中山七里のレビュー一覧

  • アポロンの嘲笑

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    ネタバレ

    この作品がフィクションであることを理解しつつ東日本大震災後の政治家や東電の混乱、それによって起きた日本の危機を思い出しながら読み進めた。あれから十数年が経ったが、東京にいながらもあの時の恐怖や混乱は忘れられない。
    そのため読み進めていく中でも非常に重たい気持ちになりながら、あの時に同じような事が起きないとも限らなかったのだと改めて国にとって重大な危機であったのだと認識した。

    加瀬が人知れず英雄になったことや純一がテロに手を貸してしまった行などややご都合主義な面があった事も否めない。しかし最後に助からないと分かっていても加瀬が幸せになって欲しかった

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    2024年08月25日
  • ヒポクラテスの試練

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    SL 2024.8.23-2024.8.25
    ヒポクラテスシリーズ3作目。
    アメリカのCDCまで巻き込んでスケールの大きな話になったわりに、ご都合主義も垣間見えてやや不満足。

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    2024年08月25日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    犬養シリーズらしく社会的な問題を裏に抱えたストーリーであった。1作目の『切り裂きジャックの告白』以来の臓器移植絡みの事件であり、最後に黒幕が犬養を責め立てるシーンがある。犬養はドクターデス事件に続き、ショックを受けてしまう。最後に主人公がかっこよく終わらないのもこのシリーズらしい。
    しかし、日本における臓器移植の問題は多々あれども、黒幕の考えはあまりにも傲慢であり、読んでいて苛立ちを感じたると同時にそう感じさせるストーリー展開は作者の巧さでもあった。

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    2024年08月18日
  • ヒポクラテスの試練

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    浦和医大の法医学研究室の真琴は、ある日急に発症した肝臓がんの患者を解剖し、エキノコックスが突然変異した虫原因によるものだと突き止める。

    新たな感染症の原因を探るべくニューヨークへ。

    そこで野良犬の肉を提供する売春宿にたどり着く。

    読みやすかった。

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    2024年08月07日
  • 騒がしい楽園

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    ネタバレ

    闘う君の唄をの続編の位置づけみたいだけど、神尾舞子は岬洋介シリーズのおやすみラフマニノフの印象のが強い。
    あのキャラがなぜに幼稚園の先生か?ってのもあるけど、幼稚園にこういう先生が居てもむしろいいかなとも思えた。
    残酷な事件が続くストーリーに引き込まれ、ハラハラしながらもその犯人にはアタリは付けてたけど、真犯人の動機にはちょっとガッカリ。
    でも、舞子と池波のコンビはいいね。
    これ以上この幼稚園で事件は起きて欲しくないけど、この2人のコンビで続編あるなら読みたい。

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    2024年08月03日
  • おわかれはモーツァルト

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    彼が登場するのを今か今かと待ってしまう。
    もう完全にファンだわ。
    今作では盲目のピアニスト榊場の背景や彼を想う人達の心情に焦点をあてており、ミステリーというよりも人間ドラマのようだった。
    モーツァルトの曲もあまり知らなかったので早速聴いてみよう。
    音楽の神に選ばれた榊場の弾くモーツァルトを一度聴いてみたいと思った。

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    2024年08月02日
  • 禁断の罠

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    斜線堂さんは現代の病理を描くのが上手いなぁ。本人ですら本当の自分の姿を知り得ないこともある。米澤さんの作品はミステリーとしても読み応えがあり、淡々と続く語り口なのに人情にあふれ、感嘆。とても好きだった。

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    2024年07月28日
  • 帝都地下迷宮

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    どんでん返しの帝王、中山七里さんの作品。
    地下で生活する謎の集団、エクスプローラー。
    捜査一課や公安を巻き込み、事件は意外な方向へ。
    いつもの中山七里さんの作品のトーンとは、また違う様な?

