中山七里のレビュー一覧

  • いつまでもショパン

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    これまでの岬がかかわってきた物語全てとの繋がりが盛り込まれた作品であったため、この作品の虜になった人間としてはなんとも嬉しい描写が多かった。ただ、テロの描写がリアルなだけに犯人の動機を達成するためにこれほどの犠牲が必要だったのかと思うと、なんとも腑に落ちない結末だった。

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    2024年06月19日
  • こちら空港警察

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    オーディブルにて。
    空港警察をテーマとした3つの短編集。
    空港に勤務する登場人物は同じだけど、それぞれが最終的に繋がることはない。
    まぁどんでん返しはどんでん返しだけど、短編集ということもあり、そこまでハマるでもなくサクッと読める。

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    2024年06月15日
  • スタート!

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    映画の作成はこのような順序を辿っていくのかと、初めて知った。
    映画本編のストーリーも、「なんか聞いたことのあるストーリーだな」と思っていたが実際に著者の『連続殺人鬼カエル男』であることを解説を読んで知った。こちらも読みたいと思う。

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    2024年06月08日
  • いつまでもショパン

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    中山七里先生のピアノシリーズ、こんなに細かい音楽の描写が書けるのは、余程音楽に精通しているのかと思ったら、全く音楽に無縁との事でした!
    えっ、信じられない‼️
    やはり中山七里先生はすごい‼️
    戦争もテロもなくなる世界があるのか?今回は、読み進めるのが重かった

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    2024年06月02日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    読みやすい。安定

    臓器売買の話
    私は犯人側の考えに賛成。
    臓器移植が当たり前の世の中になって欲しい。
    刑事の言う事は綺麗事に過ぎない
    移植しなければ死んでしまう人を目の前にして、
    いけない事だからなんて本当に言えるのか?
    孫娘を助けようとしたあの人を責める気には全くならない。

    自分の臓器を売る事で、お金が貰えて食べ物が買える、家賃を払える。
    臓器を提供してもらった側は、命が助かり、その後の人生健康に長生きできるかもしれない。
    それの何がダメなんだろう。

    死刑囚の臓器は必要な人に渡るように法律で決まっていればいいのに。

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    2024年05月31日
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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    サイバー対策課の延藤がネットの情報通「市民調査室」を追う話。SNSに踊らされるのは誰か、反面教師として見てしまう。犯人は勿論気になるけど、炎上が起こる様、その先の展開が気になって全く他人事に思えない。ほんとSNS気をつけないとってなる。

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    2024年05月30日
  • 警官の道

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    柚月さんのファンで、手に取りました。
    柚木さんの作品はもちろん最高でしたが、初めて読んだ長浦さんの作品が、意外にもハマりました。短編ですが、まるで長編を一冊読んだような満足感でした。

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    2024年05月24日
  • 翼がなくても

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    企業の陸上部でオリンピックを狙っていた主人公だったが、交通事故で脚を失ってしまった。犯人がよりによって、幼馴染だった。左脚を失ったが絶望の淵から這い上がり、義足を作りアスリートに戻る事を決断。そして、パラリンピックを狙うプロ選手と出会いその人に勝つ為に、走りまでも変えてしまう情熱。幼馴染の犯人は殺されてしまう。2個目の義足を作ったが金の出どころを刑事に怪しまれながらも見事に、プロ選手に勝ち越す!中々面白かった。

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    2024年05月21日
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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    ストーリーは特に驚くものでもなかったのだけど
    (勝手に期待値あげた自分が悪い)
    SNSやネットとのかかわりかたを考えされられる作品だっだ

    親世代とかにほんとかフェイクかどうやって見分けるのと言われたらうまく説明できないかも

    ネットに限らず何かを信仰陶酔していくひとはいるわけで
    それもひとそれぞれの時間の使いかただから別に否定はしないけど
    誰かを傷つけたり蔑んで排除して自分の好きなもの信じるものだけを推して生きていくようなことは良くないなと思った

    ネットリテラシーって死語なのかもとふと思ったけど
    用法用量を守って正しく使わないとなー

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    2024年05月21日
  • 毒島刑事最後の事件

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    作家刑事毒島シリーズ第二弾!
    作家になる前の刑事の時の物語。
    短編連作で、裏の真犯人を追い詰めていくというもの。さらに犬養も若手で登場、毒島の元で鍛えられている設定。

    全ての事件で毒島の毒舌が冴えわたります(笑)

    ■不倶戴天
    この世に共存できない、どうしても許せないと思うほど深く恨むこと。

    皇居周辺で二人のビジネスマンが射殺。
    犯人は、自意識とプライドばかりが高い男。毒島がこき下ろします。楽しい。

    ■伏竜鳳雛
    まだ世に知られていない大人物と有能な若者とたとえ。

    新人賞に落選し続ける男が出版社を連続爆破。
    これまた、犯人はありがちの設定..

