中山七里のレビュー一覧

  • 禁断の罠

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    「ヤツデの一家/新川帆立」
    「大代行時代/結城真一郎」
    「妻貝朋希を誰も知らない/斜線堂有紀」
    「供米/米澤穂信」
    「ハングマン/中山七里」
    「ミステリ作家とその弟子/有栖川有栖」
    6話収録の短編集。

    一番インパクトがあったのは新川作品。
    不器量な長女と美男美女の兄妹が織り成す歪な三角関係が描かれる。
    長女の視点で進行しイヤミス感満載。
    完璧だと思っていた計画は崩れ落ち、悲哀を感じるラスト。

    結城作品も良かった。
    伏線に全く気付かずしてやられた。

    斜線堂作品は実際に起きた炎上を下敷きに描いたドラマ。
    タイトルが絶妙にマッチしていた。

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    2024年04月18日
  • 禁断の罠

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    ー禁断の罠ー
    ヤツデの一家  新川帆立
    大代行時代   結城真一郎
    妻貝朋望を誰も知らない 斜線堂有紀
    供米  米澤穂信
    ハングマンー雛鵜ー  中山七里
    ミステリ作家とその弟子  有栖川有栖


    ボリューム不要、濃度に魅せられる
    読み応え十分の短編集。

    個人的に
    後味の良さなら、『大代行時代』『ハングマン』
    ひねりを求めるなら、『ミステリ作家とその弟子』
    物悲しさと悲哀なら、『ヤツデの一家』『供米』
    やるせなさと憐憫なら『妻貝朋希を誰も知らない』

     

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    2024年04月09日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    犯人とか繋がりとかは思ってた通りやったけど
    そういう復讐の仕方か〜ってなった

    いつも通り題材が凄いのはもちろんで
    それに絡めてるけど
    今回はその中でもミステリー要素は少なく感じた

    このシリーズはいつも自分ならどうするやろうって考えさせられる永遠に答えの出ない問題を突きつけられる感じがする

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    2024年04月08日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    岬さんのシリーズが好きだったので、少し残念。チラッと出てきたけど。そして、おじいちゃんのまっすぐさ!日本にやっぱり必要な芯の強さ。
    …さよならドビッシーを読んでいると、なんか切ない。

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    2024年04月02日
  • 作家 超サバイバル術!

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    それなりに売れている作家さんの、業界で生き延びる知恵。
    三人の著者なのだが、各々がそれぞれの十のテーマについて書いていて、対談みたいになっているのは最後の章だけだった。

    業界の裏っぽいところとか、死ぬほどサバイバルな荒野で、新人賞取ったって、ライバルがアマチュアからプロになるだけで、ほぼ絶滅していくとか、この世界で生きていきたい人にも、単に小説が好きな人たちにも、面白く読めると思う。

    が。

    どなたかも書かれていたが、結局生き残っている人たちの「生存者のバイアス」からは逃れられない。
    生き残っている人たちが自分たちの体験を振り返っても、その何がポイントだったのか、生き残れなかった人たちと何

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    2024年03月28日
  • 禁断の罠

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    6人のトップ作家さん達によるアンソロジー。これはどれも面白かった。特に結城真一郎さんは初読みでしたが、いかにもありそうな・・・。

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    2024年03月20日
  • どこかでベートーヴェン

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    「ベートーヴェン」から想像がつくとおり、岬さんの過去の事件のお話。音楽家の高校に岬さんが転入してきたところから始まる嫉妬、憎悪、そして事件。先生が生徒達にかける言葉は厳しい芸術の世界で生きて来た人だからこそで高校生の立場から考えてみると重く、苦しい。“各々が秘めている才能を探す期間が学生”という言葉にはハッとした。

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    2024年03月19日
  • カインの傲慢 刑事犬養隼人

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    臓器移植、貧困、中国での臓器ビジネス。
    今回も犬養隼人!

    沙耶香ちゃんがいることで護るべきものがある犬養、、
    貧困のため身体、(性ビジネスではなく)臓器を売るしかない状況、レシピエントの切望、資金が出る、利害一致。
    でも、法の整備、海外では手術できるのに体力無くていけない、ならば国内で、臓器必要、、でも違法
    のようなループ。

    臓器提供カードに署名はしているけど、なんだかもう一度考えさせられた。

    本当に色んな知識をお持ちの方だと思う、中山七里さん。

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    2024年03月12日
  • 逃亡刑事

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    ネタバレ

    2時間もののテレビドラマ原作にならないかな
    筋は読めたものの、物語のスピード感に振り回
    されたものでラストの脱出の経過がカドカワの
    映画の様な気分で楽しめた
    実際のトコ「そんなんならんわ~」と言いたい
    のだが目まぐるしい状況の前に許してしまった

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    2024年03月11日
  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    爺さんのキャラに今ひとつ共感できなかった。とは言え中山七里が作るストーリーは読者を惹きつけるエッセンスが計算されており、最後まで読み切ってしまった。

