中山七里のレビュー一覧

  • 逃亡刑事

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    ネタバレ

    最初からガッツリ引き込まれました。
    ちょっとありえない展開もあったけど、最後はハッピーエンドでホントよかった。
    猛くんに、強く幸せな未来が待っていることを願います。

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    2022年10月24日
  • スタート!

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    映画業界の裏側を少し覗かせてもらえたという思い、何かに本気で取り組むことの大切さを改めて感じさせてくれました。 いくつもアクシデントが起こるなか、一本の映画を完成させることに全力で挑む人達の姿に心から「素晴らしい」と讃えたい。

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    2022年10月16日
  • 帝都地下迷宮

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    鉄道オタクの公務員が、地下の廃駅に潜り込んだら、そこで生活する集団がいた。
    殺人事件が起き、彼らに協力するうちに、大事件に巻き込まれてゆく。集団は何者であり、殺人犯は誰なのか。
    実際に起きた事件が背景にあるが、設定にあまり現実性が無く、大きなどんでん返しもなく、著者の作品にしては物足りないか。
    しかし、2020年作家生活10周年記念12ヶ月連続刊行キャンペーンの第2作目ならよしとしよう。
    解説に書かれていたが、著者はデビュー時にすでに百通りの物語が頭にあったとは。次から次へと新作が著わせるのも納得。

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    2022年10月12日
  • 翼がなくても

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    読んでいて辛い気持ちになった。
    その辛いは可哀想とか悲しくて、、とかじゃなくて、自分を痛めつける沙良が痛々しくて顔をしかめたくなる感じ。
    裏を返せば、そこまで感情移入させる作者が凄いのか。
    犯人特定の部分で言えば、途中からこう言う筋書きかなと言うのは分かってしまった。
    でもこの話しで重要なのは犯人を当てる部分ではないと感じた。
    御子柴さんが出てきて、嬉しかった。いつの間にか御子柴さんのファンになっている自分に少し驚いた。笑

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    2022年09月26日
  • ヒポクラテスの試練

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    安定した読みやすさ。
    最後まで引っ張った自分の命より守らなければいけない秘密は想像より小さなものだった。

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    2022年09月25日
  • 人面瘡探偵

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    横溝ワールドの物語
    自分としてはどちらかというと好みではありません(笑)
    相続鑑定士の三津木六兵(ヒョウロク)とその六兵の肩に寄生した人面瘡のジンさんとで田舎の財産分割協議での殺人事件の真相を明らかにしていく物語。

    家長制度がまだ残る田舎の家で、財産分割をめぐって、相続人が次々と亡くなっていきます。
    その亡くなり方が横溝ワールドです。
    絵本の物語に見立てられた殺人になっていて、
      最初のタヌキは焼け死んで
      二番目のタヌキは首を吊り
      三番目のタヌキは流されて
    という展開

    相続人のそれぞれの思惑の中、犯人は?
    そしてその真相は?
    ということなのですが、何が好みじゃないかというと、

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    2022年09月18日
  • 帝都地下迷宮

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    ネタバレ

    読んでも読んでも新作が出て全作読破は叶いそうにもない七里センセ。解説を読んで納得、デビュー時に百もネタを持っていたなんて。書き続けることができなければ作家じゃないと言い切られたら、打ちのめされる人がいっぱいいるのでは。

    廃駅を住処とする集団。突拍子もない話ですが、現実に起きた事故をモチーフにされると、本当にこんな目に遭っている人がいるかもしれないと思わされます。

    いつも思うのは、七里センセが一般人だったら、公安に真っ先に目をつけられるのではないかということ(笑)。政府に物申して何かやってくれそうな気がします。

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    2022年09月16日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    玄太郎1人ではみちこさんでは荷が重く、暴走を苦々しく思うけど、静おばあちゃんが絡めば暴走は変わらないけどマイルドに。キャラ立ちしていて読みやすくやすく、勧善懲悪で爽快。

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    2022年09月11日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    え、えー、うっそおぉん。。。という結末
     
    私の知っている中山七里さんの作品とはまた違って、それはそれで面白いかな

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    2022年09月10日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    表紙からして軽いタッチのコージー ミステリーかと思いきや結構シリアスな事件だったりして予想外。テンポよく謎解きされていくからすぐに読める。連続ドラマ化されそうな感じ。最後の最後にファンタジー要素もあったのかとまた驚き。著者の幅広い作風にも驚いた。

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    2022年08月30日
  • ワルツを踊ろう

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    四面楚歌、理不尽、表す形容詞が足りないぐらいに苦境に立たされ孤立する主人公が一握りのチャンスで逆転をはかれるかと思った矢先に奈落に突き落とされる。ラストは読み進むのがつらくなるような凄惨を極めた展開。中山七里さんの作品を初めて読みましたがチョイスを間違えたように感じます。

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    2022年08月14日
  • 帝都地下迷宮

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    廃駅オタクの公務員小日向。
    廃駅を探索しているとなぜかそこには人が。
    しかも100人が生活していた。
    彼らは何者かなぜ地下で生活しているのか?

