中山七里のレビュー一覧

  • 帝都地下迷宮

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    中山七里『帝都地下迷宮』PHP文芸文庫。

    地下鉄の廃駅を舞台にした奇妙な設定のミステリー小説。全く知らない世界を舞台にした物語の中、静かにミステリーが展開し、中盤までは読み応えがあるのだが、結末が余りにも中途半端で、ガッカリしてしまった。

    鉄道マニアで区役所の生活支援課で働く小日向巧は、ある日、廃駅となり、立ち入り禁止の地下鉄銀座線の萬世橋駅に潜り込む。そこで出会ったのは『エクスプローラー』と名乗る100人余りの地下で生活する謎の集団だった。彼らは何故、地下に潜らねばならなかったのか……

    そして、『エクスプローラー』の中で一人の女性が殺害され、その正体は公安の潜入捜査員だったことが明らか

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    2022年08月07日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    ここまでスプラッタばりの惨殺シーンが出てくる中山作品ってありましたかね。殺される人はそこまで多くないものの、津山三十人殺しを思い出さずにはいられず。

    高齢者のみの限界集落に戻った主人公に同情すべきなのでしょうが、いきなり拡声器でクラシック音楽を流して人々に気に入られるわけもなく、好人物には程遠い。

    いつだったかも書きましたが、こういう話を読むと坂東眞砂子の『くちぬい』を思い出して気が滅入る。もしかすると板東さんは本作の主人公に拍手喝采を送りたくなったかも。しかしこの行為すら仕向けられたことだとしたら。絶望的。

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    2022年08月05日
  • 魔女は甦る

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    カラスが怖い。。。もともとカラス苦手だったけど、これを読んで恐怖倍増で、もう近寄れない。

    最初から最後まで、なんだか不気味な雰囲気。後味もよくはなかった。二人は救われたと言えるのか、よくわからないし。まだ何か起こりそうな不穏な雰囲気。
    いつも著者の大どんでん返しにやられるので、もしかしてこんなことあるかも!?なんて途中から邪推してたら、別にそんな変なことはなかった。デビュー前の応募作品の原型だったということで、最初はそこまでどんでん返し祭りじゃなかったのかなと。
    気になるので、続編も読んでみたい。

    古手川刑事の新人っぽさも新鮮だった。その後のいろんな活躍を知っている読者からすると、なんだか

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    2022年08月03日
  • アポロンの嘲笑

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    3.11の原発事故を土台にした社会派ミステリー。殺人事件の犯人として逮捕されながら逃亡した男と追う刑事、そこに浮上する驚愕の事実。逃亡者の思いと事実を追う刑事の思いが交錯していく展開に引きずり込まれていきます。それにしても大地震、そして原発事故を巡る記述が詳細で恐ろしい。

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    2022年07月28日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    よくある、村おこしの話かと思って読んでいた。

    職も住むところも失って田舎に帰った了衛。
    7世帯9人の閉鎖的な村に溶け込もうとするが、うまくいかない。
    一人だけ了衛を理解してくれる男がいたが、彼は村八分の身だ。
    彼がごちそうしてくれた、自家菜園で作っている野菜のおいしさに感激して考え付いたのが野菜のネット販売だった。
    うまくいけば村人全員が潤う。軌道に乗れば外部から働き手が来て人も増えるかも。
    しかし味は良くても見た目の悪い野菜は売れなかった。
    期待が大きかっただけに村人の落胆は大きく、そこから了衛に対する嫌がらせが始まる。

    我慢していた了衛が爆発したのは可愛がっていた犬のヨハンが殺されたか

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    2022年07月16日
  • 魔女は甦る

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    いや〜本筋じゃない所でトラウマ級の衝撃があった!妹の話リアルすぎて、一生忘れられないかもしれない。

    なかなか後味悪くて、ゾッとする作品。
    何となく読んだら、火傷した感半端ない!笑


    これがデビュー前作品!?さすがすぎる。

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    2022年10月02日
  • 笑え、シャイロック

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    半沢直樹シリーズのような勧善懲悪ものかなと思って読んでいたら、債権回収のためならある意味では手段を選ばない微妙な後味の作品でした。
    こんなに次々とウルトラCが上手くはいかないだろうと思えるし、結城のスタンスもどこか中途半端であまり引き込まれなかった。

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    2022年05月05日
  • 逃亡刑事

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    千葉県警の捜査一課 班長の高頭冴子。アマゾネスのあだ名を持ち、身長180cmの男勝りの刑事。千葉県警の組対の生田刑事が殺された。その犯行現場を目撃したのが8歳の猛。そして猛が犯人と示したのは、殺された刑事の上司だった。
    その事件を追う高頭。周りの警察を敵に回しヤクザや路上生活者などの助けを借りながら真相に迫っていく。まさかあいつまでグルだったとは。読んでて玄葉や越田の態度にイラッww。ちょっと話が飛躍し過ぎの感は否めないけど、テンポよい展開に一気読み。

    猛の将来が少しでも良いものになりますように。せめて施設の小暮は児童虐待で逮捕されますようにww

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    2022年04月28日
  • スタート!