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    2024年03月10日
  • おわかれはモーツァルト

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    中山七里『岬洋介』シリーズ第7弾。
    ひさしぶりの『岬洋介』シリーズ、前作の『合唱 岬洋介の帰還』から時間がたちすぎており、前作の記憶が…

    ショパン・コンクール2位の全盲のピアニスト・榊場隆平。
    しかし、『榊場隆平の全盲は芝居では⁇』とスキャンダラスな記事を書くフリーライター・寺下が、隆平のピアノ室で遺体で発見される…
    一転、容疑者となった隆平。

    そんな、隆平の前に現れた岬。

    岬は、隆平の容疑を晴らすために奔走する。

    しかし、フリーライター・寺下のでっちあげはひどい。何を書いても許されるのかと。
    最近の芸能スキャンダルがだぶる…
    そこまで書かなくてもと。
    売れればいいのかと。

    警察の捜

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    2024年03月09日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    短編のようで全ての話が繋がって、最後は腑に落ちたというかスッキリしました。エピローグを読んで、自分には出来ないけど主人公達のように自分の正義を曲げないで生きたいと思いました。

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    2024年03月09日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    タイトルと装丁からゆるい物語なのかな?って
    思っていたけど、しっかりがっつり事件が起きて
    満足のいく作品でした。
     
    連作短篇集でラストには安定の驚きが。
    マイルドな作品だなぁって読んでいたらちゃんと(?)
    中山ワールドになっていたので良かった。
     
    静おばあちゃんの鋭い言葉や、ぶれない芯の強い考え方、
    だけどおばあちゃんらしい物事の考え方もするから面白い。
     
    孫の円と葛城の恋路は必要だったのか?とちょっと思うけど…
     
    静おばあちゃんは他の中山作品にガッツリでてくるのでそちらも要チェック。

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    2024年03月09日
  • おわかれはモーツァルト

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    ピアノ小説といえば「蜂蜜と遠雷」、それと比べるとピアノ描写や迫力が足らず、ちょっとマニアックな情報の羅列でついていけず。謎解きも普通でアッサリ。
    ただ、こういう犯罪者がいたらどうする?という恐怖心はあった。安易に殺さず別の解決法があればもっと良かったのかも。

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    2024年03月05日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    今まで読んだ中山作品の中では個人的には響いてこない、というか入り込めない一冊だった。
    地震の描写が多く、気持ち的に怖くて入り込んで読めないのも一因だったかも。
    主人公の淳平は、強い心を持って最後までブレないかっこいい人だったが冷静に見ると振り回された感は否めない。女は怖い。

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    2024年03月03日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    破天荒でバイタリティ溢れる玄太郎に驚かされる。無茶苦茶なことを言ってるようでまともな一面もあり、静との言い争いもクスッと笑える。

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    2024年03月03日
  • 逃亡刑事

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    テンポ良くストーリーが進んでいき、読みやすかったです!暴力団員との関係、やり取りが印象に残る作品でした。

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    2024年02月20日
  • 越境刑事

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    ウイグル地区について、よく知らない
    けれどこんなこと本当にあるのかな、あるんだろうなと思い自分の無知が怖くなった。

    アマゾネス高頭冴子。

    中山七里さんのお話はどれも、人物、背景、終わりまでのストーリー展開が面白い!

    まず、キャラが豊富。
    どこか欠点があったり憎めない。
    貧困や障害、元罪人、などの多様な人物達。
    震災や音楽、スポーツ、たくさんのテーマ。
    終盤のたたみかけ、
    ますます自作を読むのが楽しみです!

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    2024年02月19日
  • セイレーンの懺悔

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    メディアを舞台とした社会派ミステリ

    報道の在り方の問題提起として読みやすくまた物語の全体像もつかみやすい

    ただ推理要素としてはパンチ力が足りない、各種登場人物の深掘りも浅い気がした

    中山七里さんの各種作品に言えることだが別シリーズの登場人物や事件が出てくるって言うのが個人的にとても好き
    これがあるだけで双方の作品に愛着が持てる

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    2024年02月18日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    ネタバレ

    【収録作品】もの言えぬ証人/像は忘れない/鉄の柩/葬儀を終えて/復讐の女神

    単行本で読んだ作品の再読。

    謹厳実直で自分に厳しい元裁判官・静と経済界の重鎮で横紙破りの暴走老人・玄太郎。どちらも他人の人生に大きな影響を与えてきたことを自覚し、覚悟して生きている。やり方は違えど勧善懲悪を是とする二人の姿は好もしく、玄太郎の暴走っぷりは小気味よい。

    しかし、後半二作は重い。
    悪いのは犯罪者であって、それを正当に裁いた者ではない。
    さらに、犯罪者の身内や元犯罪者を排斥する社会の問題。そこに悪意を向けて鬱憤晴らしをしなければやっていけないような人間を生み出す社会がおかしい。
    社会と言ってしまうと大

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    2024年02月16日