中山七里のレビュー一覧

  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    拘置所内やそこでの死刑囚の心境、そして教誨師。
    今まで知らなかった世界を覗いた気分になった。
    本当の友情ってこんなに人を動かすんだなと思う反面、自分自身の仕事の役割を疎かにしてこんなにも友のために動けるのだろうかと感じる部分もあった。
    そして最後はまさかの急転直下で、まさしく大どんでん返し!
    でもやっぱり私には難しかったな

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    2024年10月23日
  • 毒島刑事最後の事件

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    軽快な語り口から被疑者を追い詰めていく毒島刑事が刑事を辞めるきっかけとなった事件。
    一つひとつの短編が最後の章で結ばれる。あえてこの終わり方しかなかったのか?えっと思う終わらせ方。しかし、よく考えてみるとさもありなんと思う。毒島刑事もこの終わらせ方しかないと予測していたかのようであった。

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    2024年10月21日
  • 秋山善吉工務店

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    前半はよくある、スーパーおじいちゃんが問題解決する話だったが、後半は火事の真相に迫る内容に。
    色々な要素盛り込んだなー、って感じだけど、何も考えずに楽しめる内容だった。

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    2024年10月21日
  • テミスの剣

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    ネタバレ

    面白かったが、たまたま女優がホテルから出てきて、たまたま支配人がそれを見かけたり、犯人も犯人で、何十年も前の出来事なのに、車で前を通っただけの運転手の検事の顔を覚えてて…っていうのがまあフィクションご都合主義で無理があるなあと思った。まあそれ言うと小説ほとんど成立しませんが。笑

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    2025年12月13日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    解説に書かれている『行き先不明のミステリートレイン』がピッタリだ。
    まさかこんな結末になるとは、誰も予想できないのではないだろうか。
    殺人、震災、政治問題、盛りだくさんの内容のサスペンス小説を堪能できた。
    スティグマとは、社会の多数者が少数者に押し付けたネガティブな刻印のことである。(409ページ 解説より)

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    2024年10月19日
  • 翼がなくても

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    幼馴染に車で轢かれて足を失った沙良。その相手が死体で発見される。捜査の担当はあの犬養刑事。そして相手の弁護士は御子柴と来ると、丁々発止の遣り取りが期待されたのだが、、、
    障がい者スポーツということもあるのか、犬養刑事も腰が引けているような気がする。
    何が何でも自分の思うように進めて行く沙良。高性能で高額な義肢を2度も購入した沙良とくれば、その費用の捻出もあり、死亡の経緯も想像できてくる。
    結末は御子柴弁護士と犬養刑事の良い話しにもってきているが、二人のキャラから何かスッキリしない。

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    2024年10月16日
  • 帝都地下迷宮

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    他の皆さんも仰っているように、中山七里さんの作品の中では結構異質な作品だと思います。文章の読みやすさは流石中山七里さんといったところですが、この作品の設定が現実からかなりかけ離れているというか、ファンタジー要素にちょっとだけミステリー要素が加わったという感じの作品でした。ラストも何だかあっけなかったですし。個人的には中山さんの爽快感やスピード感のある作品や、ミステリー要素の強い他の作品の方が好きです。

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    2024年10月10日
  • 逃亡刑事

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    ネタバレ

    主人公:冴子は男性顔負けの力強さを兼ね備えるが、上司にの罠に嵌まり、逃亡せざるを得なくなる。
    黒幕の正体も中山氏の作品の読者であれば見当がつき、大きなどんでん返しもなく終結する。
    冴子が警察に捕まってから奪還までの経緯はかなり現実離れしている感は否めないが、これはこれでスリリングな展開ではあった。
    個人的には冴子にまだ魅力を感じていない。刊行されている続編を読んだ後で冴子が魅力的な主人公になっていることを期待したい。

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    2024年10月06日
  • 特殊清掃人

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    特殊清掃業者〈エンドクリーナー〉には、日々、様々な依頼が押し寄せる。彼らの仕事をとおして、死者が抱えていた様々な事情が浮かび上がる。
    ノンフィクションで特殊清掃を扱う本を読んだことがあったのですが、防護服を着込んで臨む描写はなかったような。確かに感染とかのリスクはあると思うので、用心に越したことはないだろうけれども。感染のリスクとかよりも、虫がたくさんいる環境というだけで鳥肌モノ。生業にされている方には頭が下がります。

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    2024年10月06日
  • サイドストーリーズ

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    鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
    一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
    皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
    街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
    同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
    心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
    平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
    ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
    雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
    落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
    オレンジの水面(『北天の

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    2024年10月06日
  • 翼がなくても

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    ネタバレ

    結果を出すためにこんな無理をするなんて、やはり一流のアスリートは、勝利への執念が人の何倍も何十倍もなければ成功しないんだな、と終始感じながら読書。
    ただ目標を見失うことで、足元が崩れ落ちる恐怖は理解できる。とはいえ、五体満足な自分にはその痛みを完全には想像はできないが。
    自分だけでなく他の人の想いを背負っていたからこその無茶だったのかと、ラストに泣いた。

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    2024年10月04日
  • おわかれはモーツァルト

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    ネタバレ

    文庫の真ん中過ぎに、やっと登場の岬洋介!待ってました!