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    タイミングよく?現実の世界で映画界で騒動が起きている。

    だから確信を持って分かってしまった展開。

    もっと前に読めばよかったな。


    そしてやっぱり

    作品に罪はない。

    言いたくなる気持ちは分かる。

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    2022年04月20日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    今まで読んだ中山七里の中で一番イマイチだったかも。性的描写が必要以上に多く感じた。いきなりお医者さんごっこだったし…。
    優衣がやっていたことは、そのやり方ならバレるよねっておもった。特定の人の、だったらありだと思うけど。

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    2022年03月30日
  • 逃亡刑事

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    ネタバレ

    1.5倍速でドラマを見たような…。これを疾走感というのはどうかと。
    情景描写を排して締まった感じにしているわけでもなし、中途半端に刑事と少年の間に流れる情。あげく、迫撃砲がとんでくる。
    敵には敵の矜持がある、…のか?ないのか?またしても中途半端な。
    最後に黒幕が登場…が、これも中途半端に。
    立ち話で終わり!?
    書きとばした感がすごい。悪い意味で。

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    2022年03月29日
  • 帝都地下迷宮

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    鉄とは程遠い人間なので、最初入りづらいかなと思ったけど、世間に隠れた秘密の町というだけでちょっとドキドキした。
    やっぱり中山七里さんはどんでん返しなんだなぁ。

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    2022年03月21日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    面白いし、内容がわかりやすいからサクサク読める。
    けど、登場人物が限られているところから
    推測が立ちやすいのと、師弟捜査官といいつつ
    物足りない関係な感じがしてしまった。。

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    2022年01月29日
  • アポロンの嘲笑

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    3.11の震災直後の福島を舞台に起きた殺人事件。
    犯人は簡単に逮捕されたが、連行される途中で逃げ出す。

    その犯人を追う刑事は、彼の人物像を知り次第に
    逃走しているには何か訳があると考えるようになる…。

    運悪く阪神淡路大震災に遭い、家も仕事も失った人達が
    仕事を求めてやってきた福島原発で
    再度被災する。
    運命というには過酷すぎる。

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    2022年01月14日
  • ワルツを踊ろう

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    題名の「ワルツ」からは想像し得ない、怖い内容です。実話にもありそうな、限界集落、村八分、そして猟奇殺人。作中頻繁にヨハン・シュトラウスの曲が奏でられますが、最後は震え上がりました。

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    2021年12月19日
  • 逃亡刑事

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    ネタバレ

    御子柴弁護士の名前が出た時はおっ?そんな話し?っと思ったけど名前だけでしたね。
    こんな女の人が子育てしたら良いのに。
    犯人は最初に解ってたのですがスピードのある展開で読みやすく楽しめました。

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    2021年11月20日
  • 総理にされた男

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    マハさんの「総理の夫」の封切を前に、政治モノに惹かれた。
    売れない役者の主人公が総理にそっくりなネタをやっていたことで代役を?!そんなことがあるわけないはずなのに、読んでいくと現在の政治家も実は本物かどうかと思ってしまうくらい、中山さんの物語に引き込まれた。代役だったはずなのに、いつまで?引き込んだ彼にも異変が・・政治モノということで油断していた。テロのところは中山さんらしく(?)描写が細かく、とても怖かった。

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    2021年10月04日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    著者には珍しい、高校生が主人公のミステリー。
    演劇部の美少女が校舎から落ちて死亡。
    自殺か、事故か、はたまた事件か。
    真相究明のため、演劇部に入部したクラスメートの慎也。
    彼が得た情報で、タッグを組んだ従兄弟の刑事公彦が、犯人の目途をつける。
    探偵役が犯人名を明かさず、助手役の慎也はもちろん、読者にも謎を仕掛けるのは、ミステリーの常道。
    大きなどんでん返しはないが、ある喪失感と青春の苦みが余韻として残る。

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    2021年09月12日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    七里作品、最後の最後にもう一捻りあることは予想していたが、主人公・慎也にとっては辛すぎる現実だなあと同情してしまった。  

    結末が気になって一気読みしてしまうのはいつも通り。

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    2021年08月25日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    面白いは面白いのだけど 安楽椅子探偵もの。
    面白いし意表をつかれるし連作短編通しての大きなテーマがラストに解決するのも小気味良し、なんだけどやはりちょっと手放しで楽しめないのが、円のおばあちゃん、静さんにまつわるラストかな。
    娯楽作品としては楽しめるけれども、個人的には「通り過ぎる」作品だった。

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    2025年12月18日