたんだ。だから放っておいて欲しかったんだ、そう思ったら切なくなった。

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    2025年08月28日
  • 禁断の罠

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    面白かった。禁断の罠ってタイトルにあるけど、あんまり禁断の雰囲気も、罠の感触も伝わらなかった。どちらかといえば「遠回しな表現」とか、「婉曲技巧集」と言った感じ。

    中山七里さんの「ハングマン〜雛鵜〜」がおもしろかった!短編ながらもしっかり殺人事件を解決してた。長編の「祝祭のハングマン」も読みたい。
    米澤穂信さん目当てで読んだのだけど、ラストがいい感じだし、この時代の日本鉄道旅が風情があってよき。一際毛色が違うので、この短編集に含めるのがよかったのかどうかは、やや疑問。
    「妻貝朋希を誰も知らない」と「大代行時代」も楽しく読めた。

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    2025年08月28日
  • 能面検事の奮迅

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    能面検事・不破俊太郎シリーズ二作目。
    今回は議員の収賄疑惑が発端となった事件である。

    相変わらず惣領美晴ががんばっていて、不破検事との嚙み合わなさにニヤニヤしながら読んだ。情報通の総務課長・仁科も絶好調。
    大阪地検内部の手柄の取り合いなども描かれ、そこから距離を保っている不破の立場の難しさを感じた。印象に残っているのは金や権力とは無縁のものを大切に思っている被疑者を、不破が手強いと評したこと。なんとなく彼の本質を垣間見たような気持がした。

    次も読みます。

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    2025年08月27日