中山七里のレビュー一覧
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これは
これはミステリではなくギャグです。
リストラされた自称エリートの主人公が面白い。
限界集落の老人たちが閉鎖的なのはわかるが、主人公のトンチンカンな行動が笑える。
リストラされた時点で自分の能力を知ればいいのに、能力もないのに余計なことをして村八分。
唯一愛犬が殺されてしまうところは可哀想だったが、それ以外は自業自得でしかない。
最後に能見が主人公を評しているがその通り。
了衛さん!リストラされたらとりあえず再就職からスタートですよ。
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購入済み
もういちどベートーヴェン
登場するだけで安心できる 岬先生が 司法修習生時代の物語。いつでもブレずに 安定の岬先生が出来上がるまでの 葛藤と苦悩が描かれています。ベートーヴェンの激しさと厳しさの中にある哀しみが 岬先生とリンクしています
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Posted by ブクログ
「アマゾネス」と呼ばれる女性刑事が警官殺人の濡れ衣を着せられ、その事件の目撃者である8歳の少年とともに逃げながらも犯人に立ち向かう。
女性刑事と8歳の少年のアンバランスながらも、妙に上手くハマった名コンビ感が面白い。また、中山七里の過去作品である「ヒートアップ」に登場したインテリヤクザの山崎が存在感たっぷりに再登場し、御子柴弁護士もリップサービス程度だが登場して、中山七里作品愛読者には嬉しい演出。ただ、私の個人的感想ではあるが、女性刑事・高頭の図体がデカく、粗暴な男言葉を使い、しかしながら、顔はそこそこ美人という人物像がいまいちビジュアル的にイメージ出来ないまま終わってしまったのが難点。
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Posted by ブクログ
まあまあまあ、短篇は得手不得手があるので全体的な評価は 微妙になってしまいました。
しかし、自分が思い入れがある作品のサイドストーリーはやはり気になります。
百瀬~の田辺くんを主人公とした『鯨と煙の冒険』はよかった。百瀬~でも田辺くんのキャラクターは光っていたのでこの話が読めて嬉しかったです。
『多田便利軒、探偵業に挑戦する』は話はどうということもないのですが、相変わらずの多田×行天コンビにニヤつきます。
ただ全てのストーリーにJTの企画らしく必ず煙草、喫煙シーンがあって(不必要に)もうそれだけで気持ちが削がれた。
今の世にこういう企画は合わないと思う。 -
Posted by ブクログ
「アマゾネス」の異名を持つ刑事・高頭冴子は、
刑事殺しの容疑者になってしまう。
彼女の無実を証明できるのは、なんと8歳の少年だった───
目撃者の少年を守りながら逃げ回るうちに、冴子に芽生えてくる女性の部分というか、変化が良かった。
賢い少年と、子どもにどう接したらいいのかわからず振り回される大人の話は大好物です。
労働者の町A地区に暮す佐古ジイとセンセイもとてもいい味で。
警察署の襲撃方法に度肝を抜かれた。
「地震か??」まさか?これは想像を超えた(笑)
御子柴弁護士の名前が出た時には、もしや?と期待してしまいましたが。
養護施設の虐待問題はどうなったのか?など、少しモヤモヤは残り -
購入済み
前半は文句なし
ストーリー前半はさすがの中山さん。主人公の受難と対応力にぐいぐい引き込まれる。
ただ後半の主人公にカタルシスを感じるかどうかは人によるかな?個人的にはえっ?て感じで終わってしまった。
あと作中の経済論や安保関連なんかの解説は結構おかしい部分もあるけど、あくまで話の中の議員たちが言ってるだけだから嘘でも許されるでしょう。フィクションだし(笑)