    内容は興味をそそられる感じだったが、結末が中途半端でなんかスッキリしない終わりかただった。

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    2022年08月12日
  • 帝都地下迷宮

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    中山七里『帝都地下迷宮』PHP文芸文庫。

    地下鉄の廃駅を舞台にした奇妙な設定のミステリー小説。全く知らない世界を舞台にした物語の中、静かにミステリーが展開し、中盤までは読み応えがあるのだが、結末が余りにも中途半端で、ガッカリしてしまった。

    鉄道マニアで区役所の生活支援課で働く小日向巧は、ある日、廃駅となり、立ち入り禁止の地下鉄銀座線の萬世橋駅に潜り込む。そこで出会ったのは『エクスプローラー』と名乗る100人余りの地下で生活する謎の集団だった。彼らは何故、地下に潜らねばならなかったのか……

    そして、『エクスプローラー』の中で一人の女性が殺害され、その正体は公安の潜入捜査員だったことが明らか

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    2022年08月07日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    ここまでスプラッタばりの惨殺シーンが出てくる中山作品ってありましたかね。殺される人はそこまで多くないものの、津山三十人殺しを思い出さずにはいられず。

    高齢者のみの限界集落に戻った主人公に同情すべきなのでしょうが、いきなり拡声器でクラシック音楽を流して人々に気に入られるわけもなく、好人物には程遠い。

    いつだったかも書きましたが、こういう話を読むと坂東眞砂子の『くちぬい』を思い出して気が滅入る。もしかすると板東さんは本作の主人公に拍手喝采を送りたくなったかも。しかしこの行為すら仕向けられたことだとしたら。絶望的。

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    2022年08月05日
  • 魔女は甦る

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    カラスが怖い。。。もともとカラス苦手だったけど、これを読んで恐怖倍増で、もう近寄れない。

    最初から最後まで、なんだか不気味な雰囲気。後味もよくはなかった。二人は救われたと言えるのか、よくわからないし。まだ何か起こりそうな不穏な雰囲気。
    いつも著者の大どんでん返しにやられるので、もしかしてこんなことあるかも!?なんて途中から邪推してたら、別にそんな変なことはなかった。デビュー前の応募作品の原型だったということで、最初はそこまでどんでん返し祭りじゃなかったのかなと。
    気になるので、続編も読んでみたい。

    古手川刑事の新人っぽさも新鮮だった。その後のいろんな活躍を知っている読者からすると、なんだか

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    2022年08月03日
  • アポロンの嘲笑

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    3.11の原発事故を土台にした社会派ミステリー。殺人事件の犯人として逮捕されながら逃亡した男と追う刑事、そこに浮上する驚愕の事実。逃亡者の思いと事実を追う刑事の思いが交錯していく展開に引きずり込まれていきます。それにしても大地震、そして原発事故を巡る記述が詳細で恐ろしい。

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    2022年07月28日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    よくある、村おこしの話かと思って読んでいた。

    職も住むところも失って田舎に帰った了衛。
    7世帯9人の閉鎖的な村に溶け込もうとするが、うまくいかない。
    一人だけ了衛を理解してくれる男がいたが、彼は村八分の身だ。
    彼がごちそうしてくれた、自家菜園で作っている野菜のおいしさに感激して考え付いたのが野菜のネット販売だった。
    うまくいけば村人全員が潤う。軌道に乗れば外部から働き手が来て人も増えるかも。
    しかし味は良くても見た目の悪い野菜は売れなかった。
    期待が大きかっただけに村人の落胆は大きく、そこから了衛に対する嫌がらせが始まる。

    我慢していた了衛が爆発したのは可愛がっていた犬のヨハンが殺されたか

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    2022年07月16日
  • ヒポクラテスの試練

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    ヒポクラテスシリーズ第3弾。エキノコックスという寄生虫による死がテーマ。中山七里さんデビューしたころは大体読んでたけど、筆が早いので最近は全然読めてなかったので、これから少しずつ追っていく予定。

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    2022年07月15日
  • 闘う君の唄を

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    中島みゆき「ファイト」
    各章だても「ファイト」の歌詞が使われています。
    幼稚園のお仕事小説と思いきや、後半はミステリーとしての真犯人が明らかになる物語

    ストーリとしては、
    埼玉の田舎の幼稚園教諭として採用された喜多嶋凛。
    その幼稚園では、モンスターペアレンツがすべてを牛耳っていて、その理由は、16年前の連続園児殺害事件。それから保護者会には逆らえなくなってしまっている状態。
    そんなモンスターペアレンツと対立しながらも、自分の理想を貫いていく凛。徐々に周りから認められていく、まさに幼稚園教諭としてのお仕事小説です。
    そんな中、16年前の事件にフォーカスが当たっていきます。
    16年前の事件とは?

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    2022年07月09日
  • 魔女は甦る

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    ネタバレ

    『さよならドビュッシー』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞するニ年前に、同賞で最終選考に残った作品です。

    幾らか加筆訂正されているとはいえ、一気に読ませる筆力の高さは、既にこの頃からだったのですね。
    流石という他ありません。

    ミステリでありながらホラーの雰囲気を纏った作品世界は終始不気味で、読み進めるごとに緊張感が増し、不安感を煽られます。

    更に、登場人物たちが抱える辛い過去の描写が、重苦しさや救いのなさを感じさせ、なんともやるせない気持ちになりました。

    物語の終わりと共に、不穏な何かが始まることを予見させる結末も印象的で、その後がとても気になります。

    『連続殺人鬼カエル男』で

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    2022年07月03日