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    2024年07月28日
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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    SNSに限らずネットに勝手にこういう思考、嗜好だよねだからこれ興味あるよね、と表示されるのにはウンザリする。本の内容は最近本当によくSNSで見かける感じだなと。犯人は違う人が良かったな。

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    2024年07月23日
  • アポロンの嘲笑

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    フィクションではあるけれど、政府の対応や東電の対応などは、当たらずとも遠からずなのではないかと感じた。
    今の文明で人類は本当に原子力を使いこなせていると言えるのか…

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    2024年07月20日
  • 悪徳の輪舞曲

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    いよいよ御子柴の家族が登場。
    冒頭の話が読者に先入観を抱かせる。それを見事に裏切る御子柴。面白い。

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    2024年07月20日
  • ヒポクラテスの試練

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    ネタバレ

    政治家の視察旅行という点で、大体ネタが分かってしまうところが日本人の悲しい性。読みやすいのでサクッと読めます。

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    2024年07月10日
  • 翼がなくても

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    フォローしている方のレビューを読んで「読みたい」に入れていた本。

    陸上200m走でオリンピックを狙う市ノ瀬沙良は交通事故に巻きこまれ左足を切断せざるを得なくなる。加害者は隣家の幼馴染みの相楽泰輔だったが、沙良が隣家で引き籠る泰輔に恨みを募らせる中、泰輔が部屋で殺害された姿で見つかる…。
    ここから物語は二つの流れに。
    ひとつは、泰輔の事件を追う警察の捜査。こちらには、犬養隼人刑事と御子柴礼司弁護士が登場。完璧なポーカー・フェイスを操る御子柴に食い下がる犬養。丁々発止のやり取りが楽しめる。
    もうひとつは、沙良が義足のランナーとして再び200m走に挑んでいくお話。パラアスリートを巡る世界を描いて、

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    2024年07月07日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    本作はカルト団体の取り巻く実態を社会に提起するような作品である。
    欧米諸国ではカルト対策法案を策定している。一方で、日本はどうか。その疑問をノンフィクションとフィクションも交え、我々に問いかけている。

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    2024年06月30日
  • おわかれはモーツァルト

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    シリーズものだと知らずに読んでしまったが、登場人物も少なく、シンプルなストーリーでわかりやすかった。
    前作なども読んでみたい。

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    2024年06月29日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    今回のテーマは臓器売買。お金の為に子供の臓器を売る親。そんな臓器を患者の為と堂々と手に入れる医者。犠牲になった子供の為に犯人逮捕に突き進むものの、親としては答えを出せない犬養刑事。難しいテーマです

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    2024年06月25日
  • 笑え、シャイロック

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    融資をする営業部、債権を回収する渉外部。
    銀行の見方が変わった。
    確かに融資あれば回収あり、回収できないから貸倒とはいかないとだろうが、こんな時、債務者のほうが割と開き直って返せないもんは返せないとあっけらかんとしているのも、妙にリアル。
    半沢直樹よろしく決め台詞は欲しかったが、シャイロックの異名を継承しモチベーションばっきばきの主人公が、融資側の営業に移ったストーリーも見てみたい。

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    2024年06月22日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    元判事の静と車椅子で強きな地元の重鎮の玄太郎のコンビの短編集。
    独立した短編集ってよりは、時系列に沿って5個の事件が起こるって感じかな。
    それぞれのキャラが立ってて面白かったけど、どうしても短編集って私的には長作を超えない…
    2は時間あったら読んでみようかな、という感じ。

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    2024年06月21日
  • スタート!

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    映画の作成はこのような順序を辿っていくのかと、初めて知った。
    映画本編のストーリーも、「なんか聞いたことのあるストーリーだな」と思っていたが実際に著者の『連続殺人鬼カエル男』であることを解説を読んで知った。こちらも読みたいと思う。

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    2024年06月08日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    読みやすい。安定

    臓器売買の話
    私は犯人側の考えに賛成。
    臓器移植が当たり前の世の中になって欲しい。
    刑事の言う事は綺麗事に過ぎない
    移植しなければ死んでしまう人を目の前にして、
    いけない事だからなんて本当に言えるのか?
    孫娘を助けようとしたあの人を責める気には全くならない。

    自分の臓器を売る事で、お金が貰えて食べ物が買える、家賃を払える。
    臓器を提供してもらった側は、命が助かり、その後の人生健康に長生きできるかもしれない。
    それの何がダメなんだろう。

    死刑囚の臓器は必要な人に渡るように法律で決まっていればいいのに。

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    2024年05月31日