中山七里のレビュー一覧

  • 闘う君の唄を

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    年少さんはそんなに大人びていないよ…

    というのはさておき、お仕事系の話かと思いきや渡瀬刑事が登場し、中盤で大きく方向性が変わる展開に。

    いや、あの展開は予想外。
    一気に違う雰囲気の小説になったね。

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    2024年04月23日
  • おわかれはモーツァルト

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    盲目の人気ピアニスト・榊場隆平に因縁をつけた
    フリーライターが銃殺される。容疑者にされ窮地に
    立った榊場を、彼と同様ショパンコンクールの
    ファイナリストに名を連ねた岬洋介は救えるのか?

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    2024年09月05日
  • 禁断の罠

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    ネタバレ

    【収録作品】「ヤツデの一家」 新川帆立/「大代行時代」 結城真一郎/「妻貝朋希を誰も知らない」 斜線堂有紀/「供米」 米澤穂信/「ハングマン -雛鵜-」 中山七里/「ミステリ作家とその弟子」 有栖川有栖

    いずれも2022年~2023年に雑誌に掲載されたもの。世相を反映しているものが多い。

    「ヤツデの一家」 父親の後継者として政治家になった娘の、後妻の連れ子である兄と実妹への執着を描く。
    「大代行時代」 代行業者の話。新入社員の一人は退職代行を依頼。もう一人が依頼したことは。
    「妻貝朋希を……」 迷惑動画で炎上した男について、記者の取材に周囲の人間が答える形で事情が説明される。ファンタジー要素なしの実録ドキュメント風ミステリ。気が滅入る。
    「供米」 小此木春雪という詩人の遺稿集を出版した未亡人の思惑。盟友の目から語られる詩人の姿と二人の育んできた友情が美しい。
    「ハングマン」 シリーズものの一篇。メンバーの一人で情報収集担当の凄腕ハッカー・比米倉内記の視点で語られる。闇バイトがらみの事件。これで終わりではなさそうなので、単行本化が待たれる。
    「ミステリ作家と……」 ミステリへの皮肉、というか自虐かな。スランプ気味のミステリ作家の下に弟子入りした男の思惑は。ミステリ講義として持ち出される話が面白い。

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    2024年04月19日
  • 禁断の罠

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    「ヤツデの一家/新川帆立」
    「大代行時代/結城真一郎」
    「妻貝朋希を誰も知らない/斜線堂有紀」
    「供米/米澤穂信」
    「ハングマン/中山七里」
    「ミステリ作家とその弟子/有栖川有栖」
    6話収録の短編集。

    一番インパクトがあったのは新川作品。
    不器量な長女と美男美女の兄妹が織り成す歪な三角関係が描かれる。
    長女の視点で進行しイヤミス感満載。
    完璧だと思っていた計画は崩れ落ち、悲哀を感じるラスト。

    結城作品も良かった。
    伏線に全く気付かずしてやられた。

    斜線堂作品は実際に起きた炎上を下敷きに描いたドラマ。
    タイトルが絶妙にマッチしていた。

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    2024年04月18日
  • 禁断の罠

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    ※
    ー禁断の罠ー
    ヤツデの一家  新川帆立
    大代行時代   結城真一郎
    妻貝朋望を誰も知らない 斜線堂有紀
    供米  米澤穂信
    ハングマンー雛鵜ー  中山七里
    ミステリ作家とその弟子  有栖川有栖


    ボリューム不要、濃度に魅せられる
    読み応え十分の短編集。

    個人的に
    後味の良さなら、『大代行時代』『ハングマン』
    ひねりを求めるなら、『ミステリ作家とその弟子』
    物悲しさと悲哀なら、『ヤツデの一家』『供米』
    やるせなさと憐憫なら『妻貝朋希を誰も知らない』

     

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    2024年04月09日
  • ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人

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    ネタバレ

    犯人とか繋がりとかは思ってた通りやったけど
    そういう復讐の仕方か〜ってなった

    いつも通り題材が凄いのはもちろんで
    それに絡めてるけど
    今回はその中でもミステリー要素は少なく感じた

    このシリーズはいつも自分ならどうするやろうって考えさせられる永遠に答えの出ない問題を突きつけられる感じがする

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    2024年04月08日
  • 作家 超サバイバル術!

