中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの試練

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    浦和医大の法医学研究室の真琴は、ある日急に発症した肝臓がんの患者を解剖し、エキノコックスが突然変異した虫原因によるものだと突き止める。

    新たな感染症の原因を探るべくニューヨークへ。

    そこで野良犬の肉を提供する売春宿にたどり着く。

    読みやすかった。

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    2024年08月07日
  • 騒がしい楽園

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    ネタバレ

    闘う君の唄をの続編の位置づけみたいだけど、神尾舞子は岬洋介シリーズのおやすみラフマニノフの印象のが強い。
    あのキャラがなぜに幼稚園の先生か?ってのもあるけど、幼稚園にこういう先生が居てもむしろいいかなとも思えた。
    残酷な事件が続くストーリーに引き込まれ、ハラハラしながらもその犯人にはアタリは付けてたけど、真犯人の動機にはちょっとガッカリ。
    でも、舞子と池波のコンビはいいね。
    これ以上この幼稚園で事件は起きて欲しくないけど、この2人のコンビで続編あるなら読みたい。

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    2024年08月03日
  • おわかれはモーツァルト

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    彼が登場するのを今か今かと待ってしまう。
    もう完全にファンだわ。
    今作では盲目のピアニスト榊場の背景や彼を想う人達の心情に焦点をあてており、ミステリーというよりも人間ドラマのようだった。
    モーツァルトの曲もあまり知らなかったので早速聴いてみよう。
    音楽の神に選ばれた榊場の弾くモーツァルトを一度聴いてみたいと思った。

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    2024年08月02日
  • 禁断の罠

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    斜線堂さんは現代の病理を描くのが上手いなぁ。本人ですら本当の自分の姿を知り得ないこともある。米澤さんの作品はミステリーとしても読み応えがあり、淡々と続く語り口なのに人情にあふれ、感嘆。とても好きだった。

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    2024年07月28日
  • 帝都地下迷宮

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    どんでん返しの帝王、中山七里さんの作品。
    地下で生活する謎の集団、エクスプローラー。
    捜査一課や公安を巻き込み、事件は意外な方向へ。
    いつもの中山七里さんの作品のトーンとは、また違う様な?

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    2024年07月28日
  • アポロンの嘲笑

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    フィクションではあるけれど、政府の対応や東電の対応などは、当たらずとも遠からずなのではないかと感じた。
    今の文明で人類は本当に原子力を使いこなせていると言えるのか…

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    2024年07月20日
  • 悪徳の輪舞曲

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    いよいよ御子柴の家族が登場。
    冒頭の話が読者に先入観を抱かせる。それを見事に裏切る御子柴。面白い。

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    2024年07月20日
  • ヒポクラテスの試練

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    ネタバレ

    政治家の視察旅行という点で、大体ネタが分かってしまうところが日本人の悲しい性。読みやすいのでサクッと読めます。

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    2024年07月10日
  • 翼がなくても

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    フォローしている方のレビューを読んで「読みたい」に入れていた本。

    陸上200m走でオリンピックを狙う市ノ瀬沙良は交通事故に巻きこまれ左足を切断せざるを得なくなる。加害者は隣家の幼馴染みの相楽泰輔だったが、沙良が隣家で引き籠る泰輔に恨みを募らせる中、泰輔が部屋で殺害された姿で見つかる…。
    ここから物語は二つの流れに。
    ひとつは、泰輔の事件を追う警察の捜査。こちらには、犬養隼人刑事と御子柴礼司弁護士が登場。完璧なポーカー・フェイスを操る御子柴に食い下がる犬養。丁々発止のやり取りが楽しめる。
    もうひとつは、沙良が義足のランナーとして再び200m走に挑んでいくお話。パラアスリートを巡る世界を描いて、こちらもまた面白いが、二年先までスケジュールが詰まっているような著名な義肢製作者が時間を割いてくれたり、その縁で東大の研究所がサポートしてくれたりと、うまく行き過ぎるのがやや不満。身体をライバルと同じにしてライバルと同じ走法に変えるというのも、ちょっと無理筋じゃない。
    二つの話が交わるところ、トリックは分からなかったが、沙良がどうして高価な義足を手に入れることができたかは想像の範囲。いつもは悪辣さが目立つ御子柴がなんだかいい人に見えた。

    今年の4月から障害者差別解消法の改正により事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されたが、268頁の『鬼怒川は自分の眼鏡を指差した。「これがなければ日常生活にも事欠く有様ですけど、自分では大した障害だとは思っていません。それと一緒ですよ」』という文章は、合理的配慮が障害のある人もない人も同じようにできる状況を整えることが目的であり「特別扱い」ではないということを伝えるための、とても分かり易い例示だった。

