中山七里のレビュー一覧

  • TAS 特別師弟捜査員

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    さすがの中山七里…
    間違えなくのめり込んで読めた。

    高校生とは思えない大人な考え方をもつ
    登場人物たちという部分だけはさておき、
    ミステリーの側面ではスリルがあり
    一方で部活動に対する青春も味わえた。

    最後の数ページでのどんでん返しも圧巻。

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    2021年06月07日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    星3.5

    放課後時間空けててねと言った演劇部のエース美少女が昼休みに転落死した

    あまり接点のなかった慎也だが従兄弟で刑事の公彦と組んで潜入捜査を始める

    高校生が主人公で演劇部が主な舞台だからかシッカリと青春してました

    でも深い傷が残る出来事でした

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    2021年06月04日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    ネタバレ

    初期の中山七里をすっ飛ばして御子柴弁護士シリーズからずっぽりハマった身としては、初期寄りの登場人物たちに軟らかさというのか軽さを感じて、そこまではハマれません。単に面々が若いだけで、その若さに私が戸惑っているのか(笑)。

    しかし思いの外、彼らの演劇への情熱にほだされ、脚本がよければどうにかなるところを見せてもらえました。

    誰にでも優しくて努力家で自分をひけらかすような真似をしない人だからこそ恨まれる。こうして考えてみると、世間の殺人の動機のほとんどが「嫉妬」で括れてしまうのかも。

    若い子と組むなら葛城刑事!?

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    2021年05月16日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    高校生にしては
    登場人物達
    皆んなが
    大人より大人な
    言葉遣いや表現力で
    少〜し
    違和感があったけど

    ラストへ向けては
    さすがな展開で

    決して
    ハッピーエンドでもない
    結末だったけど

    後味は
    決して悪くはなかった

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    2021年05月05日
  • 帝都地下迷宮

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    社会派SFミステリ。地下鉄廃駅跡に住む集団エクスプローラーの正体と、その中で起こる殺人事件の真相は。ミステリというよりサスペンス的な感じで読めた。マニア集団、もうちょっとすごい感じで絡んでくるのかなと思いつつ。結局のところその後エクスプローラーのみんながどういう扱いされるのか、っていうところは現実的なところも含めて1番気になる話。

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    2021年05月04日
  • 帝都地下迷宮

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    設定に入り込めず。

    普段の作風とも違うもので、殺人事件よりも地下住人の真相に重点が置かれていました。丁寧な描写は相変わらずです。

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    2021年05月03日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    学園ものなので気軽に読めで面白かったです。中山七里の作品は失敗が無く、レビューを見なくても安心して購入出来るのが良いです。

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    2021年04月26日
  • 帝都地下迷宮

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    中山七里さんの作品は好きでよく読んでいますが、この作品は正直期待とは違う方向に行っちゃったかな、という感じ。そもそもの今作の背景にある原発問題にはいろいろ著者の思いもあるだろうし、その意図が理解出来ないわけではないのだが、もし政府主導で被爆住民を隠蔽するのなら、まさか地下鉄廃駅に住まわせるなんて荒唐無稽な策は仕出かさないだろう。架空の設定にしろ、もう少しリアリティを感じることができたら、もっと面白く読めたかもしれないが、あまりに非現実過ぎて、こっちが引いてしまった。
    廃駅オタの主人公もオタク的なマニアックさはあまり感じられず、考えつくのは粗だらけの策ばかり。ヒーロー的な要素を全く感じられなかっ

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    2021年03月31日
  • 合唱 岬洋介の帰還

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    幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した〈平成最悪の凶悪犯〉仙街不比等。彼の担当検事になった天生は、刑法第39条によって仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。しかし取り調べ中に突如意識を失ってしまい、目を覚ましたとき、目の前には仙街の銃殺死体があった。指紋や硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう天生。そんな彼を救うため、あの男が帰還する!

    岬洋介シリーズ七冊目(要介護探偵含め)いよいよもってオールスターキャスト。今回のタイトルが作曲家シリーズじゃないのはそういう意味での特別編なのかな?能面検事も含めて中山先生の本を読

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    2021年03月13日
  • 魔女は甦る

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    元外資系製薬会社研究員の惨殺死体が発見されることから始まる刑事モノ。

    グロい。グロ過ぎる。しょっぱなから最後までグロい。
    描写が微に入り細に入り、しかもクライマックスがスピーディーなのに長い。悪臭漂う中での格闘が続く。
    そして救われてない。
    キャラはそれぞれとても魅力的なので、哀しさが際立つ。

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    2021年02月26日
  • 帝都地下迷宮

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    ネタバレ

    サスペンスかホラーかメルヘンか。
     登場人物もストーリー展開も総じて薄っぺらい。地下鉄廃駅に人が住んでいるという都市伝説的設定を活かすことが出来なかった。