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    それなりに売れている作家さんの、業界で生き延びる知恵。
    三人の著者なのだが、各々がそれぞれの十のテーマについて書いていて、対談みたいになっているのは最後の章だけだった。

    業界の裏っぽいところとか、死ぬほどサバイバルな荒野で、新人賞取ったって、ライバルがアマチュアからプロになるだけで、ほぼ絶滅していくとか、この世界で生きていきたい人にも、単に小説が好きな人たちにも、面白く読めると思う。

    が。

    どなたかも書かれていたが、結局生き残っている人たちの「生存者のバイアス」からは逃れられない。
    生き残っている人たちが自分たちの体験を振り返っても、その何がポイントだったのか、生き残れなかった人たちと何が違ったのか、全然わかんないのだ。

    思い込み以外には。
    ギャブルの必勝法を語るギャンブラーみたいな感じもしたな。

    三人が三様、違うタイプを持って来て、それぞれ言ってることが違ってそこも面白いのだが、共通してるのは。

    兎に角沢山書け。
    心折るな。
    早く自分のスタイルを見つけろ。

    それだけだ。あと、思い上がるな、かな。

    昔は漫画家になりたい人向けにこういう本いっぱいあったな。
    今はむしろ漫画家になる方が簡単かもしれない。発表の場が増えたし、普通に、上手い人が増えた。漫画は、まず絵が描けないと漫画家になろうとも思わないだろうが、「文章」だけなら、日本人なら取り敢えず誰でも書けるのが違いかなと思う。それで、漫画と違って、読む方にも「読解力」がそれなりに必要だし。

    まあ色々感心したりそうかなあと思ったりしながら読んだが、絶対に間違ってるのは、当選の確率を上げるのは、宝くじをたくさん買うこと、って言ったとこだな。
    確率はあがんない。買えば買うほど、損をする確率が上がる。
    要は、平均を狙いたいのか、大きく当てたいのか。大きく当てたければ、大損する確率も上がる。コツコツやれば大損しないが、絶対勝てない。

    小説家としても、小説を書きたいのか、商業ベースで食って行きたいのか、超ベストセラー当てたいのかで、戦略も変わるのだろうが、例え悪すぎ。

    基本的には、デビュー直後の作家さん向けの内容なのだが、この業界ってどれだけ才能があろうが、いい作品が出ようが、購入者の資金が限られていると考えれば、一定以上パイは広がらないんではないか。
    業界が萎縮すると食えなくなるが、自分たちの足元脅かされても食えなくなるのはないかね。

    新人は生かさず殺さず。
    そんな本だと考えれば、怖い。

    編集者と出版社と読者は、新しい才能がどんどん出て来てほしいところだろうが、作家自身は微妙だなあ。

    もっとも1番の大問題は、この三人の作家さんの誰一人も知らないし、どの作品も知らないし、挙げられてる大家先生の誰も面白いと思わないことかもしれない。

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    2024年03月28日
  • 禁断の罠

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    6人のトップ作家さん達によるアンソロジー。これはどれも面白かった。特に結城真一郎さんは初読みでしたが、いかにもありそうな・・・。

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    2024年03月20日
  • 逃亡刑事

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    ネタバレ

    2時間もののテレビドラマ原作にならないかな
    筋は読めたものの、物語のスピード感に振り回
    されたものでラストの脱出の経過がカドカワの
    映画の様な気分で楽しめた
    実際のトコ「そんなんならんわ~」と言いたい
    のだが目まぐるしい状況の前に許してしまった

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    2024年03月11日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    短編のようで全ての話が繋がって、最後は腑に落ちたというかスッキリしました。エピローグを読んで、自分には出来ないけど主人公達のように自分の正義を曲げないで生きたいと思いました。

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    2024年03月09日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    タイトルと装丁からゆるい物語なのかな?って
    思っていたけど、しっかりがっつり事件が起きて
    満足のいく作品でした。
     