    ■優勝劣敗
    すぐれたものが勝ち、劣ったもの

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    2024年05月19日
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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     フォロワーからの相談に的確なアドバイスを送ったり、グルメレポをきっかけに潰れかけのラーメン屋を復活させたり、どこにも流れていない芸能人の薬物情報などを言い当てたりと、絶大な影響力を誇ってきたインフルエンサー・〈市民調査室〉。しかしこのインフルエンサーはやがて複数の真実の中に細かなウソを混ぜるようになり、やがてそのフェイクニュースに惑わされた複数のフォロワーたちの影響で対象は炎上、ついには自殺する者まで出てしまう。以前から市民調査室の文章に偽善の匂いをぷんぷん感じていた警視庁直轄のサイバー犯罪対策課に所属する延藤慧司(えんどうけいじ)は、上司から捜査の指示を受ける前に〈市民調査室〉を追い始める

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    2024年05月18日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久しぶりの中山七里作品。
    帯で大どんでん返し!ってデカデカと書かれてたので心構えはしてたけど、まさかの真犯人にはちょっと無理くりっぽくて星3つ。
    時間が無い中でスリリングな展開は読んでて呼吸を忘れてしまうほどで、そのあたりのグイグイ来る感じはやっぱり好きだなーと思った。
    そういえば、中山七里作品の特徴のクロスオーバー、今回はなかったのかな?御子柴を思わせる記述はあったけど。

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    2024年05月14日
  • 境界線

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    東北大震災の凄まじさを思い出した。
    行方不明になったままの人たちの身分を借りないと生活が送れなかった人たち。
    災害を期に家も人も大事な物を失ってしまった人。生き残っても心を失ってしまった人。
    読んでで辛くなる。
    震災により大切なものを失った同級生の境界線はどこだったのか、、、

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    2024年05月11日
  • セイレーンの懺悔

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    面白かったです。確かに、少し先が読める展開ではあったけど、今回はそこが主題ではないですからね。
    マスコミ、SNSも含めて、人の不幸をめしのタネにしている、というところもあるでしょうが、正しく機能すれば犯罪の抑止力にはなると思います。
    一般市民より政治家の不正にも、もっと抑止力を発揮してほしいなぁ

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    2024年05月07日
  • 彷徨う者たち

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    宮城県警シリー三部作のサイン本買いました。サイン本って、有名書店とか古本屋でしか入手したことがなかったが、今回初めて通販で買ってみた。なんと三冊箱入りで来た。なお、本書以外は既に購入している。サイン本って高く売れるのか?一応、46/200 というシリアル番号付きだが、中山七里って都内のいろんな書店でサイン会やっているから、あまり希少価値は無いのかもしれない。

    さて内容だが、東日本大震災関連の作品なので、当事者としては複雑な思いで読み進める。後半最後の方では地元の石巻の話も設定として出てくる。昨年、荻浜・桃浦地区に行く機会があったが、まだ湾岸工事中・仮設住宅もあり、震災からだいぶ時間も経ってい

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    2024年05月01日
  • おわかれはモーツァルト

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    このシリーズを読むとクラシックが聞きたくなります。他の作品の主人公も出てきて、アベンジャーズ見たいで面白かったです。

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    2024年04月27日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    元裁判官である静おばあちゃんが、五つの事件の謎を解く、安楽椅子探偵ものの連作短編集です。

    タイトルと装画のイメージで、日常の謎を扱ったものなのかなと思ったのですが、内容は不可能犯罪を取り上げたものが多く、本格ミステリの雰囲気が感じられます。

    設定は緩めながら、他人だけじゃなく自分にも厳しい静おばあちゃんのキャラクターは、中山さんのこれまでの作品に通じるものがありました。

    最後に見られる趣向には驚きましたが、個人的にはサプライズなしのエンディングでも良かったような気がします。

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    2024年04月27日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    静おばあちゃんと玄太郎のコンビ。
    齢で言えば老老コンビなんだけど
    2人ともエネルギッシュでアクティブ。
    キレ者コンビ過ぎて侮れない( ¨̮ )
    2人に怒られそうだけど夫婦漫才のようで
    シリアスなストーリーもコミカルになってしまう…
    良い意味で!
     
    玄太郎の言動はなかなかヤヴェエところもあるんだけど
    これだけ的確にモノを言える御年寄も珍しいし、
    こういう歳の取り方は万人受けはしないにしても憧れるなぁと思う。

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    2024年04月25日
  • 闘う君の唄を

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    年少さんはそんなに大人びていないよ…

    というのはさておき、お仕事系の話かと思いきや渡瀬刑事が登場し、中盤で大きく方向性が変わる展開に。

    いや、あの展開は予想外。
    一気に違う雰囲気の小説になったね。

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    2024年04月23日
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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    ネットの闇、怖すぎでした。
    物語の中だけの話と思えないとこが余計に…

    犯人は想像してた人でなかったのですが、サイバー犯罪対策課の延藤刑事が事件解決に挑むストーリーは、おもしろいはおもしろいのですが、気分が悪くなると言うか、毒にあてられる感じが読んでいてしんどかったです。

    中山七里さんの社会問題テーマを続けて読むのはハードすぎました。少しほんわかした本を読みたくなりました。

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    2024年04月22日