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    2021年02月07日
  • 帝都地下迷宮

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    鉄オタの主人公が、工事を装い作業服を着て、密かに地下鉄の廃駅に潜り込むと、そこにはすでに100人もの住人がいた。拉致された主人公は特別住人となるのだが、実はこの人々はすべて同じ町の出身だったのだ。すると女性住人が殺される事件が起きる。しかも、彼女は現役の公安刑事で、どうも原発の事故が絡んでいるらしいのだ。
    鉄オタの主人公が自分の知識を総動員して、住人のために動こうとするのだが…。
    一体どうなるんだ、痛快な活劇が起こるのかと期待したが、そうでもなく終わってしまった。政府の原発行政への批判は分かるんだけど、それだけじゃあね。もっとダイナミックな動き、結末が欲しかったなあ。

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    2020年10月22日
  • 帝都地下迷宮

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    東池袋の自動車暴走事故について一言しておきたかったのかな。それともそれも設定の一つとして利用しただけかな。作者の真意は分からないけど、複数の日本が抱える時事問題をうまく取り込んだもんだ。でも一番のメインであるオタクの設定が甘いと感じるんだな。もっとオタクだからこそ知っているってところがないとね。本作の廃駅って一般にも有名なものばかり。これじゃちょっとね。
    もっとも誰も知らないんじゃ、リアリティに欠けることになっちゃうか。匙加減が難しいね。

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    2020年09月26日
  • 帝都地下迷宮

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    ネタバレ

    お勧め度:☆6個(満点10個)普通に小説としては面白かったが、ミステリーとはちょっと違う気がする。プロットもしっかりしていて、読みやすかったけれど、何というかいつもの中山さんの作風らしからぬように思える。まあ、初めての鉄道ミステリーだからかもしれないけど・・・。内容は廃駅オタクの主人公が迷い込んだ地下駅で、潜んでいた集団と関わりをもつ羽目になった公務員の冒険小説みたいな感じ。その中で殺人が起きて、公安やら警視庁から追われることになる。最後に真犯人がどうなるのかはぼかされていたけど、それはそれで有りかも。

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    2020年09月06日
  • 逃亡刑事

    匿名

    粗暴な男言葉を使う体格のいい美人刑事という設定は必要だったのか。
    他人に対する態度があまりに悪く感情移入できなかった。
    結局解決していないところもあったし、すっきりしないですね。

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    2020年09月04日
  • ワルツを踊ろう

    これは

    これはミステリではなくギャグです。
    リストラされた自称エリートの主人公が面白い。
    限界集落の老人たちが閉鎖的なのはわかるが、主人公のトンチンカンな行動が笑える。
    リストラされた時点で自分の能力を知ればいいのに、能力もないのに余計なことをして村八分。
    唯一愛犬が殺されてしまうところは可哀想だったが、それ以外は自業自得でしかない。
    最後に能見が主人公を評しているがその通り。
    了衛さん!リストラされたらとりあえず再就職からスタートですよ。

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    2020年09月04日
  • 帝都地下迷宮

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    なんだろう。舞台設定は興味津々この上ないのに、ストーリーがイマイチ盛り上がりに欠けた。犯人探しなのか自由奪還なのかどちらかに絞った方が良かったかも。続編に期待。

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    2020年09月03日
  • 帝都地下迷宮

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    地下に空間があったら…小学生の頃に考えていたなぁ。ふふふ。
    秘密にしたいことはどうしてもあるのだろうけど、隠しておけばいいというものでもないような。認めるところは認めてほしいもんだ。

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    2020年08月27日
  • 帝都地下迷宮

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    本来、国や行政が守らなければならない人々が、逆に国によって迫害されている。帝都地下迷宮の人々は国の御都合で消された人々。彼らは主人公にとって己の良心の価値を問い直すものであった。手助けを決めた時、損得勘定はなかった。義務感と倫理感が背中を押してくれた。他人に尽くそうとする誠意は限界を作らない。ちっぽけな一人の公務員が己のできることのめいっぱいを振るって粉骨する背中は紛うことなき善。

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    2020年08月15日
  • 帝都地下迷宮

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    鉄道オタク(廃線跡鉄)の公務員・小日向。廃駅・地下鉄銀座線萬世橋駅を歩いているとそこで暮らす人々に遭遇する。なぜそこで暮らしているのか。そこの住人の一人が殺され、捜査一課と公安が捜査に乗り出す。小日向も地下の仲間とともに真相を解明しようと試みる。
    鉄の要素ありの私としては、その面で多少興味が沸いて読み始めた。しかしなあ、社会派なんだけれど、まあ、どうに現実味がないというか、設定が無理ありありかなあ。鉄道に関するところは目を大きく開いて読む、内容全体的には少々残念。

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    2020年08月08日