中山七里のレビュー一覧
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高頭冴子は同期で千葉県警本部生活安全総務課に所属する山野美香から、この半年で中国人留学生や就労者の行方不明届が頻発しているという話を聞く。彼らが皆、東トルキスタンのウイグル自治区出身者であることを不審に思っていた矢先、ついに同じウイグル出身者であるヤシンジャン・カーリの遺体が見つかったことで、冴子が所属する捜査一課も犯人逮捕に向けて本格的に動くことになる。そして、話を聞いたカーリの恋人であるというグゼルはなんと、「カーリを殺したのは中国政府かもしれません」と証言する。
『逃亡刑事』に続く、高頭冴子シリーズ第2弾。国を超えて、そして公安でありながら殺人を犯してまでもウイグル人迫害をすすめる -
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御子柴弁護士シリーズ第6弾
実際に起こった大量殺人事件を題材にするその手法は既に定番化している。それに加えて池袋の事件で有名になった「上級国民」も使用し、だいぶ殺人鬼忍野の思考回路も明確になっている。洗脳・刷込みが人間をこうまで変えることができるなんて、言葉というのは本当に武器なのだと思い知らされた。少し頭が良ければその邪悪さに気づいて殺人までは行かないのだが、それを上回る狡猾さが加わった邪悪はまさに鬼に金棒である。
現行の法律では永山基準で2人がボーダーラインとなっているが、精神に異常が認められればこの基準は適用されない訳だが、異常が認められた際には何人までの上限かが現行では明確になって