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    2024年07月07日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    本作はカルト団体の取り巻く実態を社会に提起するような作品である。
    欧米諸国ではカルト対策法案を策定している。一方で、日本はどうか。その疑問をノンフィクションとフィクションも交え、我々に問いかけている。

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    2024年06月30日
  • おわかれはモーツァルト

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    シリーズものだと知らずに読んでしまったが、登場人物も少なく、シンプルなストーリーでわかりやすかった。
    前作なども読んでみたい。

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    2024年06月29日
  • 笑え、シャイロック

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    融資をする営業部、債権を回収する渉外部。
    銀行の見方が変わった。
    確かに融資あれば回収あり、回収できないから貸倒とはいかないとだろうが、こんな時、債務者のほうが割と開き直って返せないもんは返せないとあっけらかんとしているのも、妙にリアル。
    半沢直樹よろしく決め台詞は欲しかったが、シャイロックの異名を継承しモチベーションばっきばきの主人公が、融資側の営業に移ったストーリーも見てみたい。

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    2024年06月22日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    元判事の静と車椅子で強きな地元の重鎮の玄太郎のコンビの短編集。
    独立した短編集ってよりは、時系列に沿って5個の事件が起こるって感じかな。
    それぞれのキャラが立ってて面白かったけど、どうしても短編集って私的には長作を超えない…
    2は時間あったら読んでみようかな、という感じ。

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    2024年06月21日
  • スタート!

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    映画の作成はこのような順序を辿っていくのかと、初めて知った。
    映画本編のストーリーも、「なんか聞いたことのあるストーリーだな」と思っていたが実際に著者の『連続殺人鬼カエル男』であることを解説を読んで知った。こちらも読みたいと思う。

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    2024年06月08日
  • 警官の道

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    柚月さんのファンで、手に取りました。
    柚木さんの作品はもちろん最高でしたが、初めて読んだ長浦さんの作品が、意外にもハマりました。短編ですが、まるで長編を一冊読んだような満足感でした。

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    2024年05月24日
  • 翼がなくても

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    企業の陸上部でオリンピックを狙っていた主人公だったが、交通事故で脚を失ってしまった。犯人がよりによって、幼馴染だった。左脚を失ったが絶望の淵から這い上がり、義足を作りアスリートに戻る事を決断。そして、パラリンピックを狙うプロ選手と出会いその人に勝つ為に、走りまでも変えてしまう情熱。幼馴染の犯人は殺されてしまう。2個目の義足を作ったが金の出どころを刑事に怪しまれながらも見事に、プロ選手に勝ち越す!中々面白かった。

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    2024年05月21日
  • 境界線

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    東北大震災の凄まじさを思い出した。
    行方不明になったままの人たちの身分を借りないと生活が送れなかった人たち。
    災害を期に家も人も大事な物を失ってしまった人。生き残っても心を失ってしまった人。
    読んでで辛くなる。
    震災により大切なものを失った同級生の境界線はどこだったのか、、、

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    2024年05月11日
  • セイレーンの懺悔

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    面白かったです。確かに、少し先が読める展開ではあったけど、今回はそこが主題ではないですからね。
    マスコミ、SNSも含めて、人の不幸をめしのタネにしている、というところもあるでしょうが、正しく機能すれば犯罪の抑止力にはなると思います。
    一般市民より政治家の不正にも、もっと抑止力を発揮してほしいなぁ

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    2024年05月07日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    元裁判官である静おばあちゃんが、五つの事件の謎を解く、安楽椅子探偵ものの連作短編集です。

    タイトルと装画のイメージで、日常の謎を扱ったものなのかなと思ったのですが、内容は不可能犯罪を取り上げたものが多く、本格ミステリの雰囲気が感じられます。

    設定は緩めながら、他人だけじゃなく自分にも厳しい静おばあちゃんのキャラクターは、中山さんのこれまでの作品に通じるものがありました。

    最後に見られる趣向には驚きましたが、個人的にはサプライズなしのエンディングでも良かったような気がします。

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    2024年04月27日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    静おばあちゃんと玄太郎のコンビ。
    齢で言えば老老コンビなんだけど
    2人ともエネルギッシュでアクティブ。
    キレ者コンビ過ぎて侮れない( ¨̮ )
    2人に怒られそうだけど夫婦漫才のようで
    シリアスなストーリーもコミカルになってしまう…
    良い意味で!
     
    玄太郎の言動はなかなかヤヴェエところもあるんだけど
    これだけ的確にモノを言える御年寄も珍しいし、
    こういう歳の取り方は万人受けはしないにしても憧れるなぁと思う。

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    2024年04月25日