中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
御子柴弁護士シリーズ第6弾
実際に起こった大量殺人事件を題材にするその手法は既に定番化している。それに加えて池袋の事件で有名になった「上級国民」も使用し、だいぶ殺人鬼忍野の思考回路も明確になっている。洗脳・刷込みが人間をこうまで変えることができるなんて、言葉というのは本当に武器なのだと思い知らされた。少し頭が良ければその邪悪さに気づいて殺人までは行かないのだが、それを上回る狡猾さが加わった邪悪はまさに鬼に金棒である。
現行の法律では永山基準で2人がボーダーラインとなっているが、精神に異常が認められればこの基準は適用されない訳だが、異常が認められた際には何人までの上限かが現行では明確になって -
Posted by ブクログ
ネタバレいつもの中山七里さんの作風とは違う感じ
官能的シーンもあり
お互いを愛し続ける幼馴染み同志
変質者の殺人未遂事件、阪神・淡路大震災、東日本大震災、政治資金横領、海外テロ。。。
次々と主人公とその彼女(幼馴染の一卵性双子の妹)が巻き込まれていく
主人公が阪神・淡路大震災の時に助け出せたのは一人だが、姉か妹かわからない
これはもしかしてデビュー作『さよならドビュッシー』の火災時再来か?
助け出されたのは姉?妹?どっちだ?!
不謹慎だが妹であって欲しい気持ちと、物語的には姉であると面白いかもという気持ちを持ち合わせていたが、最後ハッキリわかる
あと『総理にされた男』と話がリンクしている所があったので