    連作短篇集でラストには安定の驚きが。
    マイルドな作品だなぁって読んでいたらちゃんと(?)
    中山ワールドになっていたので良かった。
     
    静おばあちゃんの鋭い言葉や、ぶれない芯の強い考え方、
    だけどおばあちゃんらしい物事の考え方もするから面白い。
     
    孫の円と葛城の恋路は必要だったのか?とちょっと思うけど…
     
    静おばあちゃんは他の中山作品にガッツリでてくるのでそちらも要チェック。

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    2024年03月09日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    今まで読んだ中山作品の中では個人的には響いてこない、というか入り込めない一冊だった。
    地震の描写が多く、気持ち的に怖くて入り込んで読めないのも一因だったかも。
    主人公の淳平は、強い心を持って最後までブレないかっこいい人だったが冷静に見ると振り回された感は否めない。女は怖い。

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    2024年03月03日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    破天荒でバイタリティ溢れる玄太郎に驚かされる。無茶苦茶なことを言ってるようでまともな一面もあり、静との言い争いもクスッと笑える。

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    2024年03月03日
  • 逃亡刑事

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    テンポ良くストーリーが進んでいき、読みやすかったです!暴力団員との関係、やり取りが印象に残る作品でした。

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    2024年02月20日
  • 越境刑事

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    ウイグル地区について、よく知らない
    けれどこんなこと本当にあるのかな、あるんだろうなと思い自分の無知が怖くなった。

    アマゾネス高頭冴子。

    中山七里さんのお話はどれも、人物、背景、終わりまでのストーリー展開が面白い!

    まず、キャラが豊富。
    どこか欠点があったり憎めない。
    貧困や障害、元罪人、などの多様な人物達。
    震災や音楽、スポーツ、たくさんのテーマ。
    終盤のたたみかけ、
    ますます自作を読むのが楽しみです!

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    2024年02月19日
  • セイレーンの懺悔

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    メディアを舞台とした社会派ミステリ

    報道の在り方の問題提起として読みやすくまた物語の全体像もつかみやすい

    ただ推理要素としてはパンチ力が足りない、各種登場人物の深掘りも浅い気がした

    中山七里さんの各種作品に言えることだが別シリーズの登場人物や事件が出てくるって言うのが個人的にとても好き
    これがあるだけで双方の作品に愛着が持てる

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    2024年02月18日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    ネタバレ

    【収録作品】もの言えぬ証人/像は忘れない/鉄の柩/葬儀を終えて/復讐の女神

    単行本で読んだ作品の再読。

    謹厳実直で自分に厳しい元裁判官・静と経済界の重鎮で横紙破りの暴走老人・玄太郎。どちらも他人の人生に大きな影響を与えてきたことを自覚し、覚悟して生きている。やり方は違えど勧善懲悪を是とする二人の姿は好もしく、玄太郎の暴走っぷりは小気味よい。

    しかし、後半二作は重い。
    悪いのは犯罪者であって、それを正当に裁いた者ではない。
    さらに、犯罪者の身内や元犯罪者を排斥する社会の問題。そこに悪意を向けて鬱憤晴らしをしなければやっていけないような人間を生み出す社会がおかしい。
    社会と言ってしまうと大きな話みたいだが、実際は自分の姿勢の話だ。

    静だけだと重苦しくなってしまう話だから、苦さを吹き飛ばしてくれる玄太郎の存在は大きい。

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    2024年02月16日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    ミステリーではなく社会派小説。
    二度の震災を経験した男女の数奇な運命。双子姉妹に翻弄された男のけじめ。
    なかなかの考えさせられるストーリーだが、一気読みしてしまう。この作者の小説を読んで間違いはない。

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    2024年02月15日
  • 騒がしい楽園

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    2024-019
    中山さんのストーリー展開好きだなぁ。あっという間に引き込まれました。展開自体は、そんなにだけど、池波と舞子の関係はいいね。続編に期待。

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    2024年02月14日
  • 魔女は甦る

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    ネタバレ

    登場人物がそれぞれ抱えるものがあり、それに囚われながらも自分の正義を果たそうとする。中山七里さんの小説は、そういったキャラクターの背景が詳細で引き込まれます。
    犯人にいまいち納得いかないです

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    2024年02月13日