    今回も岬洋介の暖かい思いが、心に沁みます。


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    2024年10月02日
  • ふたたび嗤う淑女

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    ネタバレ

    第1弾ほどの生々しさはないけれど、彼女に縋った人は全員陰惨な死を迎えるところが恐ろしい。彼女の美しさを表現する言葉が第1弾とは異なっていて、そこまでの美貌を感じさせないゆえ、別人だろうと思っていたらやはり。

    七里作品のダークヒーローは嫌いになれないものだけど、このダークヒロインはまだまだ好きになれません。人をさんざん煽るだけ煽って最後にどん底へ叩き落とす。まぁ、彼女の依頼人もオイシイところを狙いすぎで同情はできないけれど。Netflixで『地面師たち』を全話一気に観たあとだったから、より面白く読めました。

    そんなにオイシイ話が転がっているわけないっちゅうの。

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    2024年09月30日
  • 中山七転八倒

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    著者ご本人の思想信条的に、感想を述べていいものか少し迷いつつ……。
    ①語彙★★★★☆
    中山七里先生ならではの豊富な語彙で紡がれる日記は、読み応え抜群。こんな言葉があるのか、こんな使い方があるのかと勉強になることが多い。
    ②登場人物数★☆☆☆☆
    日記という性質上、語り手は1人。同業の方々や出版社の人など色んな人物は出てくるが、読み進める上で覚える必要はほぼない。でも、知ってる作家さんの名前が出たりすると少し気分が高揚する。
    ③1文感想
    こんな感想を読む時間があれば、実際に本書をとって中山七里先生の破天荒な人生をなぞろう。

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    2024年09月29日
  • 禁断の罠

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    名だたる作家さんたちの短編集。読みやすい。サクッとサラッと。斜線堂有紀の短編(所謂バカッターの話)が今まで読んだ著者の長編と雰囲気がずいぶん違い皮肉が効いててとっても良かった。

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    2024年09月29日
  • 越境刑事

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    ネタバレ

    タイトルと内容の乖離がエグくて驚いた。

    タイトルからの予想
    アメリカとメキシコの国境線で薬物殺人のあれやこれや

    実際
    千葉県警の女刑事がノープランで中国に飛び込んで捕まってめちゃくちゃ拷問される

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    2024年09月27日
  • アポロンの嘲笑

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    ネタバレ

    東日本大震災直後に起きた殺人事件。容疑者の加瀬は被害者の家族と親しかった。逮捕後、護送される途中で余震があり、その隙に加瀬が逃亡。何処へ向かったのか ―― 。

    阪神淡路大震災時に両親に守られ奇跡的に助かった加瀬でしたが、その後はけして幸せではありませんでした。唯一の肉親の叔父には労働力を搾取され、学校ではいじめで暴力を受けていました。高校を卒業して就職すれば会社が倒産して職を失い…という、何のために助かったのか、助けられたのかと思うような人生だと思います。

    被害者の純一もまたついてない男でした。交際していた女性の元彼が性質の良くない男で、純一はつきまとわれ金を巻き上げられ散々でした。そして

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    2024年09月26日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    題名からは程遠い、救いようのない展開。
    主人公:了衛も竜川地区の住民たちも社会性が欠如しており嫌な面が強調されている。住民達が了衛の一挙手一投足を否定していく描写は中々の嫌らしさであった。
    一方で了衛も住民達に認めてもらうために考える方策がややずれており、これじゃあ信頼されないよなって感じ

    それとなく黒幕は予想がつき、どんでん返しはそれ程衝撃のあるものでは無かった。
    最終章で了衛が住民たちへの復讐をする描写は中山作品らしいエグさであったがちょっと長かったかな。

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    2024年09月23日
  • ヒポクラテスの悔恨

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    SL 2024.9.21-2024.9.23
    シリーズ4作目。
    連作短篇集のような構成でとても読みやすい。
    真琴と古手川も頑張っているけど、やっぱり光崎教授や渡瀬が登場すると場面が引き締まる。

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    2024年09月23日
  • 境界線

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    東日本大震災から10年以上が経ったけれど
    この物語の登場人物たちは
    何年たってもあの生々しさの中を生きている。
    強く前を向いて歩き始めてる人もいれば
    家族の死を受け入れられないでいる人、
    哀しみのあまり闇へ堕ちてしまう人もいる。
    そうなった人とならずに済んだ人
    その境界線はどこにあったのか・・・
    どんな悲しくても苦しくても
    人は闇に向かって生きてはいけない
    どうか、小さな光でもいいから明るい道を選んで歩いて行ってほしい。
    胸に迫る物語でした。

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    2